
本記事では、丸紅の株価が今後どうなるかについて分析しています。
丸紅は総合商社の一角です。直近の決算自体は、昨年度と比較して決して良い内容ではありませんが、新型コロナウイルスの影響下で想定より良い業績・進捗率となり、純利益を上方修正、増配を発表しています。
第3Qの決算はもちろん確認する必要がありますが、私の個人的な意見としては、8月に予想した時と同様、引き続き購入を検討しても良い銘柄だと思います。端的に言うと、株価が上昇基調にある中でまだ割安感があるからです。

投資歴10年以上の経験と、元銀行員として培ったデューデリジェンスのスキルを駆使しつつ分析した結果を以下で詳細に解説していきます
※投資は自己責任でお願いします
丸紅の特徴
丸紅は旧芙蓉グループの系譜を継ぐ大手総合商社の一角です。穀物や発電事業で強みを保有し、商社ではトップクラスを誇ります。
丸紅も新型コロナウイルスの影響を受けており、建機・自動車関連事業が停滞しています。加えて船舶や航空関連も大打撃です。石油やガスといったエネルギー関連では▲4200億円もの大型減損を計上しています。
【丸紅の業績推移】

減損の影響で前期は▲1,975億円の最終赤字でした。
丸紅の直近決算や決算を受けた株価の動きは?

2020年3月期の決算を受けて落ち込んでいた丸紅の株価ですが、その後は徐々に回復基調を取り戻しつつありました。丸紅の好決算やウォーレンバフェット氏による「商社買い」が要因です。
11月4日の2021年度第2四半期の決算発表を受けて、直後は若干株価を下げたものの、その後は更に株価を回復させています。

実際に丸紅の決算資料を見ていきます
【丸紅の連結決算】

連結決算の概要を見ると、今期の見通しに対する進捗率が68%に達しており、コロナウイルスの影響下で善戦しています。
これに伴い純利益を+500億円上方修正させています。
【丸紅事業への新型コロナウイルス影響】

丸紅は、新型コロナウイルス状況下において受ける影響の度合いによって事業をセグメンテーションしています。分かり易くて良いですね。
新型コロナの影響を受け「輸送機」「石炭」が前年対比で減益となっています。

しかしながら、新型コロナの影響を受けづらい電力やインフラ関連などのライフライン関連事業の比率が高く、比較的悪影響は少ない事業構造となっています
【丸紅の株主還元】

丸紅は減配を発表していましたが、今回の純利益上方修正に伴い、1株7.5円から11円への増配を発表しています。現時点の配当利回りは、3.98%です。

再度まとめますと、昨年度と比較して決して良い内容ではありませんが、新型コロナウイルスの影響下で想定より良い業績・進捗率となり、純利益を上方修正、増配を発表しています
丸紅の直近決算発表に対するツイッターの反応
丸紅は個人投資家にも人気の銘柄です。株価が急騰したことでかなり多くの反応が出ています。
総じて、ポジティブな反応が多いですね。
丸紅の株価は今後どうなるか【今は購入を検討しても良いタイミング】
丸紅の株価は今後どうなるでしょうか。言い換えると今買って妙味がある銘柄なのかどうか。
私の個人的な意見としては、8月に予想した時と同様、引き続き購入を検討しても良い銘柄だと思います。端的に言うと、株価が上昇基調にある中でがまだ割安感があるからです。
もう少し細かくブレークダウンと理由は以下の3つです。
・2020年前半で減配・減益見通しで悪材料出尽くし感合った中、回復基調が鮮明
・コロナの影響を受けづらい事業構造
・想定より高い利益進捗率で純利益を上方修正
・バフェット氏による断続的な買い
・オールドエコノミーが買われる市場の地合い期待
2020年5月の決算では、先述の通り「減配」を発表していました。通期利益も1000億円とかなり控えめな数値でした。こうした悪材料が事前に出ており、株価は既にかなり低水準に沈んでいました。
一方で、8月に発表された1Q決算や11月に発表された2Q決算を受け、株価は徐々に回復基調にあります。
決算発表にあったとおり、丸紅は実は新型コロナウイルスの影響を受けづらい事業構造にあります。ですので、今後も引き続き継続すると思われるコロナウイルスの影響は限定的と考えられます。
そのような状況下で、上半期で68%という高い利益進捗率を達成し、純利益を上方修正しています。
また丸紅を始めとする総合商社はウォーレンバフェット氏による断続的な買いが予想されること、コロナワクチン実用化を受けて直近の株式市場では経済回復期待から割安株=オールドエコノミーが買われる地合いになりやすいこともプラス材料です。

そのような追い風の中で、丸紅の株価は現状割安な水準にあります。PERはまだ約7.7倍です。今後まだ株価は上昇していく余地があります
丸紅株を買う時に想定されるリスク:追加の大型減損
今後の株価値上がりが期待できると踏む丸紅ですが、しかし一方でリスクも当然あります。
新型コロナウイルスの影響を受けて2020年3月期決算で計上したように、大型の減損処理を追加で実施する可能性はゼロではありません。
今後、新型コロナウイルスの影響が更に深刻化し、同社のエネルギー関連事業が喫損すれば、更なる減損も視野に入ってしまいます。

こうしたリスクは踏まえた上で、丸紅株の購入を検討する必要があります。個人的には、中長期での保有を検討する妙味は十分にあると思います
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まとめ:丸紅は今後も値上がりが期待できる有望株
丸紅の直近決算内容や株価動向について分析しました。
丸紅株は引き続き有望で、私の経験や個人的な意見としても買いを検討して良いタイミングです。
ただし減損などの商社特有のリスクは常に付き纏いますので、留意した上で検討していきたいところです。