果物を株主優待にラインナップしている企業・銘柄も数はそれほど多くありませんが、いくつか見つけることができます。缶詰など保存がきく形で提供しているところが多く、どのような内容かによって評価が異なってくる面もあります。

また、果物だけでなく他の食品もラインナップしたうえで株主が選択するタイプの株主優待を用意しているところもあります。その場合は果物がよいのか、他の優待品がよいのかの選択も重要になってきそうです。

果物の株主優待とは?

権利が確定した段階で株主に果物を贈呈するタイプの株主優待です。やはり食料品を扱うメーカーが多いですが、高級品が用意されているところもあれば、缶詰の製品を用意しているところもあります。かなり内容がバラエティに富んでいるのもこのタイプの特徴として挙げられるでしょう。

果物は傷みやすく、しかもおいしく食べられるシーズンが決まっているのも大きな特徴です。ですから株主優待の権利がいつ確定するのか、また株主優待がいつ送られてくるのかによって贈呈品の内容も異なってきます。

どんな果物が欲しいのかだけでなく、いつもらえるのかも意識したうえで株主優待の内容をチェックしていきたいところです。

果物の株主優待の種類

扱いが少し難しい部分もあるだけに果物の株主優待にはさまざまな種類があります。特定の果物を贈呈するタイプだけでなく、さまざまな果物を詰め合わせたセットの形で贈呈するタイプも多くみられます。

果物はそれほど好き嫌いがないため、バラエティに富んだ詰め合わせの方がお得に感じる方もいるでしょう。小さいお子さんがいる家庭ならこちらの方がおすすめです。

その一方、高級品や有名な産地の果物だけを単独で贈呈するタイプもあります。こちらは品質や味にこだわる方にとっては非常に魅力のある選択肢となるかもしれません。

また野菜とセットにしたタイプもあります。ヘルシー志向が高まっているなかで果物を嗜好品としてだけでなく、健康食品の観点から扱う傾向が強まっているからでしょう。こちらは産地にこだわったものも多く、野菜とセットで高品質の食材を楽しむ機会を得ることができます。

果物だけでは株主優待として少し弱いと考えている会社も多いのでしょうか、果物を含めた複数の選択肢を用意しているタイプもあります。

例えば年に2回株主優待が贈呈される銘柄の場合には1回は果物に、もう1回は別の製品を選ぶといった利用方法もあるわけです。

また先程言ったように果物には旬の季節がありますから、春と秋で贈呈される果物が異なるといった場合もあるでしょう。

果物の株主優待におけるメリット

なんといってもおいしい果物を食べる機会を得られるのが最大のメリットです。メロンなど高級品はなかなか自分で購入して食べる機会がないという方も多いでしょうから、まさに特別な機会として楽しめるはずです。

また珍しい果物を用意している株主優待ならはじめて食べる機会にも恵まれるでしょう。

自分ひとりで食べるのではなく、家族・友人と一緒に楽しめるのもこの株主優待の魅力かもしれません。子どものおやつはもちろん、おすそ分けとしてもピッタリです。

果物の株主優待におけるデメリット

とくにデメリットはありませんが、強いてあげるとすれば傷みやすい点でしょうか。送られてきたらできるだけ早く食べないと傷んでおいしくなくなってしまう場合もあります。

冷蔵庫に保管しておく必要がある場合には場所をスペースを確保しなければならないのもデメリットに挙げられるかもしれません。

果物でおすすめの株主優待一覧!厳選5選!

果物でおすすめの株主優待ではマックスバリュ東北が挙げられます。東北地方で大規模なスーパーマーケットを展開するイオングループの会社ですが、それだけに東北地方の名産品を幅広く株主優待として扱っています。

イオングループなので安心して株を購入できるといった投資先としての魅力も挙げられるでしょう。株主優待にはりんごをはじめお米のあきたこまちなどもラインナップされています。

同じく東北地方でスーパーマーケットを展開しているアークスもおすすめです。ここも、やはりりんごをメインにしている一方、アップルジュースやギフトカードもラインナップに含めています。

おいしいリンゴを食べたい場合にはりんごを、保存がきくものがいい場合にはアップルジュースを選ぶといった使い分けもできるでしょう。

野菜の卸売りを手掛けているデリカフーズホールディングスでは、野菜と果物の詰め合わせを株主優待として扱っておりおすすめです。

普段スーパーなどではなかなか見かけない珍しい野菜や果物を用意しているのが特徴でなかなか評判を得ています。

高級メロンを株主優待として用意しているベルグアースもおすすめです。100株以上保有していると3000円相当のメロンを1玉もらうことができます。またクオカードとの選択も可能です。

ユニークなところでは柿を用意しているレシップホールディングスがおすすめです。岐阜県本巣の特産品である富有柿が株主優待として贈呈されています。

ほかにもハムの詰め合わせも用意されています。株価も安く、少ない資金で株主優待の権利を得やすい点もおすすめの理由として挙げておくべきでしょう。

ほかには食品のディスカウントストアを展開する大黒天物産もおすすめです。岡山県を本拠に事業展開を行っている会社なので、この県の特産品であるぶどうがラインナップされているのが大きな特徴です。

果物の株主優待のおすすめな利用方法

何度か触れてきたように他の製品と選択可能な形になっていることが多いのが果物の株主優待の特徴です。ですから果物だけにこだわらず株主優待の権利が発生したときにはケースバイケースで選択してみるのもおすすめです。

地域色もあるため、自分が好きな果物が名産地になっている地域を本拠にしている企業の株主優待の方が、珍しい品種や高級品をもらえる機会も多くなります。

それを狙って日ごろなかなか食べる機会がないものを食べてみる、あるいは贈り物として利用するといった方法もおすすめです。

ギフトカードと選択できるタイプが多いのも特徴です。ですからギフトカードをもらったうえで自分で果物を買うといった利用方法もあるでしょう。とくに品種にこだわらない人ならこちらの方が自由度が高いと感じるかもしれません。

野菜とセットにした株主優待があったように、果物を嗜好品としてだけでなく健康食品として扱う傾向も見られます。

デザートやおやつとして果物を楽しむのか、ダイエットや腸内環境の改善など健康目的で果物を活用するのか。目的によっても株主優待の利用方法が異なってくるでしょう。前者の場合は質が高い果物がもらえるタイプ、後者はたくさんの量をもらえる方が適しています。

株主優待狙いでおすすめの証券会社ランキングトップ3!

株主優待狙いの場合は、自分が欲しい優待の銘柄を購入することが、証券会社利用の目的になると思います。そのため、大手の総合証券会社のような担当への相談や情報提供、過剰な分析ツールは不要です。

また一回の取引手数料が低く、優待を得るにあたって出来る限りコストを抑えることができる証券会社がおすすめです。

ただ、一口にネット証券といっても、手数料体系は会社によって異なりますし、同じ証券会社の手数料でも取引頻度や取引金額によって変わります。

また現在株式の最小販売株数=単元株は100株単位であり、優待目的であれば1つの会社につき数万円から数十万円の資金が目安です。要するに、「100万円以内の1回の取引手数料が安い」という条件が株主優待目的の証券会社選びではポイントになります。

上記を加味すると、ネット証券会社で取引手数料が小さい証券会社がおすすめになります!以下が、ネット証券会社の手数料まとめです。

【証券会社別:株購入額ごとの手数料】

証券会社 20万円以下 50万円以下 100万円以下
SBI証券 0円
(※アクティブプラン)
0円
(※アクティブプラン)
0円
(※アクティブプラン)
楽天証券 0円
(※いちにち定額コース)
0円
(※いちにち定額コース)
535円
松井証券 0円 0円 1,100円
マネックス証券 198円 495円 (成行注文)1,100円
(指値注文)1,650円
DMM.com証券 106円 198円 374円
ライブスター証券 106円 198円 374円
GMOクリック証券 107円 265円 479円

こちらの手数料表に基づくおすすめランキングは以下の通りです!


TOSHATOSHA

基本的には、国内の優待銘柄を購入するにあたって手数料以外の差は無いので、手数料が最も安いSBI証券がおすすめです


株主優待狙いでおすすめの証券会社ランキング1位:SBI証券


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ネット証券において、口座開設数No.1を誇るSBI証券ですが、取引手数料も100万円以下で0円であり、株主優待向きの証券会社といえます。

「アクティブプラン(定額コース)」は無料で選択できますので、優待銘柄を購入数する費用はゼロで済みます!

無駄なコストをゼロに抑えられますので、株主優待を狙って株式を購入する際はSBI証券が圧倒的におすすめです。必ず口座開設しておきましょう。

私もメインの証券口座として活用しているSBI証券の詳細については、以下の記事にまとめていますので、宜しければぜひご覧ください。

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SBI証券は絶対に口座開設すべきおすすめの証券会社

▼以下のリンクから口座開設できます▼
SBI証券の開設はネクシィーズトレードへ

株主優待狙いでおすすめの証券会社ランキング2位:楽天証券

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SBI証券と同様に、50万円以下の取引であれば「いちにち定額コース」で手数料が0円です。SBI証券との違いは、「いちにち定額コース」は50万円超100万円以下の購入金額になると943円の手数料が必要になる点です。

100万円以下の取引であれば「超割りコース(取引都度手数料発生)」の方が安くなりますが、それでも535円が取引手数料としてかかります。

手数料面ではSBI証券に劣りますが、楽天スーパーポイントを株式購入代金や手数料支払いに当てられるので、楽天を良く利用する人は口座開設をおすすめします。

株主優待狙いでおすすめの証券会社ランキング3位:松井証券


松井証券

松井証券は取引毎ではなく、1日の約定代金で料金が決まるシンプルな手数料プランになっています。1日何回取引しても50万円以下であれば手数料がかかりませんのでおすすめの証券会社です。

また松井証券は、いちはやく投資信託の手数料ゼロに取り組んだり、ウェブサイトの文字を柔軟に変えられるインターフェースを提供するなど、ユーザーに優しい証券会社でもあります。

▼下記のリンクから口座を開設できます▼
松井証券

まとめ

いろいろな株主優待が用意されている現在では、果物は少々魅力に欠ける面もあるかもしれません。ただ高級品や名産地で栽培された品種は安価なものに比べて味がまったく異なるのも事実です。

なかなか購入する機会のない、こうした高品質な果物を株主優待で味わってみるのもよいものです。

また果物を株主優待にしている企業は株価がそれほど高くないところが多く、権利をゲットするためにそれほど多額の資金を必要としない点も魅力です。

投資の選択肢としての面も意識したうえでいろいろな銘柄とその株主優待の内容をチェックしてみてはいかがでしょうか。