
本記事では、投資歴10年以上の私がカレンダーがもらえる株主優待についてまとめておすすめ銘柄を紹介しています。
株主優待にカレンダーをもらえる、と言われてもあまりうれしく感じない人も多いかもしれません。いろいろとお得な株主優待を用意している企業も増えている現在ではカレンダーは銘柄を選ぶ基準にはならないかもしれません。
ただ好きな企業のカレンダーならやっぱりもらってうれしいものですし、株主向けの限定カレンダーともなればプレミアムな魅力も感じます。
また、ほとんどの企業ではカレンダーはあくまで「おまけ」のような扱いで他にメインの株主優待を用意していることが多く、セットで見極めていくことも大事になっています。

言い方を変えればメインの株主優待が非常に魅力的なうえにカレンダーの出来もいいとなれば一石二鳥、購入する銘柄を決める際の判断材料にもなるはずです
※こちらの記事では株価動向などは考えずに優待内容のみで銘柄をピックアップしています
※投資は自己責任でお願いします
カレンダーの株主優待とは?
カレンダーの株主優待とは文字通り優待の権利を獲得した株主に対してカレンダーを贈呈するものです。
企業のカレンダーは無料で配っていることも多いだけに株主優待としてあまり特別な魅力を感じない人も多いかもしれませんが、中にはユニークなカレンダーを用意している企業・銘柄もあります。
またこのタイプの大きな特徴は時期が限定される点です。一般的に株主優待といえば3月、9月の決算シーズンに贈呈されることが多いのですが、カレンダーは季節柄9~12月くらいがシーズンになります。
ですからカレンダー目的で銘柄を選んでいく場合には秋に株主優待が確定する銘柄に絞られることになります。

年に2回株主優待を用意している銘柄の場秋にのみカレンダーを用意していることもあるので春の内容もよく見極めたうえでチェックしていく必要もあるでしょう
カレンダーの株主優待の種類
カレンダーの株主優待の種類としてはまず業種ごとの違いが挙げられます。当然カレンダーのデザインはその業種にちなんだものになります。
航空会社なら飛行機や世界各地の景色などが多くなりますし、自動車メーカーなら自動車や自動車が映っている景色などがメインになるでしょう。
ですから車が好きな人は自動車メーカーの株主優待のカレンダーなら満足できる可能性が高くなるわけです。これがおすすめの銘柄を選ぶうえでの第一の選択肢となるでしょう。
さらにその企業がスポンサーになっている対象をテーマにカレンダーがデザインされるタイプもあります。例えばプロスポーツのスポンサーになっている企業ならその選手やチームが登場するデザインになるわけです。
この場合はそのチームや選手のファンにとって非常に魅力的な株主優待となるでしょう。
ですからカレンダーの株主優待の場合、それが金銭的にどれだけ価値があるかではなく、自分にとって特別な価値があるかが評価の基準になるでしょう。
3000円相当分の価値があるけれども興味がないゴージャスなカレンダーよりも、1000円相当分で自分の好きなデザインのカレンダーの方が当然嬉しいわけです。
それから導入文でも触れたようにカレンダーのみの株主優待はほとんどなく、メインの株主優待に加えてカレンダーももらえる形が一般的です。
そうなるとカレンダーをメインに評価するのか、他の株主優待の内容をメインに評価するのかによっておすすめの銘柄の基準も大きく異なっていくことになります。

このように同じカレンダーの株主優待でも種類によって見方が異なってくるうえに評価に個人差が出やすいことからあくまで自分がもらってうれしいかどうかがポイントになってくるでしょう
カレンダーの株主優待におけるメリット
メリットとしては株主限定のオリジナルデザインのカレンダーをもらえることもある点です。
その会社のファン、または先ほど挙げたようにスポンサーになっているスポーツ選手やアーティストがいる場合にはそのカレンダーに特別な価値とメリットを感じることでしょう。
またあくまで「おまけ」的な位置づけでもらえる点もメリットです。

メインの株主優待が素晴らしければカレンダーがあまり好みでなくてもあまり気になりませんし、カレンダーがお気に入りなうえにメインの株主優待も素晴らしければ一石二鳥。その意味で「外れが少ない」メリットがあります
カレンダーの株主優待におけるデメリット
カレンダーの株主優待におけるデメリットではカレンダーだけではその銘柄を選ぶ基準にならない点が挙げられるでしょう。
よほど欲しいデザインのカレンダーでもない限りはカレンダーの内容よりも他の株主優待で評価することになるはずです。
もうひとつ無視できないデメリットは複数の株式を保有している場合、複数のカレンダーをゲットする機会も出てくる点です。

家の大きさや家族の人数によっても異なりますが、基本的にカレンダーはひとり1部あれば十分、何部ももらっても使い道がなく、結局一度も使わずに一年が過ぎてしまったといったケースも起こりえます
カレンダーでおすすめの株主優待一覧!厳選6選!
カレンダーで株主優待をおすすめする場合には基本的にカレンダーと他の株主優待をセットにしたうえで魅力的な銘柄をチョイスすることになります。
ANAホールディングス

そんな基準でまずおすすめとして挙げたいのがANAホールディングスです。
国内最大シェアを誇るこの航空会社ではカレンダーに加えて航空機の利用時に割引が適用される優待を用意しています。ほかにもレストランやバーでの飲食や宿泊施設での利用で割引される優待もあります。
ホンダ

車好きにとっておすすめなのがホンダです。100株以上でオリジナルカレンダーへの応募資格が得られるほか、ホンダが主催するレースやイベント、工場見学会への招待なども得られます。
さらに鈴鹿サーキットやツインリンクもてぎで利用できる株主優待券もゲットできます。まさに車好きにターゲットを絞った内容です。
TOTO

トイレ関連の製品でおなじみのTOTOもなかなかのおすすめです。
100株以上保有しているとオリジナルカレンダーのほか、そぼろセット、奈良県明日香村産のコシヒカリなどのラインナップの中から優待品を選ぶことができます。
京王電鉄

旅行好き、鉄道機におすすめなのが京王電鉄です。オリジナル枯れレンダーのほか、株主限定の優待乗車券が贈呈されます。
さらに京王百貨店での優待割引券もラインナップされているので京王電鉄をあまり利用しない人にもおすすめできます。
リコー

ユニークなところではリコー。100株以上でオリジナルカレンダーを贈呈しているほか、市村自然塾見学会、カメラセミナー、リコー環境事業開発センターの見学会など「モノよりもコト」を重視した株主優待を用意しています。
イベント系の株主優待はいずれも抽選制ですが、なかなか見ることができない場所や経験と接する機会が得られるのでおすすめできるでしょう。
カレンダーの株主優待のおすすめな利用方法
まずお勧めしたいのが欲しいデザインのカレンダーをゲットできる銘柄を選ぶこと。そのうえで他の株主優待とうまく使い分けるのがもっともおすすめの利用方法です。
例えばカレンダーを株主優待にしている銘柄を3社保有している場合、3つカレンダーをもらってもあまりメリットはありませんから、ひとつだけに絞り、ほかは他の優待を選ぶのです。

できるだけムダを省きつつ、優待を最大限得られるような環境を心掛けたいところです
その他の株主優待のおすすめ
株主優待はこちらの記事で紹介したものだけではありません。国内の企業が提供する株主優待は非常にバラエティに富んでいます。
以下の記事では、各株主優待ジャンルの中でおすすめできるお得な株主優待を提供している銘柄を選定しています。宜しければぜひご覧ください。
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まとめ
繰り返しになりますが、カレンダーそのものはよほど好みのデザインでもない限りは株主優待の評価を決める決定的な材料にはなりません。
あくまで他の株主優待とセットにしたうえで総合的に評価する必要があるでしょう。株主優待が充実しているうえでプラスアルファで素敵なカレンダーがもらえるから魅力的。そんな銘柄を自分なりの価値観で見つけていきましょう。