
高齢化の進展とインバウンド消費の増大により、ドラッグストア業界はここ数年で大きな成長を遂げてきました。
ドラッグストア関連銘柄の多くが大きな上昇を見せるなど好調です。実際、訪日外国人にとってもドラッグストアはお土産の購入先として人気ですし、今後のインバウンド消費の動向によってはさらなる成長が期待できる人気セクターと言えます。
そこで、ドラッグストア関連銘柄について、現在の新型コロナウイルスの影響も考慮に入れつつその現況やおすすめ銘柄などを見ていきます。
ドラッグストアの概要解説

ドラッグストアとは、一般の薬局のように胃薬や風邪薬などの一般医薬品だけでなく、食品、日用品、化粧品なども販売する小売業態を取る店舗のことです。
日本チェーンドラッグストア協会によると、ドラッグストアの定義として、上記の物品に加えて文房具やフィルムなどの日用雑貨も扱う店舗としています。また、最近は調剤薬局併設のドラッグストアも増えており、各社それぞれの戦略に注目が集まる状況です。
ドラッグストアの関連銘柄の株価が上昇を見込む理由

ドラッグストアはここ数年ずっと好調を続けていますが、その理由として、医薬品の販売だけでなく食品や日用品などの販売拡大と調剤の増加、それに、インバウンド消費の増加が挙げられます。
特にインバウンド消費で人気なのが化粧品で、訪日外国人の多くが日本製の安くて質の良い化粧品を求めてドラッグストアを訪れています。また、高齢者の買い物先としてもドラッグストアは人気です。
つまり、以前までならスーパーや薬局に行っていた顧客をドラッグストアが奪ってしまった格好です。今後はさらに高齢者が増加しますし、外国人観光客も増加するとの見込みがあることから、ドラッグストアがしばらく小売業界で一人勝ちを続けそうです。
そんな順調に見えたドラッグストア関連銘柄ですが、2020年に入ってからは例に漏れず新型コロナウイルスの影響を少なからず受けています。
報道でご存じの通り、消毒液やマスク、トイレットペーパーなどの需要が急増し、売り切れ続出で転売まで発生している状況なので、こんな時期でもドラッグストアは一人勝ちかというイメージがあるのではないでしょうか。確かにマスク関連、消毒液関連の銘柄は暴騰を見せています。
ところが、こういう一時的な現象のみを切り取って判断するのは危険です。投資においては短期的な視点ではなく、中長期的なことも考えて総合的な視点から判断することが大切ですから、ドラッグストア関連銘柄にあわてて飛びつくのは賢明とは言えません。
一時的に好調に見えたとしても、観光客が減少してインバウンド消費が落ちることによって、今後は暴騰から一気に急落するということも考えられます。
とはいえ、新型コロナウイルスの流行のような突発的な事態では、ドラッグストア関連銘柄だけでなくあらゆる銘柄が少なからず影響を受けるものですから、一時的に暴騰しようが急落しようが今回のことだけで軽々しく判断するのは避けましょう。
ドラッグストア関連銘柄が成長著しいことは確かなので、今後、事態が収束を見せた末には、やがて安定的に株価が推移していくと期待されます。
ドラッグストア関連のおすすめ株銘柄一覧!厳選4銘柄
ドラッグストア関連のおすすめ株銘柄①:ツルハホールディングス
ドラッグストア関連銘柄でおすすめなのが、業界トップのツルハホールディングスです。これまでの業界トップはウエルシアホールディングスでしたが、ツルハホールディングスが2019年度の売上高で同社を抜いてトップに立ちました。
全国の店舗数もドラッグストア業界ナンバーワンです。2020年3月には新型コロナウイルスの影響で大きな下落を見せましたが、今後も期待したいおすすめ銘柄であることには変わりません。
ドラッグストア関連のおすすめ株銘柄②:ウエルシアホールディングス
次におすすめしたいドラッグストア関連銘柄は、先ほどのツルハホールディングスにトップを奪われたウエルシアホールディングスです。
トップを奪われたといっても同社は好調を維持しており、やはり押さえておくべきおすすめ銘柄と言えます。ツルハホールディングスと同じく、2020年3月には新型コロナウイルスの影響で下落を見せましたが、そこまでダメージは大きくなく、今後の復調に期待大です。
ドラッグストア関連のおすすめ株銘柄③:マツモトキヨシホールディングス
第3のおすすめは、こちらも業界で有名なマツモトキヨシホールディングスです。同社は医薬品だけでなく化粧品にも大きな強みを持っているため、インバウンド消費が戻ってくればいずれ大きく値上がりするのではないでしょうか。
ドラッグストア関連のおすすめ株銘柄④:コスモス薬局
最後におすすめするのが、ドラッグストア業界の売上高で2019年度の第3位を記録したコスモス薬局です。やはり例に漏れず新型コロナウイルスの影響を受けているものの、事態が落ち着いたらまた高値で推移する可能性が高いです。
ただし、取得単価が高いために個人投資家には手を出しにくいのがネックです。
ドラッグストア関連銘柄の想定されるリスク

ドラッグストア関連銘柄は全体的に好調を続けてきましたが、ほとんどが新型コロナウイルスの影響を受けて下落を見せています。
たとえ好調な銘柄でも何があるかわからないという、株式投資でのリスクを示した好例と言えるでしょう。ふだんからのリスク管理が問われています。
ドラッグストア関連銘柄を購入するおすすめタイミング
新型コロナウイルスの影響でほとんどが大きく下落しているドラッグストア関連銘柄ですが、いつまで今回の事態が続くかわからないものの、小売業界で大きな力を持つことは変わらず、長期的に考えるとやはりおすすめの投資先と言えます。
ただ、購入におすすめのタイミングというと、今がそうとはうかつに言えません。少なくとも高騰を見せた銘柄があったとしてもそれに飛びつくのは賢明とは言えないので、各関連ニュースをチェックしながらベストなタイミングを慎重に推し量ってください。
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まとめ
新型コロナウイルスの影響でほとんどが下落を見せるドラッグストア関連銘柄ですが、影響を受けているのはこの業界に限ったことではありませんし、ドラッグストア業界が成長著しい市場であることには違いありません。事態が収束したらまた復調する可能性が高いです。
今後の動向をよく観察し、何かあれば素早く行動できるようにアンテナを張っておきましょう。