
新幹線や飛行機などを使って移動をすることが多い人であれば、旅行(乗り物)の株主優待は魅力的な選択肢です。
お得な運賃で利用できるようになりますので、投資益とは別のメリットを得られるからです。
また、旅行(乗り物)関連の企業の多くは、事業規模がかなり大きく業績が安定しているという特徴も持っています。

安定性が比較的ある、と言う点で株主優待と合わせて魅力がいっぱいなのです。この分野ではどんなおすすめ銘柄があるのか、どんな特徴が存在するのかを確認して検討材料を持つことができます
旅行(乗り物)の株主優待とは?

旅行(乗り物)関連銘柄としては、鉄道各社や航空会社、バス会社などが含まれます。日常的に利用する鉄道やバスといった移動手段の他に、新幹線や飛行機などに使える優待券が、株主優待としてもらえることが多くなっています。
企業ごとに割引額は異なりますが、利用する頻度が多い優待がもらえるのが人気の理由です。

また、旅客関連企業は、ホテルや娯楽施設、レストランなどを同時に経営していることが多いので、関連サービスの幅が広く優待利用の範囲が広くなるというのも特徴です
旅行(乗り物)の株主優待の種類

ほとんどの会社で、自社の運行する乗り物の運賃を割引にする、無料にするといった株主優待をしています。その制度は各社違いがあり、特定の区間や運賃クラスから一定程度割引したり、定額の割引をしたりしています。
また、運賃割引とは別に、企業グループの中にある他のサービスを優待利用できるようにしていることもあります。

たとえば、経営するホテルの宿泊券や、レストランでの食事券などです。より使い勝手がよく実用性が高いのが特徴です
旅行(乗り物)の株主優待におけるメリット

旅行(乗り物)関連の株主優待は、全体的にお得度が高いのがおすすめの理由です。運賃割引がメインの株主優待となりますが、関連サービスの割引など、複数の優待を同時にプレゼントしてくれることが多いからです。

豪華な株主優待を狙いたいという人に大きなメリットとなります。また、投資対象としても優れているというのもおすすめポイントです。インフラに直接関わる企業ばかりですし、業績も安定しているので利益を得やすいですし、リスクも低めです
旅行(乗り物)の株主優待におけるデメリット

旅行(乗り物)関連銘柄は、もともと人気が高い投資対象です。そのため、価格が安定傾向にあり、それほど大きな価格の上下がありません。
堅実な投資には最高ですが、短期で利ザヤを稼ぎたい人にはデメリットとなります。株主優待としては豪華なものが多いですが、あまり優待される移動手段を使わないという人であれば、無駄にしてしまうことになります。

また、航空運賃の割引優待があっても、普通に早期割引などを使って航空券を購入した方が安いということもありますので、実際に使う際には注意しないといけません
旅行(乗り物)でおすすめの株主優待一覧!厳選6選!
東武鉄道(9001)
東京を始めとする関東圏に鉄道網を持っています。不動産事業も好調ですし、レジャー施設やレストラン、IT関連事業など、かなり幅広い事業を行っています。
旅行(乗り物)の中でも株主優待がかなり豪華なのでおすすめです。優待電車証や定期券タイプの優待券など、日常生活の移動をお得にしてくれる優待があります。
それに加えて、関連グループ会社のレジャー施設などで使える優待券ももらえます。たとえば、東武百貨店や東部スポーツクラブ、東武動物公園などがあります。使い勝手がいいですし、たくさんの優待があるのがおすすめな点です。
東日本旅客鉄道(9020)
JR東日本の運営元です。日本の鉄道会社としては最も大きく、事業の範囲も広いです。ホテルや博物館、レンタカー事業、医療機関などがあり、暮らしの中で利用するサービスの多くに関わっています。
株主優待も、手厚いサービスを受けられるのがメリットです。運賃が40パーセント引きになる割引券がメインとなっています。
さらに、グループ会社が運営する施設の優待サービス券ももらえます。いろいろ施設がありますので、自分の好きなジャンルのサービスを選べるのが旅行(乗り物)の中でもおすすめポイントです。
東海旅客鉄道(9022)
JR東海の運営企業です。現在は東京から中京に伸びるリニア路線を開発していて、これからの躍進に期待がかかります。
成長傾向が強い企業ですので、投資益を得るためにもおすすめです。株主優待の内容としては、運賃の10パーセント割引券が発行されます。
新幹線を使って東京から名古屋や大阪などに移動する場合に使えて、とても便利です。安定性のある企業ですが、株主優待の権利確定にはそれなりの投資が必要となりますので、慎重に判断することをおすすめします。
日本郵船(9101)
海上輸送を行う企業です。世界的に見ても大きな規模の事業を行っていて、エネルギー輸送や自動車輸送、コンテナ輸送など、日本の経済と生活を支えるためになくてはならない役割を担っています。
この株主優待がおすすめな理由は、同社が行うクルーズ船ツアー飛鳥の10パーセント割引があるからです。
クルーズツアーは、代金が少なくても100万円を超えるものばかりで、中には1,000万円近いツアークラスもあります。それが10パーセント割引になるのですから、上手に使えば相当な節約となります。
ANAホールディングス(9020)
JALと並んで日本トップクラスの航空会社です。サービスの質やフライト定刻発着率の高さなどにおいて、世界的に高い評価を受けています。
政府が関わるプロジェクトにも多数参画していて、堅実さと安定性を求める投資には最もおすすめできる銘柄の一つです。
株主優待としては、航空運賃の割引券が提供されます。国内線の半額割引となりますので、優待利回りは高めです。それに加えて、ANAグループの店や施設で使える優待券があります。
ホテルや飲食、旅行、ショッピングなど、たくさんの優待券がありますので、旅行(乗り物)関連の中でも満足度が高くおすすめです。
東急(9005)
旅行(乗り物)の中でも不動産と鉄道事業をメインとしています。街づくり事業にも積極的に携わっていて、ホテルやリゾート施設の建設にも積極的です。
株主優待の中身としては、東急関連の鉄道やバスの優待乗車券が年に2回送付されます。それにプラスして、東急百貨店やホテル、病院などの割引優待券があります。
ホテルなどは30パーセント割引になるものもありますので、かなりお得です。これも年に2回の権利確定があります。
旅行(乗り物)の株主優待のおすすめな利用方法
旅行(乗り物)の優待は、普段利用することが多い路線の乗車券や割引券を利用するのが最も便利です。
また、レジャー施設やレストランなどの割引券がセットになっていることが多いので、家族持ちの人が利用するのにも適しています。

旅行(乗り物)の優待は、日常生活で使えるものと、遊びで使えるものがダブルであるので、株主優待狙いでは最高の対象となります
株主優待狙いでおすすめの証券会社ランキングトップ3!

株主優待狙いの場合は、自分が欲しい優待の銘柄を購入することが、証券会社利用の目的になると思います。そのため、大手の総合証券会社のような担当への相談や情報提供、過剰な分析ツールは不要です。
また一回の取引手数料が低く、優待を得るにあたって出来る限りコストを抑えることができる証券会社がおすすめです。
ただ、一口にネット証券といっても、手数料体系は会社によって異なりますし、同じ証券会社の手数料でも取引頻度や取引金額によって変わります。
また現在株式の最小販売株数=単元株は100株単位であり、優待目的であれば1つの会社につき数万円から数十万円の資金が目安です。要するに、「100万円以内の1回の取引手数料が安い」という条件が株主優待目的の証券会社選びではポイントになります。
上記を加味すると、ネット証券会社で取引手数料が小さい証券会社がおすすめになります!以下が、ネット証券会社の手数料まとめです。
【証券会社別:株購入額ごとの手数料】
証券会社 | 20万円以下 | 50万円以下 | 100万円以下 |
SBI証券 | 0円 (※アクティブプラン) |
0円 (※アクティブプラン) |
0円 (※アクティブプラン) |
楽天証券 | 0円 (※いちにち定額コース) |
0円 (※いちにち定額コース) |
535円 |
松井証券 | 0円 | 0円 | 1,100円 |
マネックス証券 | 198円 | 495円 | (成行注文)1,100円 (指値注文)1,650円 |
DMM.com証券 | 106円 | 198円 | 374円 |
ライブスター証券 | 106円 | 198円 | 374円 |
GMOクリック証券 | 107円 | 265円 | 479円 |
こちらの手数料表に基づくおすすめランキングは以下の通りです!

基本的には、国内の優待銘柄を購入するにあたって手数料以外の差は無いので、手数料が最も安いSBI証券がおすすめです
株主優待狙いでおすすめの証券会社ランキング1位:SBI証券
ネット証券において、口座開設数No.1を誇るSBI証券ですが、取引手数料も100万円以下で0円であり、株主優待向きの証券会社といえます。
「アクティブプラン(定額コース)」は無料で選択できますので、優待銘柄を購入数する費用はゼロで済みます!
無駄なコストをゼロに抑えられますので、株主優待を狙って株式を購入する際はSBI証券が圧倒的におすすめです。必ず口座開設しておきましょう。
私もメインの証券口座として活用しているSBI証券の詳細については、以下の記事にまとめていますので、宜しければぜひご覧ください。
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SBI証券は絶対に口座開設すべきおすすめの証券会社
▼以下のリンクから口座開設できます▼
SBI証券の開設はネクシィーズトレードへ
株主優待狙いでおすすめの証券会社ランキング2位:楽天証券

SBI証券と同様に、50万円以下の取引であれば「いちにち定額コース」で手数料が0円です。SBI証券との違いは、「いちにち定額コース」は50万円超100万円以下の購入金額になると943円の手数料が必要になる点です。
100万円以下の取引であれば「超割りコース(取引都度手数料発生)」の方が安くなりますが、それでも535円が取引手数料としてかかります。
手数料面ではSBI証券に劣りますが、楽天スーパーポイントを株式購入代金や手数料支払いに当てられるので、楽天を良く利用する人は口座開設をおすすめします。
株主優待狙いでおすすめの証券会社ランキング3位:松井証券
松井証券は取引毎ではなく、1日の約定代金で料金が決まるシンプルな手数料プランになっています。1日何回取引しても50万円以下であれば手数料がかかりませんのでおすすめの証券会社です。
また松井証券は、いちはやく投資信託の手数料ゼロに取り組んだり、ウェブサイトの文字を柔軟に変えられるインターフェースを提供するなど、ユーザーに優しい証券会社でもあります。
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松井証券
まとめ
旅行(乗り物)の株主優待は、普段の移動手段がお得になるものが多いです。レジャーにも使える優待券の提供も多いので、盛りだくさんのサービスを受けられます。

旅行(乗り物)関連銘柄は、全体的に権利取得の額が高いのでちょっと敷居が高いですが、それだけの価値があると言えます