ソフトバンクグループ(9984)は2020年度第2Q決算を受け今後株価が上昇するか?今が買い時?
  • ソフトバンクグループの2020年度第2Q決算の見方は?
  • 2020年第2Q決算を受けてソフトバンクグループの株価は今後どうなる?

ファンダメンタルズ分析を中心にソフトバンクグループ株への投資を検討しました。本記事は上記のように考えている方にとって読んで頂く意義があると思っています。

ソフトバンクグループは以下の特徴を有する優良銘柄です。尚、ソフトバンクグループは投資事業を主体とする企業で、通信事業を主体とする「ソフトバンク」ではないのでご注意下さい。

ソフトバンクグループの特徴

・10兆円規模の「ソフトバンクビジョンファンド」を擁し上場企業株も買う投資会社

・AI領域に集中的に投資し進化に投資することで圧倒的な成長を実現

・株主価値向上への積極的な姿勢(株主還元、高度な株主コミュニケーション)

先日発表された2Q決算は、投資関連利益が増大したことにより、上半期の純利益が+1.9億円となり、過去最高益を記録しています。

上記を踏まえ、個人的な見解としてソフトバンクグループは買い検討を前向きに考えられる銘柄だと思います。市況に左右されるため業績のボラティリティは高いものの、長期的に圧倒的な成長を実現してきた実績があります。

一方で、買い時は要検討です。現時点では、やや高値感がありAI等のテクノロジー関連株を始めとするグロース株が売られる地合いの中で調整局面入りしている可能性があります。

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資産運用額1億円以上、投資歴10年以上の経験や元銀行員として培ったデューデリジェンススキルを活用して分析し分かりやすく解説します

以下で詳しく解説していきます。

※投資は自己責任でお願いします

動画がお好みの方は、以下から視聴できます。

ソフトバンクグループ(9984)の基本データ

まずはソフトバンクグループ株に関する基本データを確認します。

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ソフトバンクグループの株価推移と直近データ

  • 株 価:6,609円
  • P E R :29.41倍
  • P B R :2.32倍
  • R O E  : – %
  • 配当利回り:0.67%

ソフトバンクグループはソフトバンクの創業者である孫正義氏が設立した投資会社です。通信企業であるソフトバンクの筆頭株主でもあります。

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投資会社であるため、業績は市況に大きく左右されるためボラティリティは高い銘柄ですが、兆円レベルの純利益を生み出す圧倒的な規模・パフォーマンスに支えられ、株価は右肩上がりです

ソフトバンクグループの特徴:圧倒的な成長力を誇る投資会社

ソフトバンクグループは以下の特徴を有する有望銘柄です。

ソフトバンクグループの特徴

・10兆円規模の「ソフトバンクビジョンファンド」を擁し上場企業株も買う投資会社

・AI領域に集中的に投資し進化に投資することで圧倒的な成長を実現

・株主価値向上への積極的な姿勢(株主還元、高度な株主コミュニケーション)

順に解説していきます。

10兆円規模の「ソフトバンクビジョンファンド」を擁し上場企業株も買う投資会社

【ソフトバンクグループのポートフォリオ】

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出典:ソフトバンクグループ

ソフトバンクグループは、現物株やデリバティブを通して上々企業及び非常上場企業に資金を投入する投資会社です。保有株式の価値は27.4兆円に昇ります。

保有株式割合としては、上場株式が占める割合が 77%を占めています。

【主な上場企業投資】

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出典:ソフトバンクグループ

ソフトバンクビジョンファンドが有名ですが、テクノロジー企業を中心として上場企業にも投資をしています。Alibaba、GAFAMを始めとして、Zoom、Netflix、Adobe、NVIDAといった企業が代表格です。

【ソフトバンクビジョンファンドの投資先】

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ソフトバンクビジョンファンドはファンド金額が10兆円に登る世界最大級のベンチャーキャピタルファンドです。非常上場企業への投資はソフトバンクビジョンファンドを通じて主に実施しています。

 AI で先端的なテクノロジーを強みとして保有するスタートアップ・ベンチャーへの投資を主体としており、ユニコーン企業を輩出してきました。

AI領域に集中的に投資し進化に投資することで圧倒的な成長を実現

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出典:ソフトバンクグループ

ソフトバンクグループは、これまで圧倒的な成長を実現してきました。同社が KPI として掲げる保有株式から純負債額を差し引いた NAV(net asset Value)は過去18年間で157倍になっています。NAVは2020年9月末時点で27.3兆円です。

その理由としては、孫正義社長も明言していますが、先述したソフトバンクビジョンファンドのように AI を中心とした成長領域の「進化」に投資をしてきたためです。

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証券会社のように金利や為替、経済環境や政治状況の変化に対して投資するのではなく、大きな変革をもたらし、価値を創出する領域に投資をした結果と言えます

株主価値向上への積極的な姿勢(株主還元、高度な株主コミュニケーション)

ソフトバンクグループは、株主価値の向上に非常に積極的な姿勢を見せています。自社株による株主還元、および透明性が高く納得感がある株主との対話が大きな特徴です。

配当利回りは重視していないものの、自社株買いは断続的に実施しており、現状においては2020年7月から2021年7月末まで、1兆円を上限とする自己株買いを実施しており、株主還元を実施しています。

またプレゼンテーション巧者で知られるソフトバンクグループの孫会長兼CEOですが、株主・市場との対話を非常に丁寧に実行しています。

例えば、2021年3月期の第2Q決算発表におけるプレゼンテーションでは、「ソフトバンクグループに対する株式市場・投資家が抱く懸念」と「懸念を打ち消す事実」を解説することで、株主・投資家の信認を得ています。

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出典:ソフトバンクグループ

「負債が多い」「非上場株投資が不透明」「ソフトバンクグループが実施しているデリバティブ取引のリスクが大きい」という懸念を挙げています。

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それぞれの懸念に対し、負債比率が低位にあること、開示情報が少ないため不透明だと言われる非上場株への投資やデリバティブ取引の比率は全体の投資規模から見て割合が小さいことを丁寧に説明しています。

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資金集めと投資の透明性が重要なファンドの特性上、株主・投資家との高度なコミュニケーションは当然の帰結といえます。日本の上場企業は、コミュニケーションに改善余地があって無用なディスカウントが利いてしまっているケースもありますが、ソフトバンクグループでその心配はありません

ソフトバンクグループの第2Q決算を受けた株価の反応と決算の詳細

ソフトバンクグループの株価は、11月9日の大引け後に発表された決算の翌営業日におよそ▲5%前後下落しました。

ただ決算発表前に期待感から+5%ほど上昇していたため、事前の上昇が相殺されたかたちです。その後の株価は、記事更新時点で、全体の相場環境も影響し横這い基調が続いています。

【業績サマリー】

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決算内容は、市場の浮沈に大きく左右されることもあり相変わらず変動が激しく、2Q決算は上半期純利益+1.9兆円と前年対比4.5倍、半期の最高益を更新して着地しました。

財務費用等を差し引く前の投資利益の内訳は以下の通りです。

  • スプリント・T-Mobile関連:0.6兆円
    スプリントとT-Mobileの合併、その後のT-Mobile株の一部売却、および未実現評価利益
  • ソフトバンクビジョンファンド関連:1.3兆円
    投資の売却による実現利益、デジタルシフトのトレンドを受けた投資先の公正価値向上により、評価益を計上
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決算説明の場で、孫正義会長兼CEOは「売上高や利益などにはすでに大きな関心を持っていない」と話しており「情報革命への投資会社、もっと言うとAI革命の投資会社になる。これ一本だ」とAI関連の投資事業に専念する旨を改めて示すなど、今後の投資方針やAIが以下に有望か、という点を強調しています

ソフトバンクグループの決算および株価に対するツイッターの反応

認知度が高く個人投資家に注目されているソフトバンクグループは、ツイッターにおいても関心度が高く多くのつぶやきが見られます。

業績うんぬんより、AIの進化、可能性を強調した決算内容に対する反応が多くなっています。

ソフトバンクグループの株価は今後どうなる?買い時?

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個人的な見解としてソフトバンクグループは買い検討を前向きに考えられる銘柄だと思います。

投資会社であり市況に左右されるため業績のボラティリティは高いものの、長期的に圧倒的な成長を実現してきた実績があります。

またアリババ・ウーバーなど多数のユニコーンを輩出してきた孫正義氏が牽引する投資会社として、その実力は疑いようがなく、投資家の懸念に迅速に応える戦略実行力・コミュニケーション力は特筆すべきものがあります。

一方で、買い時は要検討です。現時点では、やや高値感がありAI等のテクノロジー関連株を始めとするグロース株が売られる地合いの中で調整局面入りしている可能性があります。

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そのため、高値掴みに注意しつつ全力買いは避けて時間的な分散投資をしながら買い増し、というスタンスで臨みたいところです

ソフトバンクグループ以外の個別銘柄分析

2020年は新型コロナ影響で大々的な「地殻変動」が発生しており上場企業の業績トレンドは要チェックです。

大型株を中心に個別銘柄の注目株を分析しています。宜しければ併せてご参照下さい。

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個別銘柄分析まとめ

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まとめ:ソフトバンクグループは圧倒的な成長を実現している優良銘柄であり買い検討可能だが高値掴みには注意

ソフトバンクグループの特徴と先日発表があった2020年度2Qの決算について解説しました。

私的見解ですがソフトバンクグループは、投資会社としての実力・成長力は疑いようもなく高く、中長期目線で買い検討可能だと考えています。

ただし、株価はやや高値感があり、買いのタイミングは下落局面での押し目買いを狙うなど、工夫が必要です。