この記事では、5G関連銘柄の中で、2019年に株価上昇が見込めそうな本命株を紹介しています。

5Gは、AI(人工知能)と並んで株式市場の注目を集めているテーマです。個人投資家の方々も株価が上昇しそうな5G関連銘柄をチェックしている人は多いのではないでしょうか?

超高速通信が可能になる5Gのサービスが世の中にもたらすインパクトの大きさは凄まじく、関連企業の株は事業が拡大するとしてスポットライトがあたっています。

ここでは、5Gの凄さと注目される理由、銘柄リスト、特に株価上昇が見込めそうな本命株と注意点について触れています。

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本命株については、元銀行員として培ったデューデリジェンスのスキルを活用して企業の将来性を吟味しつつ、独自のリサーチで注目度が高い銘柄を本命株としてピックアップしています

※投資は自己責任でお願い致します

5Gとは何か?

5Gは2020年から運用開始が予定されている新たな通信規格です。携帯電話・スマホで良くみる3G・4Gの次世代版というと分かりやすいでしょうか。

5Gは人々の生活を大きく変容させる可能性を秘めており、その将来性から株式市場でも脚光を浴びています。今やAI(人工知能)よりも注目を浴びているテーマと言ってよいでしょう。

AI(人口知能)関連銘柄については以下の記事で解説しています。

【内部リンク】
AI(人工知能)関連銘柄で2019年に株価上昇が見込める企業15選【テンバガー候補】

5Gはなぜ2019年に最も注目されるテーマなのか?

本命株をご紹介する前に、まずは株式市場からなぜ注目されるのかをご理解頂くために、社会に変革をもたらす5Gの特徴について解説します。

5Gの大きな特徴3つ

5Gの特徴
出典:経済産業省

5Gは、第5世代移動通信システムを簡略化した呼称です。ざっくり言うと5Gによって以下の3つが実現されます。

  • 超高速化
  • 超低遅延
  • 多数同時接続

【超高速】

5Gによって現在の100倍もの速さでの高速通信が実現されます。つまりデータの伝送速度が速くなるということであり、例えば容量が大きい映像データが数秒でダウンロードできるようになります。

【超低遅延】

通信ネットワークでのデータ伝送においてタイムラグが極小化されます。一瞬でデータが伝達されデータを送った側と受け取った側の時間差がなくなります。

【多数同時接続】

今までは1つの通信基地局へ同時に接続できる端末に限りがありましたが、より多数の機器からの同時接続が可能になります。

この3つが実現すると、IoTと言われる「モノがインターネットに繋がる」世界が実現できます。代表的な例は、自動運転です。

人が全く運転しない完全な自動運転を実現するためには、交通情報や周囲の自動車の状況、運転する車の情報など刻一刻と変わる多量の情報を分析する必要があります。

そのためには、「超高速通信」「超低遅延」「多数同時接続」が欠かせません。変化した交通情報を一瞬でアップデートしつつ、多数の自動車の情報も吸い上げなければいけません。

他の例としては、絶えず稼働し続ける必要があるスマートファクトリーなどが挙げられます。IoTを実現する5Gは社会を大きく変えるキードライバーです。

【外部リンク】
経済産業省:情報通信白書「5Gの特徴」

5Gによる経済効果

出典:日経コンピュータ

実際に5Gが与えるインパクトはどのくらいの規模感なんでしょうか?

総務省の「電波政策2020懇談会」によれば、5Gの経済効果は、交通・製造業・医療・小売り・スマートホーム・農林水産業など様々なセクターに影響を及ぼし、およそ50兆円と言われてます。

50兆円というと日本のGDPのおよそ1割に当たります。特に大きいのが交通の21兆円、製造業・オフィスの13兆円です。

因みにこの数字は国内のみの経済効果です。英国の調査会社IHSマークイットは、世界規模での5Gの経済効果は2035年までに最大で12.3兆ドル(およそ1,300兆円)と発表しています。

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1,300兆円は日本のGDPのおよそ2.5倍に相当します。5Gがとんでもないポテンシャルを秘めていることが良く分かりますね

【外部リンク】
・総務省: 「電波政策2020懇談会」
・英国調査会社:IHS Markit

5G関連銘柄の2019年におけるパフォーマンス

5Gのポテンシャルについて説明してきましたが、実際に5G関連銘柄のパフォーマンスはどうなんでしょうか?

出典:エコノミスト

結論から言うと、5G関連銘柄は日経平均を大きくアウトパフォームしています。上記グラフを見ると、パフォーマンスの高さは一目瞭然ですね。

5Gの代表銘柄である通信用計測機器のアンリツや半導体の電気試験を行うテスターメーカーのアドバンテストは、3年前から3倍近く株価が上昇しています。日経平均株価の上昇率は約3割程度です。

日本のみならず世界の機関投資家も5G関連銘柄に注目しています。代表例が、世界最大の政府系ファンドであるノルウェー政府年金基金です。

ノルウェー政府年金基金は、前述のアンリツを2018年末時点で2.16%保有しています。またアドバンテストも同時期に1.21%保有するなど、日本の5G関連銘柄に大きく期待していることが見て取れます。

5G関連銘柄の一覧リスト

5Gが株式市場において注目されていることが分かったところで、実施にどのような銘柄が存在するのか確認しましょう。

こちらのページには記載しませんが、下記のリンクから一覧を見ることができますので、必要な方はご参照ください。

【関連サイト】みんなの株式「株テーマ:5G」

5G関連銘柄で2019年最注目の本命株10選!【テンバガー候補】

それでは、本題の5G関連銘柄において、2019年に株価の上昇が期待できそうな本命株を紹介します!

5G関連銘柄の本命株①:アンリツ

アンリツの株価推移
  • 携帯電話・基地局関連に強い通信系計測器の代表企業
  • 海外でも高いシェアを誇り食品向け産業機械も手掛ける

5G関連銘柄の本命株②:サイバーコム(3852)

サイバーコムの株価推移
  • 富士ソフトのグループ子会社で5G関連事業を手掛ける
  • 通信分野を中心としたソフトウェア開発が主力。自社プロダクトも提供

5G関連銘柄の本命株③:アルチザネットワークス(6778)

アルチザネットワークスの株価推移
  • 通信計測器の大手開発業者。携帯電話の基地局や交換機向け販売が主力
  • 5Gに関連する次世代携帯電話計測器で業界をリード

5G関連銘柄の本命株④:PALTEK(7587)

PALTEKの株価推移
  • 半導体の独立系商社で主力はFGPAなど外国製半導体の販売
  • 販売の他にも設計受託、生産、自社製品開発を推進

5G関連銘柄の本命株➄:ネクストジェン(3842)

  • 次世代通信網(5G関連)の制御システム開発が主力の会社
  • SIP分野(通話制御プロトコル)におけるリードカンパニー

5G関連銘柄の本命株⑥:JIG-SAW(3914)

JIG-SAWの株価推移
  • クラウド・サーバーの自動監視システム事業に従事
  • システムの導入費・月額利用料が収益源

5G関連銘柄の本命株⑦:オプトラン(6235)

オプトランの株価推移
  • 光学薄膜装置を製造および販売が主力事業、中国で製造販売
  • プロセス設定とアフターサービスまでの一貫に強み

5G関連銘柄の本命株⑧:アイレックス(6944)

アイレックスの株価推移
  • 通信系コア技術に強みを持つシステム開発企業
  • NEC、パナソニックとの取引が中心

5G関連銘柄の本命株⑨:ミライトHD(1417)

ミライトホールディングスの株価推移
  • 通信工事事業で第三位、過去に中堅3社が2010年に経営統合
  • 2018年度から新たに3社を統合。NTT向けの販売が主体

5G関連銘柄の本命株⑩:コムシスHD(1721)

コムシスホールディングスの株価推移
  • 電気通信工事で国内最大手、ネットワーク構築に強み
  • NTTグループが売上高の5割を占める。社会システムも手掛ける

5G関連銘柄の留意点

5G関連銘柄の中でも、特に本命と言える銘柄をご紹介しました。これらの銘柄は確かに有望ですが、留意点もあります。

株価上昇に歯止めがかかるフェーズ

4月に5Gの代表銘柄であるアンリツが決算を発表しましたが、2020年3月期の業績予想は大幅な減益予想となっています。株式市場はアンリツへの成長期待が大きかった反動で、大きく値を下げました。

その後少しずつ持ち直していますが、アンリツの業績予想が芳しくなかったため5G関連銘柄そのものに冷や水をかけられた格好になっています。

5G関連銘柄の株価乱高下に注意

5GやAI(人工知能)といったテーマ株は、好材料が出ると大きく値上がりしたり、逆に見通しが悪くなると一気に売り浴びせられ、株価が乱高下する傾向があります。

このようにリスクが比較的大きいので注意しましょう。特に株価急騰につられて高値で買ってしまうような事態は避けたいですね。

まとめ:5G関連銘柄は2019年から2020年にかけてが最も旬!

5Gの概要や本命株についてご紹介させて頂きました。

官民が一体となった国策として2020年の実用化に向けて動いている5Gは、社会へ与えるインパクトが非常に大きく株式市場から注目されている有望テーマです。

その中で、5G関連銘柄はAI(人工知能)とは少し毛色が違いスタートアップが少なく、事業基盤がしっかりとしている中堅~大企業が多いのが特色です。

しかしながら、テーマ株ですので株価が乱高下する傾向があり、リスクが高まっている点には注意が必要でしょう。

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ボラティリティが高いため急上昇を期待しつつポートフォリオに組み込み分散投資する手法が良さそうです