
本記事では、日本電産について銘柄分析を実施しています。以下のようにお考えの方に読んで頂く意義があります。
- 日本電産の株価は2021年にどうなる?
- 今後の株価を占う上で直近決算やその後の動向は?
株式投資で着実に利益を上げるには、投資する銘柄についての情報をあらかじめしっかりと把握しておくことが重要です。
結論として、個人的な見解ですが、高値で警戒する必要はあるものの、日本電産は日本電産は、今後の成長期待も高く、投資するには魅力的な銘柄です。
日本電産の企業概要や事業の特徴に加えて、最新の動向や今後の株価の値動きの予想などを紹介していきますので、投資を考えている方はぜひ参考にしてください。

投資歴10年以上、元銀行員のデューデリジェンス能力をフルに駆使しした分析を分かりやすく解説していきます
※投資は自己責任でお願い致します
※情報は随時更新していきます
日本電産の基本データ

- 時価総額:8.34円
- PER:87.94倍
- PBR:8.65倍
- 配当利回り:0.43%

コロナ下の落ち込みは小さく、また株価は右肩上がりで推移しています
日本電産の企業概要および事業の特徴

まずはじめに、日本電産という企業の概要とその事業の特徴について説明します。
日本電産は、精密小型モーターの世界的な製造メーカーです。「世界No.1の総合モーターメーカー」を標榜し、高成長、高収益、高株価、高技術、高待遇を長期にわたって維持向上することによって株主価値を向上させ、それによって株主の負託に応えるというのを基本方針として掲げています。
この方針に基づいて、1984年に米国のトリン社の軸受ファン部門を買収して以降、M&Aといわれる企業買収などの手法を駆使して積極的に事業を拡大してきました。
当社のM&A戦略は、優れた技術力を有するものの業績が振るわない企業を見つけ出して買収するというのが特徴です。リストラを行わずに日本電産のノウハウを注入して買収した企業を再生させることによって、これまでに巨額の利益を生み出してきました。
M&Aを行っても、なかなか業績拡大に結び付けられない日本企業が少なくない中で、当社は優れた実績を上げ続けているため、マーケットにおいてはM&Aに長けた企業としての評価を確固たるものにしています。
M&Aを含めた当社の経営戦略の指揮を執っているのは、創業者でもある永森重信氏です。1973年に3人の仲間とともに「世界一になる」というシンプルな目標を掲げて起業して以降、精密小型モーターを事業の軸に据えて世界一の規模になるまで日本電産を育て上げてきました。
テレビや新聞などのメディアへの出演も多いため、一度は同氏の名前を目にしたことがあるという方は少なくないのではないでしょうか。投資を行う上ではぜひ知っておきたい人物ですので、この機にその名前を憶えておくと良いでしょう。
なお、多くの大企業が東京に本社を移す中で、日本電産は現在でも創業の地である京都に本社を置いています。
日本電産の中核事業は、前述した精密小型モーターです。米国を代表する半導体メーカーであるインテル社にOEM供給を行うなど、その技術は世界で高く評価されています。
当社は、傘下に332社の連結子会社と4社の持分法適用会社を抱えており、精密小型モーターに加えて、車載用製品や機器装置の開発や販売を手掛けています。

また、関係会社の中には、家電や産業用製品、電子・光学部品の製造・販売を行っているところもあるなど、グループ全体では非常に多岐にわたる事業を展開しているという点も併せて頭に入れておくと良いでしょう
日本電産の直近動向(最新決算詳細・ニュース)
日本電産の特徴を見てきましたが、今後の株価を占う上で、同社の直近の動きを見ていきます。
最新の決算の詳細
2020年3月期の日本電産の決算は、売上高が1兆5,348億円、営業利益が1,103億円、税引前当期純利益が1,069億円、当期純利益が601億円となっています。
売上高に占める営業利益の割合を示す営業利益率は約7.2パーセントとなっており、これは製造メーカーとしては比較的高い水準です。
また2021年1月に発表された2021年3月期3Q決算においては、業績が想定を上回って堅調に推移していることから、従来の営業利益予想:1,400億円に対して、+150億円引き上げられ1,550億円になると上方修正しています。
【業績サマリー】

累計の連結売上高は、前年同期比+2.2%となり3Q累計で過去最高を更新しています。営業利益は同+24%で増収増益を達成しました。
この上方修正は新型コロナウイルスの影響が起因しています。巣ごもり需要を背景に、冷蔵庫や掃除機、エアコンといった家電の需要が堅調に推移し、搭載されているコンプレッサーや換気装置、ファンなどの売上が伸びています。

また、今後は需要が拡大している電気自動車向けのモーターの開発に力を入れる方針であるという点も併せて発表されています。電気自動車はバイデン政権下で強力に推し進められる想定のグリーンエネルギー政策で追い風を受けると見られており、非常に有望な領域です
日本電産の決算を受けた個人投資家の反応:Twitter
日本電産は知名度が高く、注目されている銘柄です。
ツイッターでも多くのつぶやきが寄せられています。
直近の日本電産の決算に対しては、ポジティブなコメントが多いですね。
日本電産の株価は今後どうなる?買い時?

日本電産の株価は、2020年3月のコロナショック時に一時5,000円を下回りましたが、そこからV字回復を果たしており、2021年に入ってからは14,000円を上回る水準で推移しています。
同年1月には業績予想の上方修正や自社株買いが発表されているほか、アメリカにおける大型の景気刺激策なども取りざたされているため、しばらくは堅調な状態が続く可能性が高いです。
従って、当面の投資判断は「買い」検討可能だと考えています。

一方、足元の株価はPBRやPERを見ても割高な印象は否めません。そのため、相場トレンドの転換や今後成長期待に疑念を抱かせるようなイベントが発生した場合には「売り」に転じるというのも一案です
日本電産へ投資する上で想定される当社の事業リスク
日本電産に投資する際に想定される事業リスクにはどういったものがあるのでしょうか。
中でも留意すべきなのは、政治・経済状況の変動に係るリスクです。米中間の対立の激化や新型コロナウイルス感染症のさらなる拡大によって、世界経済が一段と悪化するような事態になった場合には、業績が大きく下振れして株価が下落する可能性があります。
政治・経済といったマクロ環境の影響で、主力製品である小型モーターが搭載されているハードディスクドライブ(HDD)市場の縮小に伴うリスクに留意する必要があります。

HDDの需給はそれを利用する企業の設備投資動向に左右されるため、景気が悪化すれば売上への影響が避けられません
日本電産以外の注目銘柄
本ブログの記事で、注目すべき個別銘柄の動向をチェックして分析していますので、よければぜひご覧ください。
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個別銘柄分析まとめ
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まとめ

日本電産について銘柄分析を実施してきましたが、いかがでしょうか?
結論として、個人的な見解ですが、高値で警戒する必要はあるものの、日本電産は日本電産は、今後の成長期待も高く、投資するには魅力的な銘柄です。

株価が右肩上がりとはいえ、勿論リスクもありますので投資タイミングはしっかりと吟味しましょう