サッポロHDの株価が急下落…理由と損切や今後の買い時は?【2020年8月7日】 | 株式投資アナリティクス@金融×戦略コンサル

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本記事では、認知度が高い大型人気株であるサッポロホールディングスの株価が急下落した理由と、損切りや買い時に関して分析しています。

8月7日、札幌の株価が前日対比▲6.25%と大きく下落しましたが、なぜ下落してしまったか気になっている方も多いのでは無いでしょうか?

サッポロホールディングスの株価急落は、前日に発表された決算結果をが背景です。ビール会社の決算は新型コロナウイルスの状況下で注目されています。

私の分析では、サッポロホールディングスの株価が急落してしまった理由として、大きく以下の4つが挙げられます。

サッポロHDの株価が下落した理由

・新型コロナウイルスの影響を大きく受け2020年度の上半期決算が減収赤字で着地

・事業構造(ビール・外食事業が主力)が新型コロナウイルスの影響下では非常に厳しい

・未開示だった2020年度の通期決算が赤字見込み

個人的な見解として、現在の状況ではサッポロホールディングス株は確実に買いません。もしサッポロホールディ株を保有していたとしたら損切りしているところです。

以下で、決算内容を詳細に見つつ、分かり易く解説していきます。

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かつて銀行員として業務を通して養った企業実態把握・デューデリジェンスのスキル・ノウハウを大いに活用して分析しています。宜しければご参照下さい

※投資は自己責任でお願いします

サッポロホールディングスの概要

日本人であれば馴染みがある銘柄ですね。サッポロホールディングスはビール類国内シェア第4位を誇り、海外事業は北米が主力です。

ビール事業のみならず外食や、飲料大手のポッカと経営統合した上で飲料事業も営み、不動産も事業として展開しています。

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ビール類を始めとする酒類や食品飲料で9割以上の売上高シェアを占めています。また海外の売上比率は10%強でそれほどグローバル化は進んでいません

サッポロホールディングスの株価が急下落した理由:2020年上半期決算の発表、通期見通しの悪化

そのようなサッポロホールディングスですが、8月6日決算発表を受けて株価が急下落してしまいました。8月7日の株式市場では▲6.25%と株価が大幅に下落しています。

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サッポロホールディングスの株価が大幅下落した理由として、以下3つが挙げられます。

サッポロHDの株価が下落した理由

・新型コロナウイルスの影響を大きく受け2020年度の上半期決算が赤字で着地

・事業構造(ビール・外食事業が主力)が新型コロナウイルスの影響下では非常に厳しい

・未開示だった2020年度の通期決算が赤字見込み

サッポロホールディングスの2020年度上半期決算は、新型コロナウイルスの影響を大きく受けて減収赤字で着地しました。

【2020年度上半期決算の概要】

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出典:サッポロホールディングス

全体ハイライトとして、売上高は前年対比▲12.4%、事業利益=営業利益は前年対比▲38億円で赤字となるなど、厳しい決算となりました。

減収赤字決算の要因として、新型コロナウイルスの影響が大きかったことが挙げられます。酒類事業・外食事業が不振です。

【事業別の概況】

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出典:サッポロホールディングス

新型コロナウイルスの影響による外出自粛や飲食店の閉鎖・営業時間短縮で、業務用ビールおよび外食事業が大幅減収となっています。

巣ごもり需要で家庭用のビール商品などは伸びを見せていますが、全体の売上や収益をカバーするには至っていません。

【商品別の販売増減】

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出典:サッポロホールディングス

業務用ビールである瓶・樽ビールは前期比▲44%とかなりの販売減であり、外食事業として展開している「サッポロライオン」も前期比▲59%と苦戦しています。

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出典:サッポロホールディングス

一方で、巣ごもり需要の高まりでコンビニ等で買える黒ラベル、エビス他の缶ビールや発泡酒、日本酒が好調です。しかし主力の業務・外食事業を補うほどではありません。

【通期業績の見通し】

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出典:サッポロホールディングス
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「新型コロナウイルスの影響下で業績見通しが立たない」ということで未公表になっていた通期の業績予想を発表しています。

売上は4445億円で昨年度対比▲9.6%、純利益は▲65億円で赤字着地の見通しです。赤字転換となり、こちらもかなり厳しい見通しです。

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見通しの通り、上半期の決算内容やサッポロホールディングスの事業構造を考えると赤字となる蓋然性は高いです。決算内容を総合的に見ると、株価急下落は当然の帰結と言えます

サッポロホールディングスの株価が急下落しているが今は買い?損切すべき?

サッポロホールディングスが今後、業績を回復させ株価を上昇させるか否かは、短期的にはまず新型コロナウイルスへの対応が奏功するかどうか、です。

しかしサッポロホールディングスの決算や経営計画を見る限り、やや対応力が弱い印象を受け、新型コロナウイルスに係る状況が大きく好転しない限り、2020年度中の黒字確保はやはり困難ではないかと思います。

【サッポロHDの経営計画】

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出典:サッポロホールディングス

ポッカサッポロの構造改革は2021年に効果を見込んでいること、また外出自粛で厳しい状況にある外食事業のサッポロライオンのリストラは事業規模縮小に寄与します。

巣ごもり需要への対応として、好調な新ジャンルやソーシャルディスタンスを前提とした営業などは短期で効果を上げると想定されますが、主力事業である業務ビールを含む酒類、外食事業の不振を補填できるかは不透明です。

また「新たな取り組み」として打ち出している「ビール」×「外食」×「不動産」による企業価値向上は、withコロナ時代に適応できるコンセプトかというと、個人的にはやや疑問です。

外食自体が減少していく可能性がある情勢下で、経営リソースを割くこと自体理解に苦しむ、というのが正直な感想です。

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全般として、新型コロナウイルスのような短期的な状況に右往左往しない「意志」が透けて見えますが、急激な変化に対応できていない、とも捉えられます

以上を踏まえ、今はサッポロホールディングスの株は買わない、或いはもし保有していたら損切している、といったところが個人的な見解です。

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サッポロホールディングスは新型コロナウイルスの影響を大きく受け、かなり厳しい状況にありますので私だったら今は絶対に買いません。

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まとめ:サッポロホールディングスの株価下落理由を踏まえると今は買い時ではない。損切も検討

新型コロナウイルスの影響が非常に大きいため、サッポロホールディングスの事業環境は悪化しています。主力の酒類・外食事業は構造的な不況に陥る蓋然性があります。

従って、個人的見解ですが、当面はサッポロホールディングス株の買いは控えた方が良いです。また更なる下落リスクもあるので、私だったら損切りしますね。

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