本記事では、純資産100億円以上の投資信託でおすすめの銘柄をご紹介しています。
投資信託はいろいろと販売されているので、何を選べばいいかわからないという声をよく聞きます。いろいろと選び方のポイントがありますが、その中のひとつに純資産総額があります。

純資産100億円以上の大きな投資信託のファンドを購入する際の注意点やメリットデメリットなどを前もって理解しておきましょう
尚、掲載している投資信託のおすすめ銘柄は、元銀行員として培ったデューデリジェンスの技法を駆使して選定しています。
また新型コロナウイルスの影響で市場全体の値動きが不安定になる傾向がありますので、銘柄選定においては十分にご注意ください。
投資判断のご参考・一助になれば幸いです。
(※投資はくれぐれも自己責任でお願いします)
純資産100億円以上型の投資信託とは?
純資産100億円以上の純資産とは、ファンドの規模が大きく安定している投資信託と考えればいいでしょう。
純資産総額は投資家の出資総額だけでなく、ファンドマネージャーがその資金を元手にして運用して運用益が発生した場合、こちらも加算されます。ですから純資産総額は、その都度上下動するものです。
純資産100億円以上ある投資信託は、なかなかありません。それだけ多くの人が出資している、運用実績が好調で利益が出ていることの証明です。

純資産総額がどの程度の規模なのか、ファンドの実力を推し量るうえでの一つの指標になりえます
純資産100億円以上の投資信託のメリット
純資産100億円以上型投資信託のメリットは何といっても、資金が潤沢にある点です。投資で資産を増やすためには、分散投資が必要です。
そうすればリスクも分散できるからです。100億円以上あれば、それだけ広範囲にわたって分散投資ができリスクも低減できます。
また純資産が大きければ大きいほど、その中に占める経費率も少なくなります。効率的な運営が可能になるわけです。
純資産100億円以上あれば、運用体制も充実させられます。より多くの経験豊富な実力あるファンドマネージャーを採用できるので、的確な運用も可能です。

規模が大きくなれば、それだけ知名度も高いですし、より多くの投資家から注目されます。このため、より積極的に情報公開を行っているところが多く透明度が高いのもメリットです
純資産100億円以上の投資信託のデメリット
純資産100億円以上のような大型の投資信託の中でも、急激に規模が大きくなったところはデメリットもあります。運用資産が急増した結果、現金の保有比率が一気に高まります。するとたとえ投資した資産の価格が上昇しても、お金があまりに多くあるのでその効果も薄まってしまいます。
また多くの資金があると、例えば中小型の銘柄を購入した場合、その影響が強まってしまいます。中小型の銘柄は流動性が大型の銘柄と比較して流動性は低いです。

その結果、自分たちが投資した結果、購入した銘柄の価格を吊り上げてしまいかねません。このように現金があまりに多いと手に余って、結果的にマイナスに振れてしまうことも考えられます
純資産100億円以上の投資信託の選び方
純資産100億円以上の投資信託を選ぶ際に、その純資産がどのように推移しているかに注目しましょう。長時間かけて、徐々に増えているような銘柄はおすすめです。
このような銘柄は運用実績や優れた品質が投資家を引き寄せていて、評価されていることがうかがえるからです。
また資産のタイプで比較してみるのも一つの方法です。投資信託は、いろいろな銘柄を購入して資産運用しています。
国内外の株式や債券、不動産投資信託などが考えられます。これらの金融商品をどのような比率で運用しているかをチェックしましょう。

債権が多ければ大きなリターンはないけれどもリスクは低めで、株式中心の場合値動きが激しいので短期間で資産を増やせる可能性がある半面、大きな下落リスクも高いです。どのような形で運用しているかも確認してみるといいです
純資産100億円以上の投資信託おすすめ一覧!厳選5銘柄
①ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド
まずおすすめの純資産100億円以上の投資信託の銘柄は、ピクテ・グローバル・インカム株式ファンドです。
2020年3月末時点で純資産総額は9000億円弱に達しています。これは国内の投資信託の中でもトップクラスの規模です。
電力やガス、水道などの世界の公益株を使った運用を行っています。高利回りのものを中心に運用しているので、安定した実績が期待できます。
先進国株式が9割以上を占めています。新興国の銘柄が少ないので、下落リスクは低めです。
②東京海上・円資産バランスファンド
2つ目のおすすめ純資産100億円以上の銘柄として、東京海上・円資産バランスファンドが挙げられます。
2020年3月末時点で7000億円弱の純資産を抱えていて、これもかなりの大規模な銘柄です。こちらの投資信託は複数のマザーファンドを通じて投資しています。
国内の複数の金融商品に分散投資しているのが特徴です。日本債券70%、株式とREITにそれぞれ15%という比率です。
基準価額の変動リスクが大きくなった場合には柔軟に対応しているのが魅力で、リスクを年率3%程度の抑制を目的にして、株式やREITの比率を引き下げます。その代わりに短期金融資産などに資産を回します。
③フィデリティ・USリート・ファンドB
3つ目におすすめしたい純資産100億円以上の銘柄は、フィデリティ・USリート・ファンドBです。2020年3月末の時点で5000億円弱の純資産総額を誇ります。
こちらは主にアメリカの取引所に上場されているREITに投資を行っています。FTSE NAREIT Equity REITs インデックスの円ベースの指数をベンチマークにして、それと連動した運用スタイルが基本です。
④次世代通信関連 世界株式戦略ファンド
4つ目のおすすめ純資産100億円以上の銘柄は、次世代通信関連 世界株式戦略ファンドです。2020年3月末時点での純資産総額は4700億円強あります。
銘柄の通り、次世代通信関連企業の株式に投資しています。出資するかどうかの判断基準として、世界各国の金融商品取引所などに上場、もしくは上場予定のある銘柄を対象にしています。
為替ヘッジは行っていないので、その点は留意しておきましょう。
➄ひふみプラス
最後に紹介したいおすすめ銘柄が、ひふみプラスです。投資信託の世界では比較的有名なファンドです。
2020年3月末の時点で4600億円強の純資産総額を誇ります。主に国内外の上場している株式を対象に投資しています。株式市場を選ぶにあたって、経済循環や発展状況、経済構造の変化など総合的に判断します。
中長期的な運用を前提にして投資を行っているので、比較的安定した状態で値動きしていておすすめできます。
純資産100億円以上の投資信託を購入する際の留意点
純資産100億円以上でも、中にはあまりおすすめできない銘柄もありますので、その部分は留意しておきましょう。
特におすすめできないのは、純資産が急増した後急激に減少しているような銘柄です。これはおそらく有名な証券会社の販売力を使って、一気に販売できたものの、後の続いていない状況がうかがえます。

どんどん投資資産が流出している、ということは運用がうまくいっていない、芳しい成績を上げていない可能性が高いです。このような銘柄を購入すると、後々損をしてしまうかもしれないので注意しましょう
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また純粋な投資信託と類似する商品としてETF(上場投資信託)が存在します。ETFは投資信託と同様、リスク分散が図れ積立にも向いている商品です。
加えて、高い利回りを誇る分配金を定期的に得ることができる商品が多数存在しています。
以下の記事では、ETFのおすすめ銘柄について紹介していますので、宜しければ併せてご参照下さい。
▼内部リンク▼
積立におすすめ!ETFの厳選3銘柄【分配金や値上がり益を期待】
投資信託購入を検討している方へのおすすめ投信
本記事で紹介した投資信託以外にも、パフォーマンスに優れるおすすめの投資信託は存在します。併せて検討してみてはいかがでしょうか。
投資信託のおすすめ商品サービス①:三井住友DSアセットマネジメント投信
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無料ですので口座開設しておきましょう。口座開設や、より詳細な情報は以下のリンクからご確認ください。
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月々1,000円からムリなく資産形成。スマホ・PCから簡単口座開設!【三井住友DS投信直販ネット】
投資信託のおすすめ商品サービス②:ひふみ投信
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運用実績も抜群です。その優秀さやコンセプトからトムソン・ロイター・ファンド・アワードやR&Iファンド大賞を受賞しています。こちらも無料ですので、ぜひ口座開設しておきましょう。
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投資信託と併せて検討したい積立投資
投資信託と併せて活用した投資手法が積立投資です。積立投資は、リスクを低減しつつ将来の資金確保を進めることができる優れた手法です。
最近では、優れた運用パフォーマンスを誇る商品や100円単位で手軽に始められる商品サービスが存在しており、積立投資で利益を上げられる可能性やアクセスが向上しています。
以下の記事では、あなたの資産形成の一助となる、パフォーマンスに優れつつも手軽に開始できる積立投資の商品・サービスを紹介しています。宜しければ併せてご参照下さい。
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積立投資で超おすすめの商品・サービスまとめ10選!ローリスクで資産形成
ほんの一握りの富裕層を除き、会社勤めなどの本業からの収入のみでは将来的に生活が困窮するのは目に見えています。
まとめ
純資産が100億円以上ある銘柄というのは、数ある投資信託の中でもごく一部です。経済基盤がしっかりしているので、基本的にこのような銘柄を購入するのはおすすめです。安定した運用が期待できるからです。
ただし中には徐々に目減りしている銘柄もあります。これは近年の運用がうまくいっていないので、そのようなファンドの購入は慎重になったほうがいいです。
投資信託を購入する際には表面上の資産総額だけでなく、これまでの運用実績まで総合的に判断しましょう。