こちらの記事では、シンガポール株のおすすめ銘柄を紹介しています。

シンガポールは足許では米中貿易摩擦の煽りを受けているものの、2018年まで3.5~4.0%前後の経済成長を遂げ、1人当たりGDPも日本と同等のアジアにおける有力国です。

TOSHATOSHA

シンガポール経済の根幹を支える金融業や、株価に割安感が出ていて配当利回りが高まっている通信業の高配当株が魅力です

以下の記事で、シンガポールの基礎情報・経済情勢・株式相場の概況・おすすめ銘柄について解説しています。

※株式投資は自己責任でお願いいたします

シンガポールの特徴:高い経済成長を継続していたが2019年は暗雲垂れ込む

シンガポールの基礎情報

国名シンガポール共和国 Republic of Singapore
国土面積約720平方km
総人口564万人(2019年1月時点)
首都国全体
言語英語、マレー語、中国語 等
宗教仏教、イスラム教 他

シンガポールの総人口は564万人弱で面積は720平方㎞と、東京23区と同じくらいの大きさです。面積が小さいため、国全体が首都になっています。

人口564万人のうち、165万人がシンガポール永住者以外の移住者等であり、他民族国家を形成しています。

そんなシンガポールですが、株式投資先として検討するにあたって重要なファクターである経済状況はどうなっているのでしょうか?

シンガポールの経済情勢

【シンガポールの経済成長率推移】

シンガポールの歴史を紐解くと、高名な初代首相リー・クアンユーの一党独裁制度のもと、強力な経済成長戦略の実行で今日のシンガポール経済の礎を築きました。

2011年には一人当たり名目GDPが5万米ドルを突破、アジア諸国としては圧倒的な経済レベルを実現。その後は5年間の平均実質GDPの成長率は+3.1%に落ち着いています。

この水準は、日本の1%前後と比較すると高いと言えます。グラフには載っていませんが、2018年通年のGDP成長率も3.3%で好調を持続しています。

一方で、2019年は1%以下になるとの見通しが出ており、経済成長が鈍化する見込みです。これまで堅調な経済成長を継続してきたシンガポールですが、成長を阻害されている要因は何でしょうか?

2019年8月にシンガポール政府は、2019年の経済成長率の見通しを「0~1%」に引き下げしました。その理由は、米中貿易摩擦および摩擦の影響による中国経済の減速です。

米中貿易摩擦、中国経済の減速によって、シンガポールのGDPの2割を占める製造業の輸出が不振に陥っていることが大きな要因です。

中国を中心に世界の経済に悪影響を与えている米中貿易摩擦については、以下で詳述しています。

▼内部リンク▼
【米中貿易摩擦まとめ】分かりやすく解説。今後の株式市場への影響は?

シンガポールで株式投資を考える場合、米中貿易摩擦の問題が長期化するとの見方が強い中、製造業は回避した方が無難です。

TOSHATOSHA

シンガポールの主要な産業は金融セクターです。セクター別あるいは個別銘柄別に投資判断をしたほうが賢明です

【外部コラム】外務省:シンガポール基礎データ

シンガポール株式市場の概況:中長期的な視点で右肩上がりを継続

シンガポール株式市場を代表するシンガポールST指数は、上下動を繰り返しながら、緩やかな右肩上がりのチャートを形成しています

【シンガポールST指数】

出典:楽天証券

シンガポールST指数は、シンガポール証券取引所上場の上位30銘柄で構成される、時価総額加重平均型株価指数です。

2018年から激化している米中貿易摩擦の影響で、2018年に高値を付けたのち足許は値を下げて落ち着いています。

TOSHATOSHA

現在値は移動平均線と同じ水準で推移しており、ここから反発する可能性も秘めています

シンガポール株のおすすめ銘柄5選

そんなシンガポール株ですが、おすすめの銘柄をご紹介していきます。ここでは、大前提として売買の容易さを確保できる流動性が高い銘柄を中心に選定しています。

シンガポール株のおすすめ銘柄①:DBSグループ・ホールディングス

出典:楽天証券

DBSグループ・ホールディングスは、シンガポールを拠点とする投資持ち株会社であり。アジアにおいて商業銀行業務や、金融サービスを提供するDBS銀行が中核企業です。

株価は2018年まで右肩上がりを継続しています。

【DBSグループ・ホールディングス業績推移】

業績においても、右肩上がりで改善しています。経常収益は通常の企業における売上高に該当しますが、2019年は2018年に続き、増収を予定しています。

シンガポールは金融産業が国の経済の中心であり、DBSはその中でも有力な銀行として位置づけられており、人気が高いおすすめ銘柄です。

TOSHATOSHA

PERは12.1倍でお値ごろな水準にあり、直近はボックス相場を形成しながら一定水準(24シンガポールドル前後)で買われる傾向にあります。

シンガポール株のおすすめ銘柄②:シンガポール・テレコム

次のおすすめは、シンガポールを代表する企業、シンガポール・テレコムです。同社は通信システム及びサービスの運営・提供、並びに投資保有に従事しています。

日本で言うところのNTTグループみたいなイメージですね。

シンガポール・テレコムはインターネットサービスも提供しており、無線ブロードバンドシステムおよびサービスを含む移動体通信システム、サービスの設置・運用・維持のための周波数スペクトルおよびライセンス権を保持します。

事業はシンガポールのみならず、オーストラリア・タイ・インド・アフリカ・フィリピン・インドネシアなどで展開しており、特に投資事業は幅広い国を対象にしています。

業績は安定的に推移している一方で、株価は長期的に見て割安な水準にあります。今が買い時と言えるおすすめの銘柄です。

【シンガポール・テレコム業績推移】

出典:楽天証券
TOSHATOSHA

通信業らしく、業績は安定して推移しています。特筆すべきは、安定した収益基盤を背景にした配当で、5.26%とかなりの高水準です

シンガポール株のおすすめ銘柄③:シンガポール航空

シンガポール航空はその名の通り、旅客航空輸送会社です。

同社は旅客と貨物の航空輸送、エンジニアリングサービス提供、パイロットの訓練、航空機チャーター、及びツアーのパッケージ販売と関連業務を行っています。

サービスの良さと機内食のおいしさで人気のエアラインです。私もアジア諸国へ出かけるときは、シンガポール航空を優先して利用しています。

【シンガポール航空の業績推移】

出典:楽天証券

売上と利益は大幅成長とはいかないものの、安定的に増収基調にあります。シンガポール航空の魅力は、利回り3.33%という高い配当水準です。

またメジャーなエアラインということで馴染みやすい業態であり、事業が身近で理解しやすいというのも良いポイントです。

シンガポール株のおすすめ銘柄④:スターハブ

スターハブ(StarHub Ltd)は通信サービス及び情報通信産業に関連するその他業務の運営・提供に従事する企業です。

同社は主にシンガポールにおいて運営し、運営上統合されたネットワーク経由の機器販売、固定ネットワークサービス、ブロードバンド、有料テレビとモバイルサービス、顧客サービス及び販売・マーケティング・管理サポートサービスを提供しています。

何と言っても、7.68%と高い利回りが魅力的です。これほど高い利回りは日本国内に於いてもなかなか存在しません。

【スターハブの業績推移】

出典:楽天証券

業績は安定的に推移していますが、当期利益が減少を継続しています。そのため株価が下落傾向にありますが、そのお陰で高い配当利回りとなっています。

TOSHATOSHA

前述の通り、7%を超える配当利回りが魅力です。高配当株を狙っている方は、今後の業績推移に注視しつつ購入を検討しても良いでしょう

シンガポール株の買い方:SBI証券が取り扱いありおすすめ

おすすめのシンガポール株をご紹介してきました。しかしそもそもシンガポール株を購入できる証券会社はどこがでしょうか?

シンガポール株を始めとするアセアン株は、国内の証券会社では残念ながら取り扱いが少ないのが現状です。

その中で、SBI証券のシンガポール株の売買が可能で、取り扱い銘柄も比較的豊富です。SBI証券はアセアン株を含め外国株の取り扱いが豊富ですが、シンガポール株を取引きしたい方は口座を開設してみてはいかがでしょうか。

▼SBI証券:以下のリンクから口座開設できます▼
SBI証券の開設はネクシィーズトレードへ

まとめ:シンガポール株投資は成長期待か高配当企業を選ぶ!

シンガポール株のおすすめ銘柄を紹介しました。

シンガポールは2018年までは3.5~4.0%前後の経済成長を遂げ、1人当たりGDPも日本と同等のアジアにおける有力国です。

しかしながら、足許は米中貿易摩擦の影響もあり経済成長が鈍化しています。特に、輸出が鈍っている製造業への投資はおすすめできません。

他方、個別のセクターや銘柄に着目すると、シンガポール経済の根幹を支える金融業や、株価に割安感が出ていて配当利回りが高まっている通信業の高配当株が魅力度が高いと言えます。

こちらの記事で紹介したように選別的に銘柄を選択し、妙味ある投資先へ資金を投下することをおすすめします。

▼内部リンク▼
外国株投資でおすすめの国一覧!投資スタイルに併せて選ぶ7カ国