【2021年最新版】音通の株価は今後どうなる?今が買い時? | 株式投資アナリティクス@金融×戦略コンサル

個別銘柄分析

(株式投資アナリティクス編集部)

2020年は新型コロナウイルスの影響で、3月には1万6,358円19銭の年初来安値をつけるなど、株価が大きく変動する一年でした。2020年12月には年所来高値となる2万6,894円25銭まで上昇したとはいえ、まだまだ新型コロナウイルスの影響が残る中、株価は今後どのように変動していくのでしょうか。ここでは、音通の株価がこれからどうなるのか、今が買い時なのか見ていきましょう。

企業・ビジネスの特徴

音通は株式会社音通を核とし、4つの企業で構成されているグループ企業です。100円ショップである「FLET’S( フレッツ )」「百圓領事館」 を展開している株式会社音通エフ・リテール、日用雑貨の卸やネット通販を手掛けている株式会社ニッパン、カラオケ機器のレンタル・販売を展開している株式会社音通エンタテイメント、フィットネス施設やホットヨガスタジオを運営している株式会社ファイコムの事業会社4社で構成されています。

1981年3月の創業当初は貸しレコード店を運営していたこともあり、「気軽に楽しめる、時間と空間の提供、提案」をコンセプトにビジネスを展開しています。2020年3月末時点での資本金は16億8,100万円、従業員数は211名となっており、売上高は連結ベースで148億8,300万円と発表されています。
株式会社音通エフ・リテール・株式会社ニッパンが展開している食料品・生活雑貨事業としては、2020年9月末日時点で100円ショップ直営店舗143店舗、同FC店舗5店舗の合計148店舗を運営。主に関西と関東で店舗を展開しており、他の100円ショップとは一味違う豊富な品揃えが特徴です。関西・関東圏にお住まいの方なら一度は足を運んだことがあるのではないでしょうか。

株式会社音通エンタテイメントが展開しているカラオケ関連事業では、業務用のカラオケ機器や周辺機器の賃貸および卸売事業を行っています。主要な販売先としては、カラオケBOX・スナック・ラウンジ等、約5,500店舗となっています。業務用カラオケ分野においては全メーカーを取り扱っており、独自のビジネスモデルを構築しメンテナンス等のアフターフォローにも力を入れています。
株式会社ファイコムが展開しているスポーツ事業としては、2020年9月末日時点でスポーツクラブ「JOYFIT」を3店舗、24時間型のフィットネスジム「JOYFIT24」を18店舗、フィットネス・ジムである「FIT365」を7店舗、ホットヨガスタジオ「LAVA」を1店舗の合計29店舗を運営。事業戦略として、どこで入会しても全国の店舗を利用できる「どこでもJOY」や、オリジナルのレッスン動画の配信、店舗以外の場所でのレッスンなど、新たな体験を顧客に提供しています。

さらに、IP事業としてコインパーキングを運営しており、2020年9月末時点で大阪・京都・兵庫にて56ヵ所852車室を展開しています。利用実績や近隣の競合状態などを細かく分析して、きめ細かな経営を行っていることが特徴です。
このように様々な事業を行っておる音通グループですが、今後の株価はどうなっていくのでしょうか。

直近の主要な動向

音通グループの今後の株価について見る前に、直近の動向について分析してみましょう。

2020年11月に、四半期報告書第42期第2四半期(自2020年7月1日至2020年9月30日)が公開されています。これを見ると、やはり音通グループも新型コロナウイルスの影響を免れることは出来なかったことが読み取れます。休業要請に応じたスポーツ事業部門の施設等において、休業期間中に発生した人件費、家賃、減価償却費などとして147,277千円を特別損失として計上しています。緊急対応策として、金融機関からの新たな借り入れによってキャッシュ・ポジションの調整を行い財政状況の不安定さを回避しています。また、新規の設備投資案件を一時停止するといった措置を行っていますが、これらの緊急対応策は今後の世間の情勢によって、段階的に正常な状態へと戻されることでしょう。

また同じく2020年11月には、2020年8月に発表していた2021年3月期第2四半期の連結業績予報の数値を上方修正するなど、明るいニュースも出てきています。これは、メインである食料品・生活雑貨小売事業が引き続き好調であることに加えて、スポーツ事業およびカラオケ関係事業も徐々に回復傾向にあるため、と発表されています。

今後の株価推移予想・投資判断

では、音通グループの今後の株価について見ていきましょう。今後の予想としては、当面新型コロナウイルスの影響が続くと考えられ、売上高は下がる見込みだとされています。ただし、食料品・生活雑貨小売事業が好調であることや、政府の「GO TOキャンペーン」の影響でコインパーキングなどの利用が回復傾向にあることなどをふまえ、営業利益・経常利益ともに増加する予報となっており、会社予想の経常増益率は253.8%となっています。

音通の株は配当もあり、また「讃岐味のうどんギフトセット」といった株主優待も受けられることから、比較的人気のある銘柄となっています。好調の食料品・生活雑貨小売事業では、大型店を中心に約6店舗のリニューアル計画があり、今後は100円以外の高価格帯の商品の充実をはかる予定なので、客数・客単価ともに増加が期待できるのではないでしょうか。
以上のことから、音通グループは今後、株価が上がる可能性がある銘柄だと考えられます。

投資する上で想定される当社の事業リスク

音通グループでは、前述のとおり様々な事業を展開しています。コロナ禍にあっても、ステイホームのための食料品備蓄や家環境の充実といった観点から、食料品・生活雑貨小売事業は好調な推移を保っています。また、一時期落ち込んでいたコインパーキング事業もここのところは回復の兆しにあります。

ただし、フィットネスクラブを中心としたスポーツ事業や、カラオケ機器のレンタルや販売を中心としたカラオケ関係事業では、依然として厳しい状態が続いており、どのような対策を講じるか注視する必要があります。不調が続く事業から撤退するのか、テコ入れをするのかといった今後の対応次第では、今後の株価に影響を及ぼす可能性もあると言えるでしょう。

まとめ

音通の今後の株価について、現時点では今後大きく変動をするような要素が見当たりません。比較的安いことや、株主優待があること、配当があることなどから、一般投資家にも人気の銘柄となっており、初心者の方でも手を出しやすい銘柄と言えるのではないでしょうか。食料品・生活雑貨小売事業は今後も好調が続くと予想されます。ある程度安定した株価を維持するのではないかと考えられます。

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