この記事では優良大型株である三井住友フィナンシャルグループについて分析しています。

三井住友フィナンシャルグループ株は、低金利下にあって大きく値上がりする可能性は低いかもしれませんが、高い配当利回りや累進配当政策は魅力的です。

値上がりでは無く配当狙いで購入するのであれば、一考の価値があります、

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こちらの記事では、銀行員や戦略コンサルタントとして培ったデューデリジェンスのスキルを活用して分析しています

※投資は自己責任でお願いします

三井住友フィナンシャルグループの事業概要

三井住友フィナンシャルグループは三井住友銀行を中心とした、大手金融グループ企業です。

三井住友銀行は日本の三大メガバンクの一つであり、その規模は三菱東京UFJグループに続く業界第二位となっています。

さらに、傘下の銀行にはSMBC信託銀行があり、リース会社である三井住友ファイナンス&リース、クレジットカード会社である三井住友カード、証券会社であるSMBC日興証券、消費者金融会社であるプロミスなどにより構成されています。

金融全般に関する事業を幅広く展開することが、三井住友フィナンシャルグループの大きな特徴です。

三井住友フィナンシャルグループの業績については、ここ5年ほどは比較的安定した状態にあります。

親会社株主に帰属する当期純利益の額は年度ごとに異なりますが、およそ6000億円~7500億円となっています。

また、収益性や経営の効率性などを示すROEや経費率などの数値も、三大メガバンクの中では最も良好となっています。

配当金については増配傾向となっており、年度ごとに1株当たり10円~20円程度の増配が期待できるようです。

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2019年5月の時点におけるPERはおよそ7.3倍、PBRはおよそ0.49倍となっていますので、いずれの指数からも株価は割安だと判断できるです

【参考リンク】三井住友フィナンシャルグループWebサイト

三井住友フィナンシャルグループの株価予想:大型株としておすすめする理由

三井住友フィナンシャルグループ株をおすすめする大きな理由は、大きく3つです。

おすすめする理由①:高い事業の安定性

三井住友フィナンシャルグループを大型株としておすすめする理由その1は、企業規模が大きく事業の安定性が高いことです。

日本の証券市場には現在およそ3600社が上場していますが、現在三井住友フィナンシャルグループは時価総額ランキング第15位となっています。

東京証券取引所では時価総額の大きな企業100社を大型株と定義していますが、三井住友フィナンシャルグループはそれらの大型株の中でもさらに上位に位置する大規模な企業なのです。

また、業績に関する様々な数値も良好であり、マイナス金利が続く現在の経済状況の中においては比較的、健闘しています。

おすすめする理由②:配当利回りの高さ

三井住友フィナンシャルグループを大型株としておすすめする理由その2は、配当利回りが高いことです。

2019年5月の時点における三井住友フィナンシャルグループの配当利回りはおよそ4.7%であり、これは日本の大型株の配当利回りとしてはかなり高いものとなっています。

おすすめする理由③:累進的配当政策

三井住友フィナンシャルグループを大型株としておすすめする理由その3は、今後についても高額な配当金収入が期待できることです。

三井住友フィナンシャルグループでは株主還元の一環として配当金を重視しており、なおかつ累進的配当政策を打ち出しています。

累進的配当とは減配をせず現在の配当金を維持または増額することであり、政策による持続的な株主価値の向上を目指しているのです。

三井住友フィナンシャルグループでは配当性向40%を株主配当の目安としていますが、現在の時点においても配当性向には若干の余裕があります。

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安定した事業基盤を背景に、今後についても現在の配当金水準を十分に維持できるのではないでしょうか

三井住友フィナンシャルグループの株価予想:想定されるリスク

おすすめの理由について述べてきましたが、逆にリスクはどうでしょうか。

想定されるリスク①:不透明な金融政策

三井住友フィナンシャルグループに今後想定されるリスクその1は、日本の金融政策の行く末が不透明であることです。

日銀は1999年にゼロ金利政策を導入しており、近年においてはさらにマイナス金利政策が行われています。

これらの政策は市場における通貨の流通量を増やし、国内における経済活動を活性化させることが目的だったですが、一方でお金を貸し出すことで利益を得る銀行などの金融業にとっては大きな向かい風となりました。

安倍総理が打ち出したアベノミクスでは2%のインフレを達成しゼロ金利政策からの脱却を実現するとされていました。

しかし現時点においても今後の出口戦略は不明であり、いっそう厳しい状況が続く可能性も否定できません。

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金融政策の変更は三井住友フィナンシャルグループの業績に大きな影響を及ぼしますので、今後の動向からは目が離せません

想定されるリスク②:地政学的なリスクの高まり

三井住友フィナンシャルグループに今後想定されるリスクその2は、地政学的なリスクの高まりです。

地政学的リスクとは特定地域における政治的・社会的・軍事的な緊張の高まりのことであり、例えば北朝鮮によるミサイルの発射や、アメリカと中国の経済的な対立、そして宗教的な対立に基づいたテロ活動などが挙げられます。

政治や経済に関する情勢の急激な変動は、世界的な規模で株価の暴落を引き起こし、その影響は個別銘柄にも及ぶことになります。

三井住友フィナンシャルグループ個別の業績が良好であっても、市場全体が暴落すればやはり株価は下がりかねません。

また、国際的な緊張が高まると資金の逃避先として円が買われ、円高が進行することも三井住友フィナンシャルグループにとっては不利な条件となります。

日本の大企業の多くは製品を海外に輸出することで利益を得ているため、円高が進行すると相対的に収益が減少することになるのです。

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これらの企業における資金需要が低下すると銀行など金融業の主たる業務である資金の貸付額が減少し、結果的に三井住友フィナンシャルグループの業績は悪化することになります

まとめ:三井住友フィナンシャルグループは大型株の中でおすすめ

大型株の三井住友フィナンシャルグループ株は堅調な経営をしておりおすすめです。

ただし、銀行を取り巻く事業環境を考えると、大きな値上がりは期待薄かも知れません。

一方で、累進配当政策を始めとして経営陣が株主価値を高める努力をしており、特に高い利回りを享受するための投資は検討しうると思います。

以下は、三井住友フィナンシャルグループ以外の大型優良株についてのおすすめです。宜しければご覧ください。