
食品系の株主優待の中でもとくに人気の高いのが肉類です。株主優待を利用して思う存分おいしい肉を食べようというわけです。
優待としてもらった肉を日常の食事として食べるもよし、パーティーなど特別な機会に食べるもよし、いろいろな楽しみ方ができるのも肉類の魅力でしょう。
「お米パーティー」や「麺類パーティー」はなくても「お肉パーティー」はよくあるもの、その意味で数ある食品系の株主優待の中でもアピール度の高い贈呈品と言えるでしょう。
肉類の株主優待とは?

権利が確定する時期に一定の株数を保有していると肉類を贈呈品としてもらうことができる。これが肉類の株主優待です。
当然食品系の企業・銘柄が多くなりますが、直接肉類の製品を生産している企業だけでなく、飲食店系でもこのタイプの株主優待を用意している場合もあります。
ですから後述する種類ともかかわってきますが、どの分野の企業が提供しているかによって贈呈品の種類はもちろん、コンセプトや利用方法に違いが出てきます。株主優待を目的に銘柄を探す場合にはこうした詳しい内容も踏まえたうえでチェックした行きたいところです。
肉類の株主優待の種類
肉類の株主優待といってもさまざまな種類があります。この選択が難しいところでもあり、楽しいところとも言えます。
まずどんな肉が贈呈品となっているのか?ハムのように加工品を扱っているところもあれば、加工品ではない肉を扱っているところもあります。
さらに飲食店系では、系列のステーキ店などで肉類の食事を楽しめる優待券・割引券を扱っているところもあり、これも広い意味で肉類の株主優待としてカウントすることができるでしょう。
また、生産地やブランドをアピール材料にしている株主優待もあります。有名なブランド肉、または無農薬で生産された肉など、「特別な肉」であることを重視しているタイプです。量より質ともいえるでしょうか。
冒頭で触れた部分を踏まえると加工品や優待券・割引券がもらえるタイプは日常生活向け、ブランド肉をもらえるタイプは特別な機会向けと分類することもできるでしょう。
ブランド肉の中には価格の事情などでなかなか自分で購入する機会がないものもありますし、産地の都合で住んでいる地域によっては見かける機会そのものが少ないものもあります。
こうした肉を食べてみる機会としても株主優待制度はとても魅力です。
肉類の株主優待におけるメリット
種類で触れたことと重なる部分もありますが、何と言ってもおいしい肉を食べることができるのが最大のメリットです。
自分にとって本当においしいと思える肉と出会うことができれば、数ある株主優待制度の中でもとくに喜びを味わえる面があり、おすすめです。
またこれまで食べたことがない種類の肉を食べる機会も得られますし、自分ひとりで独占するのではなく、パーティーなどの機会で家族や友人・知人と分かち合うことができるのもメリットです。
「株主優待でブランド肉が手に入ったから今度一緒に食べない?」と誘えば興味を持ってくれる人はたくさんいるはずです。この点は他の食品系の株主優待にはない大きなメリットでしょう。
肉類の株主優待におけるデメリット
デメリットは当然ながら肉が好きではない人にはあまり魅力に感じない点です。株主優待目的ではなく、あくまで投資目的で株を持っている場合、肉よりもホテルや交通機関の優待制度の方がいいと感じる人は少なくないはずです。
肉が好きかどうか、食べることが好きかどうかで評価が大きく分かれるでしょう。
もうひとつ、肉は食べると胃もたれを起こす面もあります。
肉は好きだけれどもあまりたくさん食べられないという人は株主優待でたくさんの肉をもらっても消費しきれず結果的に無駄になってしまうといったデメリットもありそうです。
肉類でおすすめの株主優待一覧!厳選7選!
さまざまな種類があるだけにおすすめの株主優待にも魅力的なものがたくさんあります。まず品質の高い肉を食べたい!という方におすすめなのが秋川牧園です。
山口県を本拠に置き牛肉や卵などを生産している企業で500株以上を保有していると肉を贈呈してもらうことができます。
それから肉類をメインに扱う店舗を展開しているジャパンミートもおすすめとして外せません。とくに「肉のハナマサ」が有名でしょう。
もともと幅広い製品を扱っている店舗を展開しているだけあって肉類のラインナップも豊富なのが魅力です。また100株以上を保有していると株主優待の権利が確定するので優待を受けやすいメリットもあります。
外食産業ではペッパーフードサービスが肉好きにとってはとてもおすすめの銘柄です。ペッパーランチやいきなりステーキなど肉好きにとってはおなじみの店舗を展開している企業で、300株以上保有していると株主優待を受けることができます。
ポイントは系列店舗の優待券だけでなく、肉類をはじめとした商品をもらえる優待も用意している点です。好みに合わせて選ぶとよいでしょう。
同じく外食産業のおすすめではアスラポートダイニング。「牛角」でおなじみの店舗です。ここも系列店舗の食事券と商品のどちらかを選ぶことができます。
500株以上の保有で権利が発生しますが、もとの株価がそれほど高くないので少ない購入資金でゲットできるのも魅力です。
そしてお得度の高さでおすすめなのがすかいらーくです。外食産業を代表する企業であり、ガスト、バーミヤン、ジョナサンなど馴染みの店舗を多数展開しています。肉好きにとって見逃せないのがステーキガスト。
株主優待では優待食事券をもらうことができます。大企業ながら株価はそれほど高くなく、優待の権利が発生する100株の購入でもそれほど多額の資金を必要としないのも魅力であり、おすすめです。
ほかにはカルビ本舗や焼肉店安楽亭などを展開している安楽亭もおすすめです。
この銘柄では100株保有していると1万3000円相当の商品の贈呈と店舗で20パーセント割引される割引券を6枚もらえるなどとてもお得な内容となっています。
加工肉を扱っている会社ではやはり最大手の日本ハムはおすすめ株として外せません。
この会社は業績が好調で近年は増配が続いているので投資先の選択肢としても魅力を持っています。
株主優待もバラエティに富んでおり、自社製品の贈呈のほか、プロ野球チームを保有しているだけあってスポーツの関連グッズのプレゼント、さらには社会貢献団体への寄付なども用意されています。
肉類の株主優待のおすすめな利用方法
利用方法のポイントは2つ。日常の食生活の中でお得になる肉をゲットするか、飲食店の優待食事券をゲットするかがまずひとつ。つまり日常生活の延長線上でメリットが得られる方法です。
もうひとつは滅多に食べる機会がない高級品・ブランド品をゲットして特別な機会として楽しむ方法。何度か触れたように家族や友人と一緒に食べるのも魅力的な利用方法となるでしょう。
ハムなど保存がきく加工品をゲットして焦らず食べたいときに食べるような形で利用するのも選択肢の一つとして挙げることができるでしょう。
株主優待狙いでおすすめの証券会社ランキングトップ3!

株主優待狙いの場合は、自分が欲しい優待の銘柄を購入することが、証券会社利用の目的になると思います。そのため、大手の総合証券会社のような担当への相談や情報提供、過剰な分析ツールは不要です。
また一回の取引手数料が低く、優待を得るにあたって出来る限りコストを抑えることができる証券会社がおすすめです。
ただ、一口にネット証券といっても、手数料体系は会社によって異なりますし、同じ証券会社の手数料でも取引頻度や取引金額によって変わります。
また現在株式の最小販売株数=単元株は100株単位であり、優待目的であれば1つの会社につき数万円から数十万円の資金が目安です。要するに、「100万円以内の1回の取引手数料が安い」という条件が株主優待目的の証券会社選びではポイントになります。
上記を加味すると、ネット証券会社で取引手数料が小さい証券会社がおすすめになります!以下が、ネット証券会社の手数料まとめです。
【証券会社別:株購入額ごとの手数料】
証券会社 | 20万円以下 | 50万円以下 | 100万円以下 |
SBI証券 | 0円 (※アクティブプラン) |
0円 (※アクティブプラン) |
0円 (※アクティブプラン) |
楽天証券 | 0円 (※いちにち定額コース) |
0円 (※いちにち定額コース) |
535円 |
松井証券 | 0円 | 0円 | 1,100円 |
マネックス証券 | 198円 | 495円 | (成行注文)1,100円 (指値注文)1,650円 |
DMM.com証券 | 106円 | 198円 | 374円 |
ライブスター証券 | 106円 | 198円 | 374円 |
GMOクリック証券 | 107円 | 265円 | 479円 |
こちらの手数料表に基づくおすすめランキングは以下の通りです!

基本的には、国内の優待銘柄を購入するにあたって手数料以外の差は無いので、手数料が最も安いSBI証券がおすすめです
株主優待狙いでおすすめの証券会社ランキング1位:SBI証券
ネット証券において、口座開設数No.1を誇るSBI証券ですが、取引手数料も100万円以下で0円であり、株主優待向きの証券会社といえます。
「アクティブプラン(定額コース)」は無料で選択できますので、優待銘柄を購入数する費用はゼロで済みます!
無駄なコストをゼロに抑えられますので、株主優待を狙って株式を購入する際はSBI証券が圧倒的におすすめです。必ず口座開設しておきましょう。
私もメインの証券口座として活用しているSBI証券の詳細については、以下の記事にまとめていますので、宜しければぜひご覧ください。
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SBI証券は絶対に口座開設すべきおすすめの証券会社
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SBI証券の開設はネクシィーズトレードへ
株主優待狙いでおすすめの証券会社ランキング2位:楽天証券

SBI証券と同様に、50万円以下の取引であれば「いちにち定額コース」で手数料が0円です。SBI証券との違いは、「いちにち定額コース」は50万円超100万円以下の購入金額になると943円の手数料が必要になる点です。
100万円以下の取引であれば「超割りコース(取引都度手数料発生)」の方が安くなりますが、それでも535円が取引手数料としてかかります。
手数料面ではSBI証券に劣りますが、楽天スーパーポイントを株式購入代金や手数料支払いに当てられるので、楽天を良く利用する人は口座開設をおすすめします。
株主優待狙いでおすすめの証券会社ランキング3位:松井証券
松井証券は取引毎ではなく、1日の約定代金で料金が決まるシンプルな手数料プランになっています。1日何回取引しても50万円以下であれば手数料がかかりませんのでおすすめの証券会社です。
また松井証券は、いちはやく投資信託の手数料ゼロに取り組んだり、ウェブサイトの文字を柔軟に変えられるインターフェースを提供するなど、ユーザーに優しい証券会社でもあります。
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松井証券
まとめ
このように肉類を贈呈するタイプの株主優待は肉好きにとっては非常に魅力的な内容になっています。外食で楽しむか、家で楽しむか、高級品を楽しむか。肉を食べる楽しみに何を求めるかによっても選ぶ基準が異なってくるでしょう。
20万円程度と比較的安い資金で株主優待の権利を得られる銘柄もあるので、投資の面はあまり考えずに純粋に株主優待を目的に銘柄を選んでいくのも面白いかもしれません。