こちらの記事では、時価総額100億円以下の小型株について、成長性と割安感があり、財務面での健全性もあるおすすめの優良株を25銘柄ご紹介しています。

選定においては、株スクリーニングツール「バフェットコード」を利用し、財務指標で一定の条件でスクリーニングしています。こちらの分析では、定性面での情報は考慮していないものになりますので、ご留意ください

2020年は、コロナウイルスの感染拡大に端を発する世界的な経済活動の停滞により株式相場は苦境を迎えています。

しかし乍ら、エントリーのタイミングは留意する必要があるものの、相場全体が下落して株価が割安になった局面は仕込みのチャンスです。底入れの時期を見計らって利益獲得のチャンスを狙いところ。

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活用の仕方としては、こちらの小型株銘柄はあくまで1次スクリーニングとしての位置付けですので、リストアップされている企業から気になる銘柄をピックアップし、経営情報や事業の動向などをIR資料で吟味するといったかたちをおすすめします

小型株の定義上、スクリーニング結果で抽出された銘柄は新興株市場であるジャスダックの銘柄が多くなっています。

※最終的な投資判断は自己責任でお願いします




小型株の定義

正式な定義について、大手証券会社の説明を引用しますと明確な時価総額などの定義はなく、東京証券取引所が決める基準に従って小型株が決定されます。

一般的には、時価総額と流動性が低い銘柄を指します。東京証券取引所では、TOPIX(東証株価指数)を補完する「規模別株価指数」の算出において、東証1部上場銘柄の中から、時価総額(株価×発行済み株式数)と流動性が高い上位100銘柄を大型株、次いで高い400銘柄を中型株、それ以外を小型株と分類しています。また、ジャスダックなど、新興市場の株式も通常は小型株の分類に入ります。

出典:大和証券「小型株」

上記の定義に従うと、小型株は3,000銘柄以上存在することになります。ここでは、時価総額100億円以下の企業に絞ってスクリーニングすることとします。

小型株の特徴(メリット・デメリット)

正式な定義は確認しましたが、小型株にはどのような特徴があるのでしょうか?投資家目線で見たメリット・デメリットに分けて解説します。

小型株投資のメリット

  • 成長企業が多く株価上昇の余地が大きい

メリットは、大型株や中型株に比べ成長余地が大きく、従って株価の上昇余地が大きい点が最大の魅力です。

例えば、時価総額100億円の企業でも、もしかしたら将来的に10倍の1000億円級に化けるかも知れません。一方で時価総額10兆円を超える企業が100兆円になるには革新でも起きない限り困難です。

小型株投資のデメリット

  • ハイリスクである
  • 流動性が低いため売買が成立しない可能性がある
  • 株価が安定せず乱高下する
  • 大型株に比べ情報が少ない

リターンが大きいのがメリットですが、翻ってリスクが大きいというデメリットも存在します。事業が安定していないことから倒産の可能性もありますし、突然業績が赤字に転落することも珍しくありません。

また大型株ほどの知名度や信頼度も無いため、流動性が低いのもデメリットです。証券会社や銀行などの機関投資家がが売買に参加せず、個人投資家間での取引が主体になります。

また取引者数が少ないため、株価が乱高下する傾向があるのも特徴です。少量の売買で株価が大きく動く傾向があります。

最後に、大型株に比べて投資判断の材料となる情報が少なくなります。人数が限られる証券会社等のアナリストも小型株までカバーしきれませんし、フォローしている投資家も少ないため、情報量が必然的に少なくなります。

小型株のおすすめ銘柄:スクリーニング6条件

以下の指標を条件で優良小型株抽出のための1次スクリーニングを実施しています。

スクリーニング条件

  • 時価総額:100億円以下
  • 自己資本比率:50%以上
  • PER(計画ベース):30倍以下
  • 配当利回り(実績ベース):2%以上
  • 売上高成長率:前々期⇒前期で10%以上成長
  • 純利益成長率: 前々期⇒前期で10%以上成長

時価総額は小さいほど、今後の企業規模拡大が見込める指標であり、成長性を占う上で重要な指標です。100億円の時価総額の企業のほうが、トヨタのように数十兆円の企業よりも成長しそうなのは、感覚的にもおわかり頂けますよね。

自己資本比率は財務の健全性を、PERは株価の割安感がある企業をスクリーニングするために条件として加えています。また配当を出している企業の方が株価は上昇・安定する傾向がありますので、こちらも条件に入れています。

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成長性を加味するために、売上高と純利益の昨年度における成長率を条件として加えています。今回のスクリーニングでは「売上高・純利益共に2ケタで成長している」という意味合いです




ジャスダックなど小型株のおすすめ25選:優良銘柄一覧

以下のリストが、前述した条件でスクリーニングした優良小型株銘柄です。時価総額が大きい順番に上から並んでいます。

こちらの銘柄リストは、あくまで財務指標のみで抽出したリストですので、実際の株購入にあたっては定性的な経営情報や事業の行く末等を分析した上で、更に深く吟味されることを強くおすすめします。

市場会社名PER配当利回り
東証2川崎近海汽船6.53.8
東証2弘電社7.13.7
東証2ヒガシトゥエンティワン11.22.9
東証2高松機械工業5.82.8
東証1住石HD7.92
ジャスダックニチダイ10.12.7
東証2マミヤ・オーピー16.24.9
東証2日創プロニティ5.33.1
東証2日本タングステン6.64.2
ジャスダックサンユー建設9.62.4
ジャスダック遠藤製作所132.5
ジャスダックミューチュアル9.12.8
ジャスダック協立エアテック5.72.6
ジャスダック太陽工機6.43.6
ジャスダック菊水電子工業15.52.7
ジャスダック和井田製作所7.93.3
ジャスダックズーム12.72.4
ジャスダックスーパーツール8.93.6
東証2キクカワエンタープライズ11.72.2
ジャスダック日本プロセス192.8
ジャスダック田中建設工業122.6
ジャスダックタケダ機械4.62.8
ジャスダックナビタス7.72.3
東証2SIG15.22.5
東証2パルステック工業10.73

コロナウイルス感染拡大に伴う影響:株価下落に留意しつつ底入れ時期が仕込みのチャンス

2020年2月から世界中で新型コロナウイルスが猛威を振るっており、あらゆる経済活動が停滞することで金融市場が不安定化の様相を呈しています。

株式市場もその影響を直撃しており、株価が大幅に下落する局面が増えていますので、エントリータイミングは慎重に見極める必要があります。

一方で、株価が底入れしたタイミングでエントリーしてポジションを仕込むことができれば、当然ながら将来的に株式等で利益を得られる蓋然性は高まります。

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別の視点:ジャスダックなど小型株狙いはいまいち…と思ったら積立投資がおすすめ

ここまでで解説した通り、小型株狙いはハイリスクハイリターンと言えます。「やっぱり小型株狙いは雲をつかむような話だし、リスクも高いのでは…」と考える方も少なくないでしょう。

また個別株投資でハイリターンを獲得するためには、そもそもまとまった資金が必要です。多額の資金が無ければそもそも低位株狙いのスタートラインにも立てないことになります。

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積立投資について、以下の記事でメリットやおすすめの商品・サービスを詳しく解説していますので、ぜひご一読ください。

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小型株のおすすめスクリーニングはどうやったか?おすすめ無料ツール「バフェットコード」

上記の株式銘柄スクリーニングにおいては、無料で提供されている「バフェットコード」というスクリーニングツールがおすすめです。

見やすいユーザーインターフェースで条件を指定した検索も容易であり、ピックアップした企業の比較もできます。

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エクセルでのダウンロードも可能です。私もこちらのツールを活用することで、スクリーニングをかなり効率化しています。証券会社のツールよりかなり使いやすいです

詳しくは以下の記事で紹介していますので、よろしければご覧下さい。

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まとめ:優良小型株はジャスダック・東証2部上場が多い。購入にあたっては定性面の評価も重要!

1次スクリーニングにより選定した優良小型株25銘柄をご紹介しましたが、興味がありそうな銘柄はありましたでしょうか?やはりこの条件ですと東証2部やジャスダック上場の新興企業が多いですね。

再三の注意書きになりますが、実際の売買にあたっては、定性的な経営情報や事業の将来性をIR資料等でチェックし、最終判断するようにしましょう。特に小型株は、大型株に比べて業績が安定しづらい傾向がありますので注意が必要です。

下記の記事では、テンバガー(10倍株)の候補となりうる銘柄を定量・定性面から分析しています。併せてご参照ください!

テンバガー(10倍株)候補一覧!厳選銘柄