レアメタルとはその名の通り希少な金属のことで、産出量の少なさに反してさまざまな産業に利用されるまさに希少な資源です。
そんなレアメタルのなかでもレアアースという希土類金属に注目が集まっています。イギリスの科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」によると、小笠原諸島の南鳥島周辺の海底に今後数百年分の世界中の需要を賄えるほどの大量のレアアースが埋まっていることが報告されました。
これまで大半を輸入に頼っていたわが国にとって大きなニュースです。そこで、レアメタルに含まれるレアアースの関連銘柄について、今後の展望やおすすめ銘柄などを詳しく見ていきましょう。
レアメタルの概要解説

レアメタルとは、冒頭でも述べたように文字通り希少な金属のことを指しますが、これは科学的な用語ではありません。日本のみで通じる言葉と言ってよいでしょう。
そのため、明確な言葉の定義もなく、産業によく利用されるわりに安定供給できるほどの量を確保することが難しいとされている金属が指定されています。
経済産業省が指定するレアメタルの種類は31あり、そのなかには白金、ニッケル、コバルトなどが含まれます。
そんな31種類のレアメタルのうちに含まれるのがレアアースです。レアアースとは希土類元素と呼ばれ、17種類存在します。
地球上に存在するのはわずかな量ですが、別の金属と混ぜ合わせることでその金属が本来持つ性能を大幅に引き出すことができるとして産業界から注目されている物質です。たとえば、永久磁石の製造に不可欠なジスプロシウムやネオジムもレアアースですし、蛍光灯、テレビのブラウン管、固体レーザーなどに使われるユウロピウムもレアアースです。
レアメタルの一種、レアアースはこのようにさまざまな用途があり、経済活動を支えるうえでも重要な存在で、いかに安定確保するかが国を挙げての課題となっています。
これまで、世界中で産出されるレアアースのうち90%以上が中国のものでした。日本も中国から大半のレアアースを輸入していたのですが、2019年9月に起きた尖閣諸島問題で中国政府はレアアースの日本への輸出を制限したのです。
そのため、日本は今後どうやってレアアースを確保するべきかが深刻な課題となっていたのでした。
レアメタルの関連銘柄の株価が上昇を見込む理由

レアメタルのなかでもさらに希少なレアアースですが、中国からの輸入を規制されて困っていたところに、日本にとって大きなニュースが2018年に飛び込んできたのです。それが、冒頭でも触れた南鳥島周辺の海底に大量のレアアースが埋蔵しているという報告です。
海洋研究開発機構や東京大学などの研究グループが発表した内容によると、その埋蔵量は1600万トンを超えるとのことで、この量は世界中のレアアース需要の数百年分にも相当します。
日本はレアメタルやレアアースだけでなくあらゆる資源に乏しい国であり、資源の大部分を長らく外国からの輸入に頼っていた国です。
そのため、これまで何度も外交面で苦労してきました。先の中国との関係もその一例です。そんなところに、自国の消費量どころか世界中で数百年も消費できるほどの大量のレアアースが自国の排他的経済水域で見つかったというニュースが飛び込んできたのですから、関連銘柄に影響が出ないわけがありません。
レアアースは医療分野や再生可能エネルギー分野など最先端の産業分野にも必須の物質ですから、自国で産出できるようになればそのインパクトは計り知れないほど大きいでしょう。
また、レアアースを掘削する企業にも経済的なメリットをもたらすため、その関連銘柄に注目が集まるのは当然です。海底に眠っているものをどうやって取り出すのかという技術的な問題はありますが、いずれにせよ今後の動向が注目されます。
レアメタル関連のおすすめ銘柄一覧!厳選3銘柄
レアメタル関連のおすすめ株銘柄①:鉱研工業
レアメタル関連銘柄のなかでも特にレアアースを手がける関連銘柄のなかからいくつかおすすめを挙げてみましょう。
1つ目におすすめとして挙げられるのが鉱研工業です。同社は掘削機械の製造などを行う企業ですが、海底資源に関連してしばしば物色されています。レアアースのニュースがあった時は株価が急上昇を記録しました。
レアメタル関連のおすすめ株銘柄②:三井海洋開発
三井海洋開発もレアメタル・レアアース関連銘柄としておすすめです。同社はガス生産設備や浮体式海洋石油設備の設計や建造を行なっていますが、レアアースのニュースを受けて同社の株価も大きな値上がりを見せました。
レアメタル関連のおすすめ株銘柄③:アルコニックス
もう一つのおすすめ銘柄は、レアメタルやレアアースなどの金属製品を扱うアルコニックスです。これまでは輸出入業や商社機能がメインでしたが、近年、M&Aによって事業領域を製造業にも拡大しています。堅調な業績を挙げており、株価もここ数年で大きく上昇しました。
レアメタル関連銘柄の想定されるリスク

レアメタルやレアアースに関連するビジネスの場合、先に挙げたニュースのような好材料が出た時には関連銘柄が大幅な上昇を記録します。
レアアースの埋蔵は確実であり、自国で生産できるようになるとこの分野の世界勢力図も大きく変わることになると予想されますが、マイナスの材料が出た時には注意が必要です。
大量にレアアースが埋まっていても取り出すのが難しいなどの少し見通しの悪い材料が出るだけで、突然売りに転じて大きく値を下げることも考えられます。今後のニュースや関連動向に注意しましょう。
レアメタル関連銘柄を購入するおすすめタイミング
レアメタルやレアアースの関連銘柄は、それを材料とする最先端産業ともかかわってくるので、新技術に注目が集まるほどに今後さらに大きな話題となる可能性もあります。
政府もレアメタルの安定供給が政策上、重要だと言っていますから、これから注目テーマとして大きな人気を博すことも考えられます。
それを狙って今から仕込んでおくのもおすすめと言えますが、どんな投資であれリスクはありますので、常にアンテナを張っておき最新ニュースを逃さないようにしましょう。
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まとめ
レアメタルやレアアースは今後、大きく注目されるであろうテーマです。今後のニュースには大いに注目し、それに伴って関連銘柄の動向にも目を光らせておきましょう。