株主優待できれいになれると人気なのが美容系の銘柄です。
ヘアサロンやエステサロンを運営する企業では自社サロンの優待割引券、コスメなど美容用品の企業なら自社製品など、女性には特にうれしい株主優待で注目されています。
そこで、ここでは美容の割引の株主優待について詳しく見ていきましょう。
美容の割引の株主優待とは?

企業の株主への還元といえば配当金ですが、一部の企業では配当金だけでなく株主に独自にプレゼントをしてくれるところがあります。それを株主優待といって、企業独自に定めている特典です。
そのため、株主優待の内容は企業によって実にさまざまなのですが、多いのは自社関連の店舗や製品に使える割引券や優待券などになります。
ただ、それも一般的な傾向であり、自社の事業内容と関係ない物やサービスを株主優待として贈呈している企業もあります。そんな中でも、美容の割引の株主優待といえば、美容系の企業が実施している株主優待です。
美容の割引の株主優待の種類

美容系もやはり自社の店舗や製品に使える割引券などを贈呈しているところが多いですが、美容の割引の株主優待の特徴としては少額投資家でも優待が受けられる企業が比較的多いことでしょう。
投資額が10万円以下でもお得な優待割引券や美容用品をプレゼントしてくれる銘柄がありますので、特に女性にとっておすすめのジャンルです。
美容系の株主優待の種類を見ると、美容室だとヘアカットの割引やヘアケア用品のプレゼント、エステサロンなら無料券や優待券などが目立ちます。
なお、企業がどんな株主優待を実施しているかは、公式サイト以外に会社四季報や証券会社のホームページなどにも掲載されています。美容の割引の株主優待にどんなものがあるのか気になる方はぜひチェックしておくことをおすすめします。
美容の割引の株主優待におけるメリット

美容の割引の株主優待のメリットは、少ない投資資金でも優待が受けられる銘柄が多いことです。
企業によっては、たとえば株主優待を受けるのに必要な最低保有数を1000株以上などと大きく設定しているところがありますが、そういう銘柄だと優待を受けるためには一つの銘柄だけに100万円以上も投資しなければならないこともあります。
その点、美容の割引の株主優待を実施している企業は、株主優待へのハードルがもっと低く、10万円以下で購入できる株数でも優待を受けられる企業は少なくありません。
また、保有株数が少ない方が優待を含めた実質利回りが高くなる傾向があることもメリットです。
たとえば、100株で1,000円相当の割引、500株で3,000円相当の割引などと、一般的に保有株数によって優待の内容に差が付けられています。
ただ、その保有株数と割引の大きさ(優待の金銭的価値)が比例している企業は少なく、ほとんどは利回りを考えると保有が必要な最低単位で最も得をすることになるのです。
株主優待を実施する企業としては、自社で使える割引券を優待品とすることで、配当金で還元するよりも安価で還元できますし、自社の顧客を増やすことにもつながるためメリットが多いのがその理由でしょう。
自社のサービスや製品を使ってもらって、それで自社のファンになってもらうことができたら、その人はそれ以降も安定した投資家となってくれる公算が大きいわけです。
そうやって少しでも多くの人に自社の株を持ってもらいたいという企業の思いが表れている点が、株数と配当金の金額が比例する配当と株主優待が大きく異なる点ではないでしょうか。
このように、最低保有株数でお得な優待が受けられることの多い美容の割引の株式優待ですから、投資家としても複数の企業に投資できることになります。
これは分散投資というリスクを避ける投資スタイルとなるのでおすすめです。株主優待を受けるために100万円以上の投資が必要な企業ばかりなら、なかなか複数の銘柄を購入できる人はいません。
ところが、美容系の銘柄には10万円以下で購入できるところが少なくないので、同じ100万円でも10社以上に分散して投資できるわけです。
美容の割引の株主優待におけるデメリット

美容の割引の株主優待のデメリットといえば、割り切りが難しくなることでしょう。株式投資では損失を最小に抑えるために適切なタイミングで損切りを行う必要があります。
それなのに株主優待があるという理由で、その踏ん切りが付かなくなることは十分に考えられることです。
企業によっては、株主優待を受けるために3年や5年など長期保有を条件としているところもありますから、たとえばあと1か月でその条件を満たすというタイミングでは、欲が出てしまい損切りすることが難しくなってしまいます。
それも企業の狙いなのかもしれませんが、あくまで利益を出すためと完全に割り切るか、好きな企業だから損をしてもよいと思えるか、どちらかの選択を迫られることになるでしょう。
美容の割引でおすすめの株主優待一覧!厳選5選!

株主優待が魅力的な美容系でおすすめの企業を5つ紹介します。自社の店舗で使える割引券や無料券を提供している企業が多いですが、それだけでなく自社製品のプレゼントや体験サービスなどさまざまです。
まずおすすめなのは、「モッズ・ヘア」で有名なエム・エイチ・グループです。同社のヘアサロンの優待券がもらえて、優待を含めた実質利回りが高くお得感があります。
次に、「TAYA」などの美容サロンで知られる田谷をおすすめします。株主優待は年に2回で、そのたびにサロンで使える優待券がもらえるというお得な内容です。施術だけでなく、シャンプーやトリートメントなどの商品の購入にも使える優待券となっています。
自社一貫でスキンケア用品の研究から販売までを手がけるシーボンもおすすめです。自社のフェイスケアサロンが優待価格で利用できる優待券がもらえます。
お次はアミューズメント施設で知られるアドアーズです。カラオケやゲームセンターで知られる企業ですが、株主優待にアロマトリートメントサロンの優待券があるので美容系としておすすめします。アロマトリートメントの高級スパとして知られる「オリーブスパ」のマッサージを受けられるという内容です。
最後におすすめしたいのが、「アッシュ」や「ニューヨークニューヨーク」などのヘアサロンを多数展開するアルテサロンホールディングスです。同社のサロン全店で使える優待券を、保有株数に応じた枚数もらえます。また、シャンプーやトリートメントなど同社のオリジナル商品をもらうことも可能です。
美容の割引の株主優待のおすすめな利用方法

美容の割引を株主優待としてもらったら、やはり自分で利用するのがいちばんのおすすめでしょう。もし自分では利用できなという時は、株主優待券なら金券ショップ等で換金可能です。
ただし、金券ショップでは扱っていないところもありますので、フリマアプリなどで直接欲しがっている人を見つける方が金銭的にもメリットが大きいでしょう。
なお、企業によっては転売を禁止しているところもありますので、換金する前に必ず確認してください。
その他の株主優待のおすすめ
株主優待はこちらの記事で紹介したものだけではありません。国内の企業が提供する株主優待は非常にバラエティに富んでいます。
以下の記事では、各株主優待ジャンルの中でおすすめできるお得な株主優待を提供している銘柄を選定しています。宜しければぜひご覧ください。
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株主優待狙いでおすすめの証券会社ランキングトップ3!

株主優待狙いの場合は、自分が欲しい優待の銘柄を購入することが、証券会社利用の目的になると思います。そのため、大手の総合証券会社のような担当への相談や情報提供、過剰な分析ツールは不要です。
また一回の取引手数料が低く、優待を得るにあたって出来る限りコストを抑えることができる証券会社がおすすめです。
ただ、一口にネット証券といっても、手数料体系は会社によって異なりますし、同じ証券会社の手数料でも取引頻度や取引金額によって変わります。
また現在株式の最小販売株数=単元株は100株単位であり、優待目的であれば1つの会社につき数万円から数十万円の資金が目安です。要するに、「100万円以内の1回の取引手数料が安い」という条件が株主優待目的の証券会社選びではポイントになります。
上記を加味すると、ネット証券会社で取引手数料が小さい証券会社がおすすめになります!以下が、ネット証券会社の手数料まとめです。
【証券会社別:株購入額ごとの手数料】
証券会社 | 20万円以下 | 50万円以下 | 100万円以下 |
SBI証券 | 0円 (※アクティブプラン) |
0円 (※アクティブプラン) |
0円 (※アクティブプラン) |
楽天証券 | 0円 (※いちにち定額コース) |
0円 (※いちにち定額コース) |
535円 |
松井証券 | 0円 | 0円 | 1,100円 |
マネックス証券 | 198円 | 495円 | (成行注文)1,100円 (指値注文)1,650円 |
DMM.com証券 | 106円 | 198円 | 374円 |
ライブスター証券 | 106円 | 198円 | 374円 |
GMOクリック証券 | 107円 | 265円 | 479円 |
こちらの手数料表に基づくおすすめランキングは以下の通りです!

基本的には、国内の優待銘柄を購入するにあたって手数料以外の差は無いので、手数料が最も安いSBI証券がおすすめです
株主優待狙いでおすすめの証券会社ランキング1位:SBI証券
ネット証券において、口座開設数No.1を誇るSBI証券ですが、取引手数料も100万円以下で0円であり、株主優待向きの証券会社といえます。
「アクティブプラン(定額コース)」は無料で選択できますので、優待銘柄を購入数する費用はゼロで済みます!
無駄なコストをゼロに抑えられますので、株主優待を狙って株式を購入する際はSBI証券が圧倒的におすすめです。必ず口座開設しておきましょう。
私もメインの証券口座として活用しているSBI証券の詳細については、以下の記事にまとめていますので、宜しければぜひご覧ください。
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SBI証券は絶対に口座開設すべきおすすめの証券会社
▼以下のリンクから口座開設できます▼
SBI証券の開設はネクシィーズトレードへ
株主優待狙いでおすすめの証券会社ランキング2位:楽天証券

SBI証券と同様に、50万円以下の取引であれば「いちにち定額コース」で手数料が0円です。SBI証券との違いは、「いちにち定額コース」は50万円超100万円以下の購入金額になると943円の手数料が必要になる点です。
100万円以下の取引であれば「超割りコース(取引都度手数料発生)」の方が安くなりますが、それでも535円が取引手数料としてかかります。
手数料面ではSBI証券に劣りますが、楽天スーパーポイントを株式購入代金や手数料支払いに当てられるので、楽天を良く利用する人は口座開設をおすすめします。
株主優待狙いでおすすめの証券会社ランキング3位:松井証券
松井証券は取引毎ではなく、1日の約定代金で料金が決まるシンプルな手数料プランになっています。1日何回取引しても50万円以下であれば手数料がかかりませんのでおすすめの証券会社です。
また松井証券は、いちはやく投資信託の手数料ゼロに取り組んだり、ウェブサイトの文字を柔軟に変えられるインターフェースを提供するなど、ユーザーに優しい証券会社でもあります。
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松井証券
まとめ
少額の投資でも恩恵を受けることができるのが、美容の割引の株主優待のよいところでしょう。
保有株数に応じて高級サロンやスパなどをお得に利用できます。そのほか、シャンプーやトリートメント、スキンケア用品などと交換できる優待もあるので、各社どんな優待があるのかチェックしておくとよいでしょう。