積立におすすめ!ETFの厳選3銘柄【分配金や値上がり益を期待】

この記事では、ETFの概要やメリットについて説明しつつ、おすすめのETFをご紹介しています。

ETFは上場投資信託とも呼ばれ、上場株式と投資信託の特性を併せ持つ投資商品です。

値上がり益や、組成しているポートフォリオから得られる配当や利息を原資とした分配金による利益獲得が狙えます。

特に、ETFは取り扱いのラインナップが多く実績があり分配金の利回り水準が高い米国ETFがおすすめです。

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またETFは積立投資の手法を用いると、少額でリスクを下げつつ自動で資産形成に役立てることができます。私も高配当の米国ETFを中心にドルコスト平均法で毎月積立しています

尚、掲載しているETFのおすすめ銘柄は、元銀行員として培った知見・デューデリジェンスの技法を駆使して選定しています。

投資判断のご参考・一助になれば幸いです。
(※投資はくれぐれも自己責任でお願いします)

ETFとは?指数に連動する金融商品

ETFは(Exchange Traded Funds)東京証券取引所のような株式の取引所に上場している投資信託のことです。この商品は、東証株価指数(TOPIX)や日経平均株価などの株価指数に連動することを目指して運用されています。

株価指数の値動きを反映しているETFは、価値の変動が把握しやすいのがひとつの特徴になっています。株価指数を見ることで値動きがイメージできるETFは、運用の透明性の高さが人気の一因です。

株式市場の全銘柄に投資をするような感覚で運用できる商品であり、指数が上がった場合には利益が期待できます。

またETFは配当を得られます。得られる配当は、分配金と呼ばれています。分配金は、購入したETFで生じた配当や利息などです。

分配金から信託報酬などの費用を引いた金額が、ETFの配当です。受け取った分配金を再投資することも可能で、同一の投資先に再び投資できます。これにより複利効果が期待できます。

ちなみに、ETFには債権やコモディティ、REIT(リート)などの指数に連動するように運用されている商品も見られます。

日本の法律に基づき、国内の証券取引所に上場している国内ETF、米国などの海外で作られ、主に海外の取引所に上場している海外ETFがあります。

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ETFでは値上がりや分配金・配当による利益が狙えます。上場株式と投資信託の中間のような商品です。また日本ETFも存在しますが、現在は米国ETFが主流です

【ご参考リンク】日興アセットマネジメント:ETFとは

ETF購入4つのメリット

ETFの概要に触れたところで、ETFのメリットについてご説明します。ETFは上場株式と投資信託の特徴を併せ持つことで大きなメリットが存在します。

ETFのメリット①値動きの透明性が高い

先述の通り、ETFは日経平均株価などの指数に連動するように運用されるため、値動きの透明性が高い点がメリットとして挙げられます。

アクティブ型の投資信託などは、組み入れ銘柄は公表されていても細かな取引明細までは公表されず、値動きの内容を把握することが困難です。

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その点、ETFの場合は「日経平均が上がったから、上がった」というように価格上下のメカニズムが分かりやすいです

ETFのメリット②プロの機関投資家による自動での分散投資でリスク低減

ETFを購入することによって、投資信託と同様にプロの機関投資家に自分の資金を預け、運用を委託することができます。上場している膨大な数の銘柄から投資のプロが選んだ銘柄に、自動的に分散投資することになります。

自分で考え抜いて銘柄を選んで分散投資する手間が省けますし、分散投資によってリスクを低減することができます。

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特定の銘柄に投資をする場合に比べて、分散投資によってリスクが小さくなる点は、ETFの大きな魅力です

ETFのメリット③分配金・配当金の利回りが高い

特に米国ETFにおいては、年間の分配金利回りが4~5%以上の商品が多数存在しています。この点は個別株でいうところの高配当株と似ています。

ETFの分配金・配当は、ETFのポートフォリオに配当株が組み入れられることによって、ETFの購入者にその配当金が分配される仕組みです。

もちろん、分配金以外にもETFが値上がりすればキャピタルゲインを獲得することができますが、定期的にキャッシュフローを得たい人にとっては大きな魅力です。

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ETFを購入することによって、比較的、安定性が高いインカムゲインを獲得することができます

ETFのメリット④リアルタイムで取引可能

ETFの場合、市場が開いている時間帯にリアルタイムで取引ができるという特徴があります。

上場している個別株と同じように値動きを見ながら最適なタイミングを選んで売買ができます。

ETFにおける3つのデメリット

メリットが多いETFですが、デメリットも存在します。値下がる可能性があるといった周知の事項以外のデメリットを3つご紹介します。

ETFのデメリット①価格のかい離がある

ETFは上場株式投資信託という性質から、2つの価格を備えています。それは「市場価格」と「基準価額」です。

市場価格はそのETFの需給で価格が決定される一方、基準かかっくは投資信託としての価値で決定されるため、その価格にかい離が発生するケースがあります。

②自動積立投資ができない証券会社がある

証券会社によっては、ETFの自動積立に対応していないことがあります。その場合は、購入するごとに自分の手で銘柄を買い付ける必要があり、手間がかかります。

ただし、SBI証券などでは定期的に自動で購入できるシステムが導入されています。

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③分配金が自動的に再投資されない

ETFの分配金は、投資信託と異なり、組み入れ銘柄の配当金や利息は運用経費を差し引いて、決算時にすべて分配されます。

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支払われた分配金を自動で再投資する仕組みがなく、再投資する場合は手動で買い付けする必要があります

ETFのおすすめ銘柄一覧!厳選3銘柄

ここまでETFの概要やメリット・デメリットを解説しました。ここからは、厳選したおすすめのETF銘柄をご紹介していきます。

ETFは米国市場が先駆けであり本場です。魅力的な米国のETF銘柄をピックアップしていますので、ぜひご高覧下さい。

ETFのおすすめ銘柄①:バンガードトータルストックマーケットETF(VTI)

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CRSP USトータル・マーケット・インデックスのパフォーマンスへの連動を目指します。

グロースおよびバリュースタイルに分散した大型株、中型株および小型株へのエクスポージャーを提供します。

インデックス・サンプリング法を用いたパッシブ運用です。

ファンドはフルインベストメントを維持します。

低経費によってトラッキングエラーを最小限に抑えます。

出典:Vanguard

米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100%をカバーするETFです。2001年の設定来、根強い人気を誇るETFの一つです。

チャートで見ると長期的に右肩上がりを継続しています。設定以来の値上がり率は年率7.61%、2019年のみでは30.8%と好成績を誇ります。

組み入れ銘柄はIT企業が上位を占めています。

【保有上位10銘柄】

順位保有銘柄
1Microsoft Corp.
2Apple Inc.
3Alphabet Inc.
4Amazon.com Inc.
5Facebook Inc.
6Berkshire Hathaway Inc.
7JPMorgan Chase & Co.
8Johnson & Johnson
9Visa Inc.
10Procter & Gamble Co.

ETFのおすすめ銘柄②:SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF(SPYD)

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米国で良く活用されるS&P500を構成する銘柄のうち、高配当利回りを誇る上位80銘柄にほぼ均等に投資するETFです。

ETFの中でも最も高い配当利回りを誇るため、4〜5%の高い水準の分配金を得ることが期待できます。

【組み入れ上位銘柄】

名称数量金額ファンドの割合(%)
NWL:USニューウェル・ブランズ1.82 百万36.92 百万1.70
JWN:USノードストローム873.60 千35.24 百万1.62
WU:USウエスタンユニオン1.26 百万34.88 百万1.61
ABBV:USアッヴィ388.77 千34.21 百万1.58
LEG:USレゲット・アンド・プラット660.46 千33.82 百万1.56
STX:USシーゲイト・テクノロジー536.02 千32.74 百万1.51
CTL:USセンチュリーリンク2.29 百万32.15 百万1.48
K:USケロッグ450.18 千31.91 百万1.47
WY:USウェアーハウザー1.03 百万31.81 百万1.47
SO:USサザン471.39 千31.71 百万1.46
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少額から購入可能で高利回りなので個人投資家に非常に人気があります。私も積立で購入を続けており、おすすめ銘柄の一つです

ETFのおすすめ銘柄③:ウィズダムツリー米国株高配当ファンド(DHS)

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ウィズダムツリー社が独自に銘柄を選定し、アクティブファンド的な色彩が強いETFです。

ウィズダムツリー社が公表している「ウィズダムツリー・ディビデント・インデックス」のパフォーマンスに連動することを目指して運用されます。

高配当企業を中心に組み入れ銘柄は構成されており、安定して高い分配金がもらえるのが最大の魅力です。

【組み入れ上位銘柄】

名称数量ファンドの割合(%)
PFE:USファイザー1.21 百万48.89 百万5.08
T:USAT&T1.22 百万46.95 百万4.88
VZ:USベライゾン・コミュニケーションズ770.59 千46.34 百万4.81
ABBV:USアッヴィ461.16 千40.58 百万4.22
IBM:USIBM247.97 千34.30 百万3.56
CVX:USシェブロン294.73 千34.06 百万3.54
WFC:USウェルズ・ファーゴ619.65 千30.47 百万3.17
PM:USフィリップ・モリス・インターナショナル332.30 千29.47 百万3.06
XOM:USエクソンモービル410.75 千28.16 百万2.93
KO:USコカ・コーラ486.74 千27.71 百万2.88

ETFと投資信託の違い

ETFは投資信託と似ていて、何が違うのかよくわかりませんよね。違いは大きく3つです。

  • 購入場所や時間帯
  • 購入価格
  • 購入や保有のコスト

一つ目に、ETFが一般的な投資信託と大きく異なるところは、証券取引所に上場していることです。そのため購入ができる場所や時間帯に違いがあります。

ETFは証券会社を通じて購入する商品であり、取引所が開いている時間帯に取引が可能です。投資信託の場合は、証券会社のほかに郵便局や銀行などでも購入が可能ですが、申し込みができる期間や時間帯が限られています。

二つ目に、購入するときの価格もETFと投資信託とは異なります。リアルタイムで取引ができるETFは、取引する時点の価格で購入をします。

一方、投資信託は1日1回のペースで算出される基準価格で購入をする商品です。一般的な投資信託は、ETFのように信用取引や指値注文もできません。

3つ目に、保有している間のコストは、ETFのほうが投資信託よりも安く済む傾向があります。

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ETFと投資信託はいずれも信託報酬がかかりますが、ETFの信託報酬は投資信託よりもやや低めに設定されています

ETFを購入できる証券会社

ETFは、野村證券などの大手証券会社や、松井証券、SBI証券などネット証券会社に至るまで様々な証券会社が取り扱っています。

▼以下のリンクから無料で口座開設できます▼

SBI証券の開設はネクシィーズトレードへblank

ETFの購入手数料

ETFは、証券会社で購入をする際に売買手数料を支払う必要があります。海外ETFの場合は、為替手数料も必要です。ETFの売買手数料は、証券会社によって大きな違いが見られます。

一定の金額の範囲内であれば手数料がかからない証券会社もあるため、ETFにかかるコストはどこの証券会社を利用するかで変わってくる可能性があります。

実際、松井証券は、現物取引、信用取引のいずれも1日の約定代金が50万円未満の場合に売買手数料が無料です。こちらの証券会社では約定代金が100万円までは1,000円、200万円までは2,000円の手数料がかかります。

SBI証券も、アクティブプランを利用すると1日の約定代金が50万円未満のときに手数料がかかりません。

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このプランの場合、50万円以上100万円未満のときの手数料は税抜き762円で、証券会社でもとくに割安な金額になっています