
投資の世界で「神様」と崇められるウォーレンバフェット氏は、超長期的にアウトパフォームしたパフォーマンスを継続してきました。
1965年以降のトータルシェアホルダーリターンは年率で平均20%を超え、55年間の投資リターンは270万パーセントに達します。
ウォーレンバフェット氏は疑うまでもなく素晴らしい投資家です。割安株への長期投資で知られていますが、長期的に各銘柄を保有する中で「全く損を出さない」というわけではありません。
本記事では、ウォーレンバフェット氏が率いるバークシャーハサウェイが現在投資しているおよそ50社のうち、2021年に買わない方が良いと考える銘柄についてご紹介します。
2021年に買ってはいけないバフェット銘柄①スノーフレーク

スノーフレークは、2020年の9月にIPOを実施したクラウドデータウェアハウジングの大手企業です。
当社が提供するクラウドデータソリューションは、ユーザーに非常に人気がある Amazon:S3やマイクロソフトのAzureと言ったストレージソリューションと連携可能で、事業規模を大きく拡大させています。
同社の売上高は2024年までに5倍となる計画であり、大きな成長が期待できますが、同社の株価はすでに超高水準に達しています。
すでに将来の成長をバリエーションに織り込んでしまっており、今買ってしまうと高値掴みになり得るため、2021年は手を出さない方が無難です。
バークシャーハサウェイは、 同社が上場する前にどうしたの発行済み株式数の2%強を取得していて、多額の含み益を現場で獲得していると見られます。
バフェット銘柄といえども買うタイミングは重要です。上場前であればともかく、現在のバリエーションでは買いは控えたほうか無難です。
2021年に買ってはいけないバフェット銘柄②PNCフィナンシャル

PMC フィナンシャルはペンシルベニア州を本拠とする金融コングロマリットです。米国内で銀行業を中心に展開しています。
ウォーレンバフェット氏は金融株が大好物であり、 PNCフィナンシャルはバフェット氏の寵愛を受け長らく保有されてきました。
しかしながら、2020年の新型コロナ感染拡大で同社の株価が下がった局面で、バフェット氏は保有しているPNCフィナンシャル株を一部売却しています。
これは憶測にすぎませんが、売却を決定したのはウォーレンバフェット氏本人ではなく、バークシャーハサウェイで投資をサポートするトッド・コームズ氏とテッド・ウェスラー氏である可能性があります。
ウォーレンバフェット氏のこれまでのスタンスは、リーマンショック時のゴールドマンサックス株の買い増しのように割安になったらさらに資金を投入するというものでした。
従来のそうしたスタンスと今回の投資行動は、ややマッチングしない面があります。
また売却理由については明言されていませんが、世代交代と共にバークシャーハサウェイは、セクターに対する見方を変えているのかもしれません。例えば、伝統的な金融株よりもテクノロジー関連株にフォーカスを置いている可能性があります。
従来のウォーレンバフェット氏の考え方からすると、先述のスノーフレークやポートフォリオ構成比が高まっているアップルを保有するという投資スタンスは、相容れないものがあります。
PNC フィナンシャルに話を戻すと、同社の株価はすでにコロナ前の水準に達しており、 直近5年間の高値付近で推移しているため、今から買いを入れるのは高値掴みにつながると可能性が高いです。
2021年に買ってはいけないバフェット銘柄③デルタ航空など航空会社株

デルタ航空は世界最大手の航空会社です。米国のアトランタを本拠としており、グローバルベイスで航空ネットワークを構築しています。
かつてはバフェット銘柄として、アメリカン航空など他の大手航空会社とともに長期的に保有をされていましたが、コロナの影響下で業績への甚大なインパクトを受け、ついに全株式を売却されました。
コロナワクチン実用化に伴う移動や経済の回復期待で、デルタ航空をはじめとする航空会社株は株価を回復させつつあります。
しかしながら足元の業績は、全く回復しておらず、2020年第4四半期決算は▲7.5億ドルの純損失を計上しています。
将来的な株価回復を見込んで今のうちに仕込んでおくという考え方はもちろんありますが、新型コロナウイルス感染症の先行きはまだまだ不透明な状況であり、米国の航空会社株への投資は慎重になったほうが賢明です。
2021年に買ってはいけないバフェット銘柄④バイオジェン

バイオジェンは米国におけるバイオテクノロジー領域の代表銘柄です。
同社が提供する多発性硬化症治療薬「テクフィディラ」が大きな利益を生み出していることに加え、開発中のアルツハイマー病治療薬の「アデュカヌマブ」は、市場から実用化が期待されています。
しかしながら、同社の株価を支えてきたこれが二つの治療薬の動向に暗雲が垂れ込めています。
「テクフィディラ」については、特許に関する訴訟に破れ独占的立場を失い、ジェネリック医薬品企業が2020年8月に同種の医薬品を発売しています。
また「アデュカヌマブ」については、米国の当局(FDA)に承認される可能性が低下する事態が発生しています。外部専門家による諮問委員会で承認に反対する結論が出てしまったためです。
こうした逆境の中で、新たな交際では出ない限りバイオジェンの事業および軟調に推移する可能性が高まってます。バフェット銘柄とはいえ手を出さない方が無難です。
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米国株取引でおすすめしたい証券会社トップ3
米国のIT関連銘柄を始めとする米国株は引き続き、世界で最も有望な投資対象であり、もし口座が無く取引ができないのであれば機会損失と言えます。
米国株を取引するにあたって重要なのが証券会社選びです。いかに有望な美国株銘柄を発見できたとしても、購入できなかったら意味がありません。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
いかにバフェット銘柄といえども、盲目的に買いという訳ではありません。特に利益を獲得するためにタイミングは重要です。
ウォーレンバフェット氏を妄信せず、自分自身による十分な分析・投資判断は必ず実施するようにしましょう。