お得感のある株主優待と言えば詰め合わせも見逃せません。食料品や日用品などを詰め込んだギフトのような贈答品は日常生活で役立つだけでなく、ご近所や友人へのおすそ分けにもおすすめです。
詰め合わせに含まれているいろいろな食品を食べ比べしてみるのもよし、まだ使ったことがなかった日用品をこれを機会に試してみるもよし。いろいろな楽しみを味わえるものです。
そんな詰め合わせの株主優待ですが、基本的に株主優待はその企業が扱っている商品・サービスと関係のあるものを提供するものです。
そのため詰め合わせの内容も企業・銘柄ごとに当然異なってきます。この内容をよくチェックしていくのも詰め合わせの株主優待をチェックしていくうえでの楽しみとなるでしょう。
詰め合わせの株主優待とは?
この詰め合わせの株主優待は、株主への優待制度の中でもかなり特殊な部類に入るでしょう。詰め合わせですから、とくにメインの商品があるわけではなく雑多な内容になっているケースも見られ、特定の商品を目当てに株主優待を狙うのとは状況が少し異なります。
一方、幅広い商品を扱っている企業が詰め合わせの株主優待を用意することも多く、メインの商品があるわけではないものの、その企業の商品をいろいろと試してみることができる面白みもあります。
詰め合わせの株主優待の種類
そんな詰め合わせの株主優待はいくつかの種類に分けることができます。まず扱っている商品の種類。多いのはやはり食品を詰め合わせたタイプ。
保存がきく冷凍食品やレトルト食品など郵送しやすい商品を詰め合わせたものもあれば、魚介類など特産品をセットにしているものもあります。後者の場合は特産品の産地の多彩な魅力を伝える宣伝・アピールの面も備えていることがあります。
日用品を詰め合わせにしているものもあります。消耗品のうえにそれほど商品をえり好みすることが少ない日用品の場合、もらって困ることが少なく、しかも保存もきくので使いやすいという大きなメリットがあります。
あまり特別感がないのが難点とも言えますが、便利さという点ではもっとも多くの人におすすめできる株主優待のタイプかもしれません。
またどんな企業が詰め合わせの株主優待を扱っているかによっても種類が違ってきます。まず自社製品を詰め合わせにして贈呈するタイプがあります。優待品を通して自社の商品の魅力を知ってもらおうというわけです。
一方店舗や商業施設を提供している会社の場合は、幅広いメーカーの製品を詰め合わせにしているケースも見られます。こちらの方がバラエティに富んだ内容であることが多く、面白みがあります。ただのその分内容に当たり外れが出やすい面もあるのが特徴です。
何しろいろいろな商品を組み合わせる詰め合わせですから、用意している企業によって内容が全く異なります。そのため自分にとって魅力的な商品が含まれているかどうが評価するうえでの最大のポイントとなってくるでしょう。
詰め合わせの株主優待におけるメリット
最大のメリットは何と言ってもお得感があることでしょう。いろいろな商品がセットになって送られてくるため、ボリュームもあってお得な感じがするものです。しかもその中にははじめて試してみることになる商品も多くなり、わくわく感を楽しめるのも魅力です。
また、これを機会にこれまで試してみたことがなかった食品や日用品を試してみる機会も得られます。食品の場合はとくにこれが面白いテーマになるでしょう。
名前は知っているけれども食べたことがなかったもの、わざわざお金を払って買う気がなかったものを食べる機会も得られます。いろいろと食べ比べてSNSでそれを公表する、SNSのネタにしやすい点も現代ではメリットに含めることができるでしょう。
日用品の場合はこれまで使っていたものよりもよい商品を見つける機会にも恵まれそうです。
詰め合わせの株主優待におけるデメリット
それに対してデメリットは「当たりはずれがある」点です。多くの商品が詰め込まれていればいるほど、また詰め込まれている商品がバラエティに富んでいればいるほどこのデメリットが多くなります。
10点含まれている内容のうち自分にとってうれしいのは3点だけでほかはとくに必要なかった、といったケースも見られます。そうなると株主優待のメリットは3割程度になってしまうわけです。
必要ないものを友人・知人にプレゼントするという楽しみもありますが、やはりデメリットとして挙げておくべきなのでしょう。
詰め合わせでおすすめの株主優待一覧!厳選6選!
そんな特徴を持っている詰め合わせの株主優待の中でも人気が高いのがおすすめできるのがヒロセ通商です。FXを扱っている業者として知られていますが、この会社では株主優待としてレトルトカレーをはじめとした保存食品の詰め合わせを用意しておりおすすめです。
レトルトカレー、インスタントラーメン、ミネラルウォーターなど。好き嫌いが少ないラインナップになっているので食べ比べを楽しむことができるでしょう。
飲み物の詰め合わせを用意していておすすめなのが、フルッタフルッタです。フルーツの飲料品を主に扱っている企業で、株主優待でも果汁ドリンクの詰め合わせが用意されています。無添加で、果汁ならではのおいしさを活かした味わいで人気があるので、試してみるのも面白いかもしれません。
日用品のおすすめでは日本製紙。大企業だけあってグループ企業の製品を詰め合わせにしているのが大きな特徴です。
しかも製紙会社というだけあって日常生活に欠かせない、ティッシュペーパーやトイレットペーパーをラインナップしており、当たり外れがないのもおすすめの理由です。
日本水産はこの会社らしく水産品をメインとしたレトルト食品の詰め合わせを用意しています。加熱不要の冷凍食品などユニークな商品展開を行っている会社だけに、味わってみる良い機会にもなるでしょう。
うどんをはじめ身近な食材を詰め合わせた株主優待を用意しているのが日本製粉です。老舗の製粉会社ならではのラインナップになっており、毎日の食事に活躍することが期待でき、おすすめです。
ほかには肉まん・あんまんを手掛けていることでおなじみ、井村屋も詰め合わせの株主優待を用意しているのでおすすめです。
100株以上の保有で500円相当分と少々控えめな内容ですが、カステラなどほかの会社にはなかなかない商品も扱っているのが魅力です。
詰め合わせの株主優待のおすすめな利用方法
おすすめな利用方法としては、やはり保存がよくきくものを選ぶのがポイントです。
たくさんの商品がまとめて送られてくるわけですから、急いで消費しなくても済むことが大事です。食品の場合はレトルト食品や冷凍食品が向いているでしょう。この点は家族の人数によっても利用方法が違ってきそうです。
当たり外れや無駄をできるだけ避けたい場合には、食品よりも日用品の方が適しているでしょう。
株主優待狙いでおすすめの証券会社ランキングトップ3!

株主優待狙いの場合は、自分が欲しい優待の銘柄を購入することが、証券会社利用の目的になると思います。そのため、大手の総合証券会社のような担当への相談や情報提供、過剰な分析ツールは不要です。
また一回の取引手数料が低く、優待を得るにあたって出来る限りコストを抑えることができる証券会社がおすすめです。
ただ、一口にネット証券といっても、手数料体系は会社によって異なりますし、同じ証券会社の手数料でも取引頻度や取引金額によって変わります。
また現在株式の最小販売株数=単元株は100株単位であり、優待目的であれば1つの会社につき数万円から数十万円の資金が目安です。要するに、「100万円以内の1回の取引手数料が安い」という条件が株主優待目的の証券会社選びではポイントになります。
上記を加味すると、ネット証券会社で取引手数料が小さい証券会社がおすすめになります!以下が、ネット証券会社の手数料まとめです。
【証券会社別:株購入額ごとの手数料】
証券会社 | 20万円以下 | 50万円以下 | 100万円以下 |
SBI証券 | 0円 (※アクティブプラン) |
0円 (※アクティブプラン) |
0円 (※アクティブプラン) |
楽天証券 | 0円 (※いちにち定額コース) |
0円 (※いちにち定額コース) |
535円 |
松井証券 | 0円 | 0円 | 1,100円 |
マネックス証券 | 198円 | 495円 | (成行注文)1,100円 (指値注文)1,650円 |
DMM.com証券 | 106円 | 198円 | 374円 |
ライブスター証券 | 106円 | 198円 | 374円 |
GMOクリック証券 | 107円 | 265円 | 479円 |
こちらの手数料表に基づくおすすめランキングは以下の通りです!

基本的には、国内の優待銘柄を購入するにあたって手数料以外の差は無いので、手数料が最も安いSBI証券がおすすめです
株主優待狙いでおすすめの証券会社ランキング1位:SBI証券
ネット証券において、口座開設数No.1を誇るSBI証券ですが、取引手数料も100万円以下で0円であり、株主優待向きの証券会社といえます。
「アクティブプラン(定額コース)」は無料で選択できますので、優待銘柄を購入数する費用はゼロで済みます!
無駄なコストをゼロに抑えられますので、株主優待を狙って株式を購入する際はSBI証券が圧倒的におすすめです。必ず口座開設しておきましょう。
私もメインの証券口座として活用しているSBI証券の詳細については、以下の記事にまとめていますので、宜しければぜひご覧ください。
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SBI証券は絶対に口座開設すべきおすすめの証券会社
▼以下のリンクから口座開設できます▼
SBI証券の開設はネクシィーズトレードへ
株主優待狙いでおすすめの証券会社ランキング2位:楽天証券

SBI証券と同様に、50万円以下の取引であれば「いちにち定額コース」で手数料が0円です。SBI証券との違いは、「いちにち定額コース」は50万円超100万円以下の購入金額になると943円の手数料が必要になる点です。
100万円以下の取引であれば「超割りコース(取引都度手数料発生)」の方が安くなりますが、それでも535円が取引手数料としてかかります。
手数料面ではSBI証券に劣りますが、楽天スーパーポイントを株式購入代金や手数料支払いに当てられるので、楽天を良く利用する人は口座開設をおすすめします。
株主優待狙いでおすすめの証券会社ランキング3位:松井証券
松井証券は取引毎ではなく、1日の約定代金で料金が決まるシンプルな手数料プランになっています。1日何回取引しても50万円以下であれば手数料がかかりませんのでおすすめの証券会社です。
また松井証券は、いちはやく投資信託の手数料ゼロに取り組んだり、ウェブサイトの文字を柔軟に変えられるインターフェースを提供するなど、ユーザーに優しい証券会社でもあります。
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松井証券
まとめ
詰め合わせの株主優待は、いろいろな商品をもらえる楽しみがある一方、当たりはずれが多い点、高級感があまり感じられない点にデメリットがあります。
どちらを優先するかによって評価も違ってきます。また詰め合わせの株主優待とひと口に行っても、詰め合わせられている商品の内容は各企業によってまったく異なるため比較が難しい面もあります。
それだけに自分の好みで選ぶことになるので、あまり難しく考えずに検討できる面があるかもしれません。