本記事では、オセアニア地域を対象とした投資信託でおすすめの銘柄をご紹介しています。
投資の世界では、特定の投資に集中することはおすすめではないとされています。
「すべての卵を一つのカゴに盛るな」というアメリカ発祥とされている格言もあり、1つのカゴに全ての卵を盛るとカゴを落とした時に取り返しがつかないから、複数のカゴに卵を分けて入れるのがおすすめなのです。
この格言は分散投資の重要性を表しているのですが、分散投資を意識するのであれば投資信託にも目を向けたいところです。
投資信託は少額がから始められるためハードルが低く、そして種類も豊富であることから分散投資には向いています。

分散投資を意識しつつ利益にも期待したい場合、オセアニア地域の投資信託を選択するのもおすすめです
尚、掲載している投資信託のおすすめ銘柄は、元銀行員として培ったデューデリジェンスの技法を駆使して選定しています。
また新型コロナウイルスの影響で市場全体の値動きが不安定になる傾向がありますので、銘柄選定においては十分にご注意ください。
投資判断のご参考・一助になれば幸いです。
(※投資はくれぐれも自己責任でお願いします)
オセアニア地域型の投資信託とは?
オーストラリア、ニュージーランドを始めとした14の国のことをオセアニア地域と呼びますが、これらの地域は投資の世界でも注目を集めています。
投資の世界だとアジア地域とオセアニア地域をまとめてアジア・オセアニアとして扱うことも多いのですが、これらの地域は株式の収益に期待が持てるのが魅力です。
出生率が高く、さらに移民を受け入れている国が多いことから人口の増加率が伸びています。かつての日本が高度経済成長を果たしたように、人口の増加は経済を上向きにさせる非常に肝要な要素です。

魅力的な下地を持っているのがオセアニア地域であり、この魅力的なエリアで投資を扱っているファンドは多く存在します
オセアニア地域型の投資信託のメリット
オセアニア地域単独で見た場合、最も国土が広いのはオーストラリアであり、小さな島国を中心に構成されている地域のため単純な人口はそう多くはありません。
日本以外のアジア地域と比べると人口はさほど多くはありませんが、オセアニア地域は高水準な人口増加率が見込めるのがポイントです。
これはあくまで予測なので実際にこうなるとは限りませんが、オセアニア地域は2015年から2050年までの35年でおよそ1,000万人の人口増加が見込まれています。
人口自体はそう多くはなくても人口増加率で見ると36.9%とアジア地域よりも高く、アフリカ地域に次いで人口増加率の面で期待できるエリアなのです。
これから人口が増えていくと予想されている地域のため、当然ながらその市場の魅力も比例して増していきます。
短期的に見れば株価が下がることももちろんありますが、中長期的に見ればオセアニア地域は相場の上昇による利益が期待できるエリアだと考えてください。
市場に魅力があっても、実際に株式の銘柄を購入できなければあまり意味がないのも確かです。
自ら投資を行う場合、FXでオーストラリア・ドルやニュージーランド・ドルを扱う、もしくは一部の証券会社が扱っているオーストラリアの株式銘柄くらいしか選択肢がありません。
しかし、オセアニア地域で投資を手掛けているファンドにお金を預けることで、現地に投資ができるのです。

投資信託ではプロが投資先を選ぶため、オセアニア地域のどのような株式銘柄がおすすめなのかが分からなくても問題はありません
オセアニア地域型の投資信託のデメリット
オセアニア地域の投資信託のデメリットは、日本の株式銘柄を対象としているファンドと比べると手数料が割高な点です。
先に書いたように、投資信託は少額から始められる投資ではあるものの、手数料はそれぞれの投資信託によって異なります。
これはオセアニア地域ならではの問題ではなく、海外の投資信託全般の問題ではありますが、全体的に手数料は高めです。

特に、手数料のうち保有しているだけで差し引かれる信託報酬は高めに設定されていることが多いため注意しなければいけません
オセアニア地域型の投資信託の選び方
オセアニア地域の投資信託は、他の地域と比べるとファンドの選択肢がさほど多くはありません。ファンド選びで必ず押さえておきたいポイントの1つが純資産で、こちらはファンドが所有する資産の合計です。
純資産の数字が大きいファンドはそれだけ人気を集めており、同時に体力があるのですが、オセアニア地域のファンドは純資産の数字が大きなところも多く安定感が期待できます。
ただし、この数字は日々変動するため、現時点ではよくても段々と減っていくことも珍しくはありません。
不安感から投資家から見限られて解約が連鎖した場合などは、一気に純資産が減ることも十分にあり得ます。
100億円以上の純資産があれば一定の安定は期待できるものの、そのファンドの純資産が過去と比べて大きく目減りしていないかはチェックしておきたいポイントです。

純資産の大きな目減りの要因としてまず考えられるのが株式の銘柄などの運用成績が芳しくない点なので、純資産の数字の大きさだけでなく過去との比較もファンド選びの重要ポイントです
オセアニア地域型の投資信託おすすめ一覧!厳選5銘柄
オセアニア地域を扱っているおすすめファンドは複数あり、まずは大和投信のハイグレード・オセアニア・ボンドオープンを紹介します。
オーストラリア・ドル建てや、ニュージーランド・ドル建ての国際債権を主に扱っているファンドであり、純資産は現時点で1671億円と相当の安定感を誇っているのが魅力です。
続いておすすめなのは、三井住友DSアセットマネジメントの短期豪ドル債オープンも国際債券を扱っており、債権のうちオーストラリア・ドル建ての公社債をメインにしています。
現時点での純資産も1239億円と安定感がありますが、為替変動の影響を抑える為替ヘッジを原則として行わないと公言しているため、そこは留意したいところです。
三井住友トラスト・アセットマネジメントのオーストラリア公社債ファンドも同様に国際債券を扱っており、純資産が1102億円と安定感の面でおすすめのファンドの1つです。
ニッセイ・アセットマネジメントのニッセイオーストラリア高配当株ファンドは純資産が現時点で430億円で、オーストラリアの株式の銘柄に投資しており、中長期的な視点を持つおすすめファンドです。
原則として毎月28日、もしくはその翌営業日に収益分配が行われるため、投資信託に毎月の利益を期待するのであれば候補に入れてください。
同じく、ニッセイ・アセットマネジメントのニッセイ豪州ハイ・インカム株式ファンドは、オーストラリアの株式の銘柄などを始めとして様々な金融商品にバランスよく投資しています。
今回紹介する5つのファンドの中では唯一、バランス型と呼ばれる投資信託であり、分散投資による安定性が特徴です。現時点1110億円と純資産の面でも安定感があるため、バランス型の投資信託を探しているのであればおすすめのファンドの1つです。
オセアニア地域型の投資信託を購入する際の留意点
安定性を重視して紹介しましたが、オセアニア地域を扱っている銘柄は全体的にハイリスクハイリターンの傾向があり、政治情勢や景気の影響で扱う銘柄が暴落する恐れも否定はできません。
日本などの先進国であっても銘柄の暴落のリスクは当然ながらありますが、そのリスクはオセアニア地域の方が上です。
短期的な保有では全く縁がないかもしれませんが、長期的に保有する場合は暴落とまではいかなくてもファンドが扱う投資に悪影響が起こるケースは十分にあり得ます。

そのような状況でも慌てずに対応できるか、これはオセアニア地域の投資信託にお金を預ける上で気を付けたい肝要なポイントの1つです
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また純粋な投資信託と類似する商品としてETF(上場投資信託)が存在します。ETFは投資信託と同様、リスク分散が図れ積立にも向いている商品です。
加えて、高い利回りを誇る分配金を定期的に得ることができる商品が多数存在しています。
以下の記事では、ETFのおすすめ銘柄について紹介していますので、宜しければ併せてご参照下さい。
▼内部リンク▼
積立におすすめ!ETFの厳選3銘柄【分配金や値上がり益を期待】
投資信託購入を検討している方へのおすすめ投信
本記事で紹介した投資信託以外にも、パフォーマンスに優れるおすすめの投資信託は存在します。併せて検討してみてはいかがでしょうか。
投資信託のおすすめ商品サービス①:三井住友DSアセットマネジメント投信
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投資信託のおすすめ商品サービス②:ひふみ投信
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投資信託と併せて検討したい積立投資
投資信託と併せて活用した投資手法が積立投資です。積立投資は、リスクを低減しつつ将来の資金確保を進めることができる優れた手法です。
最近では、優れた運用パフォーマンスを誇る商品や100円単位で手軽に始められる商品サービスが存在しており、積立投資で利益を上げられる可能性やアクセスが向上しています。
以下の記事では、あなたの資産形成の一助となる、パフォーマンスに優れつつも手軽に開始できる積立投資の商品・サービスを紹介しています。宜しければ併せてご参照下さい。
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ほんの一握りの富裕層を除き、会社勤めなどの本業からの収入のみでは将来的に生活が困窮するのは目に見えています。
まとめ
オセアニア地域は投資の世界でも注目を集めており、人口増加をベースに今後の成長が見込めることからおすすめとして押さえておきたいエリアです。
投資信託を始めたいけれども国内のファンドには魅力を感じられない、リスクは承知の上で成長しそうなファンドを見つけたい、そのように考えているのであればオセアニア地域を扱っている投資信託を検討してください。