この記事では優良大型株である伊藤忠商事について分析しています。

伊藤忠商事は、総合商社として堅固な事業基盤を持つ優良大型株です。一時期は、あの三菱商事を抜いて総合商社利益No.1の座を獲得しました。

ご多分に漏れず、高い利回りを誇りますので、成長株ほどの値上がりが期待できなくても、投資妙味はあると言えます。

しかし、常に不透明感がつきまとう資源価格を始めとした市況に業績が左右されがちで、留意が必要です。

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こちらの記事では、銀行員や戦略コンサルタントとして培ったデューデリジェンスのスキルを活用して分析しています

※投資は自己責任でお願いします

伊藤忠商事の事業概要

伊藤忠商事は金属や鉱物、木材や食料、エネルギーなどを取り扱っている総合商社です。

商社は自社で製造したものを販売するのではなく、自分の会社が独自のルートで購入した資材を必要とする企業に売却することによって利益を得るという仕組みになっています。

商社はさらに細かく分けるとある特定の分野にだけ特化した専門商社と、幅広い分野の商品を取り扱う総合商社に分けられ、伊藤忠商事は後者の総合商社に当たります。

伊藤忠商事は日本国内に多数ある商社の中でも特に大きな総合商社で、三菱商事、三井物産、住友商事、丸紅に伊藤忠商事を含めた5つの総合商社は「5大商社」と呼ばれています。

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業績の面でも優れた成績を残していて、5大商社の中では従業員数は最も少ないのですが、それでも2015年度には日本で最大の商社である三菱商事を抜いて総合商社内で最も多い最終利益を上げています。

【参考リンク】伊藤忠商事Webサイト

伊藤忠商事の株価予想:大型株としておすすめする理由

伊藤忠商事の株をおすすめする大きな理由は、大きく3つです。

おすすめする理由①:高い事業の安定性

伊藤忠商事の株をおすすめできる理由としてなんといっても大型株特有の安定感があります。

俗に大型株と言われている企業はトヨタなど誰もが名前を知っているような超一流企業ばかりです。

大型株である伊藤忠商事については、急激な株価上昇は期待できませんが、企業が倒産して株券が紙切れ同然になるような心配はしなくて済みます。

そんな安定性が抜群な大型株の中でも伊藤忠商事はここ数年業績を一気に伸ばしており更なる利益上積みが期待できる株となっています。

おすすめする理由②:高い配当利回り

しかしながら、配当利回りは3.5パーセントを超えており、日本株の中でもトップクラスの高利回りになっています。

株価の推移をチェックしても1990年代後半には300円近くにまで落ち込んでいますが、現在は2000円台とかなり上昇しています。

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大型株は短期的に利益を上げるというよりも中長期的に保有し利益を上げるという買い方が主流ですが、加えて堅調な上昇を続けている現在の伊藤忠商事の株は魅力的です

伊藤忠商事の株価予想:想定されるリスク

おすすめの理由について述べてきましたが、逆にリスクはどうでしょうか。

想定されるリスク①:資源価格を始めとする不透明な市場動向

伊藤忠商事は総合商社ですが、総合商社が抱える共通のリスクというのがあります。それは市場の動向に大きく左右されるということです。

例えば、自社で独自に製品を製造している会社の場合、もしその商品の分野で大きなシェアを獲得していれば景気が多少悪くなったとしてもそれほど大きな影響を受けることはありません。

ところが、総合商社というのは基本的にはものを買って取引先に売ることによってはじめて利益を得ることができます。

もし経済の動向が変化し、購入価格が少しでも高くなってしまえば会社に入る利益というのは途端に縮小してしまいます。

実際にここ数年の伊藤忠商事は好調な業績を維持しているものの、数年前は鉄鋼などの資源価格が低迷したことにより利益幅を大きく下げることになった経緯があります。

現在は資源価格がかなり高騰しているため利益を確保していますが、今後取り扱っている商品の原価が変化すれば再び利益幅が少なくなるという危険は常にあります。

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株を購入した株主も経済の動向についてはしっかりと見極め、株価が暴落すると予測できた場合は一時的に手放すと言った決断が必要です

まとめ:伊藤忠商事は大型株の中でおすすめ

大型株の伊藤忠商事は業績好調かつ優良な事業基盤を持つ大型株であり、おすすめです。

ただし、資源価格を始めとする市況には左右されやすいため、注意が必要です。

以下は、伊藤忠商事以外も含めた大型優良株についてのおすすめ記事です。宜しければご覧ください。