
この記事では、サイバーセキュリティに関連して今後成長および株価上昇の可能性があるおすすめ銘柄を紹介しています。
インターネットが生活に身近なものとなり、ウイルス感染やサイバー攻撃というワードを良く耳にするようになりました。
日常的にインターネットを使う現代の生活では、企業だけでなく個人でもセキュリティ対策が必要です。株の世界でも、セキュリティ対策ソフトやクラウドを開発する企業の銘柄が上昇しています。
特に「デジタルアーツ」「ソリトンシステム」といったサイバーセキュリティ関連銘柄は、既に急騰の実績もあり有望株と言えます。

アフターコロナの世界でデジタル化が進む中、今後、より一層ビジネス、ライフスタイルにおいて必要不可欠な「サイバーセキュリティ」の概要・株価上昇を見込む理由・おすすめ銘柄をご紹介します
尚、本記事においては、元銀行員として培った企業実態把握やデューデリジェンスの技法を活用しておすすめ銘柄をピックアップしています。
サイバーセキュリティの概要

サイバーセキュリティとは、度重なるサイバー攻撃からパソコン、モバイル端末等ネットワークに接続された機器などを守ることを指します。
日本では、2015年1月に「サイバーセキュリティ基本法」が施工され、国を挙げてセキュリティ対策を進めています。IT化が進み、企業や官公庁のネットワークがサイバー攻撃に狙われるようになったからです。

情報漏洩やシステムの改ざんが起これば、会社の信用度は大幅に下がります。またサイバー攻撃は、企業のみならず個人にも及び、ウイルス感染や不正アクセスの危険にさらされています
サイバーセキュリティ関連銘柄の株価が上昇を見込める理由

サイバーセキュリティ領域は、今後の市場規模伸長が期待されています。以下は、IT専門調査会社であるIDC Japanの、国内セキュリティ市場の過去推移と予測です。
ご覧の通り、過去推移は堅調であるのに加え、将来的にもサイバーセキュリティ市場の規模は成長していくと予測されています。
【国内サイバーセキュリティ市場の規模推移】

IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社は、国内情報セキュリティ市場の2018年から2023年までの予測を発表しました。
IDC
これによると、ソフトウェア製品とアプライアンス製品を合わせたセキュリティ製品の市場は、2018年~2023年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)が2.8%で、市場規模は2018年の3,070億円から2023年には3,518億円に拡大すると予測しています。
また、コンサルティングやシステム構築、運用管理、教育/トレーニングサービスを含むセキュリティサービスの市場は、2018年~2023年のCAGRが4.3%で、市場規模は2018年の7,890億円から2023年には9,734億円に拡大すると予測しています。
2021年においても、依然として大手企業へのサイバー攻撃が相次いで発生しています。
特にコロナ後の世界でデジタルトランスフォーメーションが進む中で、サイバーセキュリティの重要性は一層増しています。
サイバーセキュリティの対策を怠ると、機密情報が洩れるだけでなく、会社の経営自体が傾く可能性もあります。
今後、東京オリンピック、パラリンピックの開催が予定されており、世界的な注目を集める日本はサイバーテロの格好の標的となる可能性も示唆されています。
日本は、自然災害が多く、災害時にセキュリティ対策が手薄な時を狙いサイバー攻撃が仕掛けられる可能性もあります。こうした面も含めて、セキュリティ対策は企業にとってはもはや欠かせない分野です。

こうした動向を背景として、サイバーセキュリティの分野では市場規模が伸長していくと予想されています
サイバーセキュリティ関連のおすすめ銘柄一覧!厳選9銘柄
サイバーセキュリティの概要や株価上昇の理由についてご説明したところで、サイバーセキュリティ関連のおすすめ銘柄をご紹介します。
企業や官公庁向けだけでなく、個人向けのサポートを行っている企業もあります。
コロナ発生後に株価が急上昇している銘柄が多いですが、まだまだ今後成長する可能性を秘めた企業ばかりです。
サイバーセキュリティ関連のおすすめ銘柄①:デジタルアーツ

デジタルアーツは、国内初のWebフィルタリングソフトを開発したことで有名な企業です。情報漏洩の原因でもある「標的型攻撃」に対応し、企業と官公庁を中心に売り上げを拡大しています。
サイバーセキュリティの分野では、今後も成長の可能性がある企業です。インターネットを安全に使うために家庭向けの有害サイトフィルタリングソフトの普及も進めています。

コロナ発生後、株価が急騰しています。サポートやバックアップもしっかりしており、ユーザーの信頼も高い企業です
サイバーセキュリティ関連のおすすめ銘柄②:ソリトンシステムズ

ソリトンシステムズは、公共サービスで活躍が目立つ企業です。インターネット黎明期から情報セキュリティ部門があり、サイバー攻撃によるリスクを減らすサービスを提供しています。
売り上げも伸びており、在宅ワークやモバイルワークといったテレワークにセキュリティ対策で実績があります。東京オリンピック、パラリンピックの警備部門も担当することから、2020年以降も事業の拡大が見込まれます。

オリンピック、パラリンピック関連でも株価が上がる可能性がある企業です
サイバーセキュリティ関連のおすすめ銘柄③:日本ラッド

日本ラッドは昭和46年創業以来ソフトウェアの受託開発事業を行っています。取引先は、大手のシステム系企業が中心です。
企業理念が「顧客企業のホームドクターであれ」というようにIoTソリューション、AIと幅広い分野で実績を上げています。

ソフトウェア部門においては50年近い歴史があるため、取引先の企業との信頼関係も強いといえます。情報漏洩とIT資産管理の両方を行うツールの開発もしており、セキュリティ面でも注目の株式です
サイバーセキュリティ関連のおすすめ銘柄④:ソースネクスト

ソースネクストはAI通訳機の「ポケトーク」で注目を集めています。はがき作成ソフトの「筆王」「筆まめ」「宛名王」の販売もしており、株式投資初心者でも購入しやすい企業です。
2019年はWindows7のサポート終了からパソコンを買い替える人が増えたため、セキュリティ対策ソフトの売上が上がりました。はがき作成ソフトの売上も堅調なため、株式は安定しています。

画像編集ソフトやデータ復元ソフトもあり、家庭向けソフトウェアで好調な企業です
人工肉関連のおすすめ銘柄➄:トレンドマイクロ

トレンドマイクロは、大型株を購入したい人に向いています。セキュリティ対策ソフトの「ウイルスバスター」は、個人向け、法人向けどちらもトップクラスのシェアを誇ります。
パソコンの他に、スマートフォンのセキュリティ対策にも力を入れています。EMOTETをはじめとするサイバー攻撃のリスクを低減し、安全にネットワークが使えるようにサポートします。トレンドマイクロは第三者機関でも評価が高く、安定株といえます。
サイバーセキュリティ関連のおすすめ株銘柄⑥:NECネッツエスアイ

6つ目のおすすめ関連銘柄は、東証一部上場企業である「NECネッツアイ」です。
情報通信技術の上位資格保有者は600人を超えており、高いスキルを持ったスタッフがクライアントのシステム構築からセキュリティーの設定までまとめて請け負います。
全国に400以上の拠点を展開しており、24時間体制でサポートを実施しているのも魅力です。NECグループとして安定した経営基盤を持っている点も投資家にとってはプラス要因と言えるでしょう。
サイバーセキュリティ関連のおすすめ株銘柄⑦:シグマクシス

2017年に東証一部へ上場した「シグマクシス」が3つ目のおすすめ関連銘柄です。セキュリティーに関する分析から強固なシステムの設定・運用までを一括管理することにより、コストパフォーマンスの高いサービスを提供しています。
ネットワーク関連事業を幅広く手掛けており、最先端の技術をいち早く社内のシステムに取り入れることができています。M&Aも積極的に実施しており、投資対象としては非常に興味深い銘柄であると言えるでしょう。
サイバーセキュリティ関連のおすすめ株銘柄⑧:フリービット

8つ目におすすめする関連銘柄は「フリービット」です。2016年に東証一部へ上場したこの会社は、クラウドサービスを通してクライアントのセキュリティーをスピーディーに診断し、脆弱性を補うための最適な解決策を提案します。
オリジナルのセキュリティーサービス「攻撃遮断くん」は、さまざまなサイバー攻撃に対して高い堅牢性・防御性を備えていると評判です。2000年の創業以来安定した成長を見せているこの会社を有望な投資先としておすすめします。
サイバーセキュリティ関連のおすすめ株銘柄⑨:サイオス

9つ目のおすすめ関連銘柄は、東証二部上場企業である「サイオス」です。クラウドからソフトウェア開発、セキュリティー管理まで幅広いIT分野のマネジメントを行っており、経営の多角化も伴って順調に業績を伸ばしています。
サイバー攻撃への対処法などを自社サイトで積極的に公開している点も評価されています。ITのスペシャリストをそろえるこの企業は、サイバーセキュリティー関連の投資先として非常に面白い存在と言えるでしょう。
サイバーセキュリティ関連銘柄で想定されるリスク

経済状況の悪化する局面では、サイバーセキュリティ関連銘柄の株価も一時的に低下する可能性はあります。業績悪化でサイバーセキュリティに割ける資金が減少するケースがあるためです。
しかしながら、サイバーセキュリティはもはや企業にとっては必須科目となっており、経済状況が悪化して一時的に株価が下落してもいずれ戻ってくる動きをする可能性もあります。

ただ株価急落の可能性は如何に有望な領域といえども捨てきれないので、常にリスクとして認識しておきましょう
サイバーセキュリティ関連銘柄を購入するタイミング

サイバーセキュリティ関連の銘柄は企業がサイバー攻撃を受けると注目を集めます。今後もそのような事態が起こる可能性は常にあり、株価が上昇し高値が付くこともあります。
またサイバーセキュリティは既に高値を付けている銘柄も数多存在しています。株価が高いとどのタイミングを狙ったら良いのかわからないという人もいるでしょう。
まず、急激に上がっている銘柄は株価が下落した時のリスクが大きいので避けた方が無難です。
狙い目なのは、中長期的に上昇している株で、株価が安くなっている時です。マクロ経済的な要因で株価が下落している時が仕込む良いタイミングと言えます。

また、当然のことですが株式に投資をする時は、IR状況を確認して経営状態についても目を通しておくことが必要です
その他のテーマ株のおすすめ
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以下にブログ内の記事リンクを掲示いたしますので、気に入ったテーマについて宜しければぜひご一読下さい。
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様々な分野のテーマに投資することでリスク分散の為のポートフォリオを構築することをおすすめします
テーマ株狙いのように株式投資で大きなリターンを獲得したい人向けの記事
本記事のようなテーマ株を調査分析している方の中は、今後大きく株価が上昇しハイリターンが狙える銘柄をお探しの方が多いのでは無いでしょうか。
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まとめ:情報セキュリティの脅威との戦いは続き、サイバーセキュリティ関連銘柄は伸びる可能性大
ビッグデータの活用やIoT、ビジネスの分野でIT活用が更に奨めば、情報セキュリティの危険にさらされる可能性はより高くなります。
セキュリティを強固にするという意味では、新しいセキュリティソフトやクラウドの開発も進展するでしょう。それに伴いサイバーセキュリティ分野への投資も増えます。
企業だけでなく、個人向けのセキュリティ・サービスも増加傾向にあります。成長が期待できるサイバーセキュリティ関連銘柄は、投資家にとっては狙い目の領域です。