【2021年最新版】村田製作所の株価は今後どうなる?今が買い時? | 株式投資アナリティクス@金融×戦略コンサル

個別銘柄分析

(株式投資アナリティクス編集部)

村田製作所といえば、誰もが一度は耳にしたことがあるグローバル企業でしょう。さまざまな電子部品を開発・製造しているメーカーですが、時代の流れを先読みして、新たな事業にも着手しているようです。そんな村田製作所の株価は、いつが買い時なのでしょうか。ここでは、村田製作所の直近の動向を踏まえて、今後の株価推移を予想していきます。

企業・ビジネスの特徴

村田製作所は、京都府長岡京市に本社を構える電子部品メーカーです。設立は1950年12月23日(1944年10月創業)で、さまざまな技術や製品を開発して、エレクトロニクス業界を牽引してきました。材料から製品まで一貫生産体制を特徴としており、製品の9割以上は海外で販売されるなど、グローバル企業としても知られます。ブランドロゴの「R」は、Research(研究)という意味もかねており、R&Dや新技術を通じて社会に貢献していくという姿勢を表しているそうです。加えて、「Innovator in Electronics®(エレクトロニクスの改革者)」というスローガンのもと、一人ひとりの社員が改革者としてモノづくりに携わっています。

村田製作所はセラミックスコンデンサを主力商品としており、世界トップクラスのシェアを誇ります。他にも世界的な高シェア製品が複数あり、wi-fiモジュールは世界シェア約6割、ショックセンサは世界シェア9割強となっています。これらの製品開発を支えているのが、研究開発拠点です。2020年12月には「みなとみらいイノベーションセンター」が新たに加わって、国内(滋賀県・京都府・神奈川県)の研究開発拠点は5つになりました。また、新製品の開発だけでなく、M&Aを進めるなど周辺分野へも事業を拡大しています。電池事業や自動車をはじめ、ヘルスケアやIoTなどの分野にも力を入れています。

村田製作所といえば、ロボットを一番に思い浮かべる人もいることでしょう。たとえば、2005年に登場した「ムラタセイサク君」は、自転車に乗っているロボットです。村田製作所の高い技術力や製品力などを、一般向けにわかりやすく紹介するために開発されました。ムラタセイサク君の大きさは50センチほどで、前後の走行が可能であることに加え、停止しても倒れることがありません。その後2008年には、一輪車に乗った「ムラタセイコちゃん」も登場しています。ムラタセイサク君のいとこという設定で、女性社員がデザインを手掛けたのだそうです。このように村田製作所では、エレクトロニクスの可能性をロボットを通して伝えています。

村田製作所はまた、社会貢献活動にも注力しています。創業当時から受け継がれている言葉に「独自の製品を供給して文化の発展に貢献する」があげられます。最先端の電子部品や多機能なモジュールなどを開発・製造することはもちろん、このような事業を通じてさまざまな社会問題に取り組んでいるのです。持続可能な社会を実現するために、エレクトロニクスの分野を中心に、IoTという新規分野にも果敢に挑戦しています。

直近の主要な動向

第1四半期(4~6月)の連結決算が、2020年7月31日に発表されました。売上高・営業利益・純利益のいずれもが、前年同期の実績よりも減少する結果となっています。カーエレクトロニクス向けのコンデンサが大きく落ち込んだこと、スマートフォン向けのリチウムイオン電池が減少したことから、売上高が減収したようです。営業利益に関しては、固定費の減少というプラス要因があったものの、為替変動リスクや製品価格の値下がりなどの影響を受けて、前年同期に比べて約18%の減益となりました。

しかしながら、7月に入ってからは、状況が上向きに変わってきているとのことです。第2四半期(7~9月)の売上高は3500億円と想定されていますが、7月末の時点で想定を上回っています。第1四半期(4~6月)に落ち込んだカーエレクトロニクス向けコンデンサが、7月に入ってから改善したことが大きな要因と考えられます。村田製作所の主力製品である積層セラミックコンデンサは、健全な状態に戻りつつあるといえるでしょう。他にも、5G通信に対応している通信ユニットや基盤などに対する需要も高くなっています。また、営業利益率は約14%と、製造業としては高い数字を変わらず維持し続けています。

今後の株価推移予想・投資判断

村田製作所の株価は、2020年11月に大きく上昇しました。主力製品のセラミックコンデンサと電池事業への期待が高まっているものと考えられます。環境対策として、再生可能エネルギーの有効活用が世界規模で進んでいます。今後の需要拡大が予想されている電池事業に、村田製作所はいち早く取り組んでいるのです。

自動車産業はもちろん、スマートフォンや宇宙開発といった分野でも、高性能な電池に関する需要が高まっています。世界シェアを誇るセラミックコンデンサに加え、電池事業へも展開していくことで、村田製作所の業績は今後向上していくものと予想されます。そのため、株価は中長期的に上昇すると考えられており、今後の動向が注目されています。

投資する上で想定される当社の事業リスク

電子部品関連の業界は、景気の動向に左右されやすいという特徴を持ちます。たとえば、2015年後半から村田製作所の株価は大きく下落しましたが、これには中国経済の減速が大きく影響しているもの考えられています。その後株価は上昇したものの、これには主力の電子部品事業ではなく、電池事業の需要が伸びたことが影響しているようです。電池事業に関しては、今後もますます需要が伸びていく可能性が高いでしょう。したがって、懸念されるリスクとしては、電子部品事業の売り上げが大きく落ち込むような事態が今後起きるかもしれないということです。

たとえば、米中貿易摩擦によって中国経済が著しく減速した場合は、電子部品に関する需要が大幅に減少するおそれがあります。その結果、村田製作所の業績は伸び悩むことになり、株価が下がってしまうかもしれません。5Gに必須の積層セラミックコンデンサが、今後どこまで伸びるのか、そこが分かれ道になるといえるでしょう。

まとめ

電子部品関連の商品で世界トップシェアを誇るまでに成長した村田製作所は、そこに甘んじるような企業ではありません。一人ひとりの社員が改革者として、電池事業やヘルスケア、IoTといった新規分野の開拓にも力を入れています。

時代の流れを察知して臨機応変に事業を展開している村田製作所は、今後の動向が期待される有望株といえるでしょう。

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