本記事は、国際株式型の投資信託でおすすめの銘柄をご紹介しています。
海外企業への投資は何かとハードルが高いものです。為替の取引が伴いますし、取り扱いがある証券会社も限られます。

個人で国際株式の投資を行うのは確かに難易度が高いですが、国際株式型の投資信託を利用すれば投資初心者でも簡単に国際株式の投資が始められておすすめです
尚、掲載している投資信託のおすすめ銘柄は、元銀行員として培ったデューデリジェンスの技法を駆使して選定しています。
また新型コロナウイルスの影響で市場全体の値動きが不安定になる傾向がありますので、銘柄選定においては十分にご注意ください。
投資判断のご参考・一助になれば幸いです。
(※投資はくれぐれも自己責任でお願いします)
国際株式型の投資信託とは?
国際株式型の投資信託とは、その名の通り、日本ではなく海外の企業を対象とした投資信託のことを言います。
個人で国際株式に投資しようと思っても、海外では株式市場の規制やルールが日本とは違いますし、投資に必要な情報を手に入れるのも一苦労でしょう。
その点、国際株式型の投資信託を利用すれば、規制を知らなくても問題ありませんし、銘柄について情報がなくてもプロ厳選の銘柄に投資できるのでおすすめです。
国際株式型の投資信託といっても、その対象となる海外の地域は投資信託によってさまざまで、アメリカなどの国に投資するタイプから、先進国や新興国といった地域で投資するタイプもあります。

呼び名は投資信託によっても異なりますが、全世界をターゲットにした「全世界株式型」、アメリカに特化した「米国株式型」、アメリカだけでなくヨーロッパなどの主要先進国を対象にする「先進国株式型」、それに、アジアやアフリカなどの新興国に狙いを定めた「新興国株式型」などそのタイプはさまざまです
国際株式型の投資信託のメリット
国際株式型の投資信託のメリットといえば、第一には少額から投資できることです。
国際株式型といっても投資信託には変わらないので、最低1万円程度あれば投資が可能です。もちろん、投資信託の最大のメリットである自分で銘柄を選ぶ必要がないことも挙げられます。
投資信託のプロが多くの銘柄から厳選した銘柄のなかから、さらにこれという銘柄を選んで分散投資するため、初心者でも低リスクで始められるのがおすすめポイントです。
言葉の壁、それに時差もある海外企業の情報を手に入れるのは個人ではなかなか難しいですが、国際株式型の投資信託を利用すればそういうハードルと関係なく簡単に投資できます。
また、国際株式型の投資信託ならではのメリットとして、国内株式型より大きなリターンも可能ということが挙げられるでしょう。
国内企業では値上がりといっても知れていますが、新興国の企業のなかには時に考えられないほど高騰することもあるので、たとえ少額の投資でも大きなリターンを手に入れられる可能性があります。

逆に、マイクロソフトやアップルなどの世界的な大企業にわずかな資金で投資できるのも国際株式型の投資信託の魅力です
国際株式型の投資信託のデメリット
国際株式型の投資信託には、国内株式型の投資信託にはないデメリットがあることに注意です。
国内株式型でも信託報酬という保有している限り発生する手数料がありますが、国際株式型の場合、この手数料が国内株式型よりもかなり高額になる傾向があります。
また、販売時の手数料を高く設定している投資信託も多いです。
また、国際株式型の投資信託ならではのデメリットとして、為替の変動リスクと国際情勢の影響を受けやすいリスクが挙げられます。
為替の変動の影響を受けると、株価はたとえ上昇したとしても円高の影響でその値上がり分が相殺されてしまうことがあります。
もちろん円安になった時は逆のことが言えるのですが、国内の株式投資にはない要素を加味して考えなければならないということです。

もう一つの国際情勢のリスクですが、新興国株式型に多いリスクで、その国の政治状況によって突発的に大きな影響を受けることも考えられます
国際株式型の投資信託の選び方
国際株式型の投資信託でも、国内株式型と同じくインデックス型とアクティブ型の2つのタイプがあります。
国際株式型のインデックス型の場合、指標にする株価指数はMSCIコクサイなどが代表的です。こうした指数に連動して成果を上げることを目指します。
アクティブ型とは、こうした指標以上の成果を出そうと積極的に狙っていく投資法です。
うまくいった時のリターンは大きいですが、当然ながらうまくいかなかった時のリスクも大きくなります。

投資初心者にとってはインデックス型の投資信託の方がおすすめです。アクティブ型よりも信託報酬が安く、指標に沿ってやっているので基準価格も確認しやすく、特に長期での運用に向いています
国際株式型の投資信託おすすめ一覧!厳選5銘柄
国際株式型の投資信託といっても、もちろん投資信託を運用する会社が異なれば選ぶ銘柄が違います。
また、運用会社は同じでも対象とする地域の異なる複数の投資信託を運用しているケースもあるので、その場合に選定される銘柄も力を入れるポイントも違ってきます。
つまり、どの投資信託を選ぶかが国際株式型の投資信託で利益を得られるかどうかの分かれ目ということになりますが、ここでは多くの人におすすめとして挙げられることの多い投資信託を5つ挙げてみました。
①三菱UFJ国際投信のeMAXIS Slim 先進国株式インデックス
1つ目のおすすめは、三菱UFJ国際投信のeMAXIS Slim 先進国株式インデックスです。日本以外の22カ国の先進国の株式からなるMSCIコクサイと連動するインデックス型の投資信託です。
信託報酬の値段がほかの投資信託より安いのがおすすめポイントで、他社が値下げした時はそれに対抗してさらに値下げするという具合に、投資家に余計なコストを負担させないことを重視しています。
②楽天投信投資顧問 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
次におすすめしたいのが、楽天投信投資顧問の楽天・全世界株式インデックス・ファンドです。
こちらは、日本を含めた世界中の約7,800銘柄を対象にしたFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスという指数と連動しています。膨大な数の銘柄があるので分散投資には最適でしょう。
③セゾン資産形成の達人ファンド
次はアクティブ型のおすすめとして、セゾン投信のセゾン資産形成の達人ファンドを挙げましょう。信託報酬が比較的安く、世界中の各地域に強みを発揮するのがおすすめポイントです。
④SBI・全世界株式インデックス・ファンド
SBIのSBI・全世界株式インデックス・ファンドもおすすめです。ETFを通じて低コストで全世界の株式に分散投資できます。
小型株、中型株、大型株とさまざまな銘柄に投資できるのがおすすめポイントです。
➄レオス・キャピタルワークスのひふみワールド+
最後におすすめするのが、レオス・キャピタルワークスのひふみワールド+です。同社は国内株式型のひふみプラスが人気ですが、こちらは全世界株式型として登場しました。
現地まで実際に足を運んで成長性の高い企業を発掘するというスタイルで、確実にリターンを得ることを目指しています。
国際株式型の投資信託を購入する際の留意点
国際株式型の投資信託は、得られた時のリターンが国内株式型より大きいのが魅力ですが、逆に、失う時のリスクが大きい点にも注意しなければなりません。
リスクは、国内株式型、先進国株式型、新興国株式型の順で高くなると思ってください。つまり、国際株式型の投資信託とは、リスクよりもリターンを積極的に狙いたい方におすすめの投資法です。

多少値下がりしたところで大きな影響を受けないだけの資金を持っている方なら大丈夫ですが、そうじゃない方は国内株式型でコツコツやっていく方が安全です
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また純粋な投資信託と類似する商品としてETF(上場投資信託)が存在します。ETFは投資信託と同様、リスク分散が図れ積立にも向いている商品です。
加えて、高い利回りを誇る分配金を定期的に得ることができる商品が多数存在しています。
以下の記事では、ETFのおすすめ銘柄について紹介していますので、宜しければ併せてご参照下さい。
▼内部リンク▼
積立におすすめ!ETFの厳選3銘柄【分配金や値上がり益を期待】
投資信託購入を検討している方へのおすすめ投信
本記事で紹介した投資信託以外にも、パフォーマンスに優れるおすすめの投資信託は存在します。併せて検討してみてはいかがでしょうか。
投資信託のおすすめ商品サービス①:三井住友DSアセットマネジメント投信
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投資信託のおすすめ商品サービス②:ひふみ投信
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運用実績も抜群です。その優秀さやコンセプトからトムソン・ロイター・ファンド・アワードやR&Iファンド大賞を受賞しています。こちらも無料ですので、ぜひ口座開設しておきましょう。
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投資信託と併せて検討したい積立投資
投資信託と併せて活用した投資手法が積立投資です。積立投資は、リスクを低減しつつ将来の資金確保を進めることができる優れた手法です。
最近では、優れた運用パフォーマンスを誇る商品や100円単位で手軽に始められる商品サービスが存在しており、積立投資で利益を上げられる可能性やアクセスが向上しています。
以下の記事では、あなたの資産形成の一助となる、パフォーマンスに優れつつも手軽に開始できる積立投資の商品・サービスを紹介しています。宜しければ併せてご参照下さい。
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積立投資で超おすすめの商品・サービスまとめ10選!ローリスクで資産形成
ほんの一握りの富裕層を除き、会社勤めなどの本業からの収入のみでは将来的に生活が困窮するのは目に見えています。
まとめ
日本にいながらにして世界中の企業に投資できるのが国際株式型の投資信託の魅力です。
新興国株式型などでは、国内株式型よりもはるかに大きなリターンが得られることもあります。
ただし、リターンが大きいほどリスクが大きいことにも注意しておかなければなりません。プロに丸投げではなく、ご自分でも分散投資を徹底しておきましょう。