一般的な株式投資対象としても、株主優待目当てでも人気が高いのが、日用品割引・優待(スーパー・百貨店)です。
全国的にたくさんの店舗を展開していたり、業績が高く安定している企業が多かったりと、投資がしやすいからです。
また、株主優待もお得感があり、使いやすいというのもおすすめの理由です。誰もが知っているような企業ばかりですので、初心者でも投資しやすく、初めの投資にもおすすめできるところが多いです。
どんなおすすめ銘柄があるのか、メリットデメリットとしてどんな点を見られるのかを確認し、投資をしてみましょう。
日用品割引・優待(スーパー・百貨店)の株主優待とは?

日用品割引・優待(スーパー・百貨店)がもらえるところとしては、大型スーパーや全国展開しているスーパーマーケットチェーンなどが代表的です。
また、百貨店もあり、全体的によく知られた企業ばかりです。投資対象としても人気が高いので、リスクが低めで安心です。
株主優待の中身は割引や自社製品などが多く、とても使いやすいです。特にスーパー系の株主優待は、毎日の生活で役立つ商品を購入できますので利便性が高いです。
お得感が強いものも多いので、効率的な投資をすることを目指している人にもおすすめできます。
日用品割引・優待(スーパー・百貨店)の株主優待の種類

日用品割引・優待(スーパー・百貨店)の株主優待は、いくつかの種類があります。最も多いのが、提供企業の店舗で使える金券です。
また、5パーセントから10パーセント程度の割引が利くというカードをプレゼントしているところも多いです。中には利用金額に応じたキャッシュバックという株主優待もあって、個性的な特典を出しているケースもあります。
こうした割引系の株主優待と共に、店舗で販売している商品を贈呈しているのも多く見られます。組み合わせてもらえたり、どちらかを選んだりするようになっています。
それぞれの好みに応じて頼めるのがうれしいところです。
日用品割引・優待(スーパー・百貨店)の株主優待におけるメリット

日用品割引・優待(スーパー・百貨店)は、日常的によく使っているお店のショッピングがお得になるというのが、大きなメリットです。
特に定率割引の優待であれば、使い金額によってかなりお得になります。使い方次第では、相当な優待利回りとなりますので、おすすめ度が高いです。
金券であっても、毎日の生活に必要なアイテムを購入できますので、家計の節約になって助かります。
日用品割引・優待(スーパー・百貨店)の株主優待におけるデメリット
日用品割引・優待(スーパー・百貨店)は、お得感が強いものが多いですが、あまり対象店舗を使わない、自宅の近くにないという場合は、無駄になってしまいデメリットと言えます。
また、日用品割引・優待(スーパー・百貨店)のジャンルは、全体的に人気が高い銘柄が多く、単元株価も高めです。そのため、少ない投資資金だと気軽には買えません。ある程度思い切った投資が必要となります。
また、売買益が出るかどうかということもしっかりと考えないと、結局損をしてしまう羽目にもなりかねません。
日用品割引・優待(スーパー・百貨店)でおすすめの株主優待一覧!厳選6選!
「三越伊勢丹ホールディングス(3099)」
三越と伊勢丹の二つの百貨店が統合してできた会社です。国内の百貨店では最も大きな会社で、ブランド力、業績の安定性という面でもおすすめできる銘柄です。
株主優待は、「買い物ご優待カード」となっています。これは3月期において100株保有であれば利用限度額30万円で、10パーセントの割引となるカードです。
半年間であれば回数に制限はありませんので、使えば使うほどお得になります。百貨店での買い物が多い人であれば、相当な優待利回りとなりますのでおすすめ度が高いです。
「丸井グループ(8252)」
百貨店のマルイを経営しています。実店舗だけでなくネットサイトも持っていて、百貨店の中では若者世代からの支持が高いという特徴を持っています。
クレジットカード事業も好調ですし、アウトレット店などもある、厚みのある事業体制を持っているのがおすすめポイントです。
株主優待の内容としては、買い物券が贈呈されます。100株で1,000円相当の実店舗利用ができる券、そしてやはり1,000円分のサイト利用ができるクーボンがもらえます。年に2回の権利確定となりますので、お得度も高くおすすめです。
「イオン(8267)」
言わずと知れたスーパー、大型ショッピングセンターの会社です。銀行やクレジットカード、電子マネーの事業も好調で、安心して投資できる銘柄としておすすめです。
株主優待は、キャッシュバックという方法を採っています。100株保有している場合は、3パーセントのキャッシュバックがなされます。
しかも、半年間のうち100万円まで利用できますので、めいっぱい使えば3万円ものキャッシュバックとなります。かなりのお得度となりますし、気軽に日用品などの買い物に使えるのでかなりおすすめです。
「高島屋(8233)」
百貨店として、あらゆる世代から人気の商品をそろえる店舗を展開しています。インバウンド需要も大きく、業績が安定しているのが強みです。
駅ビルの中に店舗を構えるなど、立地条件が良く気軽に利用できるお店が多いというのもおすすめできる理由です。
株主優待としては、割引券が贈呈されます。10パーセントの割引となり、100株保有の場合は30万円の利用限度があります。また、店舗内で行われるイベントの無料招待などの特典もあります。
「ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(3222)」
カスミやマックスバリュー、マルエツといったスーパーマーケットの持ち株会社です。
特に関東圏での店舗エリアに対応しています。日用品割引・優待(スーパー・百貨店)の中でも、店舗数が多いですし、地域密着型の展開をしているのが特徴です。
株主優待は、3,000円分の優待券を始めとして、お米やそうめんなどの食料品の中から選ぶことができます。
「J.フロントリテイリング(3086)」
大丸と松坂屋の二つの百貨店が統合した会社です。多少異なる経営スタイルを持つ百貨店が統合することで、他にはない個性的なサービスと品ぞろえを提供することができています。
日用品割引・優待(スーパー・百貨店)としては、10パーセントの割引となる優待券を贈呈しています。長期保有で利用限度額がアップしますので、長期保有にもおすすめです。
日用品割引・優待(スーパー・百貨店)の株主優待のおすすめな利用方法
キャッシュバックや割引が多いので、よく利用する店舗の銘柄を選ぶのがおすすめです。
日用品割引・優待(スーパー・百貨店)は、全体的にお得感が強いですが、使い方次第で優待利回りも変わってきます。
家族にも優待カードが渡されるところや、回数制限がなく割引が利くところなどはよりお得になりますので、優待内容をしっかりとチェックすることが大事です。
株主優待狙いでおすすめの証券会社ランキングトップ3!

株主優待狙いの場合は、自分が欲しい優待の銘柄を購入することが、証券会社利用の目的になると思います。そのため、大手の総合証券会社のような担当への相談や情報提供、過剰な分析ツールは不要です。
また一回の取引手数料が低く、優待を得るにあたって出来る限りコストを抑えることができる証券会社がおすすめです。
ただ、一口にネット証券といっても、手数料体系は会社によって異なりますし、同じ証券会社の手数料でも取引頻度や取引金額によって変わります。
また現在株式の最小販売株数=単元株は100株単位であり、優待目的であれば1つの会社につき数万円から数十万円の資金が目安です。要するに、「100万円以内の1回の取引手数料が安い」という条件が株主優待目的の証券会社選びではポイントになります。
上記を加味すると、ネット証券会社で取引手数料が小さい証券会社がおすすめになります!以下が、ネット証券会社の手数料まとめです。
【証券会社別:株購入額ごとの手数料】
証券会社 | 20万円以下 | 50万円以下 | 100万円以下 |
SBI証券 | 0円 (※アクティブプラン) |
0円 (※アクティブプラン) |
0円 (※アクティブプラン) |
楽天証券 | 0円 (※いちにち定額コース) |
0円 (※いちにち定額コース) |
535円 |
松井証券 | 0円 | 0円 | 1,100円 |
マネックス証券 | 198円 | 495円 | (成行注文)1,100円 (指値注文)1,650円 |
DMM.com証券 | 106円 | 198円 | 374円 |
ライブスター証券 | 106円 | 198円 | 374円 |
GMOクリック証券 | 107円 | 265円 | 479円 |
こちらの手数料表に基づくおすすめランキングは以下の通りです!

基本的には、国内の優待銘柄を購入するにあたって手数料以外の差は無いので、手数料が最も安いSBI証券がおすすめです
株主優待狙いでおすすめの証券会社ランキング1位:SBI証券
ネット証券において、口座開設数No.1を誇るSBI証券ですが、取引手数料も100万円以下で0円であり、株主優待向きの証券会社といえます。
「アクティブプラン(定額コース)」は無料で選択できますので、優待銘柄を購入数する費用はゼロで済みます!
無駄なコストをゼロに抑えられますので、株主優待を狙って株式を購入する際はSBI証券が圧倒的におすすめです。必ず口座開設しておきましょう。
私もメインの証券口座として活用しているSBI証券の詳細については、以下の記事にまとめていますので、宜しければぜひご覧ください。
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SBI証券は絶対に口座開設すべきおすすめの証券会社
▼以下のリンクから口座開設できます▼
SBI証券の開設はネクシィーズトレードへ
株主優待狙いでおすすめの証券会社ランキング2位:楽天証券

SBI証券と同様に、50万円以下の取引であれば「いちにち定額コース」で手数料が0円です。SBI証券との違いは、「いちにち定額コース」は50万円超100万円以下の購入金額になると943円の手数料が必要になる点です。
100万円以下の取引であれば「超割りコース(取引都度手数料発生)」の方が安くなりますが、それでも535円が取引手数料としてかかります。
手数料面ではSBI証券に劣りますが、楽天スーパーポイントを株式購入代金や手数料支払いに当てられるので、楽天を良く利用する人は口座開設をおすすめします。
株主優待狙いでおすすめの証券会社ランキング3位:松井証券
松井証券は取引毎ではなく、1日の約定代金で料金が決まるシンプルな手数料プランになっています。1日何回取引しても50万円以下であれば手数料がかかりませんのでおすすめの証券会社です。
また松井証券は、いちはやく投資信託の手数料ゼロに取り組んだり、ウェブサイトの文字を柔軟に変えられるインターフェースを提供するなど、ユーザーに優しい証券会社でもあります。
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松井証券
まとめ
日用品割引・優待(スーパー・百貨店)は、良く知っていて普段から利用することが多いお店に投資できるというメリットがあります。株主優待の中身もお得で、投資するだけの価値がありおすすめです。
日用品割引・優待(スーパー・百貨店)ジャンルは他と比べると多少投資金額が大きくなりますが、その分だけお得感もありますので、思い切った投資をしてみるのも良いでしょう。