
この記事では、元銀行員で投資歴10年以上の私が、2021年のテンバガー(10倍株)候補としてチェックしている銘柄一覧の中から、厳選した10銘柄をご紹介します。
以下のようにお考えの方に、読んでいただく意義があります。
テンバガーの過去事例・特徴・条件を知りたい
具体的なテンバガー候補銘柄を知りたい
テンバガー候補をどのように探すのか知りたい
株価が10倍になる「テンバガー(10倍株)」は、株に投資する人なら誰もがあこがれる「夢の銘柄」です。そんな「テンバガー(10倍株)」に投資して大きな利益を手にしてみたいですよね。
ただし、闇雲に探してもテンバガー(10倍株)候補は見つかりません。そんな簡単に見つかれば投資家はみんな億り人です。
テンバガー(10倍株)には固有の特徴と条件が存在します。低位株・時価総額・上場市場といった形式的な条件も大事ではありますが、これらはあくまで参考情報です。
テンバガー候補を絞り込むために、テンバガーとなる企業の「本質」とは何か。それは「爆発的な成長が期待でき株価上昇が見込める企業」、つまり企業の事業成長力がテンバガーの本質です。
事業成長の可能性を見抜くためには、企業を目利きするデューデリジェンス力が必須です。

本記事では、銘柄の分析にあたり銀行員として培った、デューデリジェンス、データ分析の力を活用してテンバガー候補を選んでいます
それでは、以下で解説・候補を紹介していますのでご覧ください。
※株式投資は自己責任でお願いします
本サイトで紹介した過去のテンバガー候補の実績:株価4倍以上を実現するもテンバガー達成はならず

本記事は2021年に改めて更新し銘柄も見直していますが、まず初めに、過去に私が厳選し、本サイトで紹介したおすすめテンバガー候補について、実績を振り返りたいと思います。
2019年1月初めに記事を公開した際には、10銘柄をテンバガー候補として紹介し、2020年末まで掲載しており、およそ2年で延べおよそ20万名の方に見て頂きました。

記事を見て頂いていた方、本当にありがとうございます
紹介したテンバガー候補銘柄と、最初に記事で紹介してから2020年末までの株価の値動きは以下の通りです。
紹介したテンバガー候補 | 2年間の上昇率 | 2019年1月初の株価 | 2020年12月末の株価 |
エルティーエス | +207% | 1,355 | 4,155 |
すららネット | +323% | 1,282 | 5,420 |
オロ | +127% | 1,932 | 4,385 |
インターネット・インフィニティ | -8% | 568 | 522 |
マークラインズ | +123% | 1,179 | 2,625 |
セグエグループ | +76% | 772 | 1,361 |
テクノスジャパン | 0% | 678 | 675 |
ロゼッタ | +17% | 1,665 | 1,949 |
データ・セクション | -28% | 610 | 441 |
日本サード・パーティ | 27% | 612 | 778 |
もちろん相場全体の動向はあるものの、株価上昇が7銘柄、ほぼ横這い2銘柄、下落が1銘柄となりました。
うち、株価4倍以上がすららネット、3倍以上がエルティーエス、2倍以上がオロとマークラインズと、ダブルバガー以上が4銘柄という結果です。
惜しくもテンバガー達成とはなりませんでしたが、まずまずの結果だと思います。現実的には不可能ですが仮に各銘柄にぴったり100万円ずつ、合計1,000万円投資していたら、2,094万円になっていた計算です。

私自身も上記のテンバガー候補に中長期目線で投資しており、相応の収益を獲得しています
因みに、2019年1月初の株価と2020年末までの2年間における高値ベースで以下のようになります。
紹介したテンバガー候補 | 上昇率 | 2019年1月初の株価 | 2020年12月末までの高値 |
エルティーエス | 349% | 1,355 | 6,090 |
すららネット | 593% | 1,282 | 8,880 |
オロ | 132% | 1,932 | 4,480 |
インターネット・インフィニティ | 72% | 568 | 977 |
マークラインズ | 142% | 1,179 | 2,856 |
セグエグループ | 106% | 772 | 1,589 |
テクノスジャパン | 44% | 678 | 975 |
ロゼッタ | 170% | 1,665 | 4,500 |
データ・セクション | 33% | 610 | 814 |
日本サード・パーティ | 91% | 612 | 1,171 |
高値ベースでも、テンバガーは達成できませんでしたが、株価が大幅上昇している銘柄がずらりと並んでいます。
それでは以下にて、テンバガーの過去事例や論理的分析から紐解かれるテンバガーの条件を元に厳選した、2021年のテンバガー候補銘柄をご紹介していきます。

相場に絶対はありませんし、投資は自己責任ですが、今回ご紹介する銘柄も厳選に厳選を重ねています。皆様の投資検討の参考になれば幸いです
テンバガー(10倍株)の過去事例:具体的にどのような特徴があるか?
テンバガー(10倍株)候補を発掘する上で、過去のテンバガー銘柄の分析は非常に重要です。
「温故知新」の考え方はテンバガー (10倍株) 候補を見出すうえで役立ちます。過去のテンバガー銘柄を分析し特徴を抽出することで、将来的なテンバガー候補を発掘することができます。
2020年のテンバガー達成銘柄:BASEとテラがテンバガー化
それでは2020年のテンバガー事例を確認します。2020年は新型コロナウイルスの影響下で株価が大きく動いており、最安値・最高値の差で2つのテンバガー銘柄が輩出されています。
・BASE
・テラ
いずれの銘柄も新型コロナウイルス感染拡大によって生じたトレンドに乗って株価を急上昇させた銘柄です。
BASEはネットショップ作成サービスを展開する企業で、コロナ禍において売上を大幅に伸ばしつつ大幅な黒字転換を実現している企業です。
コロナ影響によるオンラインショッピングの増加、店舗のEC化需要を的確に捉え業績急拡大し、圧倒的な成長可能性を示唆したことから株価が急騰しました。
【関連記事】
2020年のテンバガー達成銘柄:BASE(4477)はなぜ株価が急騰したか?
テラは東大初の創薬ベンチャーです。コロナ関連の医薬品開発・治験で成果を挙げていることから、爆発的な事業成長が期待され株価が急上昇しました。

テンバガーを狙うためには事業成長への期待が重要であることが分かります
2019年のテンバガー達成銘柄
次いで2019年は以下の2銘柄がテンバガー化しました。
- ホープ
- レアジョブ
ホープは前年末から株価が14.0倍に、レアジョブは株価が前年末から11.9倍になっています。
ホープは自治体に特化した広告・メディア・電力販売事業を展開しています。利益率が高い自治体向け電力販売が拡大し、収益が急改善したことから株価が急騰。
2019年11月末にテンバガー化を達成しました。
レアジョブはオンライン英会話最大手です。「教育ICT」のトレンドに分類されるレアジョブですが、業績面で過去最高の利益見通しを示したことや上方修正が市場に好感されました。

更に法人向けサービスの開始や国内外企業とのアライアンスを矢継ぎ早に打ち出しており、年間を通じて株価が急上昇しました
2018年のテンバガー達成銘柄
次に、2018年にテンバガーを達成した銘柄を見てみます。2018年は2017年までとは違い全体の株式相場が低調に終わりましたが、テンバガーは出たのでしょうか?
2018年の最安値と最高値で見ると以下の5銘柄のみがテンバガーを達成しています。
- ALBERT(3906)
- エムティジェネックス(9820)
- オウケイウェイヴ(3808)
- 地域新聞社(2164)
- エクストリーム(6033)
特に注目したいのはAI関連銘柄の「ALBERT」です。AIは現在の主要なメガトレンドのひとつでテンバガー (10倍株) を生み出す有力トレンドです。

後述しますがテンバガー (10倍株) となるためには、このようにトレンドやテーマに沿っていることが重要です
下記の記事で「ALBERT」について分析していますので、良ければご覧ください。
【関連記事】
2021年版:テンバガー (10倍株) 候補の条件10カ条!
過去事例と論理的分析から見出した、爆発的な成長・株価の上昇が期待でき、テンバガー (10倍株) となるための2021年版の「10の条件」をご紹介します。
前述しご紹介したのは2020年ですが、テンバガーは毎年のように輩出されています。本記事では詳細は割愛しますが、下記はそれらの過去事例も踏まえた条件です。
ただ、ここにある条件すべてに該当しなければ2021年のテンバガー候補と言えないというわけではなく、テンバガーの特徴として当てはまるものをピックアップしています。
①トレンド・流行テーマに乗っている
②差別化された競合優位性が存在する
③売上・利益が2ケタ以上で成長
④事業が爆発的に拡大(回復)する期待が持てる
➄株価が1,000円以下の低位株である
⑥時価総額が小さい小型株である(500億円未満)
⑦株価に割安感がある
⑧2~3年以内にIPOした
⑨マザーズ・JASDAQに上場している
⑩業種がデジタル/IT関連
まとめますと、「トレンド・テーマにのって拡大市場で競合優位性ある商品・サービスを提供することで成長して、これから爆発的に株価が高くなる」という銘柄が条件にあてはまるということになります。
また⑤~⑨あたりの要件で形式的にスクリーニングをして「テンバガー候補○○選!」といった記事を見かけますが、そうした記事には注意しましょう。
そういった銘柄は、事業に将来性も成長性もなく赤字で経営状態が悪いために株価が下落してしまっている場合もあり、数字だけ追って買っても無意味です。

重要なのは①②③④で本当にその企業の事業は爆発的に成長するか?といったポイントの確認です
2021年にテンバガー (10倍株) 化が狙える6つのトレンド・テーマ
上記条件で「トレンド・テーマに乗っている企業を探すことが大事」と書きました。爆発的な成長が期待できるテンバガー候補を炙り出す上で非常に重要な条件です。
2021年において、何がトレンド・テーマとして発生し、テンバガーを輩出する可能性があるのでしょうか。結論、以下が有望なトレンドです。
①ニューノーマル(巣ごもり・DX他)
②AI(人工知能)
③5G
④サイバーセキュリティ
➄クリーンエネルギー(再生エネ・EV他)
⑥国策(行政のデジタル化・地銀再編他)

過去のテンバガー事例を見ても、テーマ重視でテンバガーを選択する方法は有用です。順に解説していきます
2021年にテンバガー (10倍株) を輩出しうる注目テーマ①:ニューノーマル(巣ごもり・デジタルトランスフォーメーション他)
2021年で最も注目すべきテーマは、所謂「アフターコロナ」の世界で急拡大する可能性が高い以下のようなテーマです。
・巣ごもり需要
・eコマース
・ゲーム
・デジタルトランスフォーメーション
・テレワーク
・遠隔医療
・創薬・製薬
新型コロナウイルスのワクチンが実用化されても、コロナがもたらす変革の影響は強く、完全に元通りには戻らない可能性が高く、そのような世界観を「ニューノーマル」と呼びます。
ニューノーマル関連のテーマに該当する企業は直近の決算での業績推移を見ても分かる通り、事業が非常に好調です。ご紹介したBASEはeコマースに該当し、爆発的な成長を遂げています。
ニューノーマル関連銘柄は、全体としては2020年に株価が上昇しすぎたため調整局面はあれど、個別銘柄で物色すれば2020年に引き続き2021年においてもテンバガーを輩出する可能性が高いです。

2021年においてニューノーマル関連銘柄はテンバガー化の急先鋒です。テンバガー候補を狙うのであれば必ずチェックしましょう
ニューノーマル関連テーマに関する注目銘柄をピックアップしている記事を過去に書いていますので良ければご覧下さい。
【関連記事】
※随時更新していきます
「テレワーク(在宅勤務)」関連銘柄のおすすめ一覧!厳選5銘柄
「デジタルトランスフォーメーション」関連銘柄のおすすめ株一覧!厳選5銘柄
【コロナウイルス相場に強い】「遠隔医療」関連銘柄のおすすめ一覧!厳選5銘柄
2021年にテンバガー (10倍株) を輩出しうる注目テーマ②:AI(人工知能)
引き続きテンバガー化しやすいのは、AI関連銘柄です。2018年のテンバガーである「ALBERT」もAI関連銘柄でした。ALBERT以外にも多数の急上昇株を輩出しています。
2021年の株式市場で、引き続き注目されるトレンド・テーマの一つと言っても過言でありません。周辺のトレンド・テーマとしてはIoT・自動運転などが挙げられます。
AI(人口知能)の技術は日進月歩で進化しており、適用される領域も拡大を続けています。それに伴い市場が拡大し、事業を爆発的に成長させる企業が増加する可能性が高い有望なテーマです。
【ご参考】人工知能学会:「What’s AI」
▼内部リンク▼
AI(人工知能)関連銘柄の本命株!株価上昇が見込めるおすすめ15選
2021年にテンバガー (10倍株) を輩出しうる注目テーマ③:5G
次世代通信規格の5Gは社会の通信インフラとして注目されているテーマです。
5Gは4Gのおよそ1000倍の速度で通信が可能になります。従って、大量のデータ通信が必要なIoT化には必須の技術です。
2020年から5Gのサービス実用化が開始、2021年から通信規格として実利用される計画であり、引き続き関連する銘柄への市場の注目は高いです。
【ご参考】経済産業省:5Gの特徴
また以下の記事では5G銘柄に絞って株価上昇が見込める銘柄をご紹介していますので、宜しければご参照下さい。
▼内部リンク▼
5G関連銘柄の本命株!2021年に株価上昇が見込める企業10選
2021年にテンバガー (10倍株) を輩出しうる注目テーマ④:サイバーセキュリティ
インターネットが普及して久しいですがサイバー攻撃は一向に無くならず、2021年になっても傾向は変わっていません。
それどころか、コロナ影響によるデジタル化の進展により、サイバー攻撃の脅威は以前よりも遥かに重要性が増しています。
悪質なハッカーによるサイバー攻撃とそれに対する防衛はいたちごっこが続いており抜本的な解決策は見出せていないのが現状です。
特に昨今はIoT化が進んで情報通信量が莫大に増加する中、サイバーセキュリティ対策は企業の喫緊の課題となっています。
そうした課題に対するソリューションを提供する企業は大きな成長が期待されます。
【ご参考】総務省:サイバーセキュリティ等に関わる現状と課題
2021年にテンバガー (10倍株) を輩出しうる注目テーマ➄:クリーンエネルギー(再生エネ・EV他)
再生可能エネルギーやEV(電気自動車)を始めとするクリーンエネルギーも2021年においては強力なテーマです。
再生可能エネルギー
太陽光発電
風力発電
水力発電
バイオ燃料
水素
EV(電気自動車)
「脱炭素社会」の実現に向け、環境対策の一環としてクリーンエネルギーは注目を集めていましたが、バイデン大統領の誕生によって非常に有望なテーマとなりました。
バイデン大統領は、トランプ政権時に離脱した「パリ協定への復帰」を公約としており、「グリーンリカバリー」と呼ばれる経済再生計画を表明しています。

その中で、「環境・インフラ部門に4年で過去最大規模の2兆ドルの投資を実施する」としており、クリーンエネルギー領域の市場拡大、及び爆発的な関連銘柄の成長が期待できます
2021年にテンバガー (10倍株) を輩出しうる注目テーマ⑥:国策(行政のデジタル化・地銀再編)
2020年には菅政権が誕生し、様々な方針が打ち出されましたが、その中でも国策として進められる蓋然性が高い「行政のデジタル化」「地銀再編」は、テンバガー候補を物色する上で面白いテーマです。
ご存知の通り、現行の行政手続きは紙ベースで実施することがほとんどであり、コロナ影響や効率化の観点でオンラインで申請可能なデジタル化の進展が急務です。
菅政権は「デジタル庁」の創設によって、グローバル基準から周回遅れの官庁のデジタル化を強力に進める方針です。

行政がデジタル化するためには、民間企業への発注が必要であり、受注を受けた企業は恩恵を被って株価が爆発的に増加する可能性を秘めています
また菅首相は「地方銀行は将来的には数が多すぎる」との発言をしており、金融庁が従来より進めてきた地銀再編に積極的です。
特に、合併の対象となる地方銀行はイベントドリブンで株価が大幅に上昇しテンバガー化する可能性があります。
【関連記事】
「地方銀行統合・再編」関連のおすすめ注目銘柄7選!【菅政権で再編加速】
2021年版:テンバガー (10倍株) 候補一覧!注目の厳選10銘柄【最新版の期待株】
テンバガーの条件・特徴や有望なテーマを見てきましたが、それらを踏まえて分析・抽出したテンバガー候補をご紹介します。
テンバガー候補 | 関連テーマ | 事業概要 |
アクモス | DXなど | ITソリューション事業を展開。「情報セキュリティ」「DX」「eラーニング」「医療ICT」など数多くのトレンド性ある事業に従事 |
NCS&A | DXなど | 独立系ソフトウェア企業。AI・IoT・RPA等の技術を利用した新しい製品・サービスを志向 |
Chatwork | テレワーク | 業務チャットシステム「Chatwork」、セキュリティソフト「ESET」の代理販売 |
メドレー | 遠隔医療 | 医療関連の人材採用システムを開発、及び遠隔診療システム・情報サービスを展開 |
エーアイ | AI | 音声合成エンジン「AITalk」を販売。大手企業含め導入事例多数 |
FRONTEO | AI | AI活用で証拠開示データを収集し解析するリーガルテック企業 |
ブロードバンドタワー | 5G | 5G対応の都市型データセンター運用を主力事業として展開 |
No.1 | サイバーセキュリティ | 情報セキュリティ関連機器の販売や保守サービスを展開。中小企業向けに強み |
Itbookホールディングス | 行政のデジタル化 | 官公庁向けのITコンサルティング事業を展開 |
フィット | クリーンエネルギー | 省エネ実現のサポート事業とバイオマス発電を展開 |
2021年版:テンバガー (10倍株) 候補一覧!注目の厳選10銘柄【最新版の期待株】①:アクモス

アクモスは IT ソリューション事業を中心に展開しており、サーバー・ネットワーク構築やサイバー攻撃への対策ソリューションを提供する企業です。医療領域、官公庁向けで、差別化された強みがあります。
【アクモスの事業】


デジタルトランスフォーメーション 、 サイバーセキュリティといった有望テーマと密接に関連がある企業で、好材料・イベントが発生すれば株価が急上昇する可能性があります。
近年の業績は、トレンドに乗って好調に推移していましたが、コロナウイルスの影響によってシステム・ソフトウェア開発の受注減、 開発遅延が発生し、足許の成長はやや緩やかになっています。
【アクモス業績推移】

しかしながら、 ニューノーマルの世界では、デジタルトランスフォーメーションやサイバーセキュリティへの対策はあらゆる企業で「待った無し」です。
今後、 コロナのワクチンが実用化され、従来の受注が回復し、更に デジタルトランスフォーメーションやサイバーセキュリティ関連のソリューション導入が増加すれば、爆発的な成長が見込める企業です。
実際に、株価チャートを見れば分かる通り、2020年半ば頃には、アフターコロナ時代におけるアクモスの有望さが注目されて株価が急騰しています(その後は、コロナ影響による成長鈍化で株価は調整局面に入っています)

株価は400円前後と低位株であり、PER13倍強程度で割安感もあります。時価総額は40億円で今後大きな成長余地を秘めた有望銘柄です
2021年版:テンバガー (10倍株) 候補一覧!注目の厳選10銘柄【最新版の期待株】②:NSC&A

独立系のシステム・ソフトウェア開発老舗企業で、システムインテグレーションや IT関連のアウトソーシングに関わる総合情報サービスを展開しています。
特に、金融機関向けの「見える化」ソリューションに強みを保有しています。
合わせて、 有望なトレンドであるセキュリティに加え、AI、 IoT、 ビッグデータ関連事業に従事しており、IBM watson を活用したチャットボット、業務イノベーション、顧客の声分析支援といった業務効率化に向けたソリューションを展開しています。
【NCS&Aの事業概要】


またデジタルトランスフォーメーションを実行していく上で重要なクラウドビジネスを強化していく方針です。

有望テーマに沿った事業を展開し、近年は成長軌道に乗っていた同社ですが、足許はコロナ影響で業績不振に陥っているホテルや外食産業からのシステム受注が減少し、成長が鈍化しています。
【NCS&Aの業績推移】

しかしながら、ワクチン実用化によるコロナの収束により、従来の受注は回復、デジタルトランスフォーメーションの進展によって更なる飛躍的な成長を遂げる可能性があります。
株価チャートを見ると、2020年初頭はそうした成長期待から、コロナ影響が生じる前は株価が急上昇していました。
現在は調整局面にありますが、好材料・イベントが飛び出せばアフターコロナ時代において再び株価が急ぐ上昇する可能性を秘めています。
また低位株である上に、株価は調整局面にあってPERは10倍前後で割安感がありますし、時価総額も80億円で大幅な成長余地があります。

当社は成長性が見込める新興株には珍しく株主還元にも積極的です。配当利回りは4%弱と高水準であり、 自己株式の取得も断続的に実施しています。配当を狙いながら中長期で保有する戦略も検討に値する銘柄です
2021年版:テンバガー (10倍株) 候補一覧!注目の厳選10銘柄【最新版の期待株】③:Chatwork

2019年9月上場、クラウド型ビジネスチャットツール「Chatwork」を提供しています。広告表示や容量制限のない有料版が収益源です。
【Chatworkのサービス】

コロナ影響拡大により、中小企業向けのテレワーク需要拡大で、ビジネスチャットのユーザー数が増勢にあります。
【Chatworkの業績推移】

テレワーク、デジタルトランスフォーメーションという有望テーマ・トレンドにのって好調なビジネスを受け、高い成長性を誇る非常に有望な企業です。

Chatworkは副業・フリーランスでも良く利用されており、今後もユーザー数の増加を見込んでいます。成長株で市場の注目は非常に高いので割安感はありませんが、仕込んでおきたい注目銘柄の一つです
2021年版テンバガー (10倍株) 候補④:メドレー

メドレーは、2019年12月上場、ヘルスケア領域向け成果報酬型人材紹介が主力の企業です。またオンライン診療システムや電子カルテも成長領域として注力しています。
事業の柱である人材紹介が想定を上回る好調さを見せています。コロナ禍で需要増のオンライン診療も手伝い、増益幅は拡大傾向です。
ニューノーマル時代においては、接触することなく医療サービスを提供できる遠隔医療は非常に重要なテーマです。

21年12月期は人材紹介好調続く見込みで、アフターコロナ時代を見据えた規制緩和を追い風にオンライン診療・服薬指導システムの顧客は拡大を継続しています。

メドレーも有望なテーマ・トレンドにのって爆発的な成長を見込む注目銘柄です
2021年版:テンバガー (10倍株) 候補一覧!注目の厳選10銘柄【最新版の期待株】⑤:エーアイ

エーアイは、音声合成エンジン「AITalk」を開発・販売するテクノロジー企業です。防災無線など法人向けと個人向けで読み上げサービスを提供しています。
【AITalkの特徴】

AIというビッグトレンドに乗って事業を拡大していますが、更に巣ごもり特需で個人向けの「AITalk」販売も好調です。
法人向け研修やオンライン授業のソリューションも展開していますが、需要が急増しています。業績は好調で、売上や営業利益は爆発的に成長しています。
【エーアイ】

今後は、個人向けの自社ブランドを21年2月に販売予定です。歌声合成や英・中国語も順次投入し事業収益拡大を図ります。
個人向け「AITalk」は成長著しいYoutube動画作成などで使われる可能性が有ります。

PERは既に高水準ですが、成長株ですので気にする必要はありません。時価総額は100億円強でまだまだ大きな成長余地があります
2021年版:テンバガー (10倍株) 候補一覧!注目の厳選10銘柄【最新版の期待株】⑥:FRONTEO

FRONTEOはAI関連銘柄の有望企業です。訴訟時の証拠保全のための電子データ収集・分析等のリーガルテック事業が収益の柱です。
要するに、AIを活用して膨大なデータや法律文書の中から有用な情報や示唆を効率的に抽出し、有効に裁判に勝つ準備が出来るソリューションを提供しています。
リーガルテックは米国法人リストラ効果があったもののコロナ影響で国内の受注想定を下回る事態が続いています。
【FRONTEOの業績推移】

コロナ影響が顕在化した直後から業績が悪化傾向にありましたが、 直近では業績は持ち直しています。
むしろニューノーマルの世界観においてはデジタライゼーションがさらに進みフロンテオのような先端的な AIソリューションの導入がより拡大する可能性は高いです。

またAI関連銘柄は、2018年にテンバガー化したALBERTの例に見られるように、大手企業との提携で株価が急騰しやすい傾向があり、FRONTEOも大手との業務提携など、好材料が出た場合には株価が急騰する可能性があります
2021年版テンバガー (10倍株) 候補⑦:ブロードバンドタワー

都市型データセンター運用を運用する企業で、東京・大手町に5G対応DC新設。IoT・AI関連事業も強化していますが、デジタルトランスフォーメーションや5G関連銘柄と捉えられることが多い企業です。
【ブロードバンドタワーの事業】

主力のデータセンター事業は、デジタルトランスフォーメーションの波に乗って契約率が着実に増加し、稼働率が上がっています。
【ブロードバンドタワーの業績推移】

従来は赤字体質でしたが、デジタルトランスフォーメーションの進展により営業黒字へ転換しました。
21年12月期はデータセンターの大容量化を武器にしつつ、周辺事業としてのAIやコネクテッドカー関連、情報漏洩対策ソフト事業も堅調に推移する見込みで営業利益の伸長を見込んでいます。

株価300円台と低位株であり、時価総額が200億円未満でかなりの成長余地が存在しています。トレンドであるテクノロジーと真ん中の事業を営んでおり、2020年の半ば頃に見せた株価急騰が再現する可能性は存分にあります。
2021年版:テンバガー (10倍株) 候補一覧!注目の厳選10銘柄【最新版の期待株】⑧:No.1

No.1は、自社企画のセキュリティ商品販売および保守・メンテナンスを主に手掛けています。サイバーセキュリティ関連銘柄として市場から有望視される銘柄です。
【No.1の事業内容】

デジタライゼーション進展を背景に、情報セキュリティ機器の需要堅調で、在宅・リモート向け販売が好調です。
特に中小企業向けにオフィス環境整備するソリューションも提供しており法人向けモバイルWi‐Fiも加入数が増加しています。
【No.1の業績推移】

今期は、好調な業績に加え、買収した子会社の売上・利益が上乗せされる最高純益を記録する見通しです。将来的にも、トレンドに乗った成長事業を背景に、業容は拡大する計画です。

時価総額は100億円未満で成長余地はありますし、株価はこの1年間で大幅に続伸しましたがPERは35倍程度で成長株としてはまだまだ高騰している感はありません。 今後も事業の拡大に伴って株価を伸ばしていく蓋然性が高いです
2021年版:テンバガー (10倍株) 候補一覧!注目の厳選10銘柄【最新版の期待株】⑨:ITbookホールディングス

ITbookホールディングスは、ITコンサルのITbookと地盤調査・改良工事のサムシングHDが2018年に経営統合して誕生した異色の企業です。
「行政のデジタル化」に関連するテーマ株の代表格です。
同社は自治体向けのITコンサル・システム導入に強みがありマイナンバー対応システムや、クラウドの導入支援サービスを提供しています。
そのため菅政権が強力に推進している、行政のデジタル化に伴った自治体のデジタライゼーションが進展するにあたり同社の事業が大幅に成長すると期待されています。
実際に、 2020年の8月末以降に菅政権の誕生に伴って、業績急伸期待から株価が急上昇しました。
8月23日の東京株式市場で地方自治体向けにIT(情報技術)コンサルティングを手掛けるITbookホールディングス株が急伸した。
出典:日経新聞
一時前日比17%高となる950円まで上昇し、上場来高値を更新した。菅義偉新政権が掲げるデジタル改革の構想が追い風になるとの思惑から個人投資家の買いが集まった。
その後は調整局面に入っていますが、行政のデジタル化は国策として間違いなく推進されるテーマであり、同社が身に自治体向けのサービス提供を拡大することができれば株価急上昇の蓋然性は高いです。

一方で、2020年の株価急上昇は「思惑買い」の要素が強く、同社の自治体向けの事業拡大について疑問視する声もあります。今後の業績は同社の IR を中止することで真贋を見極める必要があります
2021年版:テンバガー (10倍株) 候補一覧!注目の厳選10銘柄【最新版の期待株】⑩:フィット

フィットは、祖業は建築請負事業ですが、再生可能エネルギー事業に注力しており、直近は投資家向けコンパクトソーラー発電所事業が柱になっています。
【フィットの事業概要】

個人投資家向け発電所事業の販売が、富裕層向けに想定以上に堅調に推移しています。コロナ影響下においてもオンライン商談が奏功し、建て売り販売が伸長しています。
【フィットの業績推移】

業績推移を見ると分かる通り、一時の赤字経営から脱却し、売上高がここ数年で順調に伸びる計画で経常利益純利益も順当に確保する見込みです。
何より、 米国のバイデン新政権誕生により、グリーンエネルギー政策が強力に推し進められる見立てが立っている中、再生可能エネルギー銘柄は市場の大きな注目を集めています。
その中でフィットは、国内における再生可能エネルギーの代表銘柄として、 株価が急上昇し始めています。実際に、バイデン大統領が選挙で勝利する事が濃厚になったタイミングからおよそ株価が2倍ほど上昇しています。

今後、まだ株価の上昇余地はあると見ています。一方で、調整局面は必ず行ってきますので、比較的割安な水準を狙って買いを入れたいところです
2021年版テンバガー (10倍株) 候補銘柄の効率的な4つの見つけ方!
テンバガー候補を紹介してきましたが、「とはいっても自分でも探してみたい」と思う方は多いのではないでしょうか?
2021年以降のテンバガーを狙うのであれば、前述した条件を元に候補を絞り込む必要があります。
テンバガー候補銘柄を吟味して、テンバガー候補としてどうか?を検証するのはとても時間がかかる作業ですよね。特にサラリーマンの方々は日々お忙しいかと思います。

そんな方々のために、サラリーマン兼業投資家である私が実施している、効率的にテンバガー候補を発掘できる4つの手法を紹介します
- 雑誌・本から情報を得る
- ネットで情報を得る
- 専門家から情報を得る
- 自分で調査する
具体的な情報ソース等の詳細は以下のリンクをご覧下さい。私自身も家族との時間を作るためにも、こういった方法で効率化を図っています。よければご参照いただき、ぜひお試しください。
テンバガー (10倍株) を仕込む時の3つの留意点
厳選した特徴や条件を元にテンバガー候補に投資する際の留意点は、以下のようなものがあります。
大型株・優良株への投資に慣れている方はあまり気にかけないものもありますので、留意しましょう。
①仕手株化する可能性がある(急落する)
テンバガーの特徴として、低位株であることを挙げましたが、低位株であるがゆえに、仕手筋のターゲットとなって株価が乱高下する可能性が有ります。
②倒産(上場廃止)する可能性がある
テンバガー候補はその特徴上、新興企業が多く成長性が期待できる半面、企業体力が大企業に比べて低いケースがあります。
事業が立ち行かなかった場合は倒産してしまい、株券が紙きれ(今は紙の株券はありませんが…)になってしまう可能性があります。
③値動きが荒いケースが多い=ハイリスクである
業績が不安定になったり、テーマ株などで急激な値上がりをした直後に急落するなど、値動きが荒い銘柄が多数存在します。
こうした留意点に対する対処方法として、集中投資を避け、分散投資によるポートフォリオを形成してリスクを分散するようにしましょう。
また短期的な値動きに左右されず、長期的な視点をもってどっしりと構えておく必要が有ります。

加えて、業績や事業環境のモニタリングは欠かさないようにしましょう
2021年版:テンバガー (10倍株) 候補を買うのに最適な2つのタイミング
また最も難しいのが、選定したテンバガー候補を購入するタイミングです。おすすめのタイミングとしては、以下の2つです。
①IPOする前に公開価格で購入する
IPO前の公募で公開価格で買い、上場後の初値で売り抜く手法は最も勝つ可能性が高い方法です。
2015~2017年にIPOした銘柄においては、この手法で売買した場合は勝率が90%を超えています。値上がり幅も1.5~2倍が平均的です。
ただし、これはテンバガーを狙うという視点からは少しずれています。
②IPOした後に、株式市場全体が悪化して値下がりした時に買う
こちらはテンバガー候補に関わらず、ウォーレンバフェット氏も常々重要ん法則として明言している手法です。
特にテンバガー候補は、成長期待から割高感がある銘柄が多いですが、業績が好調でも全体の市況の悪化と共に売られるケースも良くあります。
そのようなタイミングで安値で仕込むのは、王道ですが最も有効なエントリータイミングでしょう。
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株価急上昇でテンバガー化も期待できるテーマ株・小型株の関連銘柄
テンバガー狙いの方は、トレンドに乗っているテーマ株を狙うのがセオリーです。注目されているテーマは多岐に亘りますが、投資対象のオプションは広く持っておきたいところです。
以下の記事では、株式市場で有望視される各テーマごとに、関連する有望銘柄をご紹介しています。宜しければ併せてご参照ください。
また成長性を秘めた小型株も株価が急騰によってテンバガー化する蓋然性が存在します。
以下の記事では、そのような小型株の有望株を、元銀行員としての知見を活かして財務分析の切り口からスクリーニングしています。宜しければご参照下さい。
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ジャスダックなど小型株スクリーニングでのおすすめ優良銘柄まとめ!
まとめ:仕込んだテンバガー (10倍株) 候補は常にチェック!
以上、ファンダメンタルズ・テクニカルズ分析で厳選した2021年のテンバガー候補をお届けしました。
私自身が長期保有しているものもあり、上記の2021年テンバガー候補の株価が今後どうなるか、チェック・ウォッチしていきます。

社会・経済・市場の状況は絶えず変化していますので候補は随時見直します