こちらの記事では大型株のおすすめをご紹介しています。

大型株は時価総額が高く、事業の安定性や流動性に優れた銘柄です。

また安定した収益を背景に配当や優待にも力を入れている銘柄が多く、魅力的な株が多数存在しています。

大型株の中でも選りすぐりの銘柄をご紹介しますので、ぜひ買い付けのご参考になればと幸いです。

※最終的な投資判断は自己責任でお願いします
※各種数値の試算は調査時点のものです

大型株の定義

日本証券取引所における大型株の定義は以下です。

大型株:時価総額と流動性が高い、上位100銘柄(TOPIX100の算出対象)

日本取引所:https://www.jpx.co.jp/glossary/ka/105.html

日本証券取引所が定義する大型株だけで、東証1部の時価総額の約6割をカバーしているそうです。

また大型株以外の区分として、中型株・小型株が存在します。

中型株が大型株の次に時価総額と流動性が高い400銘柄のことを指し、それ以下の順位の銘柄をまとめて小型株と呼んでいます。

ただ一般的には、大型株はより広い意味で使われています。

従ってここでは、「時価総額1000億円以上」「東証1部上場」の2点を満たす銘柄を大型株とします

該当する銘柄は国内におよそ700銘柄存在しています。

平たく言うと「大型株=誰もが知っている企業」と考えるとイメージしやすいと思います。

大型株の特徴:メリット・デメリット

では大型株にはどのような特徴があるのでしょうか?

メリットとデメリットに分けて解説します。

大型株のメリット

  1. 事業が安定しているため配当/優待株が多い
  2. 値動きが底堅く大きく値崩れしにくい
  3. 流動性が高く取引が成立しやすい
  4. 投資判断のための情報が得やすい

1について、大型株は安定した事業基盤を背景に配当や優待を出している企業が多数存在します。

大型株は、基本的に国内の大企業であり、各業界において規模で上位にランクインするような企業ばかりです。

事業基盤は確立しており、業績は比較的安定して推移しています。

そのため、株主還元として配当や優待を出すことが可能で実施している企業が多数を占めます。

2について、事業基盤が安定していることから株価の値動きは底堅く、急落するケースは少ないのが特徴です。

ただし、不祥事や経営の基幹を揺るがす外部環境の変化等が発生した場合は、この限りではありません。

3について、日々の取引量が多く流動性が高いため、中型株や小型株と比較して取引が成立しやすくなっています。

発行株数や知名度が高いことから、多くの投資家が取引を手掛けています。

そのため、買いたい時、売りたい時にすぐに売買が可能なケースが多いです。

4について、有名企業が多いため、その分情報取得が容易です。

IR資料も網羅的で確りしていますし、その気になれば店舗があれば対象銘柄のお店に行って雰囲気を知ることもできるでしょう。

大型株のデメリット

  1. 株価の急激な上昇は期待しづらい
  2. 減配や優待取り止めのリスクがある
  3. 全体の相場(日経平均株価等)の影響を受けやすい
  4. 総じて成長性が低く中長期的にも株価は上がりづらい

1について、事業が安定している分、株価が急上昇する可能性は低いです。

値動きが底堅く、大きな値崩れはしにくいメリットの代償とも言えます。

従って、短期的に大きな利益を得る可能性は低いでしょう。

2について、業績が悪化すると、配当を減らしたり優待を廃止するリスクがあります。

大型株は大きな値上がりが期待しづらいことも加味すると、配当や優待がなくなってしまうと旨味がかなり落ちます。

この点は大きなデメリットですね。

3について、個別企業の要因に加え、日経平均株価などの動きに連動して株価が下がるケースが散見されます。

日本を代表する国内有数の企業であるため、国内全体の景気やトレンドに敏感です。

4について、大企業であるがゆえに、大きな成長や期待しづらいというデメリットもあります。

例えば、既に世界中で事業を展開しているトヨタ自動車のような超大企業では、「2ケタ増収増益」ということすら起こらないでしょう。

小型株や新興株では、2ケタ増収増益は良く見かける出来事ですが、こちらも大型株ならではの特徴です。

大型株のメリット・デメリットを踏まえるとこんな人に向いている

以下のような投資スタイルの方が、大型株投資に向いていると言えます。

「ミドルリスク・ミドルリターンが良い」
「安定した配当や株主優待を得たい」

「中長期の目線で株式を保有したい」
「自分が良く知っている企業の株の方が安心できる」

大型株の最大の特徴は、安定的であることとそれ故の配当・優待です。

それらの特徴を踏まえ、上記のような考え方をされる投資家が大型株に向いています。

大型株のおすすめ選定条件

大型株のおすすめをご紹介する前に、どのようにして銘柄を選んだかの条件をお伝えします。

選定におけるスクリーニング条件

  • 直近業績で2期以上の増収増益(比率は問わない)
  • 配当あり(利回りは問わない)
  • 株価が割高過ぎない(PER20倍以下、PBR3倍以下)

上記で対象を絞った上で、定性評価により事業の成長性や将来性、安定性を評価し、おすすめ一覧を作成しています。

大型株のおすすめ一覧!厳選7銘柄

大型株の定義・特徴やおすすめの選定条件を見てきたところで、本題のおすすめ一覧をご紹介したいと思います。

大型株のおすすめ①:小松製作所

ポイント

  • 3%を超える高い配当利回り
  • 2020年3月期は最高益を更新見込み

建設機械で世界2位の規模を誇る超有名企業。

国内はやや減速傾向にありますが、中国を除く海外が好調です。

特に北米や欧州で業績が好調に推移しており、鉱山機械の需要が拡大しています。

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好調な業績を背景に連続増配となる見込みです

以下の記事で、小松製作所について分析しています。宜しければご参照ください。

大型株のおすすめ②:ソニー

ポイント

  • 好業績にも関わらず株価が低調で割安感あり
  • 1,000億円の自己株買いで株主還元に積極姿勢

映画やゲーム事業がけん引して業績は好調に推移。

一方で、スマホ端末事業は損失を拡大して赤字が続いていますが、全体では2020年3月期は増収増益を計画しています。

それにも関わらず、好調な業績とは裏腹に、2018年末の相場全体の下落に押されて株価は下落しています。

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結果としてPERやPBRを見ても若干割安感が出て来ており買い時と言えるでしょう

以下の記事で詳細を分析しています。宜しければご参照ください。

大型株のおすすめ③:住友電気工業

ポイント

  • 3.32%と高い配当利回りが魅力的
  • 5G向けや自動車電動化向け商品で成長期待あり
  • 株価は割安感あり

自動車用ワイヤハーネスの世界大手です。光ファイバーなど通信インフラも手掛けています。

主力のひとつである超硬工具商品の需要が高水準を維持しています。一方で、ワイヤハーネスはやや減速気味で営業増益幅は若干縮小。

しかしながら20年3月期は電気自動車関連が伸びる見込みであり、また光関連など情報通信事業も堅調です。

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PER9.65倍と割安感が出ており、買いやすい水準になっています

以下の記事で、住友電気工業について分析しています。

大型株のおすすめ④:三井住友フィナンシャルグループ

ポイント

  • 4.35%と高い配当利回りが魅力
  • PERで割安感あり

メガバンクの中では経営の効率性に定評があります。

直近では、ITを活用しての業務量調整や経費抑制で粗利益率が改善。

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ファンドラップなど継続的に収益をあげられるストック型ビジネスを強化している点も今後収益に貢献するでしょう

大型株のおすすめ➄:伊藤忠商事

ポイント

  • 3.75%と高い配当利回りが魅力
  • 非資源ビジネスへのシフトで業績は堅調に推移

直近の本業は順調に推移しており、株価も上値を試す展開が続いています。

直近期は、出資している中国最大のコングロマリットCITICの株価が低迷し、減損損失の計上を余儀なくされたものの、ユニー・ファミリーマートの連結子会社化に伴う利益で相殺。

最終的に増収増益で着地しました。

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好調な業績を背景に、増配が期待されています

大型株のおすすめ⑥:沢井製薬

ポイント

  • 海外事業が好調で増収増益で業績推移
  • 業績進捗率が高く上振れ期待あり

ジェネリック医薬品の有力メーカーです。病院や薬局など高い浸透度を誇り、大型買収で米国展開へ本腰を入れています。

薬価改定で国内は減益傾向にありますが、海外は好調で増収増益を継続してます。

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2019年3月期は通期計画の進捗率が非常に高く、計画を上回る決算着地や今後の上方修正が期待されています

大型株のおすすめ⑦:日立建機

ポイント

  • 3.12%の比較的高い配当利回り
  • 通期計画を上方修正するほど製品需要が旺盛

油圧ショベル軸に建機で世界でトップクラス。

中国での販売は減速傾向にありますが、北米は好調で増益基調を維持しています。

2019年通期の計画は上方修正され最高益を計上。来期は増配期待が市場では高まっています。

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2020年3月期は豪州など鉱山機械の受注活況を受けショベルやダンプが好調を維持する見込みです

大型株に対するおすすめの投資戦略

大型株の特徴をとらえたおすすめの投資戦略をご紹介します。

大型株におすすめの投資戦略①:中長期保有・配当/優待狙い

特徴で見た通り、大型株は短期的な値上がりが見込みにくい株です。

そのため、少なくとも3か月以上の中長期的な期間、保有することを前提にポートフォリオに組み込むべきです。

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値上がりよりも、値崩れしづらい安定性を活かして、長期保有で配当や優待を継続的に受け取る戦略が考えられます

大型株におすすめの投資戦略②:分散投資による大型株ポートフォリオ形成

大型株に対しては分散投資によるポートフォリオ形成が有効です。

分散投資には「時間的な分散投資」と「銘柄の分散投資」の2種類がありますが、双方を併用しましょう。

大型株を一気買いして、もし高値掴みしてしまうと塩漬けになってしまうケースがあります。大きな値上がりが無く値幅自体も小さいため、一度株価が下がるとなかなか戻ってこないためです。

中長期的な保有を前提として、そうしたリスクを低減するために時間的な分散投資でのエントリーが特におすすめです。

大型株におすすめの投資戦略③:割安株を狙う

大型株は、割安な時がねらい目です。

大きな価格上昇が見込めない為、チャート分析や指標を良く確認し、割安なタイミングを狙いましょう。

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配当や優待を狙う際にも、投資効率を高めるために株価がより低いタイミングで購入することは非常に重要です

まとめ:おすすめの大型株を中長期で保有して利益を得る!

おすすめの大型株や投資戦略をご紹介しました。

大型株はその安定性が最大の魅力です。利点を活用してポートフォリオに組み込み、インカムゲイン・キャピタルゲインといった利益を最大化しましょう!