本記事では、ブル・ベア型の投資信託に関するおすすめ銘柄について紹介しています。
投資信託で大きな利回りを期待することは容易ではありません。しかしながら、ブル・ベア型の投資信託では、レバレッジを効かした取引が可能となり、少額の投資資金で大きな利回りを追求することができます。

特に短期的に相場が一定方向に継続して動いている局面でおすすめのスタイルになります
尚、掲載している投資信託のおすすめ銘柄は、元銀行員として培ったデューデリジェンスの技法を駆使して選定しています。
また新型コロナウイルスの影響で市場全体の値動きが不安定になる傾向がありますので、銘柄選定においては十分にご注意ください。
投資判断のご参考・一助になれば幸いです。
(※投資はくれぐれも自己責任でお願いします)
ブル・ベア型の投資信託とは?
基準となる指数の値動きが、投資対象の値動きを大きく上回るように運用する投資信託です。
レバレッジの倍率を掛ける取引をすることによって、大きなリターンを期待することが可能である一方、市場の動きによっては損失が大きくなる可能性もあります。
「ブル」というのは、「雄牛」を意味する英語です。攻撃するときの姿が角を下から上に向かって高く突き上げる格好なので、強気、上昇相場を表すのに用いられています。
「ベア」というのは、「熊」を意味する英語です。攻撃するときの姿が、鋭い爪のついた前足を上から下に大きく振り下ろす格好なので、弱気、下落相場を表すのに用いられています。
ブル型ファンドの場合、市場が上昇相場にある時、基準価額も上昇していき、利益を獲得することができます。一方、下落相場の時は基準価額も下落していくので損失を被ることになります。
ベア型ファンドの場合は、市場が下落相場にある時、基準価額が上昇していくので、利益の獲得を目指せます。一方、上昇相場にある時、基準価額は下落するので損失につながります。

このように、ブル・ベア型の投資信託では、上昇相場でも下落相場でも利益を狙えるという特徴を持っています
ブル・ベア型の投資信託のメリット
相場が継続して上昇や下落するような局面で、ブル・ベア型のファンド銘柄は一定方向に大きく値が動きます。レバレッジの倍率が高いほど大きな値動きをします。
それで、市場相場が一定方向に継続して大きく動いているときに、ブル・ベア型の銘柄を保有していると大きな収益を期待できるという点が、最大のメリットとなるでしょう。
レバレッジは日々の値動きに対してかかってくるので、狙い通りの方向にインデックスが継続してゆるやかに動いている局面では、レバレッジ以上の成果を見込むことができます。
逆に、インデックスが保有している銘柄の狙いと反対方向にゆるやかに動いた場合の損失はレバレッジ未満に収まるという点は1つのメリットです。

このように少ない資金で大きな投資効果を期待できるのが、ブル・ベア型の投資信託の特徴です
ブル・ベア型の投資信託のデメリット
相場が上昇と下落を規則的に繰り返す「ボックス相場」の局面に入ると、ブル・ベア型のファンド銘柄の価格は伸び悩みます。
そして、このような局面が続くと基準価格が徐々に下がっていく特徴もあります。
加えて、通常レバレッジ型の投資信託は、中~長期の運用ではレバレッジの比率通りの成果を見込むことが難しくなります。
それで、ブル・ベア型の銘柄はボックス相場で保有することはおすすめできないでしょう。
さらにブル・ベア型は比較的短期間の保有と運用で成果を求める取引になるため、手数料が高くなりがちであるというデメリットもあります。短期売買を繰り返す度に買付手数料と信託報酬が必要になります。
ブル・ベア型の投資信託の選び方
ブル・ベア型は中~長期の運用には向かず、短期間での売買回数が多くなることが普通なので、なるべく信託手数料などの運用コストが低水準のファンド銘柄を選ぶようにおすすめします。

レバレッジ倍率はファンド銘柄により異なるので、実際に投資できる資金と、仮に損失が発生した際に失うことになる資金のバランスを見定めて選ぶことが大切です
ブル・ベア型の投資信託おすすめ一覧!厳選5銘柄
ブル・ベア型の投資信託のおすすめ①:SBI-日本株3.7ベアⅢ
日本国内の株価指数先物取引と短期公社債を主な投資対象としています。
基準価額の値動きが日本の株式市場の値動きのおおむね3.7倍程度「逆」になることを目指して運用します。つまり日経平均株価が1%下落すると、3.7%基準価格が上昇するように設定されているわけです。
それで、相場の下落局面でおすすめの銘柄です。上昇相場では損失が大きくなるので注意が必要です。信託報酬は、年0.913%になっています。
ブル・ベア型の投資信託のおすすめ②:農林中金-NZAM・レバレッジ 米国株式2倍ブル
日本国内の公社債が主な投資対象となるファンド銘柄です。また米国の株価指数先物取引を活用することによって、基準価額の値動きが日々、米国株式市場のそれの2倍程度になるように運用します。外貨建ての資産については為替ヘッジが行われるので、リスクを低く抑えたレバレッジ取引におすすめの銘柄になります。信託報酬は、年0.88%も低い水準にあります。
ブル・ベア型の投資信託のおすすめ③:楽天-楽天日本株4.3倍ブル
主な投資対象は、日本国内の株価指数先物取引と短期公社債です。株価指数先物取引を活用して、基準価額の値動きが日本の株式市場の値動きのおおむね4.3倍程度になることを目指して運用します。
短期的な上昇相場で大きく収益を期待できるファンド銘柄ではあるものの、短期間で売買を繰り返すと手数料によるコストが増える点に注意が必要です。信託報酬は、年1.243%となっています。
ブル・ベア型の投資信託のおすすめ④:大和-iFreeレバレッジ NASDAQ 100
日々の基準価額の動きが、アメリカのナスダック市場に上場している企業の中で時価総額が大きい金融業ではない100社の株式で構成される指数である「NASDAQ100」の値動きの2倍程度を目指して運用するファンド銘柄です。
タイミングを誤った一括投資で大きな損失を被ることを防ぐために、少額からの積み立て投資も可能です。
そして、為替変動によるリスクを低減するための為替ヘッジが行われるので、リターンよりもローリスクを重視してレバレッジ取引したい場合におすすめの銘柄です。信託報酬は、年0.99%と低い水準にあります。
ブル・ベア型の投資信託のおすすめ➄:T&D-日本債券ベアファンド(5倍型)
主要投資対象は日本国の短期公社債です。有価証券先物取引を利用して国内長期債市場の値動きの5倍程度「逆」の成果をめざして運用します。
日本国債の価格が下落して長期金利が上昇する局面において、利益が得られるという特徴的なファンド銘柄になります。
国債市場の見通しに不安を感じている人や金利の上昇リスクをヘッジしたい人におすすめの投資信託です。信託報酬は、年0.572%となっていて、このおすすめ5銘柄の中で最も低くなっています。
ブル・ベア型の投資信託を購入する際の留意点
ブル・ベア型は、相場が一定方向に続けて動いている場面で有効な投資信託のため、相場の動きに自信があるときに購入することをおすすめします。
レバレッジを掛けた取引で大きな利益を期待することができる一方、市場が予想とは違った動きをした場合に損失も大きくなるため、リスクマネージメントをしっかりとする必要があります。

ブル・ベア型は長期保有で利益を上げることが容易でない投資信託であるという点に留意しておきましょう
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また純粋な投資信託と類似する商品としてETF(上場投資信託)が存在します。ETFは投資信託と同様、リスク分散が図れ積立にも向いている商品です。
加えて、高い利回りを誇る分配金を定期的に得ることができる商品が多数存在しています。
以下の記事では、ETFのおすすめ銘柄について紹介していますので、宜しければ併せてご参照下さい。
▼内部リンク▼
積立におすすめ!ETFの厳選3銘柄【分配金や値上がり益を期待】
投資信託購入を検討している方へのおすすめ投信
本記事で紹介した投資信託以外にも、パフォーマンスに優れるおすすめの投資信託は存在します。併せて検討してみてはいかがでしょうか。
投資信託のおすすめ商品サービス①:三井住友DSアセットマネジメント投信
- ファンドマネージャーが、リーマンショック含む過去16年で資産10倍という抜群の運用実績を誇る!
- 口座開設、販売手数料、口座管理手数料すべて0円!(信託報酬が約1%/年)
- 少額(1000円)から無理なく購入が可能で手軽に積立投資が始められる!
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素晴らしい実績を誇るチームが運用を担当しており、かかるコストも少ないため、非常におすすめの投資商品です。
【担当する運用チームの過去実績】

無料ですので口座開設しておきましょう。口座開設や、より詳細な情報は以下のリンクからご確認ください。
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月々1,000円からムリなく資産形成。スマホ・PCから簡単口座開設!【三井住友DS投信直販ネット】
投資信託のおすすめ商品サービス②:ひふみ投信
- 2008年9月の設定から資産が4倍となる運用実績を持つ人気の投資信託!
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- 購入手数料、解約手数料、口座開設手数料はゼロ円!(信託報酬手数料は約1%/年)
- 5年以上、ひふみ投信を保有すると信託報酬を0.2%還元!10年で0.4%!
カリスマファンドマネージャー藤野英人が運用する「ひふみ投信」。 主に日本の成長企業に投資をすることで、お客様の資産形成を応援するとともに、日本の未来に貢献するというコンセプトで運用に臨んでいます。
【ひふみ投信のパフォーマンス】

運用実績も抜群です。その優秀さやコンセプトからトムソン・ロイター・ファンド・アワードやR&Iファンド大賞を受賞しています。こちらも無料ですので、ぜひ口座開設しておきましょう。
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投資信託と併せて検討したい積立投資
投資信託と併せて活用した投資手法が積立投資です。積立投資は、リスクを低減しつつ将来の資金確保を進めることができる優れた手法です。
最近では、優れた運用パフォーマンスを誇る商品や100円単位で手軽に始められる商品サービスが存在しており、積立投資で利益を上げられる可能性やアクセスが向上しています。
以下の記事では、あなたの資産形成の一助となる、パフォーマンスに優れつつも手軽に開始できる積立投資の商品・サービスを紹介しています。宜しければ併せてご参照下さい。
▼以下のリンクから記事に飛べます▼
積立投資で超おすすめの商品・サービスまとめ10選!ローリスクで資産形成
ほんの一握りの富裕層を除き、会社勤めなどの本業からの収入のみでは将来的に生活が困窮するのは目に見えています。
まとめ
ブル・ベア型の取引は通常の投資信託と違い、短期間に大きな成果を目指す運用を可能とします。
そして、レバレッジをかけた取引を行うという特徴から、少額の資金で大きな利益を追求することができます。
上昇相場でも下落局面でも成果を期待できる反面、市場が予想に反した動きをしたり、動きの鈍い局面が続いた際の損失は大きくなります。
そのため、的確な判断力と資金管理が成果向上のカギとなります。ブル・ベア型のみの投資信託を保有するのではなく、他のタイプのファンド銘柄と組合わせてリスクを分散させた取引をおすすめします。