IPO株は比較的低いリスクで大幅な株価上昇が期待できる、非常に魅力的な投資対象です。上手くタイミングを捉えることができれば、大きな利益を得ることができるでしょう。

この記事では、IPO株に投資することで利益を上げることが可能な3つの投資法と、成功の秘訣をお教えします!

3つの投資法

IPO株で成功するための投資法は、大きく3つあります。

  • ①IPO予定株が上場する前に投資、初値で売り抜け
  • ②上場後まもなく、株価が上昇する前に投資
  • ③上場後、2年以内の銘柄で、長期保有による値上がりを狙って投資

①②③のそれぞれについて、投資法を実践する上でのポイントを解説します!

3つの投資法で成功する秘訣

①上場前に投資し、初値で売り抜け

高確率で勝てる

こちらが最も高い確率で利益を得られる方法です。上場前のIPO株を購入することが出来れば、ほぼ勝てます。

IPO株には公募する際の公開価格(購入価格)と、上場後につく初値がありますが、実際の売値となる初値が、購入価格を上回るケースがほとんどです。

2018年に上場したIPO銘柄69社のうち、9割は初値で売った場合に利益が出ています。

特に、2018年はAI事業に従事するHEROZが公開価格から初値が10倍になったことで大きな話題となりました。

IPO株の始め方

IPO株を上場前に取得するためには、IPO株を扱う証券会社に口座を開き、応募するなど一定の手続きが必要です。以下のウェブサイトが参考になりますので、分からない方はご参照ください。

外部リンク:やさしいIPO株のはじめ方

問題は当選確率の低さ

しかしこのように高い勝率が見込めるIPO株の上場前購入は、投資家に非常に人気があるために、どの銘柄も中々変えないのが現状です。

IPO株の購入に当せんするために、確実な方法はありませんが、当せん確率を上げる方法は存在します。

最も有効な手段は、当せん確率が高い証券会社から申し込むことだと思いますが、詳細は以下のページ(外部リンク)がとても参考になると思いますので、宜しければご参照ください。

外部リンク:IPOの当選確率を高めるための3つのテクニック

②上場後まもなくに投資

上場直後の割安な株を狙う投資法です。残念ながら公募で当選しなくても上場直後の割安な時期を狙って購入すれば、短期間で大きな利益を狙うことも可能です。

特に狙えるのは、PERが30倍以下の割安株や、売上や利益の成長率が10%以上を継続している企業です。

IPO株の公開価格はかなり割安に設定されることが多く、事業内容がわりと地味で実はもっと上がってもいいはずなのに注目されていない銘柄が埋もれていることもあります。

これは、公開価格を決定する際、主幹事証券会社は業種などで類似する上場企業の株価がどれくらいか、という基準を元に設定するため、本来的な企業の株価や市場の需要とはズレが生じる傾向があることが要因です。

もし上場した直後で、株価が割安な水準にあれば、IPO株に投資して利益を上げるチャンスは十分にあると言えるでしょう。

③上場後、2年以内に投資

上場後、1~2年以内に値上がりするケースも多く存在します。そうしたIPO株は、IPOによって取得した資金を有効活用し、売上高や利益が大幅に増加するためです。

銘柄の選定に特に重要なのは、株価が値上がりする材料を持つ高成長株を選ぶことです。

例えば、靴を始めとしたECサイトを運営するロコンド(東証マザーズ:3558)はその一例です。同社は即日出荷と返品可能なファッションECサイトを展開していますが、デヴィ夫人を起用したCM効果で売上が急伸しています。

これは、IPOによって得た資金で広告宣伝を積極的に実施し、その効果でユーザー数が激増しているためで、同社の売上はまだ数十億円規模でありこの先大きく伸びる可能性を秘めています。

まとめ:3つの投資法のどれかに絞るのではなくいずれも上手く活用する

IPOで投資する方法を紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。

上手く実践することができれば、着実に利益を生むことができるIPO株ですが、①~③のいずれかに絞る、というよりもIPO株に詳しくなってどの投資法も利用して投資することが重要だと思います。

特に、①は当選確率がかなりのネックになってきますので、①はこつこつと応募して当選を狙いつつ、当たればラッキーで駄目で有れば②と③の手法で利益を狙う、という考え方が良いでしょう。