こちらの記事では、2020年のテンバガー候補「ロゼッタ」について分析しています。

ロゼッタは、AIを活用した翻訳サービス事業を展開しています。

AI関連銘柄は、2019年に引き続き、2020年も注目度が高いテーマ株です。

過去のテンバガー事例を見ても、有力企業との提携など良い材料が出れば、株価が急上昇する可能性があります

以下で詳細を分析していますので、ぜひご覧ください。

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分析にあたって、かつて銀行員であった時に培った、デューデリジェンスの手法を活用しています

※投資は自己責任でお願い致します

ロゼッタの事業概要

AI(人工知能)とウェブ検索に活用される自動翻訳ソフトを提供しています。

「我が国の言語的ハンディキャップをなくす」という使命のもと事業を展開しています。

翻訳は、専門的な産業向けに特化しています。

【ロゼッタの業績推移】

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出典:楽天証券

2020年2月は前年対比で増収増益で着地しました。2021年2月も引き続き業績は堅調に推移する計画です。

自動翻訳による自動化ニーズは増加の一途を辿っており、特に法務や金融業務での受注が伸び続けています。

注力しているウェアラブル自動翻訳は、コロナウイルスの影響もあり観光用途から医療機関および建設領域から展開の軸足をシフト。

事業の伸長に伴う人件費増は避けられませんが、利益は増進する予定です。

【参考リンク】ロゼッタウェブサイト

ロゼッタの株価を占う最新事業動向・ニュース

自動翻訳を手掛けるロゼッタですが、最新の事業動向はどうなっているのでしょうか。

聖路加国際病院との自動翻訳システムの実証共同研究を発表

ロゼッタは、2020年6月、聖路加国際病院とロゼッタが提供する医療現場向け自動翻訳システム(T-4PO Medicare)の実証共同研究の開始を発表しました。

外国人患者が増加していたことを背景に、医療従事者と患者のコミュニケーションを円滑にすることが目的です。

ロゼッタの自動翻訳システムが更に普及する可能性を高める実証実験と言えます。

【ご参考】
ロゼッタプレスリリース「聖路加国際病院との実証実験」

新型コロナウイルス対策として遠隔会議上の音声翻訳ツール「オンヤク」サービスを無償提供開始

ロゼッタは、新型コロナウイルス対策として、リモート会議における外国語の音声を認識し、翻訳内容をテキスト表示する「オンヤク」を無償提供しました。

※現在は無償提供期間は終了

こうした世の中の動きに応じた施策は、認知度の向上につながり市場で好感されます。

【ご参考】
ロゼッタプレスリリース「オンヤク」サービス無料提供開始

武田薬品工業とのAI共同開発を発表

2019年6月、製薬の国内トップ企業である武田薬品工業との提携を発表しました。

非常に大きなニュースで、ロゼッタの株価も上昇しました。

提携内容は、武田薬品工業の自社内の翻訳業務のために、ロゼッタと翻訳AIを共同開発するという内容です。

ロゼッタが開発したAI翻訳『T-4OO』は、製薬会社 80 社以上で導入いただいております。

このたび、武田薬品での導入にあたって、同社の外国語に関わる業務をより効率化し外注コストの削減 に貢献するAI翻訳を提供するため、本共同開発を合意するに至りました。

さらに、国内最大手の同社との共同開発を通じて得た成果の一部を『T-4OO』全体の精度向上に反 映させることにより、業界全体における業務効率化にも寄与してまいります。

【ご参考】ロゼッタプレスリリース

発表された6月11日以降、ロゼッタの株価は急上昇しています。

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6月11日の終値で1株=3,340円だった株価は、その週の終わりにかけて1株=4,035円まで上昇しています。3日でおよそ20%以上の上昇です。

武田薬品工業との提携発表を機に、更に株価が上昇する可能性があります。

主力商品「T-400」のバージョンアップ

2019年3月、AI自動翻訳「T-400」のサービス機能の強化を発表しました。

このバージョンアップでは、文書の専門分野を自動で判定する機能が追加されています。

ロゼッタのT-400は、一般的な翻訳エンジンとは違い、専門分野ごとにAIを学習させ、各分野でプロ翻訳者レベルの正確さを実現しています。

これまでは、特に英語以外の多言語翻訳において、そもそも文書の専門分野自体が分からないという課題が発生していました。

今回のAIのバージョンアップにより、AIが分野を自動判定し、適切な翻訳AIでの翻訳が可能になりました。

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ロゼッタ社が提供する商品の付加価値が提供した、ということですね

【ご参考】ロゼッタ社プレスリリース

ロゼッタが株価が急上昇しそうなテンバガー候補である理由

テンバガー候補の理由①:AI関連銘柄

2020年において、最もテンバガー候補を輩出しやすい、AI関連銘柄であることが最大のポイントです。

2019年は相場環境もありテンバガーは輩出されませんでしたが、2018年に唯一テンバガーとなったのは「ALBERT」です。ALBERTはAI関連銘柄で、市場で注目のテーマ株でした。

トヨタとの提携が発表され、一気にテンバガー化した銘柄です。

「ALBERT」に関しては以下の記事で分析しています。宜しければご参照ください。

▼内部リンク▼
2018年のテンバガー銘柄:ALBERT(3906)を分析

ロゼッタはAIを活用した翻訳サービス事業を育成しています。

AIの特性を生かして専門分野に特化しており、ニッチ領域で精度の高い翻訳サービス提供を目指しています。

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加えて、注目される提携などの有力な材料が出れば、株価が急上昇してALBERTのようにテンバガー化する可能性があります

テンバガー候補の理由②:業績急伸への期待感

ロゼッタは業績が急伸する計画を描いています。2021年2月期も前期と同様に増収増益となる見込みです。

その主軸となるのは、AI翻訳サービスです。

精度がより高まり、翻訳サービスの実績が積み重なっていけば、業績は計画通りに急伸していく可能性が高いです。

テンバガー候補の理由③:好材料が出る可能性

ロゼッタは、得意とする医療領域での翻訳で提携を発表しています。聖路加国際病院や武田薬品、第一三共といった大手と手を組んでいます。

こうした動きを加速することで、翻訳精度の高度化と事業基盤の拡充が、今後の成長の鍵となりますが、提携の発表自体が株価上昇の起爆剤になるケースは多いです。

前述のALBERTがその典型です。

ロゼッタはその業務提携に見られるように、専門分野での提携拡大・深化を進めていると見られます。

更なる超大企業との提携が発表されれば、株価が急上昇する可能性があります。

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最新の事業動向の通り、2019年6月に武田薬品工業との提携が発表され、株価が急上昇しています

テンバガー候補の理由④:時価総額が350億円と低い

時価総額が小さいこともテンバガー候補の条件の一つです。

シンプルに時価総額が小さいほうが、規模拡大の余地が大きいからです。

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同社は老舗ではありますが、時価総額は350億円でAI事業による将来的な規模拡大の余地を存分に秘めています

まとめ:2020年に材料次第でロゼッタはテンバガーになりうる

ロゼッタはAI関連銘柄、業績計画、時価総額が小さい、とテンバガー化する条件を複数持っています。

有力な材料が出れば、一気にテンバガーになる可能性を秘めた銘柄と言えます。

以下では、ロゼッタとは少し違った目線でテンバガーを分析しています。ぜひ併せてご参照ください!

▼内部リンク▼
テンバガー(10倍株)候補一覧!厳選銘柄