こちらの記事では、タイ株でおすすめ銘柄を紹介しています。

タイは2018年・2019年では4%前後の高い経済成長率を誇り、国の成長に伴って企業も成長していくと予想されます。

一方で、輸出依存度が高く世界経済の動向に左右される側面もあり、米中貿易摩擦による経済減速懸念が高まっている中で、動向には注視が必要です。

日本企業とも協業している「CPオール」や「エグコ」は日本の投資家の注目を集めていて売買代金も大きく、株価が上昇している銘柄です。

他方、将来的な成長が期待できるものの足許では株価に割安感が出ていて配当利回りが高まっている銘柄も存在します。

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高い経済成長率と地理的な優位性により魅力的なタイで、将来有望な銘柄をご紹介します

※株式投資は自己責任でお願いいたします

タイの特徴:人口・経済共に成長傾向

タイの基礎情報

国名タイ王国 Kingdam of Thailand
国土面積約51万平方km
総人口6,891万人(2017年時点)
首都バンコク
言語タイ語
宗教仏教、イスラム教 他

タイの総人口は7000万人弱で日本のおよそ6割以下の人口です。しかし下の図のように、長期的に見て人口は増加傾向にあります。

ただ最近では、若干伸びが鈍化しているようです。

【タイの人口推移】

出典:世界銀行

人口の増加に伴い、タイは経済成長を継続しています。

2017年度のGDP成長率は3.9%でした。2014年度が1.0%と落ち込む年度もありましたが、リーマンショック以降は3%前後の経済成長率を保っています。

【タイの経済成長率推移】

出典:世界銀行

2014年度に経済成長率が落ち込んだのは、政治的混乱が続いており、正常な経済活動が妨げられていたことが要因です。ただその後は、堅調に盛り返しています。

安定的に経済成長を持続していると言えます。因みに、2018年の経済成長率は4.1%、2019年の予想成長率は3.9%となっています。

上のグラフを見て頂ければお分かりの通り、タイはGDPの上下が東南アジアの中でも高い国です。その理由は、輸出依存度の高さにあります。

背景にあるのは、これまでタイが国策として推進してきた、重工業や工業製品製造の育成です。これまでの「タイランド3.0」として一定の成果を上げてきた証左です。

世界景気の回復に伴って堅調な経済成長を維持していますが、景気後退局面では経済成長が鈍化することが予想され、不安定さが増すと想定されます。

しかし直近では、プラユット政権が掲げる「タイランド4.0」でのデジタル経済発展と新産業の育成によるイノベーション主導型の成長に期待が寄せられています。

「タイランド4.0」の具体的な政策として、外国企業の投資誘致のために特定地域を指定しての法人税優遇措置、デジタル産業発展のための予算計画が好評されています。

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人口増加、政府の後押しを背景に引き続き、日本はもちろんのこと世界各国(平均成長率3%前後)と比較しても高い経済成長率を維持する見通しです

【外部コラム】タイ経済の現状と課題について

タイ株式市場の概況:中長期的な視点で上昇傾向

タイ株式市場の代表的な指数であるタイSET指数は、中長期的な視点で見ると、右肩上がりで上昇しています。

【タイSET指数】

出典:楽天証券

SET指数は、タイ証券取引所上場の全銘柄を対象として、算出・公表されている株価指数です。1975年4月30日を基準にした指数となっています。

2018年以降、タイSET指数は下落傾向にあります。

特に米中貿易摩擦が激化して以来、前述の通り輸出依存が高いタイへの不安感がタイSET指数を押し下げている構図です。

米中貿易摩擦についてはこちらで解説しています。

▼内部リンク▼
【米中貿易摩擦まとめ】分かりやすく解説。今後の株式市場への影響は?

また米国における利上げなど金融緩和が終焉を迎えつつある中で、タイを始めとする東南アジア諸国からの資金引き揚げが発生していることも大きな要因です。

しかし経済成長を継続するタイは、インドネシアなどと同様に投資家の期待が集まっている国です。

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テクニカル分析の視点で見ても、現在値は移動平均線に触れる水準で推移しており、ここからの反発も期待されます

タイ株のおすすめ銘柄4選

そんなタイ株でおすすめの銘柄をご紹介していきます。ここでは、売買の容易さを考慮するため、一定の流動性が確保できる銘柄を中心に選定しています。

タイ株のおすすめ銘柄①:CP・オール

出典:楽天証券

CP・オールは、コンビニエンスストアを主に展開する企業です。

同社は、日本でもお馴染み「セブンイレブン」の運営に従事する唯一の業者であり、タイ国内で同社の直営店舗・フランチャイズ店舗にて「セブンイレブン」を運営しています。

コンビニ業界において国内シェア7割を誇るタイ・リテールの雄です。

コンビニエンスストア以外にも、請求書改修サービス・カタログ雑誌の流通チャネルや書籍販売、ベーカリー、カフェ、ヘルス・ビューティーショップなど消費者に密着した事業を展開しています。

タイの経済成長および人口増加にけん引され、業績は右肩上がりで推移しています。

【CPオール業績推移】

出典:楽天証券
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特筆すべきは、成長率とROEの高さです。売上高成長率は10%、ROEはおよそ25%という高水準。株価が下落し割安な水準になりつつあります

タイ株のおすすめ銘柄②:エグコ

出典:楽天証券

次のおすすめは、タイを代表するエネルギー企業のエグコです。Electricity Generating PLCが正式な企業名で、発電事業に従事しています。

エグコはタイを中心に6か国で27の発電所などを展開しており、アジアでも有数の成長企業です。

海外の発電事業者とも協力して、電力とエネルギーサービスを提供しています。また発電所ならびに産業向けのメンテナンス・エンジニアリング・建設サービスや、水道管ネットワークサービスを提供しています。

2019年4月には、日本の九州電力および三菱商事がエグコ社の株式の25%を取得しています。三菱商事の海外ネットワークや九州電力のノウハウを活用し、更に事業は伸長する可能性が高いです。

【エグコ業績推移】

出典:楽天証券
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業績は堅調に推移していて経常収益、当期利益共に右肩上がりです。三菱商事や九州電力が出資したことで今後さらなる成長が期待できる企業として注目株です

タイ株のおすすめ銘柄③:サイアムセメント

出典:楽天証券

サイアムセメントは、 工業用品及び建設事業に従事するタイの産業コングロマリットです。事業内容としては、セメント建材事業、化学品事業、包装事業があり、農業機械、自動車部品の提供等も手掛けています。

サイアムセメントは、国内でも有数のインフラ企業でありタイ国内での人気も高く、就職したい学生が特に多い企業だそうです。

直近では株価が下落傾向にあるものの、その反面で配当利回りは4.3%と高水準になっています。

【サイアムセメントの業績推移】

出典:楽天証券

売上と利益は大幅成長とはいかないものの、安定的に推移しています。

タイ株のおすすめ銘柄④:バンコク銀行

出典:グーグル

バンコク銀行は、タイ国内で最大の規模を誇る銀行です。

タイを中心に中国・香港・シンガポール・インドネシアなどアジアを中心に事業を展開しており、リテールバンキング、SMEバンキングへの金融サービス提供が中心です。

その他にも、 プロジェクトファイナンス、シンジケート・ローン管理サービス、及びクレジットカード・サービスにも従事しています。

タイは2018年末に利上げされ、貸出金利の上昇を見込める銀行の事業環境が好転するとの期待が高まりました。

しかしながらその後、米国の利下げや米中貿易摩擦による経済停滞の懸念により、直近での同行の株価も下落しています。

ただ一方で配当は4.29%と高水準になっています。

【バンコク銀行の業績推移】

出典:楽天証券

業績は安定的に推移しています。銀行は国の基幹インフラの一つであり、人口や経済成長に伴って大きく発展していく業態ですので、長期的な視点で見ると成長が期待されます。

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直近では、同社の利回りは4%を超える水準です。割安感が出ており買い時と言えるでしょう

タイ株の買い方:SBI証券が取り扱いあり

おすすめのタイ株をご紹介してきました。しかしそもそもタイ株を購入できる証券会社はどこがでしょうか?

タイ株を始めとするアセアン株は、国内の証券会社では残念ながら取り扱いが少ないのが現状です。

その中で、SBI証券のタイ株の売買が可能で、取り扱い銘柄も比較的豊富です。SBI証券はアセアン株を含め外国株の取り扱いが豊富ですが、タイ株を取引きしたい方は口座を開設してみてはいかがでしょうか。

▼SBI証券:以下のリンクから口座開設できます▼
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まとめ:タイ株投資は将来的な成長が期待できる企業を選ぶ!

タイ株のおすすめ銘柄を紹介しました。

タイは2018年・2019年では4%前後の高い経済成長率を誇り、国の成長に伴って産業も成長していくと予想されます。

一方で、輸出依存度が高く世界経済の動向に左右される側面があり、米中貿易摩擦による経済減速懸念が高まっている中で、直近の株式市場のモメンタムは、それほど好調とは言えません。

他方、株価に割安感が出ていて配当利回りが高まっている高配当株が存在しており、魅力度が高まっている銘柄が出てきています。

CPオールやエグコなど、日系企業等とも協業をし、経済成長に伴って将来的にまだまだ成長する可能性があるタイ株の購入検討をおすすめします。

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