本記事では、毎月分配型投資信託のおすすめ銘柄をご紹介しています。
投資信託にはいろいろなタイプがありますが、今回紹介する毎月分配型の投資信託は根強い人気があります。

一時は金融庁からの指導もあって落ち込んでいた時期はありましたが、またシルバー世代を中心に人気回復しています
尚、掲載している投資信託のおすすめ銘柄は、元銀行員として培ったデューデリジェンスの技法を駆使して選定しています。
また新型コロナウイルスの影響で市場全体の値動きが不安定になる傾向がありますので、銘柄選定においては十分にご注意ください。
投資判断のご参考・一助になれば幸いです。
(※投資はくれぐれも自己責任でお願いします)
毎月分配型の投資信託とは?
毎月分配型の投資信託とは、文字通り毎月分配金を払ってくれる投資信託です。通常の投資信託は年に1回分配金を出すのと大きな違いです。
日本だけでなく世界的に人気のある商品で、マーケットは数兆円規模です。毎月お金が入ってくるというのは、大きな魅力に感じる投資家は少なくありません。

ちなみに分配金には一般的に税金が発生します。しかし通常のファンドでは分配金は税金が差し引かれた状態で渡されます。よって自分で確定申告などを行う必要はないです
毎月分配型の投資信託のメリット
毎月分配型の投資信託のメリットとして大きいのは、なんといっても分配金が毎月発生する点です。毎月お金が入ってくるとなれば、それは貴重な資金源になります。
投資家の中には、分配金を日々の生活資金や事業資金に回している人も多いです。
また余剰資金に分配金を回している人もいます。そして例えばどこかに出かけるときの資金に使うなど、日々の生活を豊かなものにするために充てている人も多いです。
さらにこの余剰資金を使ってほかの投資の資金源にしている人もいるようです。

このようにお金が毎月入ってくることで、いろいろな使い方を楽しめるのはおすすめポイントといえるでしょう
毎月分配型の投資信託のデメリット
毎月分配型の投資信託は人気ですが、おすすめできないデメリットもいくつかあります。まずは複利効果がない点です。
投資信託の魅力は複利効果によって効率的に自分の資産を増やす手法です。たとえば通常の投資信託で10万円出資して5%の利回りが発生したと仮定します。
この場合5000円の利益ですが、こちらを再度投資に回します。10万5000円が元本になって、さらに翌年5%の利益が発生します。

しかし毎月分配型の場合、5万円を配当に回してしまいます
毎月分配型の投資信託の選び方
毎月分配型の選び方として重要なのは、分配金がどこから出ているかです。債券の利子収入や株式の配当収入などが充てられているかどうかチェックしましょう。
このような情報は月次報告書で確認できます。ファンドの中には元本を取り崩すことで分配金を出しているところもあるので、注意しましょう。
また余裕月数をチェックするのもポイントです。余裕月数とは現在の分配金水準をどのくらい継続できるのかを知るための指標です。
単純に考えると、月数が多ければ多いほどいいです。しかし見方を変えるとそのようなシンプルなものではないこともわかります。
継続期間が長いファンドの中には、元本を取り崩し続ける可能性があるものも含まれているからです。先に紹介した月次報告書と合わせて判断しなければなりません。
いずれにしても安定した運用実績をあげている投資信託かどうかを見ましょう。

ファンドマネージャーの腕が確かかどうかで比較するのは、ほかの投資信託の選び方と基本的には一緒です
毎月分配型の投資信託おすすめ一覧!厳選5銘柄
毎月分配型の投資信託おすすめ①:ネット証券専用ファンドシリーズ 新興市場日本株 レアル型
ハイリスクだけれども高分配の期待できる銘柄を探している人におすすめなのが、ネット証券専用ファンドシリーズ 新興市場日本株 レアル型です。
ジャパンスモールミッドキャップファンドクラスBRLという円建ての外国投資信託へ出資している銘柄です。こちらの投資信託は、ジャスダックや東証マザーズのような国内の新興市場を中心に運用しています。
こちらの銘柄は円売り・ブラジルレアル買いの為替取引を原則にしています。
毎月分配型の投資信託おすすめ②:ニッセイグローバル好配当株式プラス(毎月決算型)
毎月分配型の中でもおすすめ銘柄のひとつに、ニッセイグローバル好配当株式プラス(毎月決算型)もあげられます。
こちらは毎月15日決算で分配金を出す仕組みです。全世界の高配当株式を中心に投資することで、収益を安定化させ値上がり益による利益の確保に努めた銘柄です。
この中には新興国の銘柄も含まれているので、短期間で大きな値上がりも十分期待できおすすめです。
毎月分配型の投資信託おすすめ③:DWS グローバル交易債券ファンド(毎月分配型)Aコース
短期間で大きな儲けは必要ない、コツコツ中長期的に資産を増やせることができればいいと思っている人へのおすすめ銘柄として、DWS グローバル交易債券ファンド(毎月分配型)Aコースがあります。
こちらの銘柄はDWS グローバル公益債券マザーファンドに投資しています。そしてこのファンド、世界各地の公益企業や公社の発行する債券に投資しています。
公的機関の金融商品をメインに取り扱っているので、大きな損失を計上するリスクは低いです。基本的に投資格付けBBB相当以上のものを対象にしています。
毎月分配型の投資信託おすすめ④:GS新成長国債券ファンド
GS新成長国債券ファンドもおすすめの毎月分配型の銘柄のひとつです。こちらも中長期的にコツコツ運用したいと思っている人におすすめの銘柄といえます。
この銘柄は新成長国債券マザーファンドに出資しています。こちらのファンドは世界中の政府や政府関係機関の発行しているアメリカドル建て債券に投資しています。
先進国を除き経済成長著しい地域を中心に投資しているので、大きな利益を得られる可能性は高いです。
株式ではなく公的機関の発行している債権なので、比較的安定した運用が一方で期待できます。
JPモルガン・エマージング・マーケッツ・ボンド・インデックス・グローバル・ダイバーシファイドの出す指標を参考にして、投資対象を決めています。
毎月分配型の投資信託おすすめ➄:米国好配当株プレミアム戦略ファンド(毎月分配型)株式&通貨コース
多少リスキーではありますが、米国好配当株プレミアム戦略ファンド(毎月分配型)株式&通貨コースは大きな分配金の発生することが高く期待できるおすすめ銘柄です。
こちらの銘柄は、アメリカの高配当株式をメインの投資対象にしているのが特徴です。さらにここに通過コレクション・プレミアム戦略を組み合わせた銘柄です。
配当収益のほかにもプレミアムオプションや為替取引による利益も期待できるので、短期間で資産を増やせるかもしれないとして投資家の間で注目を集めています。
毎月分配型の投資信託を購入する際の留意点
毎月分配型の投資信託は、分配金が毎月原則発生します。しかしその分配金がどのような性格のものかに留意する必要があります。
分配金の正体を見てみると、元本の取り崩しや返却に過ぎなかった場合もあります。分配金には普通分配金と特別分配金の2種類に分けられます。
普通分配金は運用結果で利益が出たところから分配しているお金です。一方特別分配金とは、ファンドがもうかっていない場合に元本を切り崩して配当しているお金です。
もし特別分配金の割合が多ければ、その銘柄は利益を出すことに失敗しているファンドと解釈できます。
運用に失敗している状況が続いているので、解約した段階では元本が切り崩されていて、結果的に売却損を出す恐れが高いです。

分配金はどこから出ているのか、慎重に見極める必要があります
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また純粋な投資信託と類似する商品としてETF(上場投資信託)が存在します。ETFは投資信託と同様、リスク分散が図れ積立にも向いている商品です。
加えて、高い利回りを誇る分配金を定期的に得ることができる商品が多数存在しています。
以下の記事では、ETFのおすすめ銘柄について紹介していますので、宜しければ併せてご参照下さい。
▼内部リンク▼
積立におすすめ!ETFの厳選3銘柄【分配金や値上がり益を期待】
投資信託購入を検討している方へのおすすめ投信
本記事で紹介した投資信託以外にも、パフォーマンスに優れるおすすめの投資信託は存在します。併せて検討してみてはいかがでしょうか。
投資信託のおすすめ商品サービス①:三井住友DSアセットマネジメント投信
- ファンドマネージャーが、リーマンショック含む過去16年で資産10倍という抜群の運用実績を誇る!
- 口座開設、販売手数料、口座管理手数料すべて0円!(信託報酬が約1%/年)
- 少額(1000円)から無理なく購入が可能で手軽に積立投資が始められる!
- 大手メガバンクSMBCグループで資産を預ける上で安心!
- クイック口座開設でPC・スマホ上で口座開設手続きが完結し印鑑・書面・郵送不要!
素晴らしい実績を誇るチームが運用を担当しており、かかるコストも少ないため、非常におすすめの投資商品です。
【担当する運用チームの過去実績】

無料ですので口座開設しておきましょう。口座開設や、より詳細な情報は以下のリンクからご確認ください。
▼以下のリンクから無料で口座開設できます▼
月々1,000円からムリなく資産形成。スマホ・PCから簡単口座開設!【三井住友DS投信直販ネット】
投資信託のおすすめ商品サービス②:ひふみ投信
- 2008年9月の設定から資産が4倍となる運用実績を持つ人気の投資信託!
- 少額(1000円)から無理なく積立投資を開始できる!
- 購入手数料、解約手数料、口座開設手数料はゼロ円!(信託報酬手数料は約1%/年)
- 5年以上、ひふみ投信を保有すると信託報酬を0.2%還元!10年で0.4%!
カリスマファンドマネージャー藤野英人が運用する「ひふみ投信」。 主に日本の成長企業に投資をすることで、お客様の資産形成を応援するとともに、日本の未来に貢献するというコンセプトで運用に臨んでいます。
【ひふみ投信のパフォーマンス】

運用実績も抜群です。その優秀さやコンセプトからトムソン・ロイター・ファンド・アワードやR&Iファンド大賞を受賞しています。こちらも無料ですので、ぜひ口座開設しておきましょう。
▼以下のリンクから無料で口座開設できます▼
投資信託と併せて検討したい積立投資
投資信託と併せて活用した投資手法が積立投資です。積立投資は、リスクを低減しつつ将来の資金確保を進めることができる優れた手法です。
最近では、優れた運用パフォーマンスを誇る商品や100円単位で手軽に始められる商品サービスが存在しており、積立投資で利益を上げられる可能性やアクセスが向上しています。
以下の記事では、あなたの資産形成の一助となる、パフォーマンスに優れつつも手軽に開始できる積立投資の商品・サービスを紹介しています。宜しければ併せてご参照下さい。
▼以下のリンクから記事に飛べます▼
積立投資で超おすすめの商品・サービスまとめ10選!ローリスクで資産形成
ほんの一握りの富裕層を除き、会社勤めなどの本業からの収入のみでは将来的に生活が困窮するのは目に見えています。
まとめ
毎月分配型の投資信託といわれると、毎月お金が発生するのでありがたいと思う人もいるでしょう。
自分で積み立てている年金のような感覚でシニア層の間で出資している方は多いです。
ただしその分配金、どこから出ているのかは注意したほうがいいです。中には運用益が出せていないので、元本を切り崩して渡している場合もあるからです。
運用益が出ていて、そこから分配金を安定して捻出できているかどうか、確認の上でファンド探しをするのがおすすめです。