【2021年最新版】アステラス製薬の株価は今後どうなる?今が買い時? | 株式投資アナリティクス@金融×戦略コンサル

個別銘柄分析

(株式投資アナリティクス編集部)

株式投資を行う上では、投資対象とする銘柄についての理解をしっかりと深めておく必要があります。

以下では、投資先を検討する際にぜひとも候補に入れておきたいアステラス製薬を取り上げて、会社や事業の概要に加えて、足元の業績動向や今後の株価見通しなどを紹介していきます。これから投資を行おうと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

企業・ビジネスの特徴

まずはじめに、アステラス製薬の企業概要と事業の特徴について紹介します。

企業概要

アステラス製薬は、製薬業界におけるグローバルな競争の激化を受けて、国内の製薬会社の再編機運が高まる中で、山之内製薬と藤沢薬品工業とが合併することによって2005年に誕生した製薬会社です。長い歴史を有する企業が多い製薬業界においては、比較的新しい企業であるといえるでしょう。武田薬品工業、第一三共、大塚ホールディングス、エーザイと並んで国内の大手製薬メーカーの一角を占めており、その時価総額は武田薬品工業と並んで業界でも最上位です。社名の由来は、「星」を表すラテン語の「stella」と、ギリシャ語の「aster」、英語の「stellar」などをもじって、「先進の星」や「大志の星」を表現するべく考案された造語となっており、「明日を照らす」という意味も含まれています。また、社名にちなんで、2007年からは「明日は変えられる。」というコミュニケーションスローガンを掲げて事業を運営しています。

設立以降、海外の目がファーマとの競争を見据えて、積極的にM&Aを行い事業を拡大してきました。2007年に抗体医薬についての高い技術を持っている米国のバイオベンチャー企業であるアジェンシス社を買収したほか、2010年には同じく米国でがん領域に強みを持っていたOSIファーマシューティカルズ社を傘下に収めています。それ以外にも、医療系のスタートアップ企業への出資も行うなど、今後の成長に向けた布石を着々と打っています。

事業の特徴

アステラス製薬は、大手製薬会社として、様々な薬品の研究、開発から生産、販売に至るまで幅広い事業を展開しています。市販されている製品としては、「ガスター」や「ハルナール」などが有名ですが、それに加えて過活動膀胱の治療薬として高い知名度を有する「ベシケア」や「ベタニス」、免疫抑制剤の「プログラフ」といった薬品も手掛けています。また、買収したアジェンシス社やOSIファーマシューティカルズ社の持つ技術やノウハウを活用してバイオ薬品や抗がん剤の研究、開発にも取り組んでおり、グローバルで競争できる体制を着々と整えつつあるようです。

さらに、近年ではヘルスケア分野にも積極的に進出しており、テクノロジーと組み合わせたヘルステックと呼ばれる事業の展開を進めています。この事業が順調に成長していけば、いずれは製薬と並ぶ大きな収益源になることが期待できるでしょう。このように、既存のビジネスに満足せずに、常に新たな事業展開を志向し続けているというのが、アステラス製薬の事業の特徴であるといえます。

直近の主要な動向

続いて、アステラス製薬の最新の決算状況や関連するニュースについて見ていきましょう。

最新の決算の詳細

アステラス製薬の2020年3月期の決算は、売上高が1兆3,008億円、営業利益が8,672億円、経常利益が8,909億円、当期純利益が7,284億円となっています。既存のXTANDI、ミロベグロンといった薬品に加えて、新製品のゾスパタ、イベニティなどの売上が増加し、ベシケア、タルセバ、シムビコートなどの売上減少をカバーした結果、前年並みの売上高や営業利益を確保することができています。また、同社では来期の業績予想を発表しており、それによると2021年3月期は売上高、営業利益ともに前期を下回り、それぞれ1兆2,565億円、2,105億円になることが想定されています。それに伴い、経常利益や当期純利益も減少する見込みです。

関連するニュース

アステラス製薬は、2021年に入って焼津技術センター内に無菌製剤製造ラインを新たに設けるというニュースリリースを出しました。これによって、無菌製剤のグローバルな供給体制が整うため、株価にはポジティブな影響が出ています。一方、ヘルステックの分野では、バンダイナムコエンターテインメントと共同で「Project ABCパックマン スクワットチャレンジ」というアプリをリリースするなど、他業種との提携を進めています。

今後の株価推移予想・投資判断

アステラス製薬の株価は、2020年3月のいわゆるコロナショックを受けて1,500円を下回る水準まで低下しましたが、6月には1,900円を超える水準にまで回復、その後再び1,400円台に下落した後、年末から2021年1月にかけて徐々に上昇して1,700円台前後を推移しています。

足元の株価は、PBRやPERから導き出される理論株価と比較するとやや割高には見えるものの、証券会社のアナリストレポートでは2,000円を超える目標株価が示されているケースが少なくないため、今後の成長期待を考えるとまだまだ株価の上昇余地はあると考えられるでしょう。従って、投資する場合は「買い」から入り、将来的な成長期待にネガティブなインパクトがあるようなイベントが発生したら「売り」に転じるというのがよいのではないでしょうか。

投資する上で想定される当社の事業リスク

アステラス製薬は、競争が激しい製薬業界において事業を展開しているため、投資する際にはそれによって生じる様々なリスクに留意しておく必要があります。例えば、競合他社が画期的な新薬を開発したりすると、それによって当社の製品の売上が減少してしまうおそれがあります。また、サイバーセキュリティリスクにも注意しなければなりません。

万が一、製品の製造方法などが社外に流出してしまうと、事業に大きな支障を来しかねないため、サーバーなどから情報が漏れないように製薬会社には高度なサイバーセキュリティ体制が求められているのです。さらに、主力商品の特許切れも売上の減少要因となりますので、そういった点もリスクとして認識しておくとよいでしょう。

まとめ

アステラス製薬は競争が激しい製薬業界において積極的にグローバル展開を進めており、今後に向けて大きな成長が期待されています。

もちろん、投資につきもののリスクには十分に注意する必要がありますが、以上で紹介したような内容を踏まえて投資を行えば、将来的に大きなリターンが得られるかもしれません。そのため、投資を検討されている方は、投資先の候補として当社を検討してみるとよいでしょう。

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