ジグザグとは、株式投資で株価の流れを読み取る際に用いられる指標の一つです。ローソク足では読み取りにくい上下の波動や今のトレンドの方向性を見るために用いられます。

株式投資で勝つには自分で相場を読んで判断することが大切ですが、指標も判断のサポート役として役立つことがあります。

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あまり依存しすぎてもうまくいくものではありませんが、使い方を覚えておくと今後の株式投資において一つの武器になります。そこで、ここではジグザグの概要や計算方法、有効な使い方などをお伝えしていきます。

ジグザグの概要

ジグザグとはテクニカル指標の一つで、チャートのローソク足が示す高値と安値をつないだラインのことを指します。文字通りジグザグの形をしているのが特徴です。

ジグザグは株式投資家に人気ですが、その理由は相場の流れを掴みやすいからです。

ジグザグの使い方を知っていれば、チャート上でトレンドのポイントや重要な線などを視覚化できるため、確かにどういうポイントで判断すればよいかわかりやすくなるでしょう。

ベテランの株式投資家であれば、このような指標がなくても自分でトレンドのポイントが判断可能ですが、株式投資の初心者ではそもそもトレンドラインさえどうやって引けばよいかわからないこともあります。

そういう場合に、ジグザグの使い方を知っていると便利です。ジグザグで相場の方向性をシンプルに判断し、それをもとに勝負するという方法で成績を上げている株式投資家も存在します。

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極力、シンプルに考えることが株式投資の世界では肝要です

ジグザグの計算方法

ジグザグの計算方法は、高値であれば暫定高値からN%の下落で確定、安値であれば暫定安値からN%の上昇で確定するという具合です。

暫定高値とは、安値の確定日から高値の確定までの終値のうち最も高額を記録した値であり、暫定安値とはその逆で、高値の確定日から安値の確定までの終値のうち最も低額を記録した値となります。

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「N%」とは任意に決められる値であることを表していますが、一般的には3~10%です

ジグザグの使い方:おすすめの設定

ジグザグには設定可能なパラメーターが3つあります。

3つのパラメーターとも、数値を大きくするほどざっくりとした流れを見るのに適切で、数値を小さく設定するほど細かい流れまで見えるようになりますが、基本的にはデフォルトのままで良いです。

説明しますと、高値と安値の最小期間の「Depth」、高値と安値の転換率の「Deviation」、反転と判断するのに必要な期間である「Backstep」の3つです。

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デフォルトではそれぞれ12、5、3という値になっているのでこのままでかまいませんが、高値と安値の最小期間を調節したい場合は「Depth」だけトレードスタイルに合わせて変更すれば良いです

ジグザグの使い方:基本的な売買サイン

ジグザグを使って売買サインを捉えるには、トレンドの判断が大切になります。

そもそもトレンドをどう判断するかが株式投資でもFXでも投資では悩みどころですから、その判断をサポートしてくれるジグザグの存在は株式投資初心者ほど重宝します。

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また、ダウ理論にジグザグを当てはめてみて上昇トレンド、下降トレンドを判断するというような使い方もできます

ジグザグの最も有効な使い方・手法

高値か安値かということは、ジグザグのような指標を使わなくても判断することは可能です。それなのにジグザグを使って判断することにどのようなメリットがあるのかというと、オートマチックに判断できるようになることです。

いつでも同じように機械的な判断ができるようになれば、ルールに当てはまった時には高値と安値の認識をいつでも同じように再現できることになります。

自分で判断して高値と安値にラインを引く場合、タイミングによって認識の仕方は変わってきますし、判断にブレが生じやすくなることも否めません。

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ジグザグを使うのはそのような曖昧さを排除するためです。いつでも同じ計算式によって高値と安値にラインが引かれるわけですから、相場が変わってもブレが生じません。トレード手法に再現性を求めるのであれば、役に立つ存在です

ジグザグと組み合わせで使えるテクニカル指標・具体的な使い方

ジグザグのような指標は補助的な使い方がおすすめです。メインはやはりローソク足チャートを使って自分で判断しつつ、ジグザグを使って判断の精度を高めるという使い方がよいでしょう。

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やはり相場を判断する基本は自分の目ですから、自分の分析能力を養いつつ補助的にジグザグを組み合わせて、自分の判断がどうなのか総合的に確認する際の手段として用いるのが良いです

ジグザグの使い方:留意点(ダマシ回避等)

ジグザグの使い方を覚えることでトレンドの判断がしやすくなりますが、こうした指標が常に絶対的に正しいとは限らないことに注意が必要です。

当然ながら実際と違うというのはよくあることで、ジグザグを使うとトレンドのように見えるけれど、実際はレンジ相場でまったく動きがないなんてこともあります。

ですので、ジグザグだけを基準に判断するとダマシに遭う可能性が高いです。ジグザグ以外の指標も使いつつ、自身の判断とも組み合わせて総合的に判断することを忘れないでください。

ジグザグに限った話ではありませんが、初心者にはテクニカル指標の使い方さえマスターすれば勝てるようになると考える傾向があります。

しかし、指標を信じすぎるのは危険です。「これで合っているはず」と思い込んで、連敗してもなお大金を注ぎ込むようなことにもなってしまいかねません。

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ですので、ジグザグのような指標はあくまで補助的な判断ツールと捉えましょう。あまり指標に頼りすぎると、条件が整ったら機械的にトレードするというだけになってしまいます。これでは勝ち続けることは不可能です

テクニカル指標を学びたい方へ

テクニカル指標は、本記事で紹介している指標以外にも数多くの有用な指標が存在します。

テクニカル指標は、組み合わせて利用し多面的な分析をすることによって力を発揮するケースが多いため、主要な指標は必ずカバーしたいところです。

本サイトでは、テクニカル指標に関する解説、使い方の記事を多数掲載しています。ご興味があるものをピックアップ頂いて、テクニカル分析力の向上にご活用頂ければ幸いです。

テクニカル分析を学ぶための有効な方法:書籍で学習

本記事で紹介した指標を含め、テクニカル分析は株式相場の状況を知る、或いは株式投資の判断に際して非常に有用なツールです。

そのようなテクニカル分析のためのツールは、株式投資で利益を上げるためには欠かすことができず、主要な指標は見方や使い方を確りとマスターした方が良いです。

有効な手段の一つが、本で体系的に学習する方法です。以下の記事では、テクニカル分析を学ぶ上で有用な書籍をご紹介しています。宜しければ併せてご参照下さい。

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まとめ

ジグザグについて見てきましたが、トレンドの判断に役立つものの、メインはローソク足を見て自分で判断しつつ補助的に使うというスタイルが適切です。

ただ、使い方を覚えておくとトレンドの判断に役立つことは確かなので、知っておいて損はありません。