この記事では、主要な仮想通貨であるビットコインとイーサリアムについて比較し、違いを解説しています。

またリップルとネムについても特徴を解説しています。

仮想通貨取引の参考にしていただければと思います。

仮想通貨、ビットコインとイーサリアムの違いは?

現在、インターネットの普及により世界中で仮想通貨がやりとりされています。

仮想通貨といえばビットコインのことのみをさすと考えがちですが、仮想通貨はビットコインを含む、イーサリアムやリップル、ネムなど約2000種類ものインターネット上で普及している通貨の総称です。

そもそもビットコイン、イーサリアムとは

ビットコインは2009年1月に運用を開始した、世界で最初の仮想通貨であり、現在時価総額1位の通貨です。作成者はサトシナカモトという匿名人物であり、通貨の単位はBTCです。

発行枚数は2100万枚と定められています。1BTCは1億分の1に分割して購入することができます。

イーサリアム内で扱われているイーサは2014年7月に運用を開始した、仮想通貨であり、現在世界でビットコインに次ぐ時価総額をみせています。作成者はヴィダリック・ブテインという人物で通貨の単位はETHです。発行枚数は定められていません。

ビットコインとイーサリアムの開発目的の違い

ビットコインとイーサリアムの大きな違いの一つは、開発された目的です。

ビットコインは全世界共通で使用することのできる決済通貨となるべく開発され、現行の硬貨やクレジットカードに変わるものとされています。

一方、イーサリアムはシステム開発のためのプラットフォームとして開発され、イーサリアムを利用したサービスの提供、開発を行うことを目的としたものです。

イーサリアムの中にはビットコインのように決済通貨として使える、「イーサ」という仮想通貨が用意されており、この通貨のことをイーサリアムと呼んでいる人もいます。

ビットコインとイーサリアムの技術的な相違点

ビットコインもイーサリアムも通貨の取引にブロックチェーンという構造を用いています。ブロックチェーンとはデータの詰まったブロックを一つ一つ作ることにより、送金を完了させる仕組みのことです。

そのためブロックが作られる時間が短ければ短いほど、その通貨を送金するのにかかる時間が短いといえます。

ビットコインではこのブロックを作るための時間が約10分かかるのに対し、イーサリアムでは約15秒とかなり短いです。

また、ビットコインのブロックは取引データのみが含まれますが、イーサリアムには取引データの他にも契約内容の情報も含まれています。

ビットコインとイーサリアムの将来

では、ビットコインとイーサリアムは将来どのような変化が予想されているのでしょう。

ビットコインは2014年に起こったマウントゴックス事件によりその危険性が話題となりました。しかし、いまだにビットコインは時価総額1位の座に君臨しており、値段も上がっています。

ビットコインは主に新しい送金手段としての価値が見出されますが、送金手段としてはビットコインよりも手数料が安く素早く送金することのできる通貨はいくつか存在します。

それでもビットコインが時価総額1位であるのはやはり仮想通貨といえばビットコインと認識している人が多くいるからではないかと考えられています。

また、ビットコインは2020年ごろに半減期を迎えると予想され、半減期ではビットコインのブロックを作成するマイニングの報酬が減るため、ビットコインは希少性が増すとされています。

イーサリアムは全4段階の大幅なアップデートを予定しており、全部完了した暁には電力を大量に消費するPoW方式から、電力消費が少なめで環境に優しいPoS方式へと移行します。

さらに、イーサリアムはイニシャル・コイン・オファリング、通称ICOを行うための処理を高速にするライデンネットワークを実装する予定です。

ビットコインとイーサリアムの違いのまとめ

このようにビットコインとイーサリアムは同じ仮想通貨というものではありながら、ビットコインの作成目的は送金のためであるのに対し、イーサリアムはプラットフォーム作成用です。

イーサリアム内にイーサという別の通貨を抱えているなど、その基本的な部分から目的や技術面、将来性に様々な違いがあるとわかったと思います。

その他の主要な仮想通貨「リップル」「ネム」

数ある仮想通貨の中で有名なものにリップルとネムいう仮想通貨があります。その特徴をお伝えします。

リップルが生まれた背景や歴史

まずはリップルです。

リップルは、2004年にカナダ出身のプログラマーであるルアン・ファッガー氏によって考案されました。

その当初は、リップルペイという分散型金融システムとして考案され、金融サービスの改善を目指して考案されたものでした。

リップルペイのコミュニティに参加している人たちが、リップルの与信の枠を活用し、個人間で取引を行い、今までの金融システムの無駄を省こうという事がこのリップルペイが誕生した背景にあります。

その後の2012年9月に、仮想通貨としてのリップルが開発されました。その開発にはビットコインと深いかかわりがあるジェド・マケーレブ氏や、オンライン支払いローンの分野で有名なクリス・ラーセン氏などが参加しているということが話題となり、大きな注目を集めるようになりました。

他には無いリップルの特徴

リップルには、他の仮想通貨には見られないような様々な特徴がありますが、最大の特徴と言えるのが、ブロックチェーン技術を利用していないという点です。

リップルではその代わりに、XRPLedgerと呼ばれる技術が用いられています。この技術により、高速送金が可能になりました。ビットコインなどの仮想通貨では、取引を承認する作業が必要で、実際の送金には10分程度かかるとされています。

しかし、リップルの場合は送金が約5秒で行えます。さらに、時間を短縮できることにより、電気代などのコストをカットできるため、手数料も格安であるという利点もあります。

さらに、リップルには、カウンターパーティーリスクを回避できる可能性が高いというメリットもあります。

これは、取引相手の倒産リスクのことです。取引所が倒産してしまうと、仮想通貨を引き出すことが出来なくなってしまいますが、リップルはその可能性が非常に低い通貨なのです。

その理由は、リップルは他の取引所と連携して取引を行う事が出来るためです。そうすることによって、入金した取引所が倒産してしまっても、別の取引所から通貨を引き出すことが出来ます。

リップルの将来性

リップルの高速送金が出来るというメリットは、多くの大企業からも注目を集めています。

その代表例が、2017年にリップルへ出資することを明らかにしたグーグルです。オンライン決済などの分野でも存在感が出てきたグーグルが、その将来性を認めているという事で、リップルの事業の安定性や信頼性がより強固なものになったと言えます。

さらに、ブロックチェーンを使用していないという事で、日本国内外の銀行なども、送金システムとして採用することが検討されています。

さらに今後は、2020年にリップル社が持つリップルを売ることが制限されていた、ロックアップという規制が解除され、リップル社による市場操作の可能性がほぼ無くなります。

これによって、リップルにはさらなる安心感が生まれ、その需要はさらに高まっていくと推測されています。

ただ、送金手段として普及が進みすぎると、通貨としての価値が下落し、投機目的には向かなくなってしまうという見解もあり、今後の動向が注目されます。

リップルは将来性が見込める

ここでお伝えした情報の通り、リップルは今後の見通しなども明るい通貨と言えます。2019年現在では、時価総額第3位の地位にあるとも言われ、この勢いが急激に衰えるという事は考えにくいでしょう。

様々なメリットがあり、可能性を秘めているリップルが気になってきたという方は、さらなる情報を収集したうえで、取引を検討してみるのも良いでしょう。

日本でも利用されている仮想通貨ネム

数ある仮想通貨の中でも、日本国内で流通している代表的な通貨にネムがあります。他の仮想通貨と比べてもネムが日本で流通している背景には、この通貨が他の通貨とは異なった特徴を持っていることがあげられます。

使いやすさや安全性などさまざまな面でメリットを持っています。そのようなネムに関する基本的な情報や特徴について詳しく紹介していきます。

ネムに関する基礎情報

ネムという仮想通貨が誕生したのは比較的最近のことです。誕生したのは2015年です。ネムを管理運営している財団はシンガポールにあり、この場所を本拠地として世界中でネムの流通を管理しています。

仮想通貨としてのネムの特徴はコミュニティ指向を重視していることです。コンピュータ言語として広く使用されているJavaで書かれているため、さまざまな環境で利用しやすいというメリットを持っています。

ネムはXEMという通貨単位が使用されています。ネムは日本国内ではテックビューロ株式会社が運営する仮想通貨取引所で購入できましたが、同社が解散したために、同社が営業を譲渡した株式会社フィスコが今後、ネムを取り扱うことが予想されています。

ネムの安全性を支えるノードの評価システム

ネムはP2P型の分散コンピュータシステムを利用して運営している仮想通貨です。ユーザーが安全に利用できるようにするために、独自のセキュリティシステムを開発しています。

ネムの流通を支えるネットワークを構成している各ノードに対する評価が、より客観的な方法によって判別されていることも、ネムのセキュリティシステムの特徴です。

仮想通貨を支えるコミュティの安全性を確保するための手段として、多くの通貨で採用されているのが、システム内の各ノードの行動を監視することですが、この監視方法がネムでは他の通貨とは大きく異なります。

他の通貨では各ノードがどれだけ頻繁にシステム内で活動したかということを重視していますが、ネムでは全く異なった観点からノードの評価を行っています。

ネムで重視しているのが、コミュニティ内の各ノードの行動の内容です。

どれだけシステム内で活動しているかでなく、各ノードがシステム内でどのような行動をしているかを具体的に監視することによって、より安全性の確保された仮想通貨の運営ができるようになっています。

これはネムがコミュティを重視して運営していることによるもので、ネムを運用するコミュティを構成している各ノードの具体的な活動を、システム内で正確に把握していくことによって、常時安全な運用のための適切な監視ができるようになっています。

コミュティを活用したセキュリティシステム

ネットワークを支えるコミュティを重視しているネムでは、利用の運用をより安全に行うことができるように、署名の方法にも独自のシステムを採用しているのが特徴です。

通貨の不正利用を防ぐためにネムで採用されているのが、複数のユーザーによる署名を必要とするシステムです。

これは運用システム内のコミュティを重視しているネムの基盤を成しているシステムで、システム内の行動で複数のユーザーの署名を必要とすることにより、安全に通貨を利用できるように作り上げています。

こうした複数のユーザーによる署名は、ネムを利用している各ユーザーの所有している通貨を保護するという意味だけでなく、ネムを利用している全てのユーザーの財産を安全に管理するという意味でも、重要な役割を果たしています。

こうしたセキュリティシステムが採用されている背景にも、ネットワーク内のコミュティを重視しているネムの特徴があります。

ユーザー間のコミュティを重視するネムだからこそ、特定のユーザーによる不正利用を誘発する危険性をはらんでいるために、そうしたことを事前に防止するために、複数のユーザーによる署名システムが採用されています。

今後も広く日本で流通することが予測されるネム

仮想通貨の利用が急速に普及している国際社会の中で、仮想通貨としてのネムの重要性も今後ますます増大していくものと予想されています。

ネムが他の仮想通貨と異なっているのは、ネットワーク内のコミュティを重視していることですが、これは相手の姿が見えにくいコンピュータネットワークにおいて、画期的な考え方です。

コミュティの効率的な運営と管理が、ネムの安全な利用環境を作り出しています。

まとめ:各通貨の特徴を踏まえた上で、取引通貨を選択する

ビットコイン、イーサリアム、リップル、ネムについてご紹介しました。

仮想通貨で利益を出すために、背景としての各通貨の特徴について知っておくことは極めて重要です。

ご自身が将来性を信じる、また理解しやすい通貨を選択し、取引に臨みましょう!

以下では、仮想通貨について他に知っておくべき事実をまとめています。宜しければぜひご覧下さい!