この記事では、インデックス投資についてのやり方を分かりやすくご紹介します。誰でも10分で理解できる内容です

やり方を説明すると同時に、インデックス投資のメリットやデメリットについても解説します。

ざっくり結論を言ってしまうと、インデックス投資のやり方はとてもかんたんで「投資信託・ETFの購入」「CFD取引」の大きく2つに分かれます。

またインデックス投資で重要な投資タイミングの測り方について「恐怖指数」と「騰落レシオ」を利用したやり方を紹介しています。

インデックス投資は、個別に企業の株を買うよりも利益が得られる、と言われています。

ファンドマネージャーといった運用のプロでも、インデックス投資による利回りに勝てない、ということが実証されています。

またインデックス投資は、個別銘柄を選んで買うよりもぶっちゃけ簡単です。

インデックス投資は勝者のゲーム」「敗者のゲーム」「ウォール街のランダムウォーカー」といった本を読まれてインデックス投資に興味を持たれている方も多いのではないのでしょうか。

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そんなインデックス投資のやり方について、詳細を分かりやすく解説していきます。この記事で分からなければ諦めて下さい!

インデックス投資とは?

まずそもそも言葉の意味を知らない人のために、インデックス投資について分かりやすく説明します。

インデックスは英語でindex、日本語で「指標」を意味します。要するに、インデックス投資とは「価格が上下する特定の指標への投資」です。

最も分かりやすいのは「日経平均株価」を利用したインデックス投資です。

例えば、日経平均株価が10,000円の時にインデックス投資を開始して、日経平均株価が20,000円の時に売れば、投資資金が2倍になります。

良く知られている「特定の指標」として以下が挙げられます。

  • 日経平均株価
  • TOPIX
  • ダウ平均
  • S&P500 など

つまり、特定のインデックスに投資するということは、「その市場が成長することに賭ける」ということを意味します。

通常の個別株への投資は、「ある企業が成長することに賭ける」ということですが、その判断をするためには、企業の財務や事業を分析しなくてはなりません。

一方で、インデックス投資は「日本経済はこれから成長していく」「米国企業は全体としてこれからも伸び続けるだろう」といったレベルも判断で良いのです。

この点が、インデックス投資の大きな特徴と言えます。

インデックス投資のやり方

はじめ方

インデックス投信のやり方はとても簡単です。証券口座を既に持っていることは前提として、大きく2つの方法があります。

投資信託・ETFを購入

特定のインデックスに連動する投資信託・ETFを購入する方法です。

証券会社に口座があれば、当てはまる投資信託を選んで購入するだけ。

CFDで取引

CFD取引で世界中のインデックスに投資することができます。CFD取引とは、FXなどと同様の証拠金取引です。

投資信託・ETF購入との大きな違いは、売りからも入れる点です。

今後、日経平均株価やダウ平均といった指標の価格が下がる、と考える場合は、CFD取引で売りポジションを取ることができます。

これはFXで例えると、円高になると考える場合、ドル円で売りポジションを取る、という取引と同じです。

CFD取引をするためには、特定の証券会社で口座を開設する必要があります。

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国内で最も多くの指標を扱っていて使い勝手が良いのはGMOクリック証券です

インデックス投資における成功のポイント

インデックス投資で大事なのは「どの指標を選ぶか?」「どのように資産を分散させるか?」「いつ投資を開始するか?」の3つです。

どの指標を選ぶか?

一にも二にも、指標選びが大事です。

なぜかと言うと、指標の動きに連動したインデックス投資では、指標が上昇するかどうか、がすべてを決めるからです。

どのように資産を分散させるか?

次に資産の分散のやり方、すなわち「アセットアロケーション」が大事になります。

選んだ指標の中から、どの指標にいくら投資するか?を考えます。

考え方として、「世界中の国で分散させる」「セクターで分散させる」といった方法があります。

いつ投資を開始するか?恐怖指数と騰落レシオの利用

インデックス投資をいつ投資するか、つまり売買タイミングの決定は非常に大きな成功ポイントになります。

原則として、個別株と同様に「安く買って高く売る」が基本になります。(CFDの場合は「高く売って安く買う」もあります)

タイミングを決定する際に参考になるのは、各指標の値動きを示すチャートと各指標に関連する経済動向などの分析です(こちらに関しては、詳述した記事がネット上にたくさんあるので、このページでは割愛します)

あとは「恐怖指数」を用いたタイミングの決定がおすすめです。

【日経平均の恐怖指数】

出典:日経平均比較チャート

日経平均の恐怖指数とは、簡単に言うと「日経平均株価が下落すると数値が高まる」指数です。

すなわち、恐怖指数が過剰に高まると相場が「売られすぎ」と判断することができます。

上記の図では、2018年2月頃と2018年12月頃が「売られすぎ」で恐怖指数が高まったタイミングになります。

同期間の日経平均株価を見てみましょう。

同時期に日経平均が大きく下落していることが分かります。

出典:日本経済新聞

その「売られすぎ」となったときが、日経平均連動の投資信託を購入する良いタイミングになります。

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「売られすぎ」のタイミングは、恐怖指数が20を超えた時が一つの基準です

もう一つ、タイミングを計るおすすめの指標が騰落レシオです。

【騰落レシオ】

出典:日経平均比較チャート

騰落レシオは、相場の概況を示す指標で、期間は25日間が一般的です。

東証1部の全銘柄を対象に「25日間の値上がり銘柄数の合計/25日間の値下がり銘柄数の合計」で計算されます。

値上がり銘柄が多ければ100%を超え、少なければ100%を割り込むこの指標は、相場の過熱感を測る指標と言えます。

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「売られすぎ」の目安はこの騰落レシオが70~80%のレンジに入った時です

インデックス投資の利回りは?儲かるのか?

インデックス投資については分かったけど、どれくらいの利回りなのか?本当に儲かるの?という疑問をお持ちの方は多いと思います。

例えば、先述の日経平均株価でインデックス投資をしていたとしたら?過去の値動きを元にインデックス投資のパフォーマンスを検証します。

野村インデックスファンド・日経225の例

出典:日本経済新聞

上記は、日経平均株価に連動して運用する「野村インデックスファンド・日経225」の運用実績です。

野村インデックスファンドは、日経平均株価に連動するように株式ポートフォリオを構成する投資信託商品です。

2010年10月の価格が9,859円、2019年5月には23,101円まで上昇しています。

もし野村インデックスファンドが運用開始した2010年10月頃に投資していたら、2019年5月には資産がざっと2.3倍になっていた計算になります。

因みにインデックスとしている日経平均株価の推移は以下です。

出典:日本経済新聞

しっかりと値動きが連動しています。

リーマンショックで株価が落ち込んだ後、アベノミクス効果もあり、日経平均株価は2013年から急上昇しました。

その値動きと連動して、野村インデックスファンドも値上がりしています。

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著名投資家であるウォーレン・バフェットもインデックス投資を推奨しています。自分の妻に対して「自分が没後、資産の90%をS&P500でインデックス投資しなさい」と言うほどです

インデックス投資のメリットとデメリットは何か?(投信・ETFの場合)

メリット①:コストが安い

インデックス投資は、売買手数料が安いのが特徴です。

インデックス連動型の投信には「ノーロード投信」と呼ばれる手数料無料の投資信託が多く存在します。

なぜ安いのか。

それはプロであるファンド運用者の知見などがそれほど詰まっていないから、と言えます。

例えば、日経平均株価をインデックスとして成績を連動させる場合、投資する銘柄は225銘柄の中から選ばれ、プロが目利きする余地が少なくなります。

言い換えると、プロが選ぼうが誰が選ぼうが関係なく、付加価値が低い、ということになります。

ただし信託手数料は、年率0.5~1.0%かかるため、完全に無料ではありません。

メリット②:分散投資でリスクが低い

インデックス投資はその性質上、分散投資になります。

例えば、日経平均株価に連動する投資信託では、日経平均株価を構成する多数の銘柄に分散して投資することになります。

そのため、個別の株銘柄に集中して投資するような場合よりも、リスクが低くなります。

メリット③:お任せでお手軽

インデックス投資は、投資信託やETFの購入が基本となるため、原則として自分で銘柄を分析する必要がありません。そのためお手軽といえます。

そのため、時間が無いサラリーマンや子育て中の主婦といった方には、おすすめの投資方法です。

デメリット①:ハイリターンにはなりづらい

メリットで述べた通り、分散投資によってリスクが低い分、大きなリターンは得づらい投資方法です。

例えば、個別銘柄で株価が10倍になる「テンバガー」を狙った投資方法には期待リターンで見ると劣ります。

ハイリスクハイリターンのテンバガー候補への投資については、以下の記事でご照会してますので、良ければご参考にしてください。

デメリット②:投資リテラシーが向上しづらい

こちらもメリットで述べましたが、投資信託でインデックス投資をする場合、お任せでお手軽である一方、自分で勉強する機会がなくなります。

そのため投資に関する知識やスキルが身につかない、というデメリットが存在します。

デメリット③:相場全体の暴落時に弱い

インデックス投資において注意しなければならないのは、景気変動や政治動向による影響を受けやすい点です。

最近で言うと、米中貿易戦争の激化が相場に大きな悪影響を及ぼしています。

出典:日本経済新聞

日経平均株価は上記の図で見ると分かる通り、2018年10-12月や2019年5月に下落しています。

これは、米中による追加関税の応酬で世界経済の悪化が予想され、全世界の株式相場が冷え込んだためです。

米中貿易摩擦については以下の記事で説明しています。

個別企業の株式に投資するのであれば、中には相場全体が下がっていても上昇している銘柄が存在しますが、インデックス投資ではそうした選択肢がありません。

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メリット・デメリットを踏まえて投資ポートフォリオの一つとして組み込むかどうかを検討する必要があります

インデックス投資を学ぶ本

更にインデックス投資を深く学びたい方は、冒頭でも紹介した 「インデックス投資は勝者のゲーム」「敗者のゲーム」「ウォール街のランダムウォーカー」 をおすすめします。

インデックス投資に興味を持たれた方は、ぜひご一読頂けるとインデックスと投資の有用性や投資方法への理解が深まると思います。

まとめ

この記事では、インデックス投資について解説しました。いかがでしたでしょうか?

インデックス投資のメリットやデメリットを踏まえ、投資手法の一つとしてストックし、実践することをおすすめします。