【2021年最新版】HOYAの株価は今後どうなる?今が買い時? | 株式投資アナリティクス@金融×戦略コンサル

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(株式投資アナリティクス編集部)

メガネやコンタクトレンズを愛用されている方であれば、HOYAという名前を見聞きしたことがあるのではないでそうか。実は、HOYAは、株式投資を行う上でも知っておいた方が良い企業なのです。

以下では、この企業の概要について触れたうえで、足元の業績や今後の株価の見通しなどについて詳しく見ていきますので、ぜひ参考にしてください。

企業・ビジネスの特徴

まずはじめに、HOYAという企業の概要と、その事業の特徴について見ていきましょう。

企業の概要

HOYAは、日本を代表する光学機器・ガラスメーカーの一つです。その歴史は戦前に遡り、1941年に設立された東洋光学硝子製造所が現在のHOYAの母体となっています。当初は光学ガラスの製造を手掛けていましたが、やがてクリスタルガラス食器やその他のガラス類にも事業を拡大していきます。戦後の1947年には、社名を保谷クリスタル硝子製造所に変更。これは、当時、当社の本社が、東京都保谷市(現在の西東京市)にあったためで、現在のHOYAという社名も、この「保谷」にちなんで名づけらたものです。

その後、1961年に保谷光学工業へとさらに改称。次いで山中光学工業と保谷光学硝子販売を合併して、保谷硝子となります。1962年に東証第二部に上場し、翌1963年にはメガネ用レンズ、1972年にはソフトコンタクトレンズの製造をそれぞれ開始しました。1973年に指定替えにより東証第一部へと昇格し、それ以降は同市場の主要な構成銘柄となっています。

2006年には、カメラ・医療機器の大手であったペンタックスとの経営統合を発表し、紆余曲折を経て2007年に連結子会社化、さらに2008年には吸収合併へと至ります。以降も医療用レンズなどを中心に世界中で事業を展開しており、今後もますます発展が期待されるところです。なお、当社は、伝統的に三和グループに属していますが、ペンタックスの合併によって第一勧銀グループにも所属することになりました。

事業の特徴

HOYAは、もともとはガラス製品を中心に手掛けていましたが、その後ビジネスが拡大するとともに様々な製品を取り扱うようになり、現在では、マスクブランクス・半導体素子製造用フォトマスク等の半導体製品、ハードディスク・プラッタ等のディスク製品、眼科医療用の眼内レンズや内視鏡等のメディカル製品、メガネやコンタクトレンズ等のアイケア製品、光学レンズ等の光学製品などを製造、販売しています。

また、それらに加えて、情報システムやASP、カスタマーソリューションといったシステムサービスにも事業を拡大し、グローバルな光学機器・ガラスメーカーとしての確固たる地位を築いています。特に、半導体製造用のマスクブランクスやハードディスク用のガラス基板事業については、グローバルで見ても70パーセントを超える市場占有率を有していますので、これらの製品名を見ればHOYAを思い出すという人は少なくないでしょう。一方、国内ではメガネメーカーというイメージが強い当社ですが、その分野の海外での占有率はそこまで大きくはありません。

直近の主要な動向

続いて、HOYAの最新の決算の詳細と、関連するニュースについて紹介します。

最新の決算の詳細

HOYAは、多くの日本の大企業と同じく、毎年3月末を決算期としています。そのため、開示されている最新の決算情報は、2020年3月期のものです。同期の当社の決算を見てみると、売上高が5,765億円、経常利益が1,472億円、当期純利益が1,144億円で、1株当たりの利益は303.27円となっています。売上そのものは順調に伸びてきているものの、株主資本がどの程度効率的に利益に結びついているかを示すROEを見ると前年度よりもやや低下しているため、利益率の改善が目下の課題であるといえるでしょう。

関連するニュース

HOYAは、2021年1月に入って、同年3月期の業績予報を修正する旨のリリースを出しています。それによると、純利益が前期比9パーセント増の1,245億円になる一方で、売上高は6パーセント減の5,410億円になるということです。世界的な半導体ニーズの拡大を受けて、半導体ウエハーに回路を描く際に用いられる半導体関連材料の販売が好調に推移しているほか、コスト削減策が実を結びつつあるというのが背景です。一方、コンタクトレンズの販売については苦戦を強いられており、それが売上高が伸び悩む要因の一つとなっています。

今後の株価推移予想・投資判断

HOYAの株価は、2020年3月のコロナショックを受けて、一時9,000円を下回るところまで下落しましたが、その後、市場の回復とともに徐々に値を戻しており、2021年に入ってからは13,000円台から14,000円台の水準で推移しています。

アナリストレポートの分析や理論株価を見ても現在の水準は概ね妥当であり、2021年3月期以降は業績のさらなる改善が見込まれるため、今後も株価は堅調に推移するものと見込まれます。従って、当社に投資する際は、まずは「買い」から入っておいてよいでしょう。もっとも、足元の業績の改善は半導体の需要に支えられている側面がありますので、もしその需要が変調をきたすようなネガティブなニュースが出た際は「売り」に転じた方がよいかもしれません。

投資する上で想定される当社の事業リスク

HOYAが手掛けている製品のほとんどは、中間生産材となっています。そのため、最終製品の需給動向によって、売上が大きく左右されるというのが、潜在的に当社が抱えている大きな事業リスクであるといえるでしょう。特に、半導体は浮き沈みが大きい製品ですので、景気の落ち込みによってその需要が低下すると、当社の業績にネガティブなインパクトを与えます。

米中貿易摩擦や新型コロナウイルス感染症といった景気を下押ししかねない不安定要素がいくつかありますので、当社に投資する場合は、それらの状況には常に注視しておかなければなりません。また、光学機器やガラス製品は、競争が激しい分野ですので、絶えず競合他社にシェアを奪われるリスクがあるという点も併せて念頭に置いておく必要があります。

まとめ

以上で見てきたように、HOYAは日本の中でも数少ない世界で戦えるグローバル企業の一つです。そのため、将来の成長を先取りして当社に投資するというのは良い考えであるといえるでしょう。

ただし、投資にはリスクがつきものですので、ここで紹介した内容を踏まえて、どのような投資戦略をとるのかをしっかりと考えてから投資する必要があります。

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