高配当株:NTTドコモの20年度第1Q決算で株価は上昇!どこまで上がるか?
  • NTTドコモの2020年度第1Q決算の見方は?
  • 2020年第1Q決算を受けてNTTドコモの株価は今後どうなる?

こちらの記事では上記のように考えている方にとって読んで頂く意義があります。

NTTドコモは高い配当利回りを誇り、安定的な事業基盤を誇ることから個人投資家に人気があり、決算や株価動向を追っている方は多いと思います。

本記事では、NTTドコモの2020年度第1Q決算を受けた株価の動きや今後の見立てを分析検証しています。

NTTドコモの2020年度第一四半期決算は、減収ながらも増益で着地しまずまずの結果となりました。減配する企業が多い中、7期連続の増配も発表しています。

また配当利回りは、株価上昇で少し下がってきているものの足許で4%近い水準で推移しており、その点では魅力的な水準です。

個人的な見解ですが、NTTドコモ株は買いを検討できる銘柄だと思っています。

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元銀行員であることに加え、投資歴10年以上の経験で培った知見や企業実態把握スキルを活用して分析しつつ分かりやすく解説していきます

※投資は自己責任でお願いします

文字を読むのは面倒、という方向けにYoutube動画もありますので良ければどうぞご視聴下さい。

NTTドコモの特徴:事業基盤盤石な高配当株

決算内容に入る前に、NTTドコモの特徴は以下の通りです。

NTTドコモの特徴


・携帯電話事業で不動の国内No.1

・エコシステムが成長エンジン

・高い利回り(4%弱)を誇る高配当銘柄

NTTドコモは携帯電話の契約数で国内首位をキープし続けています。2019年時点では契約数シェア44.5%と盤石な基盤を築いています。

携帯電話や通信契約の通信事業が事業の柱ですが、安定した顧客基盤に支えられて強固な収益源となっています。

また近年では「dポイントクラブ」「dカード」といった金融・決済事業、「dアニメ」「dファッション」「dマーケット」などd系サービスと呼ばれるデジタルコンテンツ事業といった携帯電話周辺のエコシステムが成長を継続しています。

これらをスマートライフ領域と位置付け、年率10%を超える勢いで収益は増加しており、デジタル化が進行する新型コロナウイルスの影響下で更なる成長が期待されます。

こうした事業に支えられ、NTTドコモは高い配当利回りを維持しています。足許では3.85%と高水準にあります。

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そのようなNTTドコモですが、2020年度第一四半期の決算はどうだったのでしょうか?

NTTドコモの2020年度第1Q決算を受けた株価の反応と決算の詳細

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NTTドコモが8月3日に第一四半期決算を発表した後、株価は上昇基調にあります。

全体としては、新型コロナウイルスの影響下にありながら営業利益・純利益共に前年対比微増という結果に落着しています。また減配する企業も多い中で7期連続となる増配も発表しています。

以下、決算内容の詳細について詳しく見ていきます。

【決算サマリー】

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出典:NTTドコモ

2020年度第一四半期の決算は、営業収益は▲5.3%と落ちこんだものの、営業利益は+0.7%、純利益は+1.5%と微増で着地しています。

【セグメント別実績】

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セグメント別で見ると、主力の携帯電話や通信関連の通信事業の営業収益が前年対比で▲10%ほど落ち込んでいるのが分かります。営業利益もおよそ▲5%です。

スマートライフ事業の営業収益は前年対比およそ+15%、営業利益は+25%前後と、新型コロナウイルスの影響で巣ごもり需要が増す中、順調に事業が成長しています。

通信事業は、新型コロナウイルス影響で国際ローミング減収したことが大きな要因とのこと。一方で、契約者数自体は増加しています。

【NTTドコモの携帯契約者】

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新型コロナウイルスの影響で店舗が閉鎖される事態にありながらも、携帯電話契約数は増加しています。

【スマートライフ事業】

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スマートライフ事業の鍵であるdポイントクラブの会員数は前年対比+7%増加し順調な伸びを見せており、着々とエコシステムの拡大が進んでいます。

【スマートライフ事業:金融・決済①】

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また金融・決済の取扱高は前年対比+32%、dカード契約数も同+13%と順調に伸びています。

【スマートライフ事業:金融・決済②】

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加えて、iDをはじめとするd払いの利用者数は前年対比で1.8倍と大きく伸びています。後発でありながら、スマホ決済のプラットフォームとして存在感が増しています。

【増配の発表】

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新型コロナウイルス感染拡大の影響がありながらも、周辺事業・エコシステムの伸長で増益を確保し、結果として株価は順調に上昇を続けている格好です

NTTドコモの決算および株価に対するツイッターの反応

高配当株で知名度も高いNTTドコモは、ツイッターでも話題になる人気銘柄です。今回の決算や株価動向についても多数のつぶやきが見られました。

https://twitter.com/kaede_x_x_/status/1290557221462450178?s=20
https://twitter.com/guchi_invest/status/1290854756114550785?s=20

全体的に、肯定的な意見が多いです。

高配当株であるNTTドコモの株価は今後どこまで上がる?買い時か?【買い検討可】

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NTTドコモの2020年第一四半期は、新型コロナウイルスで不安定性・不確実性が高まる中、増配も含めてまずまずの決算内容で市場にも概ね好感されており、株価は上昇基調です。

株価はやや高値圏に落ち着きつつありますが、配当利回りも含めて「買い」を検討して良い魅力的な銘柄だと個人的には考えています。

成長をドライブするスマートライフ事業は「巣ごもり需要」が増大する中でも強く、引き続き拡大が予想されてコロナの悪影響を吸収することが可能と想定されます。

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ただし、高値圏からの調整や暴落の可能性はゼロではありません。対処方法としておすすめは積立投資・時間的分散投資によるリスク低減です

NTTドコモのように高配当株がお好みの人へ:【無料】永久に保有できる米国株の超優良な高配当株6銘柄

先述の通り、NTTドコモは高い配当利回りを誇っており、高配当株としての魅力を感じて保有している方は多いです。

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OXFORD CLUB JAPAN「永久に持っておきたい6つの高配当米国株」を徹底分析【評判・口コミ】

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NTTドコモ以外の注目銘柄

8月初旬のこの時期は、2020年第1Qの決算発表が相次ぎ、株価が大きく上下動しています。

以下の記事では、高配当株を含めて決算に関連して株価が上昇している注目株を分析しています。宜しければ併せてご参照下さい。

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まとめ:NTTドコモは買い検討もアリ

NTTドコモの2020年第一四半期の決算は新型コロナウイルスの影響下で減収ながら増益しており、相対的に見て良い内容です。

業績悪化の煽りを受けて減配する企業が多い中、増配を発表しており配当利回りは高水準を維持しており、インカムゲインの面でも魅力的な銘柄です。

しかし株価は若干高い水準にあるので、高値掴みや今後の調整には留意しましょう。リスクを分散できる積立投資がおすすめできます。