高配当株:三井住友FGは2021年の株価はどうなる?今が買い時?
  • 三井住友FGの2021年の株価はどうなる?今が買い時?
  • 直近の四半期決算や動向はどうなっているか?

本記事は上記のように考えている方にとって読んで頂く意義があると思っています。

三井住友フィナンシャルグループは高い配当利回りを誇ることから人気があり、株価動向を気にしている方は多いと思います。

近く3Q決算が発表されますが、三井住友フィナンシャルグループの上期決算は、新型コロナウイルスの影響を受けて貸倒引当金を計上したものの、本業の収益力は損なわれておらず、赤字決算の企業も多数ある中で純利益2,701億円(前年対比▲1,618億円)を確保しています。

また配当利回りは足許で6%前後に到達しており、その点では非常に魅力的に映ります。また株式市場で割安株=オールドエコノミーが買われる地合いが一層強まれば、短期的には株価が上昇する可能性を秘めています。

しかし、メガバンクとして安定的な収益力を誇り素晴らしい企業であるとは思いますが、三井住友フィナンシャルグループ株は私だったら絶対に購入しません。三井住友フィナンシャルグループを始め銀行グループに将来性は無いと考えているからです。株式市場でも同様の評価を受けており、PERが8倍程度しかありません。

TOSHATOSHA

元銀行員であることに加え、投資歴10年以上の経験で培った知見や企業実態把握スキルを活用して分析しつつ分かりやすく解説していきます

※投資は自己責任でお願いします

三井住友フィナンシャルグループの特徴:累進配当銘柄

国内メガバンクの一角である三井住友フィナンシャルグループの特徴は以下の通りです。

三井住友FGの特徴

・メガバンクの中でも経費率が低く収益性が高い

・高い利回り(6%前後)を誇る高配当銘柄

・累進配当政策で「減配無し」を宣言

三井住友フィナンシャルグループは、3メガバンクの中でもコスト効率が高く収益力に優れるのが特徴です。

「経費率」と呼ばれる、売上に占める事業経費の指標では、三菱UFJとみずほが概ね70%前後であるのに対し、三井住友フィナンシャルグループは60%代前半を常にキープしています。

直近は、コロナ影響を受けた経費削減努力により、60.7%まで下落しています。

結果として、近年では資産規模で1.5倍ほどの差がある三菱UFJに肉薄する純利益を実現しています。

また高い利回りを誇るのも特徴です。株主還元による株主価値向上を重要な政策と位置付けており、配当利回りは現時点で6%前後で推移しています。

また三井住友フィナンシャルグループは現在の中期経営計画期間の間は「減配しない」ことを宣言している「累進配当銘柄」に該当します。

新型コロナウイルスの影響で減配を発表する上場企業が多い中、高い配当利回り維持を経営陣がコミットしており、素晴らしい限りです。

累進配当銘柄については以下の記事で詳しく解説していますので良ければ併せてご参照下さい。

【関連記事】
累進配当政策とは?「減配なし」を宣言して注目される銘柄!

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そのような三井住友フィナンシャルグループですが、直近の決算はどうだったのでしょうか?

三井住友フィナンシャルグループの直近決算を受けた株価の反応と決算の詳細

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三井住友フィナンシャルグループが11月18日に第2四半期決算を発表した後、さほど影響は見られず株価はほぼ横ばいで推移しました。その後、2021年始においては、世界的に金融を始めとする割安株が買われる地合い、及び米国長期国債の金利上昇に伴って、株価を一段回復させました。

以下、決算内容の詳細について詳しく見ていきます。

【連結業績サマリー】

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出典:三井住友フィナンシャルグループ

冒頭でも書きましたが決算はそれほど悪く無い内容で、本業で稼ぐ力を示す連結業務純益はほぼ前年と同水準の5512億円、純利益は2701億円を確保しています。

純利益は前年同期比で▲1618億円ではありますが、新型コロナウイルスの影響を受けた与信関連費用(▲1358億円)=貸倒引当金の計上が無ければ前年同期とほぼ同等です。

業績の進捗は通期予想を上回っています。各々の進捗率は連結業務純益:57%、純利益:68%でした。

【コロナによるビジネスへの影響】

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出典:三井住友フィナンシャルグループ

新型コロナウイルスの影響として、クレジットカードやカードローンの利用者を押し下げた影響があった一方で、国内・海外企業で低金利な借入、運転資金の需要が高まったことから、当初想定していたよりも悪影響は限定的になっています。

【貸出金残高推移】

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出典:三井住友フィナンシャルグループ

新型コロナウイルスの影響は貸出ビジネスに及んでいます。国内でも緊急の資金需要が増加し、貸出金は前年同期比+6%伸長しました。

一方、新型コロナウイルスの影響による与信状況悪化を将来的に見越して先取りするかたちで与信関連費用=貸倒引当金を計上しており、純利益を押し下げる格好となっています。

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総じて想定通りかそれ以上の決算となり大きなサプライズも無く、株価への影響も少なかったことが読み取れます

三井住友フィナンシャルグループの決算および株価に対するツイッターの反応

配当利回りが高く高配当株として名をはせる三井住友フィナンシャルグループは、ツイッターでも良く触れられる人気銘柄です。

コロナ下でも安定した業績に触れているツイートが多いですね。

やはり高い配当利回りや累進配当に関して触れるツイートが多く、個人投資家からの人気が窺えます。

高配当株である三井住友フィナンシャルグループの株価は今後どうなる?買い時?

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三井住友フィナンシャルグループの特徴や2020年第2四半期の決算内容を確認しましたが、その内容や同社の特徴、中長期的な展望を鑑みると三井住友フィナンシャルグループ株は買い時なのでしょうか?

個人的な意見としては、三井住友フィナンシャルグループ株は購入を見送った方が賢明だと考えます。

中長期的な視点で考えると、同社の中核事業である銀行業は構造的に減退していく蓋然性が高いためです。

銀行業界における事業環境は年々厳しさが増しています。日本における低金利環境に長年苦しんできましたが、新型コロナウイルスの影響で更にその状況が長引き、貸金業を中心に収益構造は好転しない可能性が高いです。

三井住友フィナンシャルグループの2020年第2四半期の決算でも、国内貸出金利は更に低下しています。このトレンドは今後も継続するでしょう。

加えて、国内の人口減少や勢いを増すフィンテックの脅威といったリスクもあり、今後の銀行業界そのものの事業の成長性には疑問を持たざるを得ないのが実態です。

一方で、コロナワクチンの実用化、米国の大規模な財政出動に伴う景気回復期待、米国債利回り上昇を受けて、短期的には株価が上昇する可能性はあると考えていますが、先述した通り中長期目線ではネガティブな要素が多いのが実情です。

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このように事業の成長性や将来性が低く持続的な株価上昇は見込みづらいと見られており、市場での評価は低いのが現状です

実際に、業績は安定しており高い配当利回りが見込めるにも関わらず、三井住友フィナンシャルグループのPERは8倍前後、PBRは0.4倍しかありません。国内の上場企業の平均を大きく下回ります。

過去に書いた記事ですが、以下の記事でも解説しています。

【関連記事】
メガバンクの株価は今後どうなる?元銀行員が分かりやすく徹底的に解説

配当利回りは高いですが、中長期的に株価がじり貧になる可能性があります。現状でも、長期的に見た過去株価トレンドは明らかに右肩下がりです。

現在は累進配当政策をとっていますが事業の縮小が鮮明になれば減配の可能性もあるため、当初想定していた利回りが得られない可能性もあり、注意が必要な銘柄です。

三井住友フィナンシャルグループ以外の注目銘柄

本サイトでは注目の個別銘柄に関して銘柄分析を実施しています。宜しければ併せてご参照下さい。

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個別銘柄分析

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三井住友フィナンシャルグループは高い配当利回りを誇っており、高配当株としての魅力を感じて保有している方は多いです。

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【関連記事】
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まとめ:三井住友フィナンシャルグループは将来性が無く買わない方が賢明

三井住友フィナンシャルの2020年第2四半期の決算は新型コロナウイルスの影響下でも検討しており、まずまずの内容です。配当利回りは非常に高く、減配しない累進配当銘柄なので魅力的に映るかもしれません。

しかしながら私個人の見解として、将来性が見込めない銀行業業界に身を置く三井住友フィナンシャルグループは買わない方が無難だと思っています。

いくら高利回りでも、株価が下がり続けて含み損が膨らみ、塩漬けになって資金が動かせず、事業の縮小に伴って減配されるといった最悪のシナリオが実現してしまっては元も子もありません。

買いをご検討されるのであれば、資金効率の面から明確な「出口戦略」を持ちたいところです。