
本記事では、菅政権誕生によって急速に加速しつつある地方銀行再編に係るおすすめ注目銘柄をご紹介します。
菅主張が「将来的に地方銀行の数は多い」と発言したことから、地方銀行再編・統合が盛り上がりを見せています。
同テーマにおける再注目銘柄は以下です。
・SBIホールディングス
・福島銀行
・島根銀行
・筑邦銀行
・清水銀行
・青森銀行
・みちのく銀行
本記事で、地方銀行統合・再編の背景や各銘柄の概要をご説明していきます。

元銀行員、投資歴10年以上の経験で培った企業実態把握スキルを活用して分析しつつ分かりやすく解説していきます
以下で詳しく解説していきます。
※投資は自己責任でお願いします
動画の方がお好みの方は、youtube動画もありますので良ければご参照下さい。
地方銀行統合・再編の摘要および背景
まず始めに、地銀再編背景として取り巻く状況をご説明したいと思います。もはや国策として、地方銀行統合・再編が進む蓋然性は非常に高まっています。
事業環境の悪化、経営体力の減退
国策(菅政権・金融庁)による地方銀行の統合推進
障害であった独占禁止法の特例措置適用が決定
地方銀行統合・再編の背景①事業環境の悪化、経営体力の減退

まず最初に地方銀行は現在業績が悪化してきていて経営体力も減退しているのが一因です。少子化や過疎化で地方経済が縮減しており、加えて長引く低金利環境で貸出利益や運用利回りも悪化しています。
直近の地方銀行の決算では、業績悪化が鮮明であり6割の地方銀行で赤字又は前年同期比で減益になっており非常に厳しい環境にあると言えます。
その中でこれまで金融庁が主導しながら地方銀行の統合を進めてきました。地方銀行は地域経済を担っている重要な企業です。
法人への事業資金供給、個人の方へも住宅ローンを始めとして資金供給しており、地域経済を循環させる上で非常に大事な役割を担っている機関です。

その機能が不全に陥ってしまうと地域あるいは日本全体の経済が不調に陥ってしまうため、以前の森金融庁長官の時から統合を推進しています
地方銀行統合・再編の背景②国策(菅政権・金融庁)による地方銀行の統合推進
加えて、最近「地銀の数は将来的には多すぎる」と発言して話題になっていますが、菅首相および総務大臣も地方銀行再編に前向きな姿勢を示しています。

国策として、地方銀行の統合再編を促進していくとして、地方銀行には非常に強い圧力がかかっています
地方銀行統合・再編の背景③障害であった独占禁止法の特例措置適用が決定

一方でこれまでは、地方銀行統合・再編に際する障害もありました。独占禁止法に係わるものです。
特定の地域で寡占的な大きな銀行が誕生してしまうと融資を受ける借入先にとっては選択肢が少なくなってしまうということ、特権的な地位を確立してしまうと優越的な地位濫用といった弊害が存在しています。
実際に2019年に統合したふくおかフィナンシャルグループにおいても公正取引委員会が「待った」をかけて結局2年ほど統合に時間がかかっています。
そのような情勢を打破するため、今年の3月に地方銀行統合に関しては、独占禁止法特例として適用しないという旨の法案が成立しています。

地方銀行統合での障害も取り除かれており、株式市場においても、地方銀行の統合が進むという観測が住んでいるというのが現状です
「地方銀行統合・再編」関連の注目銘柄7選!
背景と摘要をご説明してきたところで、注目銘柄についてご紹介したいと思います。
・SBIホールディングス
・福島銀行
・島根銀行
・筑邦銀行
・清水銀行
・青森銀行
・みちのく銀行
SBI ホールディングスは「地銀再編構想」を打ち出していて地方銀行との提携や出資を実現し統合していく、あるいは提携関係に持っていく「第4のメガバンク構想」を計画しています。
この「地銀再編構想」あるいは「第4のメガバンク構想」は最初は「絵に描いた餅だ」と業界関係者から嘲笑されていましたが、最近は SBI ホールディングスが次々と出資・提携を実現するたびに、現実味を帯びてきています。
また既に SBI ホールディングスの出資を受けている、福島銀行・島根銀行・筑邦銀行・清水銀行が地銀再編において統合する可能性が高い銀行だと捉えることができます。

地方銀行の中には地銀再編・統合を回避し前向きでは無い、あるいは慎重な姿勢を崩さない銀行が相当する居る中で、これらの銀行は、「地銀再編構想」を大々的に謳っている SBI ホールディングスの出資を受け入れているので前向きとであると言えます
また現時点で既に統合観測が見られる銀行として青森銀行とみちのく銀行があり、こちらも注目に値する銘柄だと思います。
加えて規模が比較的小さい「第二地銀」と呼ばれる地方銀行や業績悪化・赤字の地方銀行は、地銀再編構想を掲げる SBI の出資あるいは地銀同士の統合が進み、株価が急上昇する可能性を秘めています。

今回は台風の目ともいえる SBI ホールディングスと、その出資先および地銀再編テーマの代表銘柄として福島銀行、統合観測が出てきている青森銀行をピックアップして簡単にご説明したいと思います
「地方銀行統合・再編」関連の注目銘柄①SBIホールディングス

SBI ホールディングスは先述の通り、地方銀行統合・再編の主役と言えます。SBI ホールディングスはネット銀行やネット証券を展開しています。
そもそもデジタル・ネット領域を主戦場としているSBIホールディングス自身は成長を継続している企業です。昨今のデジタルシフトの波を受け、業績は好調に推移しています。
好調な業績あy地方銀行統合・再編に関する菅首相の発言もあり、直近では株価が右肩上がりで推移しています。
地銀再編構想の次の一手としては、各地域の銀行に対して SBI ホールディングスが有する幅広い商品ラインナップ供給などを梃子に更なる出資・提携強化を進めていく方針です。
また今後は地銀連合が統合して活用するシステムの供給などを検討しています。出資先も50社程度を念頭に出資拡大する計画を発表しています。

今後、更なる具体的な方策や出資の発表があれば、好材料・イベントとして株価が上昇するを秘めています
「地方銀行統合・再編」関連の注目銘柄②福島銀行

二つ目の注目銘柄が福島銀行です。福島銀行はその名の通り、福島に地盤を持つは第二地銀です。
福島銀行は SBI ホールディングスの出資を受けていて地銀再編の代表格とされています。株価推移を見ていただくと分かる通り、9月の初旬に菅首相の発言があった時に連続でストップ高となり株価が急騰しました。
2020年3月期通期の決算は黒字だったんですけれども今期は昨今の情勢を受けて赤字を見込んでいます。

今後再編や統合に纏わるロードマップを成されれば福島銀行の株価が大きく上がる可能性がありますのでその動向には注目です
「地方銀行統合・再編」関連の注目銘柄③青森銀行

三つ目の注目銘柄が青森銀行です。青森銀行はその名の通りや青森を地盤としており、同じく青森に地盤を張るみちのく銀行と経営統合に関する噂が出ています。
ATM 送金手数料の無料化や裏方事務の共通化などで既に業務提携を締結しており協業を進めています。

先述した福島銀行と同じく先日の菅氏の発言によって株価が急伸しており、引き続き経営統合に関する情報が出れば、思惑買いも含めて株価が上昇する蓋然性があります
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まとめ:「地方銀行再編」関連銘柄は中長期的な目線で仕込む
最近話題になっている地銀再編に関して注目する銘柄をご紹介してきました。
地方銀行再編は、国策として推進される蓋然性が高く、好材料・イベントが発生すれば対象の地方銀行の株価が大きく上昇する可能性を秘めています。
ただし、基本的には地方銀行再編は時間がかかる足の長いテーマです。中長期的な観点で仕込む方が、投資ポートフォリオ形成の上では健全と言えます。