【2021年最新版】キーエンスの株価は今後どうなる?今が買い時? | 株式投資アナリティクス@金融×戦略コンサル

個別銘柄分析

(株式投資アナリティクス編集部)

日本政府が副業を容認したことによって、私たちの働き方は大きく変化していくことになります。今後安定した生活をしていくためには資産運用についても考えていかなければいけないでしょう。

資産運用の手段としてもっともメジャーなものに株式投資がありますが、株式投資では株を買う前に企業について知っておくことがとても大切です。本記事ではキーエンスという企業について詳しく分析していきます。

企業・ビジネスの特徴

基本情報

キーエンスという企業は一般的にはあまり知られていないかもしれませんが、現在の社会を構築していくうえでなくてはならない企業のひとつであり、特に製造業を営んでいる会社にとってはある意味必要不可欠な企業となっています。キーエンスは日本の電子機器メーカーで、工場で使用する自動制御機器、計測機器、電子顕微鏡などを製造、販売しているメーカで、工場を自動化するうえで欠かせない各種センサーの開発とと販売が主力となっています。

センサーとはわかりやすく説明すると、二つの機器の間に目に見えない光を通していて、その光が塞がった時に材料の供給を止めたり、機械の作動を停止させたりするといった制御を可能にする部品です。これらを利用して工場のラインを自動化することによって人員を配置する必要が無くなって人件費削減にも繋がりますし、上手く運用していけば人が居なくても24時間365日機械を稼働させることも可能です。またセンサーなどを使って機会を自動化させることで、人材の教育の必要もなくなり、入社して間もない新人さんでもラインに配置して簡単な説明をするだけで実際に戦力として働いてもらうことが可能になります。

時代は自動化への道を進んでいる

日本は特に少子高齢化が進んでいる国の一つであり、定年の年齢を徐々に上げてはいるものの、現状だと働く人の数はどんどん減少していく傾向にあります。こういった問題を打破するためにもあらゆる分野での製造ラインのオートメーション化やロボット化、またはAIの導入は必要不可欠です。つまりキーエンスにとってはまさに追い風になっているといっても過言ではありません。今後のますますの活躍が期待される企業ですし、伸びしろも十分にあります。

徹底した成果主義

そしてキーエンスの大きな特徴に徹底した成果主義という点が挙げられます。キーエンスは成果に応じて給料を支払うシステムであり、上位の業績を上げている社員は大手企業にも負けないほどの給料を受け取ることができます。つまり頑張れば頑張った分だけ自分に還元されるので、社員全員が積極的に営業活動をします。こういT社風も業績を著しく伸ばしている要因のひとつといえるでしょう。

直近の主要な動向

キーエンスの事業そのものについての大きなニュースは見られませんでしたが、決算で少々気になる点が見受けられます。キーエンスはこれまで直近10年間は全体的に見れば好調に右肩上がりとなっていました。しかし2020年度の決算を見ると、売上高が2019年度はおよそ5,870億円、最終利益がおよそ2,261億円といずれも過去最高を記録していましたが、2020年度3月時の決算では、売上高がおよそ5,518億円、最終利益もおよそ1,981億円と、久しぶりに減少に転じています。売り上げが元首に転じているのは商品が売れなかった、つまり設備投資をおこなう企業が減ったからで、これは消費税が10パーセントに上昇したことが少なからず影響していると考えられます。

あらためて説明するまでもありませんが、2020年度はコロナウィルスによって、大多数の企業がこれまでのような運営ができておらず、大幅な業績悪化を余儀なくされているだけではなく、経営が成り立たずに倒産を決定した企業も多数あります。業績が振るわない企業や倒産した企業のなかにはキーエンスが得意先としているところもたくさんあるでしょう。そういったところが設備投資をしなければ、キーエンスの業績にも多大な影響を与えることは明白です。

今後の株価推移予想・投資判断

キーエンスの直近の株価動向を見ていくと、2019年度までは綺麗な右肩上がりを見せています。この右肩上がりの理由はキーエンスの業績が好調だからにほかなりません。単純に株価だけを見ていくと、2013年ごろまでは10,000円程度だったのが、2015年半ばごろには35,000円と3.5倍にまで上昇し、その後2015年には一度25,000円台にまで落ち込んだものの、2018年初頭には70,000円を超える水準となっています。

売上高と純利益を見ても、2015年度は売上高約2,900億円、純利益が約1,050億円だったのが、3年後の2018年度は売上高約5,800億円、純利益は約2,100億円とほぼ倍増しています。特に注目すべきは売上高における純利益の高さで、純利益が10%程度しかない企業も多い中、キーエンスの純利益は50%を超えています。

これは工場の自動化向けに高い技術力と提案力があるというキーエンスの強みが大きく影響しています。この分野は小売業のように安売り競争に陥ることがないので、よほどのことがない限り利益率が落ち込むことはないでしょう。株価が高いのである程度まとまった資金が必要になりますが、購入する価値は大いにある銘柄のひとつではないでしょうか。

投資する上で想定される当社の事業リスク

キーエンスは今のところ右肩上がりで業績を伸ばしているとても優良な企業です。そのため株を所有しておいて損はない企業だというイメージを持つ人が多いでしょう。中には事業リスクなどないのではないかと考える人もいるかもしれません。しかしキーエンスにも今後想定される事業リスクは存在します。

キーエンスという会社は、実は景気敏感株であるという点です。例えば生活必需品を製造している企業は、同業者間の競争によって業績の上下はあるものの、必ず必要となるものなので景気によって売り上げが大きく落ち込むことはありません。しかしキーエンスは工場などが設備投資をすることではじめて商品が売れます。不景気になれば企業は設備投資をあまりしなくなるので商品は売れなくなり、途端に株価は大幅に下落してしまうでしょう。

現に2020年度の決算では売上、純利益ともにマイナスに転じました。2月現在2021年度の決算はまだ出ていませんが、コロナ禍の影響がどう表れるかしっかり注視しておくべきでしょう。

まとめ

キーエンスは日本の電子機器メーカーで、工場のオートメーション化には必要不可欠な企業となっています。オートメーション化は今後進んでいく可能性が高いですし、なにより純利益が50パーセントととても高い水準なので、伸びしろは十分にある企業です。

しかしそのいっぽう景気に大きく影響される企業でもあり、2020年度からのコロナ禍がどう売り上げに響いてくるか注目しておいたほうが良いでしょう。

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