
本記事では、投資歴10年以上を誇る私がQUOカードを株主優待として扱っているおすすめの銘柄を紹介します。
株主優待の種類はたくさんありますが、その企業が提供している商品や割引券などを贈るケースが多く見られます。
一方で、社外の商品を贈っているところもあり、特に人気なのが金券です。銘柄の業種に関係なく誰でも利用できますので、利用範囲が広いというメリットがあります。
その中でもQUOカードは、使える店舗が多いのでとても便利で使いやすいのが特徴です。
QUOカードを株主優待としている銘柄はたくさんありますので、その特徴とおすすめ企業をチェックすることで、投資判断の一助とすることができます。
※本記事でピックアップする銘柄は株価動向などは考慮していないのでご留意ください
※投資は自己責任でお願いします
QUOカードの株主優待とは?
QUOカードを株主優待としてプレゼントしている企業は多く、特に業種の傾向もありません。
工業系や製造業、サービス業など多岐にわたりますので、投資の幅が広がります。また、全体的に権利確定の最低金額が低めとなっていて、10万円台でもらえるところが多いというのも魅力です。
気軽に株主優待目当てでの投資をしたいのであれば、おすすめのジャンルとなっています。
QUOカードを株主優待としているところでは、年に2回の権利確定をしている企業も多く見られます。

送付もスピーディーですし、コンビニやスーパーなど、いろいろなところで使えますので利便性が高いのが特徴です
QUOカードの株主優待の種類
株主優待としてもらえるQUOカードは、500円程度から送付されることが多いです。もちろん、株式保有数によってその金額は変わってきます。
総じて、100株で500円相当、500株から1,000株で1,000円相当というケースが一般的です。
また、中期もしくは長期の保有で有利となる条件を設けている企業も多めです。数年間株式を保有している株主には、1,000円程度のQUOカードを追加するという株主優待をしているところも見られます。
QUOカードだけの株主優待という企業もありますが、他の内容も用意しているケースも多くあります。
企業の商品や他の金券やポイントなどを提供している銘柄は、いろいろと選択肢があって便利です。

どれもだいたい換金額としては同じくらいですが、好きなものを買える金券タイプの株主優待が多いとより利便性が増します
QUOカードの株主優待におけるメリット
QUOカードは使えるシーンが多いので、便利というのが最も大きなメリットです。
株主優待の内容は企業によって多種多様ですが、中にはもらっても自分としては使えないというものもあります。その点QUOカードであれば、多くのお店で買い物をする時に使えるので使い勝手が良いです。
また、金額がはっきりとしているというのも、利回りを考える際には有利です。何らかの商品だと、「○○円相当」という形で優待利回りが示されます。
しかし、多くの物はネットなどで買うと、より安く買えるものです。そのため、実際の感覚としてはさらに利回りが安くなってしまうのです。
QUOカードの場合は、こうしたことが生じませんので、しっかりと利回りを計算できることになります。
さらに、自分で使わないとしても、最終手段として換金できるというのもQUOカードの強みです。

もちろん、金券ショップなどに持ち込む場合は、額面よりも安く買われてしまいますが、それでも現金を手に入れることができます。株主優待を現金化したいという人にとっては、おすすめの内容です
QUOカードの株主優待におけるデメリット
平均してみると、QUOカードを配布しているところは、多少優待利回りが低めの傾向にあります。
そのため、よりお得な株主優待が欲しいという人には満足度が低くなってしまいます。

また、豪華な商品や、普段あまり買わないような商品をもらえるところに比べると、株主優待そのものについての楽しみがありません。実用的で良いのですが、ちょっとした楽しみを味わいという人には不満かもしれません
QUOカードでおすすめの株主優待一覧!厳選6選!
「TOKAIホールディングス(3167)」

ガスや石油関連製品の販売をしています。また、インターネットプロバイダーや住宅、システム開発などもしていて、かなり幅広い事業を展開しています。
特にインフラに関わる事業を多くしているので、経営に安定性が見られるのがおすすめ理由です。株主優待は、QUOカードの他、レストランでの食事券や自社商品送付などがあります。選択肢が多いのが特徴です。
「キッコーマン(2801)」

食料関係の総合事業をしています。特に醤油製造においてはシェアナンバーワンです。国内だけでなく、海外における醤油販売も手広く行っています。
世界的な調味料メーカーであるデルモンテのアジア圏内商標を持っていて、世界的な影響力を持つ企業としても知られているというのもおすすめポイントです。
株主優待の内容は、同社の商品として調味料や飲料の他にQUOカードがあります。株式を3年以上保有していると、ダブルの株主優待があるので長期保有にもおすすめです。
「セントラル警備保障(9740)」

警備業界ではシェア3位です。業務提携をJR東日本としているなど、セキュリティ関連のシステムを多様化させています。
株主優待の中身としては、図書カードやQUOカードがあります。年に2回権利確定があるというのもおすすめな点です。
「ディップ(2379)」

バイトルドットコムを始めとする、求人サイト運営をしています。総合的な求人サイトだけでなく、海外向けや主婦向けなど、細かなターゲットに向けたサイトも作っていて人気を集めているのもおすすめな理由です。
QUOカードが年に2回もらえるという株主優待を行っていて、分かりやすい内容です。
「シーアールイー(3458)」

マスターリース事業をメインとしている企業です。特に倉庫などの物流系の不動産を扱っているのが特徴で、他にあまり競合企業が多くないため経営が安定しているというのが、おすすめしたい点です。
オーナーから土地や建物を借り上げて、運営するというビジネスモデルで、高いシェアを誇っています。株主優待はQUOカードです。
年に2回の権利確定があり、1月は500円ですが、7月には1,000分が贈られます。年間合計1,500円で、他の銘柄と比べてもお得感があるのもおすすめ理由です。
「不二電機工業(6654)」

電気関係のパーツを製造しています。特にスイッチなどのパーツの製造では、発電施設で使われる割合も高く信頼性が強みとなっています。
インフラ系の施設に使われているケースが多いので、業績も安定しています。さらに海外市場への進出にも積極的で、事業拡大の動きが見られるのもおすすめポイントです。
株式保有年数が3年を超えると、QUOカードの金額が倍になりますので、長期保有におすすめです。
QUOカードの株主優待のおすすめな利用方法
QUOカードは使い勝手が良いですし、換金率も高いので利用しやすい株主優待です。分かりやすい内容ですので、そのお得さに注目して投資するのがベストです。

優待利回りが高いところをチェックするのがおすすめです。また、長期保有者にはお得な優待となることも多いので、長期保有を検討するのもおすすめです
その他の株主優待のおすすめ
株主優待はこちらの記事で紹介したものだけではありません。国内の企業が提供する株主優待は非常にバラエティに富んでいます。
以下の記事では、各株主優待ジャンルの中でおすすめできるお得な株主優待を提供している銘柄を選定しています。宜しければぜひご覧ください。
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株主優待狙いでおすすめの証券会社ランキングトップ3!

株主優待狙いの場合は、自分が欲しい優待の銘柄を購入することが、証券会社利用の目的になると思います。そのため、大手の総合証券会社のような担当への相談や情報提供、過剰な分析ツールは不要です。
また一回の取引手数料が低く、優待を得るにあたって出来る限りコストを抑えることができる証券会社がおすすめです。
ただ、一口にネット証券といっても、手数料体系は会社によって異なりますし、同じ証券会社の手数料でも取引頻度や取引金額によって変わります。
また現在株式の最小販売株数=単元株は100株単位であり、優待目的であれば1つの会社につき数万円から数十万円の資金が目安です。要するに、「100万円以内の1回の取引手数料が安い」という条件が株主優待目的の証券会社選びではポイントになります。
上記を加味すると、ネット証券会社で取引手数料が小さい証券会社がおすすめになります!以下が、ネット証券会社の手数料まとめです。
【証券会社別:株購入額ごとの手数料】
証券会社 | 20万円以下 | 50万円以下 | 100万円以下 |
SBI証券 | 0円 (※アクティブプラン) |
0円 (※アクティブプラン) |
0円 (※アクティブプラン) |
楽天証券 | 0円 (※いちにち定額コース) |
0円 (※いちにち定額コース) |
535円 |
松井証券 | 0円 | 0円 | 1,100円 |
マネックス証券 | 198円 | 495円 | (成行注文)1,100円 (指値注文)1,650円 |
DMM.com証券 | 106円 | 198円 | 374円 |
ライブスター証券 | 106円 | 198円 | 374円 |
GMOクリック証券 | 107円 | 265円 | 479円 |
こちらの手数料表に基づくおすすめランキングは以下の通りです!

基本的には、国内の優待銘柄を購入するにあたって手数料以外の差は無いので、手数料が最も安いSBI証券がおすすめです
株主優待狙いでおすすめの証券会社ランキング1位:SBI証券
ネット証券において、口座開設数No.1を誇るSBI証券ですが、取引手数料も100万円以下で0円であり、株主優待向きの証券会社といえます。
「アクティブプラン(定額コース)」は無料で選択できますので、優待銘柄を購入数する費用はゼロで済みます!
無駄なコストをゼロに抑えられますので、株主優待を狙って株式を購入する際はSBI証券が圧倒的におすすめです。必ず口座開設しておきましょう。
私もメインの証券口座として活用しているSBI証券の詳細については、以下の記事にまとめていますので、宜しければぜひご覧ください。
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SBI証券は絶対に口座開設すべきおすすめの証券会社
▼以下のリンクから口座開設できます▼
SBI証券の開設はネクシィーズトレードへ
株主優待狙いでおすすめの証券会社ランキング2位:楽天証券

SBI証券と同様に、50万円以下の取引であれば「いちにち定額コース」で手数料が0円です。SBI証券との違いは、「いちにち定額コース」は50万円超100万円以下の購入金額になると943円の手数料が必要になる点です。
100万円以下の取引であれば「超割りコース(取引都度手数料発生)」の方が安くなりますが、それでも535円が取引手数料としてかかります。
手数料面ではSBI証券に劣りますが、楽天スーパーポイントを株式購入代金や手数料支払いに当てられるので、楽天を良く利用する人は口座開設をおすすめします。
株主優待狙いでおすすめの証券会社ランキング3位:松井証券
松井証券は取引毎ではなく、1日の約定代金で料金が決まるシンプルな手数料プランになっています。1日何回取引しても50万円以下であれば手数料がかかりませんのでおすすめの証券会社です。
また松井証券は、いちはやく投資信託の手数料ゼロに取り組んだり、ウェブサイトの文字を柔軟に変えられるインターフェースを提供するなど、ユーザーに優しい証券会社でもあります。
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松井証券
まとめ
QUOカードは、株主優待の中でも分かりやすく使いやすいのがメリットです。気軽に使えますし、年に2回の権利確定が多いというのも特徴です。

物をもらっても実際にはあまり使わないという人は、現金代わりになるQUOカードを出している企業がおすすめです