本記事では、ヘッジファンド型の投資信託でおすすめの銘柄を紹介しています。
投資信託における収益は、相場の環境に左右されやすく値動きが鈍い状況下では、利益を上げることが容易ではなくなるという特徴があります。

この相場環境に関わらず運用成績を上げることを期待できるため、おすすめできるのがヘッジファンド型の投資信託です
尚、掲載している投資信託のおすすめ銘柄は、元銀行員として培ったデューデリジェンスの技法を駆使して選定しています。
また新型コロナウイルスの影響で市場全体の値動きが不安定になる傾向がありますので、銘柄選定においては十分にご注意ください。
投資判断のご参考・一助になれば幸いです。
(※投資はくれぐれも自己責任でお願いします)
ヘッジファンド型の投資信託とは?
ヘッジファンドとは、相場の動きにとらわれず積極的な運用を行い、常に利益を追求するファンドのことです。そして、運用に関わるファンドマネージャーも経験豊富な人材が多いのが特徴です。
最低投資額が数千万円以上のファンドも珍しくなく、少額から参加できるものではありません。
他方、一般的な投資信託は、相場がある方向に動いた時にのみ利益が得られるような方法で運用しているものが多く、最低投資金額は数千円程度からと気軽に始めることができます。
少額から投資が可能である一方、相場に動きがない時は利益が得にくいという側面を持っています。
この投資信託に、ヘッジファンドが行うような利益を追求する運用方針を取り入れたものが、ヘッジファンド型の投資信託です。

ヘッジファンドで投資することはできないけれども、少額の投資資金から利益追求型の投資を試してみたいひとにおすすめのスタイルです
ヘッジファンド型の投資信託のメリット
ヘッジファンド型の投資信託の大きなメリットは、少額から購入できるという点です。著名ヘッジファンドで投資をしようとすると、最低投資金額が数千万以上や数億円からと高額で参加することが容易ではありません。
一方、ヘッジファンド型の銘柄は、証券会社を通して少額から購入することができるので、まずは少ない金額から投資を始めたい人におすすめです。
また通常のヘッジファンドで投資をすると、得られた収益に応じた手数料を支払う必要があります。しかしながら、これがヘッジファンド型の投資信託になると、保有している銘柄と金額に応じた信託報酬という手数料のみで運用できるものもあります。
それで、ヘッジファンド型投資信託では、得られた収益に対する手数料を抑えられるというメリットがあるのです。市場が上昇でも下落相場でも、どちらでも利益を追求できるのもヘッジファンド型のメリットです。
通常の投資信託の場合、株式相場が上昇するときに基準価格も合わせて上昇し利益を得ることができます。一方、相場が下落すると同じように基準価格も下がってしまいます。

しかしながら、ヘッジファンド型の投資信託は相場が上昇局面でも下落局面でも基準価格が上がるように運用するので、リスクを抑えた資産運用を目指す方にもおすすめです
ヘッジファンド型の投資信託のデメリット
ヘッジファンド型の投資信託は、ヘッジファンドの利益追求型のスタイルを取り入れて証券会社に勤めるサラリーマンファンドマネージャーが運用している銘柄です。
ヘッジファンドマネージャーとそのチームが行っているプロの手法や投資哲学とモチベーションを持ち合わせているわけではないので、ヘッジファンドと同レベルの運用成績を期待することはできません。
優秀なヘッジファンドであれば、年10%以上の利回りを安定して継続的に上げ続けているところもあります。
しかしながら、ヘッジファンド型投資信託の銘柄で年10%以上の利回りを上げているものは皆無です。
手数料について、得られた成果に対して成功報酬という費用が発生する銘柄もあることに加え、すべての銘柄で保有している期間中に発生する信託報酬という手数料もあります。
成功報酬は利益が得られた場合にのみ発生するものの、信託報酬は利益の有無にかかわらず発生します。それで、相場に動きが少ない局面が続くと、信託手数料が発生し続け、その管理費用によって資産が目減りしていく可能性もあります。

それで、得られた収益に対する手数料は低くできるというメリットはあるものの、相場の状況によっては信託報酬手数料による運用コストを計算する必要があります
ヘッジファンド型の投資信託の選び方
ファンド銘柄ごとに投資家向けの運用方針や目標を公開しているので、自分の期待する収益が実現できそうか、保有することによって生じる手数料等の費用は許容範囲内か確認して選ぶようにしましょう。

基準価額騰落率やトータルリターンなどの運用実績情報も参考にすることをおすすめします
ヘッジファンド型の投資信託おすすめ一覧!厳選5銘柄
ヘッジファンド型の投資信託おすすめの銘柄①:楽天ボラティリティ・ファンド(資産成長型) (愛称:楽天ボルティ)
株価が暴落するなど、先の見通しが不透明な局面で上昇して、上昇時や膠着状態のときには下落したり横ばいになる傾向を持つ「VIX」という数値があります。
相場が暴落局面にある時、このVIXに連動する買いポジションを取り、相場に大きな動きがない平常時には反対の売りポジションをとって運用することによって、どちらの局面でも収益を得ることを目指す銘柄です。
相場の値上がり益を目指す銘柄と合わせて保有することで、リスクの分散と低減の効果を期待できるおすすめのファンドです。信託報酬は、年1.08%程度で成果に応じた成功報酬も必要です。
ヘッジファンド型の投資信託おすすめの銘柄②:三菱UFJ国際-マクロ・トータル・リターン・ファンド
国内、海外の株式や債券、デリバディブ取引など幅広い資産を対象に投資して、特定の市場に左右されない収益を目指すファンドです。
主要投資対象は外国投資法人の投資信託証券で、ロング・ポジションに加えてショート・ポジションも行い、上昇相場でも下落局面でも収益を目指します。
為替相場の変動によるリスクを低減するための為替ヘッジが行われます。信託報酬は、年1.953%程度で成功報酬は必要ない点もおすすめできます。
ヘッジファンド型の投資信託おすすめの銘柄③:野村ワールドスターオープン
主要投資資産は世界各国の株式と債券で、ベンチマークはMSCIワールドインデックス・フリー(円ヘッジベース)です。
外貨建て資産の為替変動によるリスクを低減し、為替差益の獲得を目的とした為替ヘッジが行われる点がこの銘柄のおすすめポイントです。
マザーファンドを通して投資するファミリーファンド方式で運用されます。信託報酬は、年1.562%以内となっていて低い水準になっています。
ヘッジファンド型の投資信託おすすめの銘柄④:スパークス-スパークス・日本株・L&S
日本の上場株式を主な投資対象とした銘柄です。ロング・ポジション、ショート・ポジションの両方で運用し安定的な収益を目指すものの、国内株価の上昇機会を捉えるために、戦略としてはロング・ポジションが主となります。
将来性が見込まれたり、市場で過小評価されている株式を買い、過大評価されている株式を売却し、リターンを獲得することを目指します。
市場の環境に左右されずコンスタントにリターンを得ることをシンプルに目指したい人におすすめの銘柄です。信託報酬は年2.09%で実績報酬も必要なので、運用コストが高めである点を明記しておきましょう。
ヘッジファンド型の投資信託おすすめの銘柄➄:Bayview 日本株式ロングショート ファンド
主な投資対象資産は国内の株式で、原則として買い持ちポジションで運用するファンドです。
価格の上昇を期待できる株式に対するロングがメインの運用ではあるものの、価格の下落が見込まれる株式があればショートで運用することによって、上昇下落の両局面で収益を得ることを積極的に追求する銘柄です。
運用コストとして信託報酬が年2.277%かかり、成果に応じた成功報酬も必要です。
ヘッジファンド型の投資信託を購入する際の留意点
銘柄により主な投資対象資産は様々ですから、事前に内容をよく確認しましょう。
投資信託を保有することによって必要となる信託報酬は、ファンド銘柄により差があります。

長期間にわたって保有することを念頭に置いているのであれば、この手数料によって収益が相殺されていく可能性を留意して、どの銘柄を購入するのか検討するようにしましょう
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また純粋な投資信託と類似する商品としてETF(上場投資信託)が存在します。ETFは投資信託と同様、リスク分散が図れ積立にも向いている商品です。
加えて、高い利回りを誇る分配金を定期的に得ることができる商品が多数存在しています。
以下の記事では、ETFのおすすめ銘柄について紹介していますので、宜しければ併せてご参照下さい。
▼内部リンク▼
積立におすすめ!ETFの厳選3銘柄【分配金や値上がり益を期待】
投資信託購入を検討している方へのおすすめ投信
本記事で紹介した投資信託以外にも、パフォーマンスに優れるおすすめの投資信託は存在します。併せて検討してみてはいかがでしょうか。
投資信託のおすすめ商品サービス①:三井住友DSアセットマネジメント投信
- ファンドマネージャーが、リーマンショック含む過去16年で資産10倍という抜群の運用実績を誇る!
- 口座開設、販売手数料、口座管理手数料すべて0円!(信託報酬が約1%/年)
- 少額(1000円)から無理なく購入が可能で手軽に積立投資が始められる!
- 大手メガバンクSMBCグループで資産を預ける上で安心!
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素晴らしい実績を誇るチームが運用を担当しており、かかるコストも少ないため、非常におすすめの投資商品です。
【担当する運用チームの過去実績】

無料ですので口座開設しておきましょう。口座開設や、より詳細な情報は以下のリンクからご確認ください。
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月々1,000円からムリなく資産形成。スマホ・PCから簡単口座開設!【三井住友DS投信直販ネット】
投資信託のおすすめ商品サービス②:ひふみ投信
- 2008年9月の設定から資産が4倍となる運用実績を持つ人気の投資信託!
- 少額(1000円)から無理なく積立投資を開始できる!
- 購入手数料、解約手数料、口座開設手数料はゼロ円!(信託報酬手数料は約1%/年)
- 5年以上、ひふみ投信を保有すると信託報酬を0.2%還元!10年で0.4%!
カリスマファンドマネージャー藤野英人が運用する「ひふみ投信」。 主に日本の成長企業に投資をすることで、お客様の資産形成を応援するとともに、日本の未来に貢献するというコンセプトで運用に臨んでいます。
【ひふみ投信のパフォーマンス】

運用実績も抜群です。その優秀さやコンセプトからトムソン・ロイター・ファンド・アワードやR&Iファンド大賞を受賞しています。こちらも無料ですので、ぜひ口座開設しておきましょう。
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投資信託と併せて検討したい積立投資
投資信託と併せて活用した投資手法が積立投資です。積立投資は、リスクを低減しつつ将来の資金確保を進めることができる優れた手法です。
最近では、優れた運用パフォーマンスを誇る商品や100円単位で手軽に始められる商品サービスが存在しており、積立投資で利益を上げられる可能性やアクセスが向上しています。
以下の記事では、あなたの資産形成の一助となる、パフォーマンスに優れつつも手軽に開始できる積立投資の商品・サービスを紹介しています。宜しければ併せてご参照下さい。
▼以下のリンクから記事に飛べます▼
積立投資で超おすすめの商品・サービスまとめ10選!ローリスクで資産形成
ほんの一握りの富裕層を除き、会社勤めなどの本業からの収入のみでは将来的に生活が困窮するのは目に見えています。
まとめ
ヘッジファンド型の投資信託は、通常の相場とは違った価格変動をするため、他のファンド銘柄と合わせて保有することをおすすめします。
そうすることにより、投資リスクを減らしつつも収益の向上につなげることを期待できます。また、手数料が割高になりやすいので、信託報酬や成功報酬の有無などを事前に計画を立てて購入する必要があります。