【2021年】高配当株のおすすめランキングベスト13 – “超”厳選銘柄

本記事では、2021年において有望な高配当株のおすすめランキングをご紹介しています。以下のようにお考えの方にとって読んで頂く意義があると考えています。

読んで頂いて意義がある方

・株の配当金で安定した収入を得たい

・株価の変動に惑わされず中長期的な株投資をしたい

・具体的におすすめの高配当株を知りたい

・高配当株を買うタイミングや相性が良い投資手法を知りたい

株の配当金で安定した収入を得ることは、多くの投資家が一度は思い描く夢だと思います。

あくせくと銘柄の選定や売買をすることもなく、株価の値動きに気を遣う必要も無く、寝て暮していればお金が入ってくるなんて、まさに夢の様な生活ですね。

夢は夢として、本業に続く副収入くらいの位置付けで、高配当株によって安定した配当収入を得るにはどうしたら良いのでしょうか。またどのような銘柄を選定すれば良いのでしょうか。

本記事では高配当株として魅力的なおすすめ銘柄ランキングをご紹介します。

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銘柄選定にあたっては、元銀行員として培った、企業デューデリジェンスのスキルを存分に活かし、定量面・定性面から評価し厳選しています

高配当株には、確固とした事業基盤を築き上げた伝統的大企業が多数存在しますが、2021年現在で非常に魅力的な投資対象と言えます。

2020年のコロナウイルス感染拡大の影響でそうしたいわゆる「オールドエコノミー」と呼ばれる大企業の株価が割安になっています。

その中で、米国の政策やコロナワクチンの実用化を受けた経済回復期待で、市場の大きなトレンドとして、「オールドエコノミー」への資金流入=株価上昇が見込まれるためです。

そうした情勢を踏まえながら、有望な高配当株に加えて、高配当株の概要や投資するメリット、運用するときの大切な視点と利益を上げやすい売買タイミングや投資手法をご紹介しています。

※投資は自己責任でお願いします

高配当株とは何か?

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高配当株とは、端的に言ってしますと「配当利回り」が高い銘柄のことです。

上場企業の中には株主に対して、利益や積み上げた余剰金を分配してくれる企業があります。この分配金を配当といいます。

配当利回りは%で表示され、分かりやすく言うと「株式購入金額」に配当利回りをかけると貰える配当金額になります。

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高配当株とは、そんな配当利回りが高い銘柄のことを指します

高配当株がなぜおすすめなのか?

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国内の株式市場で、配当利回りが高い高配当株は非常に人気があります。それには幾つか理由があります。

高配当株がおすすめの理由①:株式保有でより多くのインカムゲインがもらえる

配当が無い銘柄と違って、配当株は権利確定日に保有していると配当金がもらえます。もらえないよりもらえた方が絶対いいですよね。

高配当株は配当利回りが高い株式銘柄ですから、より多くのインカムゲインが貰えることになります。

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従って、こうしたより大きなインカムゲインを狙って高配当株を購入する人が多く、高配当株が人気となります

高配当株がおすすめの理由②:株価が下がりにくい

より多くの配当がもらえることで購入する投資家が増えると、当然ながら株価が下がりにくくなります。

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良く高配当株は下落相場に強いディフェンシブ銘柄になることがありますが、総じて株価が下がりにくい傾向があります。

もちろん、株式相場に絶対はありませんので高配当株といえども下落するケースもあります。記憶に新しいのは2020年のコロナウイルス感染拡大による株価下落です。

マクロ環境の著しい変化や全体相場の落ち込みには、影響を受けるケースがあり、万能ではないと理解しておく必要があります。

高配当株がおすすめの理由③:売買の選択肢が拡がる

高配当株は、売買の選択肢が広い点もメリットです。

少しばかり株価が下落しても、配当で収入を得ることができるのであれば、損切りせずにホールドするという選択肢も取りえます。

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特に、おすすめの理由②で書いた通り、株価が大きく下落しないディフェンシブ銘柄が多いため、株価が戻ってくる可能性も高いです

高配当株のおすすめランキング評価基準

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一定の基準を設けておすすめランキングを作成しています。ランキング発表前に、評価基準を解説します。

ランキングの評価基準①:利回り水準

そもそも「高配当株」とはどのくらいの利回りなのでしょうか?

時期や人によっても異なりますが、おおむね年利回りが3%後半~4%以上の銘柄を指します。

ここでは、「配当利回り年3.5%以上」の銘柄とします。

国内の上場株式の利回り平均がおよそ2%なので、その1.5~2.0倍の水準です。

以下の記事では、国内の配当利回りの平均を算出していますので、気になる方はご覧下さい。

株の配当利回り平均はどのくらい?

ランキングの評価基準②:業績が安定している(=配当が安定している)

安定した配当収入を得るために、最も重要な視点です。

配当は利益からの分配金であるため、赤字にでもなれば配当は吹っ飛んでしまいます。

そのため配当をコンスタントに出し続けている、すなわち業績が長期的に安定している企業を狙うのは非常に重要です。

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それを見抜くために事業基盤が安定しているか、過去に減配していないか、といった項目で安定性をチェックしています

特に最近ではコロナウイルス感染拡大の影響で企業の業績が悪化し、配当の中止または減配の発表が相次ぎました。

しかしながらそのような厳しい情勢下でも、配当を維持あるいは増配させる高配当銘柄は存在しています。

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高配当株に中長期投資をするにあたっては、コロナ禍レベルのリスク事象に対しても耐えうるビジネス構造となっているかを吟味する必要があります

ランキングの評価基準③:事業の成長性がある

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事業の安定性に加え、成長性も重要です。

M&Aや新規事業への投資で成長できれば、増配によって配当金も大きくなりますし、それに伴って株価の上昇も期待できます。

ランキングの評価基準④:株主還元に積極的である(=増配が期待できる)

増配すると株価が上がりますので、株主還元に対する姿勢は重要です。

ある日突然、「事業が減衰傾向だから配当をやめます」と株主軽視の方向に舵を切られても困りますよね。

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最近は、多くの企業が「還元成功○○%を目指します」といった発表を決算説明会でしているので、しっかりとチェックする必要があります

ランキングの評価基準➄:割安感がある/テクニカル的に魅力(=今が買いどき)

割安感も重要です。割安であるほど株価の上昇余地が大きくなりますし、利回りが高くなるメリットもあります。

特に、世界経済の減速や相場全体の動きの影響で、個別企業に紐づく理由なく株価が下がっている時期が仕込み時です。事業に影響を与えない不祥事で株価が下がっているときも狙えます。

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その意味で、2021年現在、高配当株非常に魅力的な存在であると言えます。コロナ影響下で株価が下落して割安になっている銘柄が多数存在するためです

またテクニカル面で見て、長期的なトレンドラインから反転したかたちであったり、底値付近で推移しているかどうか、などもチェックした方が良いです。

高配当株おすすめランキング!超厳選した銘柄ベスト13

それでは、高配当株のおすすめランキングを発表します!

いずれも4~6%前後の高い配当利回りを誇ります。

高い配当利回りは前提条件として、評価基準を踏まえて今後の株価上昇や安定的な配当が見込めるか?といった観点でランキング化しています。

高配当株おすすめランキング13位:ディア・ライフ

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同社は投資用マンションの販売を中心に事業を展開しています。他に、建設業界向けの人材派遣事業や、トランクルーム入金管理、家賃滞納保証業務も手掛けています。

足許では、コロナ禍から回復の兆候が見られる収益不動産開発・販売が都心好立地物件中心に需要多く高水準で推移しています。

東京・新宿の物件など利益が大きく、店舗用開発も堅調、またコロナで落ち込んだ不動産業界向け人材派遣が伸びています。

【ディアライフの業績推移】

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出典:楽天証券

このように総じて業績は堅調に推移しており、経済環境が厳しい中でも2021年9月期は増収増益を実現する見込みで、増配を計画しています。

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配当利回り5.73%と高水準であり、PER8.82倍と割安感が出ています。低位株でもあり、値上がりと配当の両方が狙える有望な銘柄です

高配当株おすすめランキング12位:学究社(利回り4.68%)

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東京西部を中心に小学生・中学生向けの塾『ena』を展開しています。都立中高一貫校受験に対する受験準備に強みがあります。

コロナウイルスの影響下にあっても休講がなかったことに加え、自社で合宿施設を保有しているため通常に近い形でカリキュラムを実行でき、学習塾業界で唯一増益を実現している銘柄です。

【学究社の業績推移】

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出典:楽天証券

強みである都立中高校一貫校受験生へのカリキュラム提供を軸に、生徒数は拡大を続けています。好調な業績を背景に増配となる計画です

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配当利回りは4.98%と高い配当利回りを誇ります。主力の学習塾事業は安定、緩やかに成長していますし、時価総額は146億円で成長余地ありです

高配当株おすすめランキング11位:キャノン(利回り5.98%)

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こちも言わずと知れた国内大企業。事業の柱は事務機器・カメラで、半導体・液晶露光装置、監視カメラ等の事業も展開しています。

足元の業績についてはコロナウイルス感染拡大の影響もあって、事業の柱である複合機を中心に苦戦が続いています。同様にカメラ販売が減少しており業績に多大な影響を与えています。

しかしながら、それでも黒字を確保している点はさすがキャノンと言えます。在宅需要の取り込みでインクジェットプリンターが好調に推移しており、業績は回復傾向にあります。

【キャノンの業績推移】

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出典:楽天証券

業績の回復が兆候として見られることもあり、 2020年に底入れしたと見ています。現在は配当利回りが6%近い水準に達しており仕込み時と言えます。

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今後コロナの影響が終息に向かうにつれてキヤノンの業績も回復を果たす蓋然性が高く、コロナ以前の水準への株価回帰も期待できます

高配当株おすすめランキング10位:アサヒホールディングス(利回り3.83%)

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事業の柱は、貴金属のリサイクルと産業廃棄物処理です。マッサージチェアなど健康機器関連の事業も展開しています。紛らわしいのですが、ビールのアサヒ(アサヒグループHD)ではありません。

コロナ影響により巣ごもり消費の拡大で、パソコンやゲーム機器の部品回収が増加をしており、貴金属リサイクル事業が好調を継続しています。

また欣也パラジウムをはじめとするコモディティの貴金属の価格が金融緩和などの背景に高水準で推移していることも増収に寄与しています。

加えて事業のもう一つの柱である廃棄物処理において、需要増の半導体の排出が増加していることも手伝って、全体として業績は非常に好調に推移しています。

【アサヒホールディングスの業績推移】

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出典:楽天証券

経済情勢が非常に厳しい中、2020年3月期と2021年3月期連続で最高益を達成する見込みです。好調な業績を背景に増配も発表しています。

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株価は上昇傾向にあるものの、 PER は依然として11%台で十分に買い検討可能な銘柄です。 2020年末のような調整局面を狙って仕込みたいところです

高配当株おすすめランキング9位:三井物産(利回り4.08%)

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大手総合商社の一角である三井物産は、配当利回りが4%を超える水準で優良な高配当株と言えます。

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、石油ガス金属鉄道など主力の事業が軒並み減益となり、厳しい状況が続いていました。

しかしながら、コロナの終息による経済回復により2022年3月期を目処に資源の市況が回復し、同社の業績も改善する可能性が高いです。

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回復期待を織り込み始めていますが、PERは12%とまだ割安感があります。また2020年8月に、米国の著名な投資家でウォーレンバフェット氏が総合商社の株購入を表明していますが、事業の復調に伴って、中長期的に株価を上昇させていく可能性があります

高配当株おすすめランキング8位:VTホールディングス(利回り4.52%)

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同社は日産、ホンダの自動車ディーラー。レンタカー、住宅事業も展開しています。

自動車販売は国内においてもコロナウイルスの影響から回復しつつありますが、同社の新車販売においても2020年夏以降を回復基調にあります。

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配当利回りは4.52%と高い水準にあり、今後の業績も比較的安定推移することが見込まれるため、中長期絵保有できる高配当株としてオススメです

高配当株おすすめランキング7位:三菱商事(利回り5.13%)

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三菱商事は、総合商社の名門として名高い企業です。配当利回りは5.1%、 PERはおよそ10倍で割安感があります。

三井物産と同様に、コロナ影響で資源価格が低迷していることによって同社の事業ポートフォリオも非常に悪化していますが、今後の経済回復によって利益が回復する可能性が高いです。

【三菱商事の業績推移】

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出典:楽天証券
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ウォーレンバフェットのように今のうちに仕込んでおけば、後々中長期的な目線で、「株価上昇で利益が出ていて安定しながら配当がもらえる」お宝銘柄になる可能性があります

高配当株おすすめランキング6位:GMOフィナンシャルHD(利回り4.70%)

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GMOフィナンシャルは株式・FX・仮想通貨・トレーディング事業を展開しています。

同社事業の柱である FX や CFD 取引が好調に推移しており、2020年12月期及び2021年12月期共に増収増益を実現する計画です。

【GMOフィナンシャルHDの業績推移】

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出典:楽天証券

 CFD や仮想通貨は引き続き取引数量が伸びている成長領域ですが、これらの領域に注力を新規口座開設を積み上げていく計画を立てています。

加えて、GMOフィナンシャルは「連結配当性向50%」を目標にしており、これは国内企業でもトップの水準です。

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直近では堅調な業績推移を背景に、コロナ影響で下落した株価が急回復しています。しかしPERは12倍でまだまだ割安感な水準と言えます。調整局面を待って中長期で仕込みたい銘柄です

高配当株おすすめランキング5位:MS&AD(利回り4.59%)

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同社は、国内のメガ損保の一角で損保市場でトップクラスのマーケットシェアを誇ります。参加に三井住友海上やあいおいニッセイ同和を有している金融コングロマリットです。

【MS&AD業績推移】

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出典:楽天証券

新型コロナウイルスの影響がありながらも、2021年3月期は前年よりも増益かつ例年と遜色ない純利益を確保する見込みです。

損害保険事業は、コロナウイルスにおいては保険金支払いが少なく損失が抑えられるという特性があるため、コロナの影響に左右されづらく安定しています。

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金融株は直近の割安株が買われると連動で株価が上昇傾向にある典型的なセクターです。配当利回りは4%半ばであり非常に魅力的な銘柄と言えます

高配当株おすすめランキング4位:オリックス(利回り4.14%)

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オリックスはリース事業をそぎ落としながら、銀行や保険不動産など多角的に事業を展開するメガバンクとは一線を画した金融コングロマリットです。

足元では航空機リースが苦戦し営業減益となる見込みですが、同社もコロナの終息に伴う経済回復により業績は回復に向かうことが期待されており、直近では株価を急上昇させています。

【オリックスの業績推移】

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出典:楽天証券

株価はコロナ発生前の水準に戻りつつありますが、PERは10倍を切る水準で依然として割安感があります。

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事業ポートフォリオが多角化されていると共に、安定的なストック事業がほとんどですので中長期的に運用する高配当株ポートフォリオに加えておくと良いです

高配当株おすすめランキング3位:三菱UFJリース(利回り4.79%)

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同社は日本最大の金融グループである三菱UFJグループの傘下企業です。

メインはリース事業ですが、オートローンや不動産・太陽光事業も展開し、事業の多角化を進めています。2021年4月に日立キャピタルと経営統合する計画です。

【三菱UFJリースの業績推移】

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出典:楽天証券

2021年3月期はコロナウイルスの影響で減収減益を見込んでいますが、2020年3月期以降は日立キャピタルとの合併効果もあり大幅に業務が拡大する見込みです。

4.79%と高い利回りを誇りますがそれ以上におすすめポイントとなるのが、22年連続で増配していて事業が安定・成長を継続している点です。

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また低位株であり買いやすく、金融業の中でもPERが低く割安感がある点も魅力の一つです

高配当株おすすめランキング2位:東京海上ホールディングス(利回り4.13%)

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MS&ADと同じくメガ損保の一角である東京海上ホールディングスもお勧めの高配当額のひとつです。同社の業績もコロナウイルス感染拡大の影響下にありながら非常に安定しています。

東京海上ホールディングスは、その経営戦略と戦略の実行力、投資家とのコミュニケーション力から海外の投資家も含め株式市場から非常に高い評価を得ている、優れた銘柄です。

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株価の水準はコロナ発生前にまだ到達していない今が、良い仕込み時と言えます

高配当株おすすめランキング1位:ソフトバンク(利回り6.32%)

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大手通信キャリアであるソフトバンクは、エーザイ配当利回りが6%を超える水準で魅力的な高配当株と言えます。

菅政権が誕生した際に、携帯電話料金の引き下げというイベント発生を受け、他の大手携帯キャリアと元の株価を下げていましたが、直近では一服し株価が回復傾向にあります。

【ソフトバンクの業績推移】

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出典:楽天証券

携帯キャリアは通信授業が非常に安定した cash generator の役割を担っており、コロナウイルスのような事態が発生しても比較的強いディフェンシブ銘柄と言えます。

2021年3月期の業績は、この情勢下で増収増益となる見込みです。

加えて、ソフトバンクはコロナ影響下においてはテレワーク関連の法人向けソリューションが成長を続けており、業績のさらなる拡大も期待できる優良な銘柄です。

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配当利回りの高さ・安定性・成長性を兼ね備えたソフトバンクは、高配当株のポートフォリオとして中長期的に保有するにはうってつけの銘柄です

高配当株のおすすめ銘柄にメガバンク株が入っていないのはなぜ?

今回作成した高配当株のおすすめランキングには、三菱UFJ FG、 三井住友FG、みずほFGと言ったメガバンクグループは入れていません。

他の様々なブログや記事では高配当株のおすすめとしてこれらの銘柄は必ずと言っていいほど入っています。なぜ入れていないかと言うと、メガバンク株は中長期的には縮小均衡に陥り、株価が下落していく構造にあると見立てているからです。

現在の割安株が流れる市場トレンドの中では、短期的にメガバンク株が上昇する可能性は高く、キャピタルゲインを狙うのであれば買い検討可能です。

しかしながら高配当株は基本的に中長期的インカムゲインを狙うものとした時に、構造要因として株価下落が想定されるメガバンク株はおすすめすることができません。

詳細については以下の記事で解説していますのでよろしければご覧ください。

【関連記事】

メガバンクの株価は今後どうなる?元銀行員が分かりやすく徹底的に解説

高配当株を買う最高のタイミングは?

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高配当株は時期によって株価が変動しやすいため、 購入を検討するときに注意したいのがタイミングです。

もちろんのこと、購入するにしてもより利回りが高くなるときに買いたいですよね。ではどのようなタイミングがベストなのでしょうか?

おすすめのタイミング①:「権利確定日」1~2か月前

配当株には「権利確定日」が存在します。

権利確定日より一定の営業日数前に該当銘柄を保有する人に配当を得られる権利が与えられます。

権利確定日の存在により、一般的に配当株銘柄は権利確定日の1~2か月前から株価が上昇する傾向があります

従って、その前に購入しておいたほうが、より割安な株価で購入できる可能性が高くなります。

おすすめのタイミング②:「権利落ち日」直後

逆に、権利確定日が過ぎる「権利落ち日」を過ぎると、売りが増加して株価が下がります。

長期的かつ安定的に配当収入を得ることが目的であれば、「権利落ち日」で株価が一時的に下がった時の購入が合理的です。

おすすめのタイミング③:マクロ環境や相場全体が軟調で株価が下がった時

企業の業績といった個別要因ではなく、世界経済の減速や株式相場全体の調子が悪くて株価が下がっているときもおすすめの買い時です。

高配当株は、事業の性質から長期的に安定した収益を生み出せる事業構造を保有している銘柄が多いです。

従って、一時的に株価が下がっても、いずれ元の水準に戻る可能性が高いのが特徴です。

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一時的に下がったところで、高配当株を購入して高い利回りをキープするのが、賢明な買い方です

高配当株で利益を得るためのおすすめ投資手法

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配当収入で安定して収入を得るために必要なポイントを伝授します。

「高い利回りの高配当株を買って、寝ていれば高配当がもらえる!」なんてそんな甘い話はありません。高配当株で安定的に収入を得るためには、正しい投資手法を実践する必要があります。

①ポートフォリオを形成する

集中投資を避け、分散投資でポートフォリオを形成してリスクを低下するという、投資の大原則を遵守しましょう。

リスクを低減するため、通常の投資と同じように銘柄の特性を分散させて投資ポートフォリオを組むことが重要です。

②業種・国・時間で分散投資する

銘柄の特性という面で、さまざまな業種の高配当株をポートフォリオに入れたいですね。

また高配当株という観点においては、日本国内の株式のみならず、海外にも目を向けた方が良いでしょう。特に米国です。

日本は株主還元という観点では後進国であり、米国野企業のほうが総じて、配当性向が高い傾向にあります。

最後に、高配当株の投資手法として「時間的な分散投資」が有効です。この記事の評価基準を満たすような高配当株は、安定して株価が推移する傾向があります。

ただ、一時的な下落リスクはありますので、時間的に分散することでより安定した高配当株運用を実現できます。

買うタイミングも踏まえると例えば「株価が下がりやすい権利確定日1~2か月前と権利落ち日に100株ずつ積立投資をする」といったやり方が有効です。

③減配や業績激変のときには、ポートフォリオ入れ替えを検討する

配当株銘柄は、業績の急激な悪化により、突然配当を減らしたり取りやめにしたりする可能性があります。

特に、景気の変動に大きな影響を受ける半導体事業等の浮き沈みの激しい株は避けましょう。

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一度購入した高配当株でも、定期的に業績や配当の状況をチェックが必要です。悪化の兆候が見られるようであれば、他の銘柄へのポートフォリオ入れ替えを検討しましょう

切り口別で見た高配当株の利回りランキング

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こちらの記事で紹介した高配当株おすすめランキングは国内の株式銘柄にフォーカスをし、ファンダメンタルズ・テクニカル分析で総合的にランキング化したものです。

一方で高配当株を探す切り口としては多様な考え方がありますのでその一部をご紹介します。

高配当株を探す切り口①:米国株・ETF

日本は「株主還元後進国」です。株主重視の姿勢を大企業が打ち出し始めたのはごく最近です。

米国企業は、日本よりも早くから株主重視の姿勢を取っています。

そうした背景から、米国企業は高利回り、2ケタ年連続増配、といった企業が数多く存在します。

あるデータによると「30年以上連続増配している企業が50社以上」あるとのことです。

ポートフォリオを分散する意味でも、米国株の高配当株銘柄への投資する意義は大きいです。

またそうした米国株を中心に投資し、高い利回りの分配金が狙えるETFもおすすめの投資対象となります。

以下の記事では、米国の高配当株ランキングやETFのおすすめ銘柄を紹介しています。宜しければご参照ください。

▼内部リンク▼
米国株のおすすめ銘柄一覧!【テンバガー候補・成長銘柄・バリュー株・高配当株】

積立におすすめ!ETFの厳選3銘柄【分配金や値上がり益を期待】

高配当株の切り口②:純粋な利回りの高さ

利回りの高さのみで投資先を検討する考え方もあります。

ですが、ただ単に利回りだけを見ての株購入は、強くおすすめできません。利回りの高さは当然、株価の安さの裏返しでもあります。

従って高すぎる利回り=安すぎる株価⇒銘柄に懸念が存在、といったケースも少なくありません。

高配当株の切り口③:連続増配株

現時点の利回りの高さも重要ですが、将来的に減配され利回りが下がってしまっては元も子もありません。

長期間に亘って連続増配を実現している銘柄は、将来も利回りが維持・向上する蓋然性が高くおすすめできます。

以下の記事では、国内の連続増配株について解説しています。宜しければご参照ください。

▼内部リンク▼
連続増配中の日本株おすすめ一覧 – 厳選5銘柄

また、連続増配においては米国株に一日の長があります。以下記事で米国の連続増配株についてまとめているのでこちらも宜しければご高覧下さい。

▼内部リンク▼
連続増配中の米国株ランキングトップ10!最長の企業は何と60年超え!

【無料】永久に保有できる米国株の超優良な高配当株6銘柄

高配当株といえば米国株を想起する方も多いはず。現在の市況は高い配当利回りを実現するために仕込む大きなチャンスと言えます。

高配当株の本場である米国には、キャピタル・インカムゲインの両面で「永久に保有したい」と言っても過言では無いほどおすすめできる超優良銘柄が存在します。

以下のリンクからは、年4回も配当が貰える米国の超優良な高配当株6銘柄のレポートを無料のメルマガ登録で入手できます。

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【高配当株と相性が良い投資方法】私が実践して利益を得ている積立投資の独自手法・実績

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高配当株を狙っている方は、積立投資との”併せ技”が非常におすすめです。

積立投資は、少額から投資が可能で時間的分散投資によってリスクを低減できるので、投資の初心者や資産形成をしたい方には非常におすすめです。

私が資産の一部を振り分けて独自に実践しているおすすめの積立投資手法は、以下のようなメリットがあり、素晴らしく有用な手法だと思っています。

  1. 損失が出ずに値上がり益・配当益による利益積み上げが可能(評価損は出る)
  2. 暴落局面に強く利益獲得の「仕込み」ができる
  3. 概ねほったらかしでOK
  4. ルール遵守で精神的に消耗しない

実際に、安定的・継続的に利益を生み出し続けています。

以下の記事では、証券会社の画面コピー等の証拠付きで実績や手法の詳細をご紹介しています。宜しければぜひご覧ください!

▼内部リンク▼

積立投資の独自手法・実績をブログで大公開中!【投信・ETF・米国株の積立で稼いでます】

まとめ:高配当株は随時ポートフォリオ入れ替えが大事!

高配当株は基本的にパフォーマンスが高く、各企業の事業特性や成長性も加味したうえでのポートフォリオ構築がおすすめです。

また減配や業績悪化の兆候を早めにキャッチするため、随時モニタリングして必要であればポートフォリオ入れ替えを検討することが重要です。

魅力的な高配当株を運用して、夢の配当金生活に近づきましょう。