低位株×高配当株のみずほFGが20年度第1Q決算発表!今後株価はどこまで下がる?
  • みずほフィナンシャルグループの2020年度第1Q決算の見方は?
  • 2020年第1Q決算を受けてみずほフィナンシャルグループの株価は今後どうなる?

本記事は上記のように考えている方に読んで頂く意義があると思っています。

本記事では、みずほフィナンシャルグループの2020年度第1Q決算を踏まえ、今後の株価動向について分析しています。

みずほフィナンシャルグループは5%を超える配当利回りを誇ること、また低位株1万円台といった少額から購入できるため人気があり、株価動向をウォッチしている方は多いです。

みずほフィナンシャルグループの決算は、新型コロナウイルスの影響下でも、本業の収益力を示す業務粗利益は前年対比+434億円(進捗率38%)、純利益は1223億円(進捗率38%)で赤字の上場企業が多い中で健闘しています。

マーケットの想定以上の決算となったことで、株価は一時的に上昇しました。

しかしながら、個人的な見解としてみずほフィナンシャルグループ株を買うのは避けた方が良いと思っています。みずほフィナンシャルグループを始め銀行グループに将来性は低いからです。

株式市場でも同様の評価を受けており、みずほフィナンシャルグループのPERは9倍程度しかありません。2020年10月には株式併合を予定していて、低位株としての魅力も薄れてしまいます。

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銀行員、および投資歴10年以上の経験で得た知見や企業分析スキルを駆使して分析しつつ分かりやすく解説していきます

もし動画がお好みの場合は、Youtube動画もありますので宜しければご覧ください。

※投資は自己責任でお願いします

みずほフィナンシャルグループの特徴:国内有数のメガバンクで確固とした事業基盤を保有

国内有数のメガバンクであるみずほフィナンシャルグループの特徴は以下の通りです。

みずほFGの特徴


・国内有数のメガバンクで確立された事業基盤を保有

・高い利回り(5%超過)を誇る高配当銘柄

みずほフィナンシャルグループは、時価総額で国内第3位のメガバンクです。永年の事業継続により国内のリテール・法人で事業・顧客基盤を保有しています。

最近では、いちはやくグループでカンパニー制導入、国内の金融機関で共同開発した「J-coin」の牽引、AIを活用した融資スコアリングなど、他メガ対比でいちはやく先進的な取り組みを導入しています。

加えて高い利回りを誇るのも特徴です。配当利回りは現時点で5.2%ほどで推移しています。また1万円台から購入できる低位株である点も、個人投資家にとっては魅力の一つです。

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そのようなみずほフィナンシャルグループですが、2020年度第一四半期の決算はどうだったのでしょうか?

みずほフィナンシャルグループの第1Q決算を受けた株価の反応と決算の詳細

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みずほフィナンシャルグループが7月31日に第一四半期決算を発表した後、その内容を好感し、株価は上昇しました。

以下、決算内容の詳細について詳しく見ていきます。

【連結業績サマリー】

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出典:みずほFG

20年度第一四半期決算は、事前に発表していた通期事業計画に対し、想定以上の進捗率となり市場に好感されています。

本業で稼ぐ力を示す連結業務純益は、新型コロナの影響下にありながらも前年対比+284億円で進捗率38%です。

他のメガバンクと同様、新型コロナで与信関係費用(=貸倒引当金)は計上し、純利益は同▲400億円でしたが、こちらも進捗率は38%です。

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進捗率が38%と良好な数値であったため、株価が一時的に上昇しています

【カンパニー別業績】

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出典:みずほFG

事業別で見ると、「リテール・事業法人」「大企業・金融・公共法人」「グローバルコーポレート」セグメントは与信関係費用(=貸倒引当金)の増大で純利益が前年対比マイナスとなっています。

一方で、新型コロナウイルスの影響下で海外企業の社債発行ニーズが高まったことを受け「グローバルマーケッツ」は+186億円で約3割上昇しました。

【貸出金の概況】

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また新型コロナウイルスの影響で、国内法人における緊急の資金需要が増大したため、貸出金は前年同期比+8%強と伸長しました。

一方で、低金利環境の持続で貸出金スプレッドは減少の一途を辿っています。

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事前に公表していた通期業績見通しに対して想定以上の進捗率となり若干のサプライズとして好感され、決算発表後に株価は一時的に上昇しました

みずほフィナンシャルグループの決算および株価に対するツイッターの反応

低位株で購入しやすく、高配当株であるみずほフィナンシャルグループは、ツイッターでも話題になりやすい銘柄です。

https://twitter.com/yoityomaru_win/status/1291282838214434816?s=20

今回の決算内容を好感する声が出ています。

更に株価が下がったところで購入を検討する投資家も存在。

低位株×高配当株であるみずほフィナンシャルグループの株価は今後どうなる?買い時?

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みずほフィナンシャルグループの2020年第一四半期の決算内容を見てきました。その内容や中長期的な視点でみずほフィナンシャルグループ株は買い時なのでしょうか?

個人的な意見としては、みずほフィナンシャルグループ株は買わない方が良いと思っています。中長期的な視点で考えると、伝統的な銀行グループは衰退していく可能性が高いためです。

銀行業界への逆風は年々強まっています。全世界的な低金利環境に銀行は長年苦しんできましたが、新型コロナウイルスの影響で更にその状況が長引き、貸金業を中心に収益構造は厳しい状況が継続する可能性が高いです。

前述した通り、みずほフィナンシャルグループの2020年第一四半期の決算でも、主な収益源である国内貸出のスプレッドは持続的に低下しています。このトレンドは今後も継続するでしょう。

加えて、少子化に伴う人口減やフィンテックの脅威といった外部環境におけるリスクも存在し、銀行業界そのものの将来性・成長性へ期待するのは難しいのが現状です。

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こうした状況下、みずほフィナンシャルグループを始めとする銀行グループは、投資家から期待されていないのが現状です

数千億円もの利益を毎年稼ぎ出し、高い配当利回りを維持しているにも関わらず、みずほフィナンシャルグループのPERは9倍程度しかありません。国内の上場企業の平均を大きく下回ります。

過去に書いた記事ですが、以下の記事でも解説しています。

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加えて、2020年10月には株式併合をする予定であり、株価が現状の10倍になります。1万円台という少額から購入できるという低位株としての魅力が薄れますので注意が必要です。

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配当利回りは高く、低位株で買いやすいので魅力的に感じますが、中長期目線で株価が下落し続ける可能性があります。チャートを見ると過去株価トレンドは右肩下がりです

みずほフィナンシャルグループ以外の注目銘柄

直近では2020年第1Qの決算発表が一段落し、株価が大きく上下動する季節です。

以下の記事では決算に関連して株価が上昇している注目株を分析しています。宜しければ併せてご参照下さい。

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まとめ:みずほフィナンシャルグループは株価下落の可能性があり買わない方が賢明

みずほフィナンシャルグループの2020年第一四半期の決算は新型コロナウイルスの影響下にしては健闘していると言え、進捗率も高く一時的に株価が上昇しています。

しかしながら私個人の見解として、成長性・将来性が見込めない銀行事業を主軸とするみずほフィナンシャルグループは買いを見送った方が無難です。

他のメガバンクと同様に、いくら高い利回りで購入しやすいといっても、株価が下落し続けて含み損となり塩漬けになって資金が動かせなくなっては投資資金効率の面でマイナスが大きいです。

買いをご検討されるのであれば、ズルズルと保有を続けるのではなく明確な「出口戦略」を持ちたいところです。