本記事では、株式投資で活用できるテクニカル指標「エンベロープ」について使い方を詳細に解説しています。

エンベロープは、トレンドを読み解くのに役立つ株式投資テクニカル指標の一つです。

使い方も読み方も簡単で、初心者であっても株式投資に活用できるというメリットがあります。また、設定を自由に変えることで、異なる銘柄に対応できるというのも特徴の一つです。

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もちろん、プロも使っているおすすめのテクニカル指標で、応用力が高いのがポイントです。使い方を覚えて、他の指標と組み合わせ、より良い株式投資判断ができるようにしましょう

エンベロープの概要

エンベロープとは、元々「包む」という意味があります。ローソク足を中心としてラインを描き、株価チャートを包むようにするのが特徴です。

具体的には、株価から導き出される移動平均線を作ります。移動平均線に一定の異なる数値を乗じていき、ローソク足の上下にバンドを作るようにします。

こうすることで、ローソク足が移動平均線とどのような関係になっているのかを判断できるようになります。移動平均線の範囲内に収まっているのであれば、株価は適正であると判断できます。

しかし、どちらかの方向に突き抜けるようであれば、株式投資の動きが片方に偏っていることが分かります。

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トレンドを見極めるのに便利な指標で楽に使い方を覚えられますのでおすすめです

エンベロープの計算方法

エンベロープの計算方法はとてもシンプルです。まず、一定期間に基づいた移動平均線を出します。

移動平均線は、n日間の終値を合計し、その後nで割ります。こうして出てきた点を結ぶことでラインを作ります。

この移動平均線に、任意の数値をかけるだけです。とてもシンプルな計算方法です。そして、一つだけでなく複数の任意数値を入れて、いくつかのラインを表示させます。

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こうすることで、移動平均線によるバンドができてきます。これらのバンドのどこに株価が入っているか、どこに向かっているかによってトレンドを分析することができるのです

エンベロープの使い方:おすすめの設定

エンベロープは、ほとんどのプラットフォームにデフォルトで入っています。それぞれの会社によって移動平均線に入れる任意の数値は異なります。

しかし、よく見られる使い方としては、まず25日移動平均線があります。これに5パーセントを足していく形で複数のラインを作ります。平均的な移動平均線のバンドができますので、多くの銘柄に合わせやすくおすすめです。

ただし、銘柄や株式投資局面によって、トレンドの生まれ方は異なります。そのため、銘柄ごとに使い方を変えることをおすすめします。

移動平均線に入れる数値を変えてみることができます。株価の波が大きいようであれば、数値を大きめにしてバンドを広げます。

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一方で、上下変動がそう大きくないのであれば、数値を小さくするのもおすすめです

エンベロープの基本的な売買サイン

エンベロープによりいくつかのラインを作ったら、バンド内にローソク足が停滞しているかをチェックします。停滞状態であれば、特にトレンドは動いていないと株式投資判断できます。

一方で、今まであったバンドから抜けて、さらに次のバンドに行く、特に15パーセント以上のラインから抜けるようなら、トレンドの勢いが強くなり、転換が生じる可能性があると分析できます。

大きくバンドを上に突き抜ければ、下落に転じることになりますので、売りのサインです。

一方で、大きく下に突き抜けるのであれば、上昇トレンドに転じることになりますので、買いのサインと見られます。

エンベロープは移動平均線に任意の数値を入れて、複数のラインを描きますが、これはボリンジャーバンドと同じです。しかし、使い方は異なります。

というのも、ボリンジャーバンドはシグマを代入するため、バンドの幅がトレンドの強さによって異なるからです。しかし、エンベロープは同じ間隔での数値を入れるため、バンド幅は常に一定です。

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それだけ、ローソク足の突き抜けが早くなる傾向にあります。早い段階で株式投資判断が可能になる指標でもありますので、スピーディーな取引を求める人にもおすすめできます

エンベロープの最も有効な使い方・手法

エンベロープの使い方としては、ラインの描き方を銘柄によって変えるのがより効果的でおすすめです。

普段から活発な売買がなされていて、上下運動が激しい銘柄の場合は、移動平均線に大きめの数値を設定することができます。

こうすることで、トレンドの波に対応することができます。普段の波よりも明らかにローソク足が突き抜けるということであれば、トレンドの変換ポイントが来ると判断できるのです。

エンベロープと組み合わせで使えるテクニカル指標・具体的な使い方

エンベロープは、ダラダラとトレンドが続く場合、ずっと上下のどちらかのラインに張り付いた状態が続くことがあります。

時にはラインから突き抜けるものの、転換しないこともあります。そこで、ボリンジャーバンドと組み合わせて使うことをおすすめします。

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ボリンジャーバンドは、よりトレンドを大局で見ることができますので、果たしてトレンドの反転が大きく来るのか、それともちょっとした株式投資における揺れ動きだけなのかを判断しやすくなります

エンベロープ使い方:留意点(ダマシ回避等)

エンベロープは、細かなトレンドの動きを見るのにはおすすめです。しかし、株式投資においては、大きなトレンドが続いていて、その流れの中で細かく上下することはよくあります。

そのため、ラインバンドからローソク足が突き抜けたとしても、トレンドが強く続いている時は、一瞬値を戻すとしてもすぐにトレンドの流れに追随してしまうことがあります。

トレンド反転だと注文を入れても、ダマシに遭ってしまうことがあるので注意が必要です。

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強いトレンドの場合は、エンベロープだけでは判断できませんので、上記のような他の指標も組み合わせて使うことが必要です

テクニカル指標を学びたい方へ

テクニカル指標は、本記事で紹介している指標以外にも数多くの有用な指標が存在します。

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まとめ

株式投資指標の中でも、エンベロープはシンプルで使い方が簡単です。また、移動平均線に代入する数値を設定することで、いろいろな銘柄に合わせられるというメリットもあります。

トレンドの強さによってダマシが入りやすくなることもありますが、他の指標と組み合わせることで、判断がしやすくなりますのでおすすめです。