みずほFG(8411)の株価は今後どうなるか。配当利回りと安定性が抜群! | 株式投資アナリティクス@金融×戦略コンサル

低位株

こちらの記事では、低位株であるみずほフィナンシャルグループについて分析しています。

みずほフィナンシャルグループは、利回りが高く、事業および株価は安定しており中長期的に配当を得る目的での保有がおすすめです。低位株なので資金が少ない方でも比較的買いやすいでしょう。

また直近の2020年通期決算は、前年対比で大きく純利益を伸ばしており、良い着地となっています。

ただ一方で、銀行業界そのものの「斜陽産業化」や新型コロナウイルスの影響といったリスクが存在しており、株価動向には注視する必要があります。

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詳細を以下で説明していますので、ぜひご参照ください!

※投資は自己責任でお願いいたします

結論:みずほFGの株価は安定しており低位株の中でおすすめ!

  • 5%に迫る高い配当利回り!
  • 国内有数の超大企業であり株価が安定!
  • 低位株なので買いやすい!
  • 直近の決算が好調!

みずほFGの事業概況:株価の安定につながる事業基盤を保有

「みずほフィナンシャルホールディングス」という名称はあまり聞きなれないかもしれませんが、「みずほ銀行」を中核会社とする持ち株会社です。

みずほ銀行という名前は街中のいたるところに見かけるので知らない人は居ないと思います。

みずほ銀行は日本の銀行の中でも三菱UFJフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグループと並ぶメガバンクに属する銀行です。

みずほフィナンシャルグループは東証証券取引所第1部に上場しています。

個人や法人の預貯金、個人に対しては住宅ローンやマイカーローンなど各種ローンの融資、法人に対しては運転資金の融資や新事業をおこなうための運転資金などの融資等が中核事業です。

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また銀行以外に証券業務や信託業務を手掛けるグループ会社を保有しており、日本で有数の金融コングロマリットです

業績は国内外の確固たる事業基盤を背景に、安定的に推移しています。今後も一定程度は安定した業績推移が継続すると想定されます。

【参考】みずほフィナンシャルグループ

みずほFGの株価上昇要因

事業について理解を深めたところで、みずほFGの株価上昇要因を検証します。

株価上昇の要因①:配当利回りが高い

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予想配当利回りは5.58パーセントです。なかなかの高水準で、国内上場企業の平均2%と比較すると2倍以上です。

株価上昇の要因②:最低売買代金が低く買いやすい

みずほフィナンシャルグループの株は100株単位で購入でき、現在は1株200円程度で買うことができます。

つまり2万円程度の資金でみずほフィナンシャルグループの株を所有することができます。

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最低売買代金が低く購入にも資金が必要ないですし、株価が安定している上、平均利回り率を上回る配当金を受け取れます

株価上昇の理由③:株価の安定性

銀行の株なので、一気に値上がりするということはありませんが、日本を代表するメガバンクの一角なので株価の安定性は抜群です。

リーマンショック時と比べるとさすがに値下がりはしているものの、この10年間は1~200円台を維持しています。

これ以上値下がりすることはあまり考えにくいですし、逆に値上がりが期待できる銘柄です。前述の配当利回りはその年度によって変動はしているものの、おおよそ3%台以上をキープしています。

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最低売買代金が低く購入にも資金が必要ないですし、株価が安定している上、平均利回り率を上回る配当金を受け取れます

想定されるリスク:国内景気変動の事業への影響

銀行は景気の動向や経済の影響を直接受けます。

銀行の利益は個人や企業への貸出が大部分を占めます。

景気が悪くなって、個人が大きな買い物をすることを控えたり、企業が新規事業を控えると資金調達をする機会が激減します。

そうなると銀行の利益も目減りしていきます。当然ながら株価にも大きな影響が出ることが予測されます。

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ただし、みずほフィナンシャルグループをはじめとしたメガバンクは海外事業も展開しており、地方銀行と比べると国内の景気減速による影響は少ないです

みずほフィナンシャルグループを含む、メガバンクの株価動向について、以下の記事で分析しています。

メガバンクを取り巻く環境は厳しくなっており、株価の先行きを考えるうえで、ぜひご参考にしてください。

【内部リンク】
メガバンクの株価は今後どうなる?元銀行員が分かりやすく徹底的に解説

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またご多分に漏れず新型コロナウイルスの影響には注視が必要です

株価の動向を占う最新の動向

2020年5月にみずほFGの通期決算が発表されました。純利益は4,485億円と前年対比で純利益が大幅増での着地です。

また来年度の純利益は3,200億円を見込んでいます。

【みずほFGの決算に関する記事】

坂井辰史社長は15日、2020年3月期(前期)の決算説明会で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う前期決算への影響について「全体で1250億円程度のマイナス影響が出た」と語った。感染拡大の影響を考慮して予防的に引当金を計上したことで、与信関連費用が大きく増加したという。

みずほFGは21年3月期の連結純利益を前期比29%減の3200億円と見込む。新型コロナが与信関係費用の増加に加え、業務粗利益の減少にも影響するという。坂井社長は先行きについて「不透明で先がみえない」とも述べ、新型コロナの影響次第では必要に応じて業績見通しを見直すとの姿勢を示した。

坂井社長は「足元では需要が消失し、グローバルに経済が落ち込む未曽有の危機となっている」とも話した。「(金融機関が)実体経済の回復支援において果たす役割は大きい」と語り、企業の資金繰り支援や決済対応に積極的に取り組む方針を示した。

日本経済新聞

いかにみずほフィナンシャルグループといえど、新型コロナウイルスによる影響は避けられず、2021年度は減益となる見通しです。

ただ国内企業も新型コロナウイルスの影響下で赤字を計上する企業が多い中、銀行のようなストック型ビジネスは比較的「財務レジリエンス」が高いと言えます。

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新型コロナウイルスの影響がもし軽微にとどまれば、業績の上昇修正もありえます。その場合は株価が上昇する可能性があります

まとめ:みずほFGは配当目的の中長期での保有がおすすめ。経費率の下落に注目

これまで見てきた通り、みずほFGは配当利回りが高く、株価が安定していて定期的な配当受け取りを目的とした中長期での保有がおすすめです。

株価が大きく下がる可能性は、リーマンショックのような金融危機がない限り低いので、安定して配当を受け取れるという大きなメリットがあります。

直近の決算は好調でしたが、新型コロナウイルスの影響は予断を許しません。今後の株価動向には注視が必要ですが、もし業績上方修正があれば株価が跳ね上がる可能性もあります。

下記記事では、みずほFG以外の低位株のおすすめも公表しています。宜しければぜひご覧ください!

【内部リンク】
低位株(ボロ株)のおすすめ一覧!一攫千金が狙える厳選15銘柄【2019年】

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