
本記事では、2021年に新たに IPO/ 新規上場をする見込みがある有望な企業をご紹介します。
IPO投資は(当選すれば)高い確率で利益が得られる投資手法です。今後どのような企業が IPO を予定しているのか、或いは噂されているのか、をチェックしている個人投資家は多いのではないでしょうか。
こちらの記事では、2021年以降にIPO を予定している企業、経営陣が IPO を目指していると明言している企業、加えて市場で IPO が噂されている、また私が勝手に期待している企業を一挙にご紹介します。
2021年にIPO/新規上場の可能性が高い候補企業13選
2021年にIPO/新規上場の可能性が高い候補企業①住信SBIネット銀行
ネット銀行で国内トップシェアを誇る住信 SBI ネット銀行も上場が期待されている企業です。
2020年1月の日経新聞記事で、上場検討している胸が報じられており、将来的にIPO/上場が実現する可能性は非常に高いです。
インターネット専業の住信SBIネット銀行が株式を上場する検討に入ったことがわかった。
出典:日経新聞
株式を50%ずつ持つSBIホールディングスと三井住友信託銀行がすでに協議を始めており、ネット専業の銀行としては初の上場になる見通しだ。
住信SBIは上場で経営の自由度や知名度を高めるとともに、フィンテック分野を強化し、住宅ローンに偏る収益構造の多角化を図る。
コロナウイルス感染拡大やそれに伴うデジタライゼーションの進展により、同銀行の業績も成長速度が加速しています。 IPO と相性が良い銀行ですので、その実現に期待したいところです
2021年にIPO/新規上場の可能性が高い候補企業②あしたのチーム
同社は評価の新サービスを提供する企業です。 SNSなどネット媒体でPRを実施するサービスを提供する上場企業・ベクトルのグループ会社ですが、既にサービスの導入数が3000社を超えており成長継続しています。

インターネット上の求人情報で、上場準備スタッフを募集しており、IPO/新規上場が期待されている有望ベンチャーです
2021年にIPO/新規上場の可能性が高い候補企業③ソラコム
同社は、 IoT プラットフォームサービスを開発している、携帯キャリア大手の KDDI のグループ会社です。
日経新聞で、上場上場検討している旨、2020年の9月に報じられています。
KDDI子会社で、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」向け通信のソラコム(東京・世田谷)の玉川憲社長は新規株式公開(IPO)を検討していることを明らかにした。
出典:日経新聞
KDDI傘下で顧客基盤を固め、IPO後に海外事業を拡大する。スタートアップの出口戦略は大きく分けてIPOとM&A(合併・買収)の2つだった。第3の手法となる「スイングバイIPO」は定着するか。
IoTは、今後市場規模が大きく拡大していく可能性が高い成長領域であり、 IoT を活用することによって日本国内においても人手不足の解消や業務の大幅な効率化が実現される見通しです。

株式市場においても有望なテーマとしてみなされており、 IPO/上場した場合には初音が高くなることが予想されます
2021年にIPO/新規上場の可能性が高い候補企業④Spiber
同社は人工タンパク質による製品を開発している有望なベンチャー企業です。鉄鋼の300倍以上の硬度を誇るという「蜘蛛の糸」を手がかりにして新素材を開発しています。

石油資源を利用しない、クリーンエネルギーな次世代素材として、将来性が非常に高い企業と言えます。IPO/新規上場すれば、大きな注目を集めることが予想されます
2021年にIPO/新規上場の可能性が高い候補企業➄スマートニュース
国内で多数のユーザは獲得しているニュースアプリ「スマートニュース」を展開しています。私もよく利用しています。
想定時価総額は2020年時点で1000億円を超えると見られ、株式市場から頂上を期待されている非常に有望なユニコーンです。

IPO/新規上場を目指すといった明確な発言は今のところ無いようですが、今後のさらなる成長に向けた資金調達を実現するために、新規上場をする可能性は十分にあります。
2021年にIPO/新規上場の可能性が高い候補企業⑥キオクシア(旧:東芝メモリ)
キオクシアは東芝グループに所属しておりメモリーや SD の開発・製造・販売を事業としててかけています。
2020年に IPO を予定していましたが 、コロナウイルス発生に伴う不安定な株式市場、米中貿易摩擦が同社の業績に大きな影響を加味し、 IPO/新規上場 に不利な状況となったことから上場を延期しています。
最近の株式市場の動向や新型コロナウイルス感染の再拡大への懸念など諸般の事情を総合的に勘案し、当該新株式発行の中止を決定するとともに当該株式売出しの中止を承認し、それに伴い当社普通株式の東京証券取引所への上場手続きを延期することを決議いたしましたので、お知らせいたします。なお、当社は適切な上場時期を引き続き検討してまいります。
出典:同社Webサイト

IPO/上場の時期はまだ未定です。しかしながら時価総額2兆円に上るとみられる大規模なIPOでかなりの注目を集めていましたし、 メモリーや SSD という成長が期待できる事業を展開しているので初値も公開価格を大きく上回る可能性があります
2021年にIPO/新規上場の可能性が高い候補企業⑦dely
delyは Z ホールディングスのグループ会社で、レシピの動画を配信するサービスである「クラシル」を提供しています。急成長中のサービスなので利用している方も多いのではないでしょうか。
上場予定については明言されていないものの、市場ではその急成長ぶりから近い将来にIPO/新規上場するのではないかとまことしやかに噂されています。

日本ではあまり例がない、大手企業の資本で成長した後にIPOを実現する「スイングバイIPO」として、市場の注目を集めています
2021年にIPO/新規上場の可能性が高い候補企業⑧TBM(ライメックス)
同社はかねてより上場が噂され、 準備が出来次第、IPO を目指すということを明言しています。
同社は、髪を製造するときに通常使う気や水を利用しない次世代の代替品「ライメックス」お提供する有望なベンチャーです。 WBS やカンブリア宮殿などでも紹介され市場でも注目を集めています。

想定時価総額は1千億円を超えるとみられ、環境に優しい新素材を扱うということで、 IPO/新規上場に期待がかかります。現在のESG/環境重視のトレンドの中で、初値はかなり高まりそうですね
2021年にIPO/新規上場の可能性が高い候補企業⑨レオスキャピタルワークス
当社はアセットマネジメントを事業として展開する企業で、投資家に人気が高い「ひふみプラス」おプロダクトとして保有しています。
過去、2018年12月に上場を予定していましたが、その時は中止になりました。同社の富士の社長は中止になった際に2019年以内に上場を目指すと明言していました。
中止となった理由については公表されていないものの、米中貿易摩擦の影響で株式市場の地合いが大幅に悪化していた状況だったことが、 IPO を中止した理由ではないかと思います。

当時の主幹事証券だったみずほ証券と、軋轢が生じているような発言もあるため、IPO/新規上場の話が暗礁に乗り上げている可能性もありますが、今後の動向に注目したいところです
2021年にIPO/新規上場の可能性が高い候補企業⑩ココナラ
スキルのフリーマーケットを、Web アプリで展開しているココナラも、IPO/上場が期待される有望企業です。
現時点では同社が新規上場をするという明確な情報や、経営陣からのコメントはないようですが、事業拡大に向けて積極的に資金調達を進めており、 IPO が今後いつ発表されてもおかしくありません。

2019年7月には、グローバル・アセットマネジメント会社のフィディリティ・インターナショナルから12億円を資金調達しています
2021年にIPO/新規上場の可能性が高い候補企業⑪プリファードネットワークス
プリファードネットワークスは、 AI 関連銘柄で非常に有望な企業です。すでにトヨタ自動車屋はなくといった国内の大企業とディープラーニング領域で提携している新興企業にあります。
想定時価総額は3000億円を超えると言われ、いつIPO/新規上場が実現してもおかしくない状況です
2021年にIPO/新規上場の可能性が高い候補企業⑫フラー
同社は、スマホなどのアプリについて、従来のテレビの視聴率のような高度な分析ができるソリューションを提供しています。
代表の歯ブラシは、2020年6月に日経モーニングプラスに出演された時に、今後のIPO/新規上場の可能性について言及しており、人材を獲得していくにあたって新規の上場は考え得るという旨の発言をしています。

明確な時期などについてはコメントがありませんでしたが、今後の成長が期待できる事業ですのでIPO/新規上場した際にも株価が大きく上昇することが見込まれます
2021年にIPO/新規上場の可能性が高い候補企業⑬FiNC
同社は、ダウンロード数国内No.1のヘルスケア/フィットネスアプリを提供しています。
FiNCのアプリを利用すると、人工知能搭載のパーソナルトレーナーが、毎日の体重や睡眠、運動データを分析して、あなたの悩みに合った美容・健康メニューを厳選してくれます。
健康管理の重要性は年々ユーザーへの認知拡大が進んでおり、株式市場からは同社の事業の成長性を有望視されています。

想定時価総額は500円を超えていると言われ、今後IPO/新規上場が期待されるベンチャー企業です
まとめ:IPO/新規上場の候補企業は継続的にモニタリング
最近ではコロナウイルス感染拡大の影響を受け、IPO/新規上場が急遽取りやめになったり、事業環境が大きく変動している影響で、 市場の見方が変化しつつあります。
IPO 候補銘柄と同様に、どのような企業が今後成長するのか、市場から IPO 候補銘柄として注目されそうなのかを判別するために、経済社会情勢にも中止したいところです