ソニーの株価は2020年度第1Q決算を受け今後株価が上昇するか?今が買い時?
  • ソニーの2020年度第1Q決算の見方は?
  • 2020年第1Q決算を受けてソニーの株価は今後どうなる?

ファンダメンタルズ分析を中心にソニー株への投資を検討しました。本記事は上記のように考えている方にとって読んで頂く意義があると思っています。

ソニーは以下の特徴を有する優良銘柄です。

ソニーの特徴

・エンターテインメント/イメージング/金融を中核とした複合企業(コングロマリットディスカウント)

・マイクロソフトとの業務提携で次代の成長へ投資

・株価は割安感が解消され過去5年間で右肩上がり

第1Q決算は、新型コロナウイルスの影響下においてゲーム事業を中心に底堅く業績は推移し、前年同期対比で増収増益で着地しました。複合企業の強みを見せつけた格好です。

個人的な見解として、ソニーは買い検討できる銘柄だと考えていますが、米アクティビストファンド「サードポイント」の利益確定売りや割安感の解消に伴い、今後株価が調整を迎える可能性はあります。

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資産運用額1億円以上、投資歴10年以上の経験や元銀行員として培ったデューデリジェンススキルを活用して分析し分かりやすく解説します

以下で詳しく解説していきます。

※投資は自己責任でお願いします

ソニーの基本データ

まずはソニー株に関する基本データを確認します。

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ソニーの株価推移と直近データ

  • 株 価:8,495円
  • P E R :15.94倍
  • P B R :2.5倍
  • R O E  : 14.80%
  • 利回り:0.53%

ソニーはエレクトロニクス事業を祖業としながらゲーム・エンターテインメント・金融事業へと多角化してきた複合コングロマリットです。

2012年から平井氏が断行した構造改革が奏功し、業績は好調に推移し、直近5年の株価は右肩上がりで推移しています。

ソニーの特徴:複合コングロマリット

ソニーは以下の特徴を有する有望銘柄です。

ソニーの特徴

・エンターテインメント/イメージング/金融を中核とした複合企業(コングロマリットディスカウント)

・マイクロソフトとの業務提携で次代の成長へ投資

・株価は割安感が解消され過去5年間で右肩上がり

エンターテインメント/イメージング/金融を中核とした複合企業(コングロマリットディスカウント)

ソニーは現状、多角化された事業を展開する複合コングロマリットです。以下の事業を有しています。

ソニー主要事業

ゲーム&ネットワークサービス
・音楽
・映画
・エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション
・イメージング&センシング・ソリューション
・金融
・その他

各々の事業はしっかりと収益を稼いでおり、2020年3月期の決算は新型コロナウイルスの影響がありながらも売上高8.3兆円、最終利益5822億円と堅実に黒字を確保しています。

しかしながら一見して関わりが薄弱にも見える複数の事業を展開していることから「ソニーは何をしている企業かよくわからない」という声は多いです。

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「よくわからない」ために投資家の理解が得られず、株価が割安になる「コンマリットディスカウント」で株価が割安になっている、というのがソニーに対する定説です

マイクロソフトとの業務提携で次代の成長へ投資

一方で、2019年にはゲームで競合関係にあるマイクロソフトと提携し、クラウドやAIの分野で協業していく計画です。

既存のゲーム事業の好調さに胡坐をかかず、今後伸びる可能性を秘めたクラウドゲームやAI技術を駆使した新たな半導体の開発を目指しています。

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成長分野に係る技術の取り込み・投資によって事業の拡大成長を図る狙いです

株価は割安感が解消され過去5年間で右肩上がり

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出典:楽天証券

少し先述しましたが、長年にわたる経営改革が奏功し、直近5年間でソニーの業績は大幅に改善しました。2015年は最終利益赤字でしたが、2019年には+9163億円の黒字を計上しています。

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2020年3月期こそ新型コロナウイルスの影響で減益でしたが、黒字を保っています。こうした業績の回復を受け、株価も右肩上がりで推移しています

ソニーの第1Q決算を受けた株価の反応と決算の詳細

ソニーの株価は、8月4日に発表された決算の後もそれほど大きな動きは見せず、もみ合いの状態を形成しています。

【業績サマリー】

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出典:ソニー

決算は、新型コロナウイルス感染拡大の状況下においても、前年対比で+2%の増収、最終利益ベースで+53%の増益にて着地しました。

【セグメント別の売上・利益】

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出典:ソニー

新型コロナウイルスの影響で巣ごもり需要が増大したことからソフトウェアを中心にゲーム事業が好調で、売上高は前年同期対比で大きく伸びています。

一方で、同様にコロナ禍の影響でデジカメ・テレビなどの電機製品販売は振るわず、エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション事業は前年同期対比で大幅な減収減益となっています。

【通期業績見込み】

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出典:ソニー

通期業績の着地見込みは、売上高8.3兆円でおおよそ横這い、営業利益は6200億円で▲2255億円、最終利益は5500億円で▲2129億円の減益となる計画です。

コロナ影響によってデジカメ・スマートデバイス向けのイメージング&センシング・ソリューションが停滞し、営業利益が前年対比▲1000億円となる見通しです。

ただし、新型コロナの影響下で赤字化する企業もある中、大幅な黒字で健闘していると言えますし通期見通しはやや保守的な見積もりに見えます。

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第1Qベースで経常利益の進捗率は既に46%に達しており、今後業績見通しが上方修正される可能性もあります

ソニーの決算および株価に対するツイッターの反応

認知度が高く個人投資家に注目されているソニーは、ツイッターにおいても関心度が高く多くのつぶやきが見られます。

今回の決算は概ね好意的に受け止められているようです。

https://twitter.com/Pan_Marieee/status/1295088111697854464?s=20

ソニーの株価は今後どうなる?買い時?

個人的な見解としてソニーは買い検討を前向きに考えられる銘柄だと思います。

コロナ影響下においても、巣ごもり需要を捉えてゲーム事業が牽引して堅調に推移していますし、通期では減益予想ですが進捗率を考えると上方修正もありえます。

但し、長期間にわたる株価上昇で「コングロマリットディスカウント」の色彩も薄まりつつあります。PERは18倍弱、PBRは2.5倍で日本の大型株として割安感は平均かそれ以上の水準です。

またアクティビスト・ファンドのサードポイントが2019年6月に取得した1630億円相当の株式を、2020年8月に全て売却していますが、株価上昇したことから利益を確定させた見られます。

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プロの投資集団がソニーの株価は十分に高まったと認識したとも見受けられます。ソニーは魅力的な銘柄ですが、買いのタイミングは下落局面を待った方が良いかも知れません

ソニー以外の注目銘柄

2020年は新型コロナ影響で大々的な「地殻変動」が発生しており上場企業の業績トレンドは要チェックです。

以下の記事では、大型株を中心に決算における注目株を分析しています。宜しければ併せてご参照下さい。

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まとめ:ソニーは業績堅調な有望銘柄であり買い検討可能だが高値掴みには注意

ソニーの特徴と先日発表があった2020年度1Qの決算について解説しました。私的見解ですがソニーは株価が上昇トレンドにあり、コロナ下においても業績が相対的に堅調に推移している優良株です。

ただし、株価は既に上昇して割安感が解消されつつあるのと、アクティビスト・ファンドの売りも出ています。買いのタイミングは下落局面での押し目買いを狙うなど、工夫が必要です。